2018年10月02日

道具としての微分方程式

本日は斎藤 恭一 氏の
道具としての微分方程式
です。


本書は微分方程式を身の回りにものを使って
わかりやすく説明するという一冊です。

例えば蚊取り線香や自動車のマフラー、
浄水器のフィルターやスイカなどにたとえて、
楽しく説明してくれます。
文章がやわらかいのもいいですね。

題材が題材なだけに、簡単といっても、
けっこう難解が部分もあったりします。

しかし、それでも詰まらずに、
読めてしまえるのがこの本の良いところだと思います。


個人的には、ラプラス変換の説明が
特にわかりやすかったと感じました。


大学で微分方程式を勉強する人に
お勧めしたい一冊です。
微分方程式の「感覚」を
身につけることができるでしょう。





双曲線関数、特に、ハイパーボリック・コサインcoshは
ジワジワ拡散現象を記述するのに適しています。


ラプラス変換のすばらしさは、
「微分方程式が代数方程式に変身する」
ことです。


はじめての方にはラプラス変換は
めんどうな計算手順であったかもしれません。
しかし、使い慣れてくればとても便利な道具なのです。
練習すれば必ず上達します。


足すことができるということは、
足すもの同士の単位が同じということです。
りんごとりんごは足すことができますが、
りんごとバナナは足すことができません。








engineer_takafumi at 22:40│Comments(0) ★理系本の書評 | ⇒ 物理・科学哲学

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