2018年12月23日

働きアリからの脱出

本日は越川 慎司 氏の
働きアリからの脱出
です。


本書は国内大手や外資系の通信会社に勤務、
2005年に米国のマイクロソフトに入社。
業務執行役員としてOffice事業部を統括。
そして、2017年に働き方改革の支援会社
株式会社クロスリバーを設立したという
越川氏による一冊です。


今は「働き方改革」が叫ばれて、
勤務時間の短縮や業務の効率化など、
色々な施策が行われています。

しかし、ちぐはぐで効果が出ていない
という印象をもつサラリーマンは多いと思います。

本来、社員の幸せと会社の業績向上が目的なのに、
手段が目的化しているところに問題の本質があります。

そこで、社員自らが自分の幸せを追求し、
その先に会社の業績向上があるように動こう
というのが本書のテーマです。

「働く方改革」をめぐる動向といった話から、
メールの書き方という具体的な話まで、
内容は多岐にわたります。

生産性の改善は会社のためではありません。
改善することで、自分の人生の質を
高めることができるのです。


個人的にはリバースメンターという考え方が
特に印象に残りました。

若い人から学ぶことは大事ですね。
とくに時代の移り変わりが速い現代では。


時間やお金がないと嘆く
サラリーマンにお勧めの一冊です。
自信をもって稼げる人間になるための
指針が得られることでしょう。




社内外で人と関わりを持って仕事をするためには、
人それぞれの幸せが違うということを
理解した上で共に働き、
関係者を巻き込んで仕事を進める必要があります。
部下を持つ管理職であれば、部下の幸せと
働きがいを理解しておくことが必要です。


厚生労働省の調査によると、企業が負担する
社員一人当たりの教育訓練費は
1991年の月額1670円をピークに減少し、
2011年には1038円まで落ち込んだそうです。
しかし、2016年には1112円と
上昇傾向の兆しがあります。


「副業」ではなく「複業」を勧めます。
「複業」はどちらが本業か明確に
区別できないような時に使われます。


重要な仕事を見極め、
それ以外の仕事は意図的にそぎ落とすのです。


エッセンシャル思考を持たない人は、
何かを捨てることができず、
忙しさを優秀さの証しだと勘違いしているため、
余暇や睡眠時間を削ってまで
全ての仕事をやろうとしてしまいます。


実際は、行動を変えることによって、
意識が変わるのです。
行動をしてみたら変化が起きたと自覚すれば、
行動をを起こすことに価値があるという
意識に変わっていきます。
そうやって行動を継続していくと、
行動が習慣に変わります。


リバースメンターもお勧めです。
通常のメンターは、自分より人生経験の豊富な
年上を選ぶのですが、
全く異なる環境で生活し視点が異なるという点で、
あえて若手をメンターにするのです。


"○○を達成する"よりも"○○を達成する挑戦を今日もする"
と伝えたほうが、はるかに人の行動を誘発できます。


経験上、良いフィードバックしか
もらえない時が危険なのです。


ある民間会社の調査では、
書き始めから105文字以降は未読率が一気に上がるそうです。


すぐに行動に移せる人、初動の早い人は、
失敗から得る学びが重要であり、
その学びを次の行動に活かすことが
イノベーションを起こす源泉になることを知っています。






engineer_takafumi at 02:34│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

コメントする

名前
 
  絵文字