2018年01月31日

図で考える。シンプルになる。

本日は櫻田潤 氏の
図で考える。シンプルになる。
です。
図で考える。シンプルになる。

本書はプログラマー、システムエンジニア、
ウェブデザイナー、マーケターを経て、
現在は図解の専門化(インフォグラフィックエディター)
として活躍されている著者による一冊です。

「図」というと、ビジネス書でよくあるテーマですが、
それは外資系コンサルによる図解など、
説得力や見映えを重視したものが多いです

しかし、本書のコンセプトはそれらとは違います。
それは「図は、プレゼンツールである前に、思考ツールである」
ということです。

つまり、人に見せるためでなく、
自分で考えを整理するための図についての本です。

紹介されている図は7種類で、どれも非常にシンプルです。
ですが、シンプルだからこそ効果的です。

本書では7つの図の説明の後に、
活用例として、人生戦略の立て方について取り上げています。

複雑なことであっても、単純な図に分けることにより、
本質が明らかになることがわかり、興味深かったです。


個人的には、それぞれの図のまとめページが、
非常によくまとまっていたことが印象的でした。

簡単な図と短文がいくつかあるだけで、
これほどの情報が伝えられるものなのですね。

著者の図のメソッドの威力を見た気がしました。


頭がモヤモヤしてアイデアがまとまらない
という人におすすめの一冊です。
図でアウトプットすることにより、
頭の中が整理されていくことでしょう。




「交換の図」を使いこなそう
●理解の手順
 1,登場人物をパーツ化する
 2,交換の矢印を書く
 3,交換内容を書く
●理解のポイント
 ・交換の中心が誰か見極める
 ・隠れた関係者を見抜く
 ・交換の対価はお金とは限らない
●失敗しないコツ
 矢印は双方向にする


うまくいかないときは、
「あえて考えないで、手を動かす」
という方法を試してみてください。


「ツリーの図」を使いこなそう
●理解の手順
 1,パーツ化する
 2,グルーピングする
 3,1つのツリーにまとめる
●理解のポイント
 ・グループが作りにくい項目は「その他」に
 ・1項目でもグループをつけてOK
 ・ツリーにまとめると、すべてが集約される項目を最初に置く
●失敗しないコツ
 必ずどれかにひもづける


「深堀りの図」を使いこなそう
●理解の手順
 1,なぜかを考える
 2,Q&Aを繰り返す
 3,1つにまとめる
●理解のポイント
 ・細かく分けて考える
 ・「これ以上掘り下げられない」ところまで分解する
●失敗しないコツ
 次の段に進むときは必ず複数 


タテ軸に重視する切り口を設定し、
かつ比較時に重視することを上に置けば、
有力候補が図の上半分に集まってくれます。
このほうが直観的な比較が行えます。


「比較の図」を使いこなそう
●理解の手順
 1,タテ軸を決める
 2,ヨコ軸を決める
 3,比較対象を配置する
●理解のポイント
 ・タテ軸は重視していることを上に
 ・ヨコ軸は重視していることを右に
 ・定性的な切り口の場合、主観が表れやすいと割り切る
●失敗しないコツ
 一番重視する切り口は、タテ軸に 


「段取りの図」を使いこなそう
●理解の手順
 1,ステップ数を考える
 2,ステップを用意し、説明を書く
 3,説明を磨く
●理解のポイント
 ・ステップ内の言葉は最初、ざっくりでOK
 ・ステップ内の説明はMAX3行でまとめる
 ・付け加えたいことは、メインの流れとは別にする
●失敗しないコツ
 メインの流れは一方向にする


コンセプトを表すのに最適な円の数は2〜3個です。
それ以上増えると、複雑になってしまいます。
「重なりの図」で失敗しないコツは円を増やさないことです。


「重なりの図」を使いこなそう
●理解の手順
 1,何の組み合わせかを考える
 2,円を用意し、内容を書く
 3,円を重ねる
●理解のポイント
 ・何と何と何のかけ算か見極める
 ・単純なつくりであることを活かす
 ・円の中の言葉は2行以内を目指す
●失敗しないコツ
 円は2個か3個にする


方針を表す「ピラミッドの図」で大切なのは一貫性です。
「ビジョン→使命→事業」の順番になっているかを検証します。


「ピラミッドの図」を使いこなそう
●理解の手順
 1,何段階あるかを考える
 2,ピラミッドを用意し、概要を書く
 3,概要に説明を加える
●理解のポイント
 ・上にいくほど上位概念
 ・まず、大まかな形をつくってしまう
 ・細かいことはあとで調整する
●失敗しないコツ
 上から下、下から上の両方で一貫性を持たせる


図は、プレゼンツールである前に、思考ツールである




engineer_takafumi at 22:39│Comments(0)★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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