2018年06月09日

ビジネスにうまい文章はいらない

本日は上阪 徹 氏の
ビジネスにうまい文章はいらない
です。
ビジネスにうまい文章はいらない 「書き方のマインド」を変える新・文章術55

本書はブックライターとして活躍されており、
取材人数は3000人超、手掛けた本も100冊超という
敏腕ライターによる文章論です。


文章を書けないと悩む人は多いでしょう。
しかし、その原因のほとんどは書く能力の問題でなく、
そもそも書く「素材」がしっかりしていないから、
と著者は言います。

そのためには、文章の読み手と真の目的を理解し、
「素材」を集めて、残しておくことが重要なのです。

確かに、書くことに苦労している時は、
パソコンの前でウンウンうなっている時が多いです。
そんなことをしていても、書くべきことが
浮かんでくるはずがないのですね。


本書ではビジネスのメールや手紙の例も
多く掲載されています。
ですから、基本や思想を学びながら、
すぐに使うこともできます。


仕事のメールを書くのに時間がかかりすぎる
という人にお勧めの一冊です。
速く、自信をもってメールや文章が
書けるようになることでしょう。
仕事の生産性も大幅に上がりそうです。




「うまく書こう」という意識は、文章に出てしまう


実は文章全体の「見た目」も極めて重要なのです。


「素材」とは何か?
私は端的に、事実、数字、エピソード(コメント)の
3つだとお答えしています。


「その文章を読んだ人に、どんなふうに感じてもらいたいのか」
これこそが真の目的です。
文章の読後感、と言い換えてもいいかもしれません。


文章が書けない、素材が出てこないのは、
「ターゲット」と「真の目的」が整理できていない、
ぼんやりしている可能性が高いのです。


形容詞は文章でできるだけ使わないほうがいい
筆頭の言葉だと私は思っています。


どうやって「。」「、」の位置を考えているのか。
考え方は、とてもシンプルです。
「読む人は、きっとここに「。」や「、」があったほうが読みやすいだろうな」
という想像です。これだけです。


しゃべるときに「また」「さらに」
はあまり使わないものです。


自分が感じている「面白かった」を
同レベルで感じてもらうには、ひとつ最適な方法があります。
それは一緒に「面白かった」を体験してもらうことです。


やっておくといいことが、
「見たこと」もメモすることです。


お客さまは自社の商品を買って、
「お客さまのお客さま」に
ベネフィットを与えることができる。
そういう存在であることに気づく必要があります。


本人は「このくらい書いてもいいだろう」と
思っているのかもしれませんが、
その判断をするのは実は本人ではなく、
読んでいる人たちだということを
忘れてはなりません。


批判的な文章を書いていると、
文章が書けたかのような、
うまくなったかのような気になってくる。


メディアの読者は、知らず知らずのうちに、
悲観的なニュースを求めてしまっている、
というのです。


実は人や誰かを褒める文章のほうが難しいのだ


自分が面白いと思っているものが、
誰にとっても面白いと思ってもらえるか、
というと、まったくそんなことはない


コミュニケーションを取ることによって、
自分の中から「素材」は引っ張り出せる


私が意識したのは、インパクトのある書き出しを経たら、
一気に最後まで読んでしまえる
「一気呵成」の文章でした。


文章を削るときには、ポイントは2つです。
素材単位で削る、ということと、
目的と読者に立ち返って判断する、ということです。
自分が面白いか面白くないか、
で考えると迷ってしまうことも、読者を意識すると、
あっさり削れてしまうことも少なくありません。


読者の理解力に頼ってはいけないのです。


たくさんの人に取材してきて実感するのは、
私を含め、思った以上に世の中の人は
いろいろなことを知らない、ということです。







engineer_takafumi at 23:49│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

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