2018年01月21日

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと

本日はクリス・ベイリー氏の
世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと
です。
世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

本書の著者は大学を卒業後、就職せずに、
AYOPと名づけた生産性向上のプロジェクトを開始。
さまざまなメディアからも注目を浴びました。

その集大成として著した「A Life of Productivity」は
FORTUNE誌のベスト・オブ・ザ・イヤーを獲得。
その邦訳が本書になります。

「生産性を高める仕事術」といったテーマの
類書は多数存在しています。
その中でこの本のすごいところは、
単にテクニック論で終わっておらず、
生産性にまつわる思想にまで踏み込むことです。

例えば、著者は何のために生産性を上げるか、
その明確な目標がないと、
そもそも生産性など上がらないと主張します。

当たり前のようですが、
生産性なんて高いほど良いのは当たり前なので、
意外に見落としがちなポイントです。

働き方改革などと言われていますが、
個人にとっては、何のために働き方改革をするのか、
そこから考えていくべきだと思わされた一冊でした。


個人的には、
生産性の高い時とはじっくり考えながら
仕事をしている時である
という部分が印象的でした。

機械的な仕事をテキパキとこなしている時、
人は生産的になったように感じるものです。

しかし、俯瞰してみた時、それは目標達成に
寄与していないことが多いです。
つまり生産性がそれほど高くないわけです。

いくら速く走っても、方向が定まっていなければ、
生産性が高いとはいえません。
このことは十分注意しなくてはいけません。


労働時間を減らしたいと強く願う人にお勧めの一冊です。
ここには生産性を高めるアイデアが満載です。
一つでも成功すれば、簡単に元が取れることでしょう。



生産性を向上したくて、
次々にやってくる業務を機械的に続けてしまう。
これは多くの人がやってしまう過ちだ。
機械的にこなしていくと、適当な距離を置き
仕事を眺めることができなくなる。


時間、集中力、活力をしっかりと
コントロールすることがもっとも重要なのだ。


起床時間によって認識能力や健康が
左右されることはないそうだ。
人にはそれぞれ自分に適した習慣があり、
特定の習慣がほかのものよりも
すぐれていることはないという。


生産的な日々を送りたいなら、目標を定め
じっくりと考えながら行動することだ。


生産的な人たちは時間を管理するだけではなく、
活力と集中力もコントロールしている。


やるべきことを先延ばしにするのは、いまの生活と
あなたが興味を持っていることのギャップが大きいから。
もしかしたら、何か別のことを始めたほうが
いいのかもしれない。


「タスクに取り組む時間がない」という言い訳。
これは、そのタスクがあまり重要ではなく楽しくない、
ということだろう。


ぼくらは未来の自分を他人とみなしがちだ。
本当は自分の問題なのに、
他人に渡すように未来の自分へ仕事を渡す。
結果、仕事を先延ばしするようになる。


注意しなければ、
インターネットはあなたの生産性を根こそぎ奪い取る。


週90時間労働と週20時間労働では
達成度合いに大差がないことがわかった。


毎日の達成度合いを正確につかむのは難しい。
だから、忙しさで生産的かどうかを
安易に判断してしまいがちだ。


労働時間がある一点を越えると、時間ばかり費やして、
ほとんど目標を達成できない状態になる。


時間と集中力と活力を有効活用するためには、
仕事の時間を制限することが格好の手段となる。


重要なタスクに取り組む最高の時間帯がBPTだ。
BPTはあなたの活力がもっとも充実する時間。
このあいだは、何に取り組んでいようと
少なくとも二倍の活力と集中力が生まれる。


重要度の低いタスクばかりに取り組んで忙しくしていると、
生産的になったような気がするが、
それでは成果をあげつづけることはできない。


メールの文面を5センテンス以内にしてみた。
(中略)
これにより、過去最速で受信トレイのメールが処理された。
5センテンス以内で返信できないときは電話をかけた。
これこそ生産性を上げる電話の使い方だ。


脳は情報を保存する場所ではない


タスクやアポイントや情報を頭から追いだす。
すると、頭の処理速度が速まり、脳内のフリーペースが広がる。
脳は本来の機能を取り戻す。
頭からものを追いだせば、
そのぶんあなたは理路整然と考えられる。


ぼくのまわりの生産的な人たちは、
ほとんどみんなペンと紙を使っている。


生産性の真髄とはじっくりと考えながら仕事をすることだ。
しかし、やるべきことの管理に夢中になったり、
管理の計画に必要以上に時間を費やすことは
避けるべきだろう。


生産的な人たちは長い目で見れば
自分たちの価値に従って行動しているものだ。


複雑なことに取り組んでいるときや創造性が必要なときは、
ぼんやりと考えている状態のほうが効果を発揮するそうだ。


無意識の思考のパワフルさについては、
科学者のあいだでも議論が交わされている。
確かなのは、僕らの脳は
考えることを決してやめないということだ。


ぼくらが何かに完全に意識を向けていても、
脳はバックグラウンドで作動しつづけている。
問題が複雑だったり、クリエイティブな解決策を
必要としている場合、
無意識の思考はいい仕事をするのかもしれない。


マルチタスクは生産性を下げる。
ミスをしがちで、仕事自体に負荷がかかり、
タスクの切り替えに時間と集中力を使うので、
仕上げまでに時間がかかる。記憶力も低下する。
気を散らされ、中断され、
脳がいっぱいいっぱいになってしまうからだ。


ひとつのタスクを選ぶ。
そのタスクに25分集中したら5分間の休憩をとる。
この25分を4回繰り返したあとは15分以上の長めの休憩をとる。


マインドフルネスによってじっくりと
考えながら仕事ができる理由。
それは、仕事から一歩引いて自分は何を達成したいのか、
いまどう感じ何を考えているのかに気づけるからだ。


食べることに意識を集中していると、
簡単に満腹感を得られたのだ。


砂糖入り飲料から得られるものは何もない


活力を蓄えることが結局は時間の節約になる。
タスクに多くの活力と集中力を注ぎこめて、
より短時間で目標を達成できるからだ。
つまり、運動で時間を有効に使えるようになる。


十分な睡眠をとれば、活力は回復し効果的に働ける。
睡眠は時間と引き換えに活力を得るための
簡単かつ最強の方法だ。


生産性は、幸せになろう、自分にやさしくなろうと思うと、
大いに上向く。


不思議なことに、自分にやさしくすると
生産性が低下すると思い込んだり、やましい気持ちが湧く。
しかし、やる気を持続させ、多くを達成するためには、
自分にやさしくしよう。


「自分やつねに成長できる。自分の知力や能力はまだ伸びる」
と言い聞かせること。
生産性向上に挑戦するためには、
こうすることが絶対に必要だ。


人間関係が目的と意味を与えてくれるということだ。
つまり、まわりの人たちがいなければ、
生産性なんてまるで意味がない。


生産性とは幸せにつながる道じゃない。
幸せになることが生産的になる鍵なのだ。
自分にやさしくなればなるほど、あなたは生産的になり、
生産的になるほど自分にやさしくなれる。






engineer_takafumi at 22:13│Comments(0)★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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