2018年01月20日

鈍才が7件で何故成功できたのか

本日は清水優 氏の
鈍才が7件で何故成功できたのか
です。
鈍才が7件で何故成功できたのか

本書は著者よりご献本頂きました。
清水様ありがとうございました。

本書は1956年に東京大学理学部化学科を卒業され、
丸善石油(現コスモ石油)に入社、
石油化学の研究開発、企画、装置の建設・運転に従事、
50歳からバイオの基礎研究に分野を移して、
丸善石油の子会社の代表取締役として活躍された、
という著者による一冊です。

本書には著者が自分の仕事の殻を破りながら
成果をあげた7件の事例を中心に、
当時、成功を収めた著者の働き方を説いたものです。

成果もさることながら、
仕事の詳細まで克明に記されていて、
著者の記憶力に驚きました。


おそらく著者の世代には、
各方面で著者のような気概を持った方々がいて、
今の裕福な日本の土台を作ってくれたのです。

現在の日本経済は決して楽観はできませんが、
先輩達をがっかりさせないように、
がんばっていかなければなりません。


個人的には、昔の働き方が印象的でした。
今となってはインターネットなしでの
仕事など考えられませんが、
当時は打ち合わせを設定するのも電話で、
これほど大変だったのですね。

50〜60代のビジネスパーソンにお勧めの一冊です。
一世代上の活躍に元気をもらえることでしょう。




技術の世界でも計算できない事がある。
データがなくても適切に迅速に
判断しなければならない。
詳細な計算が必要な事もあるでしょうが、
一方データがなくても大局的に判断し、
実行せねばならない事も多くあります。


日本がグローバル競争の中で、
現在遅れを取っているのも、
"ホウレンソウ"ばかりに時間を取られ、
大事な時間を空費している事がないかどうか、
疑問も感じます。


"会社は組織で動く"と言うのも、あくまで原則です。
戦略に類する事は個人でも遂行できる事もあります。


課長になる位では成功とはとても言えないので
本の題名の"成功"が今の若い世代に
目標、魅力がある言葉として映るのかどうか、
という疑問が出てきました。
むしろ中年や高齢者で"何か新しい事をしたい"
と言う人にはご参考になるかと思います。






engineer_takafumi at 22:59│Comments(0)★理系本の書評 | ⇒ 理系の人・理系社会

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