★一般書の書評

2018年02月18日

残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方

本日は江上 治 氏の
残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方
です。
残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方 “持たない時代”に本当に持っておくべきもの

著者の江上氏はサラリーマン時代には
大手損保会社、外資系保険会社の営業にて
新規開拓分野において全国1位を4回受賞、
部下の指導でも卓越した成果を上げます。

そして、独立されてからは、
有名スポーツ選手から経営者まで
年収1億円を超えるクライアントを50名以上抱える
富裕層専門のファイナンシャルプランナーとして
活躍されています。

つまり、著者はほんの一握りの成功者に
囲まれているということです。

本書ではそんな著者が、上位5%の成功者の
考え方について説きます。

残念ながら、日本全体の将来は極めて厳しく、
特に普通のサラリーマンの生活は
これから厳しさを増していくことでしょう。

とはいえ、普段の場所、付き合う人、時間の使い方を
変えることができれば、上位5%への扉は狭いながら、
まだ開かれています。

本書で成功者たちの時代に左右されない
「確かな生き方」を身に着けましょう。


個人的には、
「うまく行く人はよく過去を振り返る。
過去を振り返ることで、自分という存在をよく把握する」
という部分が特に印象的でした。


会社で一生勤めていこうと考えている人に
一読して頂きたい一冊です。
かなり脅しがきつい本ですので、
現状に危機感を持つことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 21:54|PermalinkComments(0)

2018年02月17日

ストックビジネスの教科書

本日は大竹 啓裕 氏の
ストックビジネスの教科書
です。
ストックビジネスの教科書


起業という夢に向かって進み始める。
しかし、その中で袋小路にはまることがあります。

食べていくために、休みなく働かざるをえなくなり、
まるでブラック起業で働いているかのように
自分で自分を酷使する「自家ブラック化」
という状態になってしまうのです。

こんな環境から抜け出すために必要なこと、
それは「ストック化」にあると言います。

時給で働くバイトのように、
働いたぶんだけ給料をもらうフロービジネスから、
継続的に利益をもたらしてくれる
ストックビジネスに切り替えていくのです。

本書では、フランチャイズやレンタル会議室など、
独自理論でさまざまなストックビジネスを展開している
著者がストックビジネスの作り方について語ります。

理論と実例のバランスがよく、
要点が頭に入りやすいと感じた一冊でした。


個人的にはストックビジネスの要点に
「売ることができる」があるのが
印象的でした。


起業を志す人にお勧めの一冊です。
ストックビジネスを意識することにより、
ビジネスを安定化させる道が開けるでしょう。

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engineer_takafumi at 01:15|PermalinkComments(0)

2018年02月12日

逆境のリーダー

本日は大塚 明生氏の
逆境のリーダー
です。
逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得

本書は関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

著者の大塚氏は三井住友信託銀行にて、
日本の企業年金マーケットのトレンドを牽引、
過去15年の月間シェア争いで180戦160勝の
実績を挙げてきました。

また、投資・金融に関する5冊の書籍を著したり、
グリニッチ・アソシエイツ(米国)の
アニュアルカンファレンスでスピーチするなど、
業界の先頭に立って活躍されています。


本書はそんな著者が小さな組織がどうやって、
大きな組織に立ち向かうか、というリーダ論です。

私も知りませんでしたが、三井住友信託銀行は
三井住友ファイナンスグループに属しておらず、
信託銀行業界では小さな組織だそうです。

その中で、大手を相手にどのように戦ってきたか
ということがまとめられています。

リーダー論としては標準的な内容ですが、
著者が企業年金をどうやって伸ばしてきたか、
その実例がとても興味深い一冊でした。


個人的には、
「不言実行」でなく「有言実行」
という部分が特に印象的でした。


本書の前書きには、
「ひたすら昇進したい。
そういう方には本書はお役に立ちません。」
とありますが、昇進したいと考える人にお勧めの一冊です。
リーダーのあるべき姿を学べ、
結果、昇進を早めることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 00:36|PermalinkComments(0)

2018年02月11日

不安な未来を生き抜く最強の子育て

本日は佐藤優 氏、 井戸まさえ 氏の
不安な未来を生き抜く最強の子育て
です。
不安な未来を生き抜く最強の子育て 2020年からの大学入試改革に打ち勝つ「学び」の極意

