2018年07月24日

一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている

本日は高井伸夫 氏の
一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている
です。
一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている


本書は『朝10時までに仕事は片づける』など
計47点もの著書を持つ弁護士の高井氏による一冊です。

本書のテーマは「ご縁」ということで、
人との縁をどのように作って育てていくのか、
そんなことが書かれています。

ど真ん中のテーマですので、
意外なテクニックなどは一切ありません。
ただ、相手の立場に身を置いて、
ギブ&ギブの精神で尽くすだけです。

しかし、そのあたり前のことを、
これだけ実感をこめて、受け入れやすく書かれることに
著者のキャリアの深さを感じさせます。

人との出会いに気を入れないといけない、
そんな基本を心に刻んでくれる一冊でした。


個人的には、
感じ方がパターン化に陥らないように、
自分の心の奥底を確かめる、
という部分が特に印象的でした。

情報があふれる時代ですので、
あるモノや人に対して先入観を持って
しまいやすい時代です。

その中でも、自分の軸を持つために、
こんな習慣を身につけたいと思いました。


30〜40代くらいの中堅サラリーマンに
一読をおすすめしたい一冊です。
人とのご縁を大事にできているか、
問い直す機会になることでしょう。



人間には宿命と運命があります。
宿命を変えることはできませんが、
運命を変えることは可能です。
その運命を変えるものは、縁を活かす力。


モノとの縁も人の縁と同じで、
"初対面"の印象が良いほど、長くつき合えるのでしょう。


自己アピール以前に大切にしたいことは、
相手がどんな話に興味を持つか知るために、
「まずは相手の話を真剣に聞く」ことです。


感じ方がそんなパターン化に陥らないよう、
自分の心の奥底にあるものを確かめたほうがいい。


懇親会のいちばんの良さは、
楽しむことを目的にできること。
公式な打ち合わせや会合より、
はるかに打ちとけた雰囲気のなかで、
自由に本音で交流できることです。


「あの人に会いたいなぁ」
「こういう人と知り合いになりたいなぁ」
と心が動くことがあったなら、
すぐに会いに行く算段をしましょう。


「前倒しで取り組む」より「即実行」


「いずれ、お食事でも」と声をかける人がいますが、
お誘いする気がないのなら、言わないほうがマシです。


優れた人のつき合いは水のように淡白なので、
交際が長続きする。
小人物のつき合いは甘酒のようにベタベタしていて、
利害関係がなくなると、やがて途絶えてしまう。


相手がどういう人物であれ、人と接するときは、
礼節を尽くすという軸を持つことを心してください。
それは「相手を立てる」ということになります。
謙虚な気持ちを忘れてはいけません。


人間は、自分で決めたことをやるときには
モチベーションが上がります。
ですから、相手に自分で決めたように
思ってもらう言い方をすれば、
成果が上がってくるのです。


他人の「良さ」を探す、気づく。
これを習慣にしてみてください。
間違いなく、多くの人と縁を広げながら、
自分自信を磨いていくことができます。


一度や二度うまくいかなかったからといってあきらめずに、
「相手のために何ができるか」を考え続ける。
そのとき想像力に磨きがかかります。


自分の強みを知るのと同様、
自分の弱点を把握しておくことも、
縁を広げ深めていくうえで重要だということです。


同じ話をした覚えがあるのなら、もうしないと心に決めること。
「前にも話したと思うけど」という枕詞をつけてもダメ。
封印するように心がけましょう。


自慢話をするということは、
「私は誰からも評価されていません」
と自己申告するようなものなのです。
皮肉にも、自分を大きく見せようとして、
逆に小さく見せてしまうことになります。


自分の優れたところは他者が評価するものであって、
自己申告するものではない


なぜ自慢話をする人は嫌われるのか。
それは、自分の話をすることに一生懸命で、
相手の話を聞こうとしないからです。


借金を申し込まれた時点で、
その人との縁は切れたものと見なしてかまいません。
ためらったり、後ろめたく思ったりする必要はありません。
そこが「縁の切れ目」と判断しても許されるのです。


いちばんいいのは「陰褒め」という手法です。
文字通り、本人に直接でなく、
本人と親しい人に間接的に褒め言葉を言うのです。






engineer_takafumi at 22:54│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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