2018年04月05日

「かわいい」のわざが世界を変える

本日は下川 眞季 氏の
「かわいい」のわざが世界を変える
です。
「かわいい」のわざが世界を変える: フィールウェアという発想

本書の著者は1982年にソニーに入社、
女性修士エンジニア第一号としてCCDイメージセンサ、
CCDカメラの開発・設計に従事、
「女性エジソン」と呼ばれるほど活躍されます。
その後、独立されて、現在は中小企業の支援や
「フィールウェア・プロジェクト」を主宰されています。

本書のテーマは「フィールウェア」、
つまり、人の感覚を誘発する「モノ」に
ついてのお話です。


本書には「天使の爪切」(ネイルニッパー)や
「CANGAL」(プルタブ缶オープナー)など、
フィールウェアの製品が紹介されています。

男の私でもかわいいと思うデザインで、
写真にワクワクします。

これからは感性の時代だ、と言われますが、
単なるデザインの問題だけではなく、
もっと深い何かがあるような気がします。

そこにたどりつくまでの一つのヒントがある
と感じさせられた一冊でした。


個人的には、
フィールウェアという言葉自体が
強く心に残りました。

少しわかりにくい言葉ではありますが、
これからの社会の行く方向を
示していると感じました。


中小企業を経営されている方に
お勧めの一冊です。
小さいながらも世界を変えようと努力している
著者の活動に共感できるのではないでしょうか。





21世紀は、職人、技能士が、アーティストになる時代です。
そして、隠れたチャンピオンたちが、縁の下の力持ちから、
世界の表舞台に向けて発信する時代到来なのです。


感性情報を見える化する場合、
具体的・客観的な効能はあえて謳わずに、
独自の指標で表現します。
たとえば、脳年齢、見た目、気分、幸せ感、
表情、体調、笑顔等々で表されます。


フィールウェアとは「感性という無形のもの」を、
あらゆる有形のものに「見える化」する
新しい表現方法です。


ソニーくらい大きな会社であっても、
従来のラインナップから外れた目新しい新製品を作ると、
売るチャンネルがない、「作っても売る場所がない!」
という信じられないことがあったのです。







engineer_takafumi at 23:48│Comments(0) ★理系本の書評 | ⇒ その他の工学

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