2018年03月26日

「数学」の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典

本日は涌井 良幸 氏の
「数学」の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典
です。
「数学」の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典 (BERET SCIENCE)

本書は高校数学を中心に、
数学で学ぶ項目をコンパクトにまとめたものです。

公式類がコンパクトにまとめられており、
また、グラフや図を多用して書かれているので、
短時間で概要をつかみやすくなっています。

価格もこの手の本としては比較的安いので、
カバーされる範囲を考えれば
コストパフォーマンスも良いと思います。


数学を勉強する大学生にお勧めの一冊です。
手元においておけば、高校数学で不明な部分を
さっと調べることができるでしょう。




単に「ものの集まり」では曖昧です。
数学では「ある条件を満たすものの集まり」を集合と呼びます。


「すべての人は男である、の否定は?」
と問われると単純に
「すべての人は男でない」
と間違って答えてしまいがちです。
「である」を「ではない」と変えただけです。
また、「ある人は女である、の否定は?」
と問われると「ある人は女でない」と、
これも誤って答えてしまったりします。
このロジックをしっかり判定できないと、
仕事や生活にも支障が出るので注意して下さい。


背理法は間接証明で、
「pである」ことを直接証明できないとき、
または、直接証明することが困難なときに
その効力を発揮します。


放物線(パラボラ)の場合は曲線で反射した光は
軸に平行になるように反射します。
逆に考えれば、軸に平行に入った光は
すべて焦点に集まります。
これがパラボラアンテナの原理です。


鳥にとってはくねくね曲がっている道路でも、
それがなめらかな曲線で切れ目がなければ、
虫から見ると道路は直線にしか
見えないということです。


中心極限定理は統計学で非常によく使われる重要な定理です。
簡単にいえば、
「標本平均の分布は(もとが何であっても)正規分布になる」
ということです。
これなくしては、推定や検定といった統計学の道具が
使えなくなるといっても過言ではありません。






engineer_takafumi at 18:36│Comments(0) ★理系本の書評 |  ⇒ 数学

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