2019年06月01日

文章は型が9割

本日は高橋フミアキ 氏の
文章は型が9割
です。


本書の著者は大手広告代理店を経て、
ビジネス、グルメ、文芸など幅広いジャンルで
フリーライターとして活躍、
現在は文書スクールや研修の講師もしている
著者による一冊です。

高橋氏の著者は多数ありますが、
その中で本書のテーマは「型」です。
心をつかむ、論理的な文章、感動させる、笑わせるなど
目的別の文章の型を並べてくれています。

文章を書こうとするときに、
使えそうな型を探すという使い方ももちろんですが、
よくある文章がどのような型に基づいているのか、
という視点で読んでも楽しめる一冊でした。


個人的には、
アイデンティティに褒め言葉を加える
というテクニックが印象的でした。

非論理的であっても、
自分のアイデンティティを褒められると、
嬉しく感じてしまうものなのですね。


ブログやメルマガなどを書いている人には
特にお勧めの一冊です。
一つの型でも身につけることができれば、
書くことがどんどん楽になっていくでしょう。



求めている理想の未来を
まずイメージさせることが大切です。
読者はイメージするだけで、次を読みたくなるものです。


まずは読者がYESと言ってしまう疑問文を考えます。


「広島出身」と「がんばり屋さん」には
何の因果関係もありません。
もちろん、その他の例も同様です。
ただ、自分のアイデンティティをくすぐられると、
相手はその気になるということです。


浄化の涙です。
「カタルシス」とも言います。
潜在意識の中にたまっていたよくない感情が外に出ていき、
スッキリするのです。
悲しみは悪い感情だと思っているかもしれませんが、
実は傷ついた人の心を癒すのです。


ポイントは主人公を容赦なく突き落とすことです。
たとえ作り事であっても、登場人物を
窮地に追いやるのは心苦しいものです。
慣れていないとなかなかできません。
しかし、中途半端だと感動が薄れます。
最初に落として、最後に助かるという落差が大きいほど
感動が大きくなるのです。
くれぐれも中途半端な落とし方は
しないように注意しましょう。


自分の推測とは異なる意外な事実に出会うと、
人は間違っていた、裏切られたという
残念な気持ちよりも、驚きの感情のほうが勝ります。


葛藤の結論をすぐに明かしてしまうと、
読者はハラハラドキドキできません。
「いったいどうなるんだろう?」と思わせるために、
結論に急がずに「じらす」ことで、
読者のドキドキはピークになります。


連載マンガなどでは、あえて決着がつかない
終わり方にして続きを読者に期待させる手法が
多用されていますが、なるべくスッキリとした
結末にしたほうが読者はカタルシスを得ます。


ポイントは、偉そうな人物を
とことん嫌な人間として描くことです。






engineer_takafumi at 23:29│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ クリエイティブ

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