2018年03月13日

運は人柄

本日は鍋島雅治 氏の
運は人柄
です。
運は人柄 誰もが気付いている人生好転のコツ (角川新書)

本書は『東京地検特捜部長・鬼島平八郎』
『築地魚河岸三代目』などの漫画の原作者として
知られる著者による一冊です。

漫画の世界は厳しい世界です。
ただ、長年この世界に身をおく著者からは、
漫画の世界で勝ち残っていくということは、
単に技術や努力の問題ではない、と見えるそうです。

そして、それでは何が明暗を分けるのかというと
それは『運』だと言うのです。
才能1:努力2:運7 くらいだと。

ただ、ここで言う『運』というものは、
完全に天に任せる類のものではありません。
運や人柄によって呼び込むものなのです。

本書では、著者が運を呼び込む人柄とは
どんなものか、豊富な実例に基づいて語ります。

これは漫画家という特殊な世界のみならず、
世間一般に通用する法則ではないかと思えます。


個人的には、
高齢になっても活力を維持している人は
「散歩」と「昼寝」をよくしている。
という部分が特に印象的でした。


チャンスに恵まれない、と
悩んでいる人にお勧めの一冊です。
チャンスを呼び込む姿勢というものを
学ぶことができるでしょう。





運・不運を招いた要因をたどっていくと、
そのほとんどは人間関係に行き着くからです。
つまり、「運を高める」とは
「コミュニケーション・スキルを高めること」
と同義なのです。


年をとった人間の義務は、
いつも機嫌よくいることではないでしょうか。


私は些細な人間関係のもつれが生じたときや、
イラッとしたとき、身分の心のなか、
深層心理に「のに」がないか探りを入れてみる
癖をつけています。


キャラクターづくりとは、
言い換えれば人物づくりのようなもの。
となると、その人の性格や人生、あるいは価値観、
振る舞い、決断の基準などを
深く考えて設定する必要が出てきます。
そこには、自分自身を見直したり
運を高めたりするための行動の参考になる点も
多く存在するのです。


自分がなんとなく、あるいは自分を知らずに
不得手なことに手を出してしまった結果、
信頼をなくすということもあるかもしれません。


「チームもの」は、だいたい5人+ひとりくらいが
物語においてバランスがよいとされています。
限界は7人くらいでしょうか。


1日20人に話しかけろ


「悪いようにしないから」がとても危ない。
事実、悪いようにならなかったためしはないですからね。
考えてみれば「悪いようにしないから」
という言葉が出るということは、
その人の頭のなかに悪い状況の想定が
すでに見えているということです。


「些細なことでもいいから言葉をかける」
ことが世界を変える。


人は、どんなに面白いことでも、
自分が目にしていないことや経験していないことは、
第三者の目をとおしてしか知ることはできません。
だから、ヘタに最初からルールや、
あらすじなどを説明されるよりも、面白さ、
あるいは感動をつきつけられたほうが興味を持ちやすい。


バーに通ううえで重要なことがある。
常連と言われるくらい通い慣れた店であったも
"常連顔"をしないこと


相手が名声のある大物だったり大先輩だったりすると、
つい「これは訊きたいけど、訊いちゃいけないかな」
と思ってしまいがち。
でも、そういった上の人たちも、きちんと真摯に尋ねれば
多くの人は答えてくれるものなんです。


漫画を描くという作業は、自分自身を見つめ直し、
自分はどうしたら満足を得られるのか、
なにをしたくてあがいているのか、
そんな自問自答をする作業でもあります。


現代のような超情報化社会では、
商品に「物語」という「付加価値」を
いかにつけるかが生き残りのカギになるのです。


若い漫画家の作品を読んで
「テーマ性が薄い」と感じると、
漫画家本人の生きるテーマが
ボンヤリしていることがけっこうあるんですね。
「漫画を描くのは好きだけど、伝えたいテーマはない」
というケース。
先に、「テーマはキャラクターに表れる」
という話をしましたが、当然、
そういった作品はキャラクターも弱くなる。
となると、あたりまえのように魅力的な作品にはなりません。


・取材のコツ
1,事前調査は入念に、そして「忘れる」
2,予断は持っていく。だがこだわらない。裏切りに期待しろ
3,メモ帳、ビデオカメラ、カメラ、ICレコーダーは必須
4,道具より目と耳を鍛える。見逃すな。相手にとってあたりまえのことは説明してくれない。しかし、それこそが面白い
5,聞いてはいけないことは聞く
6,偉い人の懐に飛び込め


多弁になって説得をするよりも、
相手がしゃべりやすい雰囲気をつくる。
それが人の心を開かせるキモなのです。


みんなが「無理」と言うことは、
まだ誰もやっていないことでもある。
そこには「オリジナル」になるチャンスがあり、
まだこの世にないヒットの鉱脈が
眠っている可能性があるのですから。


本当のプロは自分の作品に自信を持つものだし、
読者はきっとそれを理解してくれると思っている


「根拠のある自信」は大切なもの。
しかし、同じくらい「根拠のない自信」も大切である。


漫画家のなかにも60代になっても第一線で活躍していたり、
それより高齢であっても意欲的に新作を発表したりする
元気な人も存在します。
そんなタイプの多くには、共通した日課がありました。
それは「散歩」と「昼寝」をよくすること。


どうせ苦しい人生だったら、茨の道を選んだほうが
結果としてたまにもらえるご褒美が
いいものに感じられるのではないか。








engineer_takafumi at 23:16│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

コメントする

名前
URL
 
  絵文字