2019年08月17日

20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす

本日はリップシャッツ信元夏代 氏の
20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす
です。


本書の著者は早稲田大学卒業後すぐに渡米、
伊藤忠の現地法人やマッキンゼーなどを経て、
現在は独立して、グローバルに活動する日本人向けに
プレゼンやスピーチの指導をされています。

著者本人もスピーカーとして活動しており、
トーストマスターズの国際スピーチコンテストで
日本人初の地区大会4連覇やTEDに登壇されたりと
多数の輝かしい実績をもたれています。


そんな著者が本書で語ることは、
どのようにメッセージを伝えるかということです。
そして、結論として長すぎるメッセージは
人に理解されないので、
要点を20字のワンメッセージにまとめなさい
ということになります。

特に日本人がスピーチをする時には、
長くしゃべったり、その割には言いたいことが
分からないということがあります。

それはそれで日本人のスタイルとも言えますが、
少なくとも、グローバルではそれでは通用しません。

著者はアメリカで本格的なスピーチを学び
教えているので、グローバルという視点でも
通用するスピーチスキルを説いてくれています。

有効な構成なども紹介されているので、
スピーチをする人にとって、
すぐにでも役立てられる1冊です。


個人的には、
「So What?」と「Why So?」の使い方が
特に印象的でした。

私もスピーチを作るときには、
こうやって論旨をチェックしようと思いました。


外国人相手にスピーチをする機会がある人には
特にお勧めの一冊です。
本書に書かれていることを2、3実践するだけで
聴衆の反応が変わってくることでしょう。





聞き手全員が、あなたのスピーチを聞いた後に
応え合わせをしたとしたら、
『ナツヨのメッセージは○○だったね』と、
みんな同じ答えが出てくるかしら?
出てこないなら何も伝わってないのよ。
削ぎ落とす勇気をもちなさい。


プレゼンで「その他のいろいろな情報」を
提供してしまうと、情報過多となって、
重要な情報の印象が薄れてしまう。


聞き手を主役にしてあげると、
「他人事」から「自分事」として捉えることが
できるということです。


本当に売るべきものは「商品」ではなくて、
「未来予想図」なのです。


聞き手は、語り手がいかに偉いという話ではなく、
「自分の役に立つ」「自分のためになる」
あるいは「自分が共感できる」話を聴きたいのです。


プレゼンやスピーチ構成は、相手がだれであっても、
「低コン」を心がけて、曖昧さをなくしていくことで、
伝わりやすくなるのです。


なぜこうなってしまったのか?
ひとつだけ大きな原因を挙げるならば、
正しさだけを伝えて、聞き手の心に寄り添っていなかった
からです。


自分が持っている価値がある情報を提供することで、
相手の頭と心を動かすには、考えさせ、行動に導き、
学びを引き出すと同時に、聞いていて
楽しいものでないといけない


Persuade 聞き手を説得したいのか。
Action 聞き手に行動して欲しいのか。
Inspire 聞き手を啓発したいのか。
Notify 聞き手に通知したいのか。
Think 聞き手に思考してもらいたいのか。


.ープニング(バーン! プロミス! ロードマップ)
第1ポイントへの移行
B茖韻離瓮ぅ鵐櫂ぅ鵐
ぢ茖殴櫂ぅ鵐箸悗琉楾
ヂ茖欧離瓮ぅ鵐櫂ぅ鵐
β茖灰櫂ぅ鵐箸悗琉楾
第3のメインポイント
┰わりへの移行(シグナル、Q&A、クロージングへの移行)
クロージング


ワンビッグメッセージと、それを支える3つのメインポイントは、
必ず「So What?」と「Why So?」の両方を使って、
双方向でひとつずつ確認していきましょう。


人は誰しも、情報ではなく
「ストーリー」にひきつけられるものです。
それもすばらしかったり、めずらしかったりする
ストーリーを下手に語るよりも、
ごくごく単純なストーリーをすばらしく語ったほうが、
聞き手の脳裏に焼きつくものです。


人は心が揺れると共感しやすい


人がもっともストーリーに引き込まれるのは、
ドキドキハラハラを感じることです。


人間とは感情が先に来て、つぎに理性で判断する生き物なのです。


聞いている側は、30秒で話がおもしろいか、
おもしろくないかを判断するとされています。


どんなスピーチでも、聞き手に
「この人は私に個人的に話かけてくれている」
と感じさせることが大切です。


間を取ることになれないと、話し手にとっては、
永遠に続く心地悪い沈黙、のように感じられますが、
聞き手にとっては、実はちょうどいい長さなのです。
思い切って、心の中で3秒数えてみてください。


話し手が取っている間は、聞き手にとっては
間が空いているなど感じるものではなく、
それほど心配することはありません。






engineer_takafumi at 20:17│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

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