2018年07月23日

女子の心は、なぜ、しんどい?

本日は清水あやこ 氏の
女子の心は、なぜ、しんどい?
です。
女子の心は、なぜ、しんどい?


本書は出版社の方よりご献本頂きました。
フォレスト出版さま、ありがとうございました。

本書は心理ケアサービスを提供する
「ヒカリラボ」を運営されており、
講演活動や著作もある著者による一冊です。


昔ながらの女性としての役割も期待されながら、
仕事で活躍をするプレッシャーもかかる。
さらに、価値観が多様化し、自己実現、
自分らしさを求められている。

本当に女性にとって生きずらい
時代になってきたと思います。

本書はそんな中で、心理ケアを専門にする著者が
カウンセリングの実践の経験を生かして、
女性の心を軽くするために書いた一冊です。

もちろん主たる読者は女性ですが、
私のような男性が読んでも
興味深く読むことができました。

女性のコミュニティーはこんな感じなんだ、
こんな風に感じる人が多いのだ、などと
多くの気づきを得ることができました。

女性の心理を扱う本ではありますが、
非常に客観的に書かれているので、
理系男の私にも読みやすかったです。


個人的には
女性が家事・育児を率先してやってしまうと、
さらに夫の家事・育児参加を阻害してしまう
という部分が印象的でした。

薄々感じてはいたのですが、
やはりこういう効果があるのですね。


女性はもちろん、パートナーや職場の女性との
距離の置き方に苦労している男性にもお勧めの一冊です。
客観的な言葉から、女性の考えていることが、
多少とも理解できるようになるでしょう。





不寛容社会にならざるを得ないほど、
個人の生き方が多様化している。


私と一緒に不幸になってよ。安心できるから


女性は平等主義的であり、男性よりも
一部の人のみが上位に立つべきだという考えが
薄いことも明らかになっています。


仮想的有能感とは、
(中略)
簡単に言えば、「自分のことを棚に上げて、
他人を批判的に評価することでしょうじる
自分は有能である」という感覚です。


平等を重んじることは、自分よりも優れている、
恵まれているように見える人を
自分のレベルまで貶めることと表裏一体なのです。


もしあなたが悪口を言われていたとしたら、
悪口をいいたくなるくらい
何か優れたところがあるのでしょう。
この場合は、劣等感に苛まれて
わめくしかできない人たちを哀れに思ってあげましょう。


ガミガミモンスターは「悪口」という武器で
武装しているので、
あたかも強い立場にいるように見えるかもしれませんが、
よくよく考えると自分の内面の不安定さを
露呈しているだけで、本当はとても揺らぎやすく
恐怖を感じやすい人たちなのです。


「でも、嫌われないか心配……」
そうおっしゃる方は時々いらっしゃいます。
そういうときは「逆に彼女に好かれたいか?」
と自問してください。


厄介なのは、母親が子どもの決断に
与えている操作方法は、
母親自身にも自覚できないくらい巧妙であること。


全員が目指すべきことのように言われる
「自己実現」ですが、
別にこんなものなくても毎日楽しく生きていけます。


あなたの人生のほぼすべてのことにおいて、
あなたは、やりたくないことをやらない権利を
持っているというのを覚えておきましょう。


自分とは異なる方向を目指す相手に
脅威を感じる必要性は本来ないはずです。


性別を関連付けて相手をけなす発言の裏には、
男性の自身のなさが垣間見えます。


女性が家事・育児を率先してやってしまうと、
さらに夫の家事・育児参加を阻害してしまう


人に何かを伝えたいとき、
主語を「あなた」にするとどうしても
相手を批判する言葉が出てきがちです。
したがって主語を「私」に置き換えてしまうのです。


単に女性側に問題があるのではなく、
メンヘラ製造男がいるというのも
覚えておきましょう。


恋愛のために仕事や人間関係をないがしろにすると、
その恋愛が終わった後は何も残らなくなってしまいます。


元彼のときは気分が安定していたにもかかわらず、
今の彼の言動のせいで不安定になることが
増えたのであれば、
彼はメンヘラ製造男なのかもしれません。


結婚→精神的な充実→素晴らしい毎日、
という方程式は飛躍していますし、
そもそも「今が楽しくない」という本題から
逸れているという点はきちんと向き合いましょう。


絶対的であった親が、実は自分より弱い存在であり、
大人になった自分は親の支配から
自由に生きていくことができるという実感を得ることで、
より楽に親と距離を取りながら
行動することができるようになります。


冷静に考えれば、「一生○○に違いない」と思うのは
あまりにも飛躍した考えであると気づくはずです。


友だちにネガティブな感情を持ってしまうことは
誰にでもあります。
そしてそんな感情も含めて、本来のあなたなのです。
親しい人にいらついてしまった自分を
責める必要はありません。


自分らしさを消すというのは、自分を防衛し、
物事を有利に動かすというメリットもあるのです。


自分に選択権がないと思えるときでも、
本心を自覚しておくと行動は微調整され、
将来は変わっていくものです。








engineer_takafumi at 02:37│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ その他の本

コメントする

名前
URL
 
  絵文字