2017年12月10日

小さくても勝てます

本日はさかはらあつし氏の
小さくても勝てます
です。
小さくても勝てます

本書は出版関係者の方より献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は西新宿の小さな理容室「ザンギリ」が
行列ができる店に変わっていった、
実話を元にしたストーリーです。

このお話の特徴は、理論的な話と精神的な話が
うまい具合に混在していることだと思います。

例えば、ピーナッツを夢が叶うまで1粒ずつ食べる、
といった話があると思えば、
需要曲線やサルベージバリューなど、
経済学的な話も登場します。

少し難しい話も、あまり専門的にならず、
小さなお店の経営に無理なく応用できるところまで
落とし込まれていることが特徴です。

ストーリはベタではありますが、定番で楽しめます。
投げ出すことなく、すらすら読み進められるでしょう。


個人的には、
新しいことをはじめると
笑われる→無視される→嫌がらせをされる
そして最後には、自分を騙そうとする人が現れる
という部分が心に残りました。

小さなお店を経営されている方に
お勧めの一冊です。
臨場感があり、面白いお話の中に、
自分のビジネスへのヒントが見つかるでしょう。



世の中の新しい職業は、
いつも自分で名乗ることからしか始まらない。


日本人は勤勉だから、基本的にはみんな頑張る。
でもな、『何を頑張ればいいかを考えること』
を知らないんや。


非合理に決めた志を、合理的に追いかけた者だけが、
志を達成するんや


勉強は、教えてもらったことを手がかりに
自分で考えるんやで。
1つ、2つ、自分の頭で考えられるようになったら、
大儲けや思ったらええ。


読書で大切なんは『全体から部分』を
常に心がけることや


仕事が半人前の時は、手順を覚えることに集中する。
部下ができたら、手順を教えて徹底することが大切。
そして、誰もやったころのない新しい仕事を任されたら、
手順を作るのだと思ってやるのがいい。


消費者は広告に3回触れると商品に興味を持ってくれる


「<ネヨカの法則>ってのがあるよ」
と親父は即座に言った。
「お客さん、肩こってますネ」
「うち最近、タイ式マッサージ始めたんですヨ」
「1回、やってみませんカ」


『ひょっとしたら一番になれるかも』
と思ったら可能性がある。
『アカンかもな』と思うんやったら大抵あかん。


情報というのは『個性もしくは専門性』と
『何か』の掛け算で作れるんや


政治家って、毎日のように誰かがスキャンダルで失脚し、
当選し、落選する。
掛け算の相手がパタパタ変わるやろ?
そういう政治家の髪型について理容師の視点で
片っ端から評論するんや


不思議なことに、経営者の資質、人間性、
個人のありようというのが、
どんだけ大きな組織になっても大切なんや。
結局、組織は個人の人格の表現にすぎないんや。


仕事用に車を3年使うつもりで購入する場合、
3年後に売却する時の売却価格を
<サルベージバリュー>と言うのだそうだ。
だから、フォトスタジオのために
本当に必要なものの<サルベージバリュー>を
計算しておけば、最悪の場合の損を計算できる。


相手のいいところ見つけ、
心から褒めるのが大切なんや、
そしたら大抵の人間関係はうまくいく


ツイてるヤツと仕事すると自分も成功する。
せやからツイてるヤツと仕事したいし、
自分もツキにあやかりたい。
自分がツイてたらいい仕事がやってきて、
成功し、商売は繁盛する。みんなそう思ってる


うねりを意図して作り出すと、
お客さんに物語の中に溶け込んだような感覚を味わってもらえ、
物語の終わりに爽快な感動を提供できる。


社会てな、新しいことをするヤツが出てきたら、
最初はみんな鼻で笑う。
そして、成果が少し出始めるとみんなで無視するんや。
それでも我慢して続けていると、
邪魔するヤツ、嫌がらせするヤツが出てくるんや


「ほんでな、嫌がらせするヤツが出てきたということは一人前になったということや」
「その後は?それでも頑張り続けていたら?」
「たぶん……君を騙そうとするヤツが群がってくるやろな。気をつけることや」


漠然と『この理容室のカットとサービスはええな』
と思うてるお客さんに、何が具体的にええのか、
どんな技術の裏付けがあるのか、
を説明するのは君の仕事やで


ビジネスは、全体のイメージ、構想、
つまりビジョンが大切なんや。
結局、人間はそこに向かって進んでいくんや。
明確なビジョンがスタッフ間で共有されていなければ、
ビジネスはうまくいかないんや


理容室ってそれほどキャッシュフローに
余裕があるわけじゃない。
で、従業員の給料と家賃が大きな支出だね。
で、その支出である従業員の給料を無駄にせず、
手透きの時に名言カードを作ってもらったり、
ブログで情報発信したりして、
顧客満足のための準備に転換する。
余剰資源の転換を図るという発想は見事だよ。


占い師というのは、いろんな人をぎょうさん見てるから、
『自分はこの人にどう見えているか聞いてみよう』
と思って3000円払うのが、正しい占いの見てもらい方なんや。


好きなことを必死で学んだらいつか必ず花が咲き、
あとで活きてくる


目標達成の困難さは、達成のために説得しなければ
ならない人数の二乗に比例する


絶対に自力でできることを探し出して積み上げていくんや。
そしたら、そこから全体が変わってくるんや


企業はいつも3つのことしか考えていない。
それは『メリットは何か?(いくら儲かるのか?)』
『コストはどのぐらいか?』『リスクは何か?』なんや。







engineer_takafumi at 16:31│Comments(0)★一般書の書評 | ⇒ 経営

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