2017年11月18日

SHOE DOG(シュードッグ)

本日はフィル・ナイト氏の
SHOE DOG(シュードッグ)
です。
SHOE DOG(シュードッグ)

本書はナイキ(Nike)の創業者である。
フィル・ナイト氏が会社の黎明期である
1962年から1980年までを回想したものです。

偉大な経営者の回想記というものはよくありますが、
本書の特長はそれが非常に詳細であることです。

今から40年以上前のことの会話、心の動きなどが
1ヶ月前のことのように詳細に記されていて、
小説のようにも読める一冊です。

ビジネスのことだけではなく、
私生活のことにも多く触れられています。

今となっては大成功を収めたわけですが、
彼の言う、家族と過ごす時間が足りなかった、
後悔には多くの人が学ぶべきではないかと感じました。


また、フィル・ナイト氏は日本と繋がりが深く、
本書にも日本人や日本の会社がたくさん登場します。
会社の黎明期はオニツカ・タイガー(現アシックス)の
米国販売代理店として活動していました。

戦後間もない時期に、米国にも認められる製品を
作っていた企業が日本にあったということを、
嬉しく思いました。


経営者になりたい人には、おすすめの一冊です。
偉大な企業の黎明期を詳細に知ることで、
経営者の心の動きを疑似体験できるでしょう。




そのクラブの内装は自分のベッドルームみたいに
はっきり覚えている。


競争は常にいいものであり、
常に自分のベストを引き出してくれると
誰もが当たり前のように思うが、
それは競争していることを忘れられた場合の話だ。


勝つためでなく、負けないように戦えと。
そんな戦略では負けるに決まっている。


どうやって東海岸のオフィスを開けばいいのだろうか。
しかも靴が届く前にどうやって手配すればいいのだろうか。
できもしないことをやるなんて、私は何様だろうか。


人た1日に歩く歩数は平均7500歩で、
一生のうちでは2億7400万歩となり、
これは世界一周の距離に相当する。
シュードッグはそうした世界一周の旅に関わりたいのだろう。


ルールを守ったことではなく、
ルールを破ったことが人々の記憶に残る


どんな状況であろうと、
成長するか死ぬのかどちらかしかない。
そう考える私にとって500万ドルの需要があると知りながら、
300万ドル分の在庫を200万ドルに減らすなど、できるわけがない。


私は愚かなことは好みません。
みんな数字ばかりに気を取られ過ぎです。


ナイキはシューズ以上の存在だ。
私はもはやナイキを作った人間ではない。
ナイキが私を作っているのだ。


アメリカの靴産業がすべて裏で糸を引いていたのだ。
連中はナイキの勢いをそごうとワシントンにロビー活動を行い、
それが連中の予想以上に功を奏した。
税関を説き伏せて、アメリカン・セリング・プライスという
法律の力で私たちを阻害しようとしたのだ。
この古めかしい法律は保護貿易時代、
つまり大不況より以前のもので、
大不況の元凶になったと言う人もいる。


来週のこの時間にはバウワーマンは900万ドル分の株を持つ。
ケイルは660万ドル。
ウッデル、ジョンソン、ヘイズ、ストラッサーは
それぞれ600万ドル。
嘘みたいな数字だ。数字には何の意味もない。
数字がそこまでの意味を持つと同時に
意味を持たないことを初めて実感した。


世界中にある無数のナイキのオフィス。
どの国でも、そのどれもが電話番号の下4桁は6453で、
キーパッド上ではNikeとなる。


彼は私のような運や集中力は持ち合わせていなかった。
私みたいなコンプレックスもない。
むしろもう少しコンプレックスみたいなものがあったら……。


ナイキと契約しているアスリートが手紙やメール、
電話をよこしてきた。
みんなから連絡があったが、最初に来たのはタイガーからだ。
彼から電話が来たのは朝の7時半だった。
私は彼の気持ちを決して忘れないだろう。
だから私は目の前でタイガーのことを
悪く言われることには耐えられない。


ある国で、国名は伏せておくが、
賃金をあげようとしたら、
政府高官に呼び出され、止められた。
その国の経済制度を破綻させてしまうというのだ。
靴の製造者が医者より稼ぐのは正しくないというか、
ふさわしくないというだけの理由だ。





engineer_takafumi at 19:05│Comments(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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