2019年05月05日

組織にいながら、自由に働く。

本日は仲山 進也 氏の
組織にいながら、自由に働く。
です。


本書は楽天の「楽天大学」学長、
楽天で唯一のフェロー風正社員(兼業・勤怠・仕事自由)
で法人を設立して個人でも仕事をしているという
「自由すぎるサラリーマン」である著者による一冊です。


プロフィールでわかるように、
著者は企業に勤めながら大きな自由を手にしています。

本書は著者がエピソードを交えながら、
どうしたら自由を手にできるか?
どうしたら仕事を楽しむことができるか?
について語った一冊です。


「自由な働き方」という本は世に溢れていますが、
サラリーマンという立場でリアリティを持って
書かれている本はほとんどないと思います。

企業に勤めながら、何ができるか?
色々な可能性を試せる一冊だと思います。

私もエンジニアとして企業に勤めながら、
様々な活動をしているので、とても共感して、
参考になる部分が多い一冊でした。


個人的には、
「おもしろそうな仕事はゼロ予算&無許可でやる方法を考えよう」
という部分が特に印象的でした。

経営者だったら自分で予算を持っているので、
予算制約の範囲内であれば自由にできます。

一方、サラリーマンが自由になるには
「ゼロ予算&無許可」という視点が必要だと
うまく言語化してくれていて、良いなと思いました。


「自由になりたい」という理由で、
会社を辞めようとしている人にお勧めです。
企業に属したままでできることはないか
チェックすることができる一冊でしょう。





不安ゾーンで無理をし続けているときは、
難易度のチューニングをしよう


「好みでない作業」からは全力で逃げる


目の前のニガテ業務を深堀りしておくと、
あとでよいことがある


「変化し続けようとする強い意思」を
もてているかどうかには、明確な判断基準があります。
変化することのリスクより「変化しないことのリスク」を
重く見るか、です。


ダニエル・ピンクさんという人が、
ピーターの法則をアレンジして、
「ピーターアウトの法則」を唱えます。
組織の構成員は、昇進するにつれて仕事が楽しくなくなるので、
外へ出ていってしまうという法則です。
やる気のある人が流出していくので、
組織に残るのはやはり「退屈ゾーン」の人ばかり
ということになります。


社内で出世できなくても、
社外で「世に出る」ことはできると知っておこう


「変な人」という評価を受け入れてしまえば、
やりたいことをやりやすくなる


収穫するのが得意な人がいるなら、
種を蒔き続けることに夢中になろう


ひたむきに仕事をすれば、
深刻なダメージを受けることは多くない。
みんなの許可を得るための時間的リスクに比べれば、
間違えたときに謝罪するほうがよっぽどうまくいく。
だから許可を求めずにどんどんやろう


お金をかけずに済む方法を考える。
お金がかかることだと決済をもらう必要が出てくるので、
許可を求めざるを得なくなってしまいます。
お金の代わりに使えるソースは、
「時間」「手間」「思考」「気遣い」です。


先にお客さんが集まれば、たいていのことは自由にできる


おもしろそうな仕事はゼロ予算&無許可
でやる方法を考えよう


「予定が詰まっている人=価値がある人」
「暇な人=価値がない人」
という思い込みを捨てることから始めます。


小さく空けると、小さいもので埋まる。
大きく空けると、大きなものが入ってくる


魅力的に感じるのは
「何をしているのかわかりにくい人」です。


社会でも会社でも機能分化しすぎた弊害が出てきているので、
分化したものを統合する役割が求められる


「お金以外の報酬」の視点で「モトを取る」


メインの軸を確立しない(突き抜けない)うちに
ほかへ手を広げようとすると、
どれも中途半端で見劣りする存在になってしまいます。


三木谷さんを長らく観察してきてわかるのは、
「価値観はブレないタイプなので、判断が変わったときは入力情報(見えているもの)が変わったから」
という場合がほとんどだということです。


自分が正しいときは相手も正しいのです。
あとは見えているものや価値基準を
「あきらめないですり合わせる」ことが
共創の作法だと学んだのでした。


複雑なものは複雑なまま扱うことが大切です。
ただし、本質がとこにあるのかを見極めた上で、
働きかけ自体はシンプルにするのが「除」の作法です。


自由は面倒くさい






engineer_takafumi at 18:15│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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