本書は関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

2020年、東京オリンピックの年に、
とても大きな大学入試改革が行われます。

これは現在のセンター試験が、
「大学入学共通テスト」というものに
変わるということです。

これは今までのマークシート試験に加え、
記述式の問題が出てきたり、英語の試験が、
「英検」や「TOEIC」などの外部試験に移行したりと、
大きな変化が起こると言われています。

これでも、大学入試制度が変わるだけで、
大した変わりはないと思うかもしれません。

しかし、著者らは、
これは戦後の旧制高校から新制大学への改編、
1979年の共通一次試験の導入、
に匹敵する変化だと主張します。


この激動する時代において、
親は子どもをどう育てればよいのか、
ということを佐藤氏、井戸氏で議論したものを
まとめたのが本書になります。

佐藤氏は知識や経験が豊富で、
確かな見識をお持ちではありますが、
話が堅い方向や極端な方向に進みやすい
傾向があると思っています。

しかし、本書では井戸氏がうまく話を誘導し、
一般の読者にも受け入れやすい形に
なっていると感じた一冊でした。


個人的には、
大学に人の好意を素直に受けられない学生がいる、
という部分が特に印象に残りました。

自分もこの傾向があるので、子どもには
上手く他人の好意を受け止めて、
それを他の人に返すことができるように
育てていきたいと感じました。


高校生の子どもがいる親御さんにお勧めの一冊です。
大学選び、進路選びに大きな指針となって
くれることでしょう。


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engineer_takafumi at 14:16|PermalinkComments(0)

2018年02月08日

自分を磨く働き方

本日は安田佳生 氏の
自分を磨く働き方
です。
自分を磨く働き方

著者が設立した人事コンサルティング会社
「ワイキューブ」は社員を大切にする
斬新な試みで世間から注目を浴びるものの
2011年に民事再生、著者も自己破産します。

破産した後、著者は働く意味も意欲も
完全に失ってしまいました。

一時は過去を引きずり、他人を妬み、
社会を否定しながら生きてきたそうです。

しかし、数年の試行錯誤のうちに、
働くことの本当の意味が見えたといいます。

結論はお金や人に媚びず、会社や常識にも縛られず、
好きな人と好きなことをやって生きていく
というものです。

ここだけ読むと、ありがちと思われるかもしれません。
しかし、本書はその思考に至るまでの過程が
著者の体験も交えて、丁寧に書かれており
共感しやすいものになっていました。

著者の世界は甘いとか、理想的過ぎると
感じる方もいるかもしれませんが、
世界は確実にこちらの方向に動いています。

ロボットやAIが発展すると、
人間のやるべき仕事はこの本のように
変わっていくことでしょう。


個人的には、
好き嫌いという生理的メカニズムは、
人間が生まれ持った高性能なセンサーである、
という部分が特に印象的でした。

就職や転職など、キャリアの境目に
いる人にお勧めの一冊です。
本書があるべき働き方を示してくれるでしょう。

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2018年02月06日

VISUAL LANGUAGE―視覚言語へのデザインアプローチ

本日はピーター ボニッチ氏の
VISUAL LANGUAGE―視覚言語へのデザインアプローチ
です。
VISUAL LANGUAGE―視覚言語へのデザインアプローチ

デザインは私が興味を持っている分野で、
よく本を読みます。

しかし、結局、理系頭の私には、
ほとんど理解できないのですね。

たとえば、トンマナ(トーン&マナー)
という概念があって、
それが非常に大切なことはわかるのですが、
トンマナが何なのかは未だに理解できません。

恐らく、デザインが得意な人にとっては
あまりにも当然すぎて、言語化できないのでしょう。

そんな風に、興味があるけど理解できない、
とモヤモヤしていたところに知ったのが本書でした。

本書では、具体的なデザインがたくさん紹介され、
それを見る「視点」を提供してくれます。

言語化までには至りませんが、
デザイナーと呼ばれる人達は、こんな世界を見ていると、
おぼろげながらにつかむことができました。


個人的には本書の至るところで、
「正解はない」と繰り返されていたことが印象的でした。

論理のように、デザインには何らかの意図が存在し、
それが一意に定まるという考えがそもそも誤りだったようです。


私のようにデザインに興味があるけれども、
理解のきっかけがつかめない、という人にお勧めです。
豊富な具体例と、見る視点を提供してくれるので、
デザイナーの世界が少しは見えてくるