2018年11月11日

自分を最高値で売る方法

本日は小林 正弥 氏の
自分を最高値で売る方法
です。


本書の著者は25才で独立するも、
最初は全く稼げず、時給900円のバイトを経験。
しかし、家族の病気をきっかけに奮起し、
一ヶ月後に毎月210万円の報酬を
得るようになったという経験をされています。

心構えから稼ぐノウハウまで、
幅広く書かれていますが、
本書の読みどころは時給からの脱却
だと思っています。

サラリーマンは知らず知らずのうちに
お金とは時給でしか生み出せない
という固定観念に縛られています。

この本では著者自身が時給900円の
仕事をした体験を踏まえ、
どうやれば時給思考から抜け出せるかを
丹念に説いているのが印象的でした。


個人的には、
稼ぐ人はバラ売りをしない
という部分が特に印象的でした。

仕事を機能ごとに分けるという発想は
時給の思考、つまり安売り思考なのです。


副業を考えているサラリーマンにお勧めです。
今の勤め人としての常識を書き換えてくれる
一冊になることでしょう。



代わりの効かない「仕事(価値)を創る人」にならない。


市場を見て自分の付加価値をアップデートしていない人たちは、
何年経っても年収が上がらず、より長時間労働になっている。


精神的、時間的に一番余裕がない、忙しいのは
1000万円の人たちで、一番余裕があるのが1億円の人たちだ。


ビジネスとは顧客の要求充足だと考えているが、
自分の高次の欲求充足ができない人に
人の欲求充足ができるはずがない。


あなたという商品価値を最大化できる一つの手段が
「教育型ビジネス」だ。


知識や情報をアウトプットして、
お金を受け取る活動もセットでやるべきだ。
自己投資と称して金と時間を使っているだけでは
一生お金は入ってこない。


自分を最高値で売るなら、結果を売ろう。
タスクや時間を売っても、単価が安く、
長時間労働になるだけだ。


お金と時間の自由があっても
満たされない人に出会ったときに、
人の最上の喜びは、自分の価値を分かち合い、
人に喜んでいただくことにあると思った。


最高値で売る本質は、カスタマーサクセスを売ることだ。
そして、カスタマーサクセスというのは
ばら売りでは叶えられないことが多い。


あなたを高額商品化していくときに、
手足を動かすサービスを入れないことだ。
つまり業務の代行である。


相手に断られたと感じさせないようにしよう。
というのは依存的な人ほど感情的に
反応してしまうものだ。
自分には合わなさそう、と感謝して
フェードアウトしてもらうのがちょうどよい。


安売りの人は、ばら売りする
最高値の人は、ワンストップサービスを売る


仕事のできない人は、
自分の価値のなさをよく分かっている。
だから不要な存在になることを一番恐れている。
だから邪魔をしたり、非協力的な態度をとるだろう。
無意味な忠誠心を求めるかもしれない。
見るべきは顧客だ。







engineer_takafumi at 16:03│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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