2019年07月07日

会社を50代で辞めて勝つ! 「終わった人」にならないための45のルール

本日は高田 敦史 氏
会社を50代で辞めて勝つ! 「終わった人」にならないための45のルール
です。


本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
上田様ありがとうございました。

本書の著者はトヨタ自動車に入社、
30年以上勤め部長まで出世した後、
フリーランスへ転身したという
経歴を持っています。

その経験と教訓をまとめたのが本書になります。
私のような氷河期世代からすると、
信じられないようなこともありますが、
大企業や公務員として勤めている方の意識は
こんなものなのかもしれません。

逆に著者がそうだったように、
会社の辞め方がよくわからない、とか
年金や保険や税金のことが全く分からない、
といった人には特に参考になることでしょう。

行間からトヨタの社風が垣間見えるのも
面白かったです。


個人的には、
ダイバーシティが活力になるというのならば、
副業をもっと推奨してもいいぐらいである
という部分に共感しました。

日本の会社は、ダイバーシティというものを
ほとんど理解できていないのでしょう。


40を超えて、新卒で入社した会社を辞める人は、
とりあえず読んでみた方が良い一冊だと思います。
著者のいう通りにしないとしても、
何かしら役立つ考え方が得られるでしょう。


「若い頃はやんちゃな方がいい」と言われるが、
私が思う「やんちゃ」とは上司にすぐ楯突くことや、
まして飲み屋で暴れるようなことではなく
「頼まれてもいない仕事」を勝手にやることだ。


フリーランスになって以来、多くの会社と仕事をしたが、
前回の打ち合わせ内容を忘れてしまったかのように、
また一から議論を始めるような場面に
遭遇することがある。


独学で勉強してきたマーケティングを
ちゃんと勉強し直したいと考えていたし、
ビジネスだけでなく大学教員のような
仕事もしてみたいと考えていた。
しかし、このことを誰に相談していいのかも分からない。
要するに、会社の中にいると
自分の商品価値というものが分からないのだ。


退職に向けた日々の中で、サラリーマンの独立や、
老後の生活に関する本をいろいろと読んでみた。
定年前後からの生き方については
どの本も大変参考になるのだが
「会社の辞め方からしてよく分かりません……」
という私のニーズに応えてくれる指南書は見つからなかった。


日本企業は副業をもっと積極的に解禁すべきだ。
元来、従業員と会社は対等な雇用契約を結んでいる。
会社が新規事業に乗り出すときに
従業員の許可が要らないのと同様に、
従業員が自社以外の場所で働くことを
縛る権利はないと思う。
ダイバーシティが活力になるというのならば、
副業をもっと推奨してもいいぐらいである。


オフィスはお金を生まない。
もっと他に使うべきところがある


名刺を受け取った人の多くが
「いい名刺ですね」と言ってくれることの価値を考えれば、
名刺の品質にはこだわった方がいい。


ローンの借り換えについては退職して
フリーランスになってからだとほぼ審査が通らないので、
必ず退職の数ヶ月前にはやっておく必要がある。


年配者の中には、大事なことはメールよりも
電話で伝えるべきと言う人も多いが、
「電話はよほどのことがない限りしない」
というのが現代の常識だ。






engineer_takafumi at 23:32│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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