2019年09月23日

「人生の勝率」の高め方

本日は土井 英司 氏
「人生の勝率」の高め方
です。


本書の著者はアマゾンの元カリスマバイヤーで、
日本で150万部、世界中で1000万部を突破した
こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」をはじめ
数々のベストセラー著書をプロデュースしました。

そんな著者が本書で語ることは「目利き力」です。
つまり、物事は頑張ることよりも、
どこで頑張るか、つまり選択が一番重要だということです。
そして、良い選択をするにはどうすれば良いか、
について詳しく説明されています。


著者は10年以上にわたって書評メルマガを
配信していて、そこで紹介される本の多くが、
ベストセラーになると言います。

しかし、それは紹介するからベストセラーになる
のではなくて、もともと売れる本だけを
選んでいるとのことです。
だから成功できるということですね。

「イケてないときは、自分の意思で選択しない」
「やるやらないをルールに決める」
「選択は正しさより速さ」
「相対ではなく、絶対的な基準を持つ」
など、本質的なことを分かりやすい例で説いてくれます。


個人的には、
信頼できる目利きの人を見つけるときのポイントは、
有名無名にかかわらず、「現場を持っている」こと、
という部分が特に印象的でした。

現場を離れると、見分ける力も落ちてくるものです。
同時に、自分もいつまでも現場にいるようにしたい
と思いました。


頑張っているのに、成功できない。
という人にお勧めの一冊です。
もしかしたら、選択を間違えているのかもしれません。



「僕が書評を書いたからベストセラーになった」
のではなくて、
「ベストセラーになる素材を選んで書評を書いている」
のが正解です。


みなさんが人生で勝利しようと思うなら、
まずは、確率の高い集団の中にいること。
そして、そこから適切なものを
「選択する力」を身につけることです。


大手の出版社からも、小さな出版社からも
ベストセラーは生まれていますよね?
ということは、組織ではなく個人、
出版社ではなく編集者です。


才能がないのなら、才能がなくても結果を出せる
選択をすればいい。
努力するのが嫌なら、努力しなくても
勝てる選択をすればいい。


「イケてない自分の選択」って、
いつも、イケてないんですよ。
イケてない自分のセンスで選んだものは、
「イケてない」に決まっています。


中学に入学してから、僕は、
意識的に2つのことを変えました。
「居場所」と「付き合う人」を選択し直したんです。


成功の確率を上げたいのなら、
「独占状態を構築できるビジネス」
を選択することです。
高収益の起業は、いずれも独占状態を実現しています。


ブランドには、当たりはずれ、
流行り廃りがあるのだから、どれが当たるのかわからない。
けれど、ブランドをたくさん持っていれば、どれか当たる。
全部のブランドを当てる必要はない。


選択というのは、「間違うと自身を喪失する」んです。


僕は「自信こそ、生きる上で一番大事なエネルギー」
だと思っています。
生きていく上で、自信を失うことが一番怖い。


選択肢が多すぎて、「選択を見送る」という
選択をしてしまうことがあります。
そのとき、人間の潜在意識で何が起こっているかというと、
「今回、自分は選択ができなかった」という
自意識を覚えるようになる。その結果として、
「選択ができなかった自分」に自信が持てなくなります。


選択において大切なのは、正しさよりも、速さです。
正しいかわからなくても、ひとまず選択をする。
そして、間違いに気づいたら、やり直せばいい。


不安になっているときって、
誰かが「やめたことがいいよ」と言ってくれるのを
待っていたりするものです。


『自分の意思決定を覆すような新事実が出てきた場合を除いて、9割やる』
と決めたときしか、アドバイスを受けてはいけない


「こういうときは、自動的にやる」
「こういうときは、自動的にやらない」
というルールを明確に決めて、
そのルールに従うのもひとつの方法です。


優秀な人間が「バカな選択」をするときは、
たいてい、「欲にかられたとき」か
「恐怖心に抗えなかったとき」でした。


僕は基本的に、
・「魅力的じゃないもの」
・「難易度が高いもの」
を選ぶようにしています。


できる人というのは、いつだって
不況のときにお金を使っています。


タダだと食いつくのが大衆。絶対額が安いと食いつくのが大衆。
大衆でいるかぎり、お金を儲けることはできないと思います。


「縁」をいただいたのなら、
そこに自分の自由意志を介在させてはいけません。


商品と客層がマッチしていないときは、
「価値は変わらないのに、価格が下がる」
ことがあります。


新車や新築より
「中古」を選択したほうがトクをする。


自分の行動指針と、会社の行動指針が
合うかどうかが大事なんですよ。


交渉したくない相手には、あらかじめそう言っておく。
もちろん直接的には言えないから、
発信するメッセージに、それとなく仕込んでおくのです。


メッセージをコントロールする方法は、
大きく「3つ」あります。
1,ターゲットが誰かを宣言する
2,価格帯を提示する
3,「しないこと」「できないこと」を明確にする


成功したければ
「成功確率の高い先頭集団と付き合う」
ことが重要です。


仕事ができる人は、自分の仕事を愛しているため、
仮に自分を否定されてもくじけずに、
それを修正して、必ず最高には成果を上げます。
これに対し仕事ができない人は、
攻撃されると自尊心の奴隷になり、
合理的な行動をとれなくなってしまうのです。


不動産業者は
「買うときはあなたの味方。売るときはあなたの敵」


信頼できる目利きの人を見つけるときのポイントは?
有名無名にかかわらず、「現場を持っている」ことですね。


「正しい選択」をしたいのなら、
これまでの「相対」という軸に加え、
「絶対」という軸を持ったほうがいい。


結果の議論をすると、みんな、頑なになるんです。
そして主張の争いになる。
でも、前提のコントロールは意外とケンカにはならず、
建設的な議論になります。
だから、選択肢が割れた場合は、前提を共有するのが一番です。


効率ばかりを重視すると、かえって効率を失うことになるのです。


現場から離れた著者のノウハウは、やがて陳腐化します。
ビジネス書を読むときには、「現役」の著者を選ぶこと。
「その人が今も現役で活躍しているのか」
をチェックしてください。


何かと繋がっている感覚は、人を強くします。


「好きを仕事にしよう」もその通りだと思いますが、
「感謝していること」を仕事にしたほうが
もっと強くなれるし、あきらかに運が良くなるんです。


自分の業界においても
「アンチ・メジャー」の姿勢でいたら、
その人は決してヒットを飛ばすことはできない。
なぜなら、消費者の気持ちに背を向けているからです。


日本は衰退社会にまっすぐ向かっていくトレンドです。
反対に、世界の人口は増えているし、
経済成長もしていますよね。そのズレがとても大きい。





engineer_takafumi at 23:11│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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