2018年08月20日

さらば大樹の陰

本日は杉田卓哉 氏の
さらば大樹の陰
です。
さらば大樹の陰

本書は出版社よりご献本いただきました。
サンライズ出版さま、ありがとうございました。


本書の著者は学生時代から
携帯販売のアルバイトで頭角を現します。
そして卒業後、大企業に勤めながら
不動産投資ビジネスを行い、
年間5000万円ものの副収入を実現。
現在は独立されて、
不動産投資の傍ら、講演を行ったり、
マネースクールを主宰されたりしている
マネーに関するプロフェッショナルです。


本書は著者の半生を自伝的に綴ったものです。

著者は学生時代から、その才能を生かして、
携帯の代理販売を行い月収100万円を得ます。

それでベンツを乗り回していたそうですから、
一般人とはスケールが違います。

大学卒業後は普通の大企業に就職しますが、
それだけの才能を持つ著者ですから、
サラリーマンの現実を見ていろいろ感じます。
その描写が本書の一番の読みどころでしょう。

私は企業に勤めるエンジニアなので、
かなり感情移入してしまいました。


そして、試行錯誤の上、
副業で不動産投資を初めて成功します。

その方法論はビジネス書としても
大いに参考になると思います。


個人的には、
著者の営業論が展開されている部分が
一番印象に残りました。

営業は「新しい誰かに会う仕事」と
考えればいいのですね。


サラリーマンで独立を考えている人には
お勧めの一冊です。
著者の独立の過程を、疑似体験できるでしょう。






営業嫌いの意識を変えるのは、実は簡単なことだ。
商品やサービスを売り込む仕事と考えずに
「新しい誰かに会う仕事」と考えればいい。


自分の扱っている商品に根拠のない自信をもつことだ。


お客さんが関心を持っているのは商品でもなければ、
営業マンでもない。
多くのお客さんは自分のことだけを考えている。
だから、まずお客さんの話をじっくり聴く。
相槌を打ったり、おかしな話には笑ったりして、
お客さんにしゃべらせる。
初回はそれで帰ってしまってもいい。


初対面の人間から何かモノを買ってもらえる
と思うことが間違っている。
好印象を与えて、信用してもらえなければ
モノは買ってもらえない。


お金が貯まると、この会社で得たノウハウを使って
独立しようとする人間が出るようになる。
有能な人間に独立されたら会社としては痛手になる。
痛手になるどころか、競合企業としてライバルとして
顧客を食い合うことにもなりかねない。
そのためには、お金を抜くこと、
独立のための牙を折っておく必要がある。


これではギャンブルじゃないか、株式投資は。
損をした悔しさを感じるよりも、あっけにとられて考えた。
なぜこんなに簡単に株が下がってしまうのだろう。
それはつまり株式投資は何も価値を提供していないからだ。


労働集約型の仕事は
会社で働くことと変わりがないということだ。


不思議なことに、お金を使えば使うほど、
何倍かになって自分に返ってくるものだ。


多くの人々が、お金に振り回される人生を送っている。
お金自体には価値がないにも関わらず、
わずかなお金を得るために働き、
あるいは目の色を変えて
ギャンブルに夢中になっている。





engineer_takafumi at 00:03│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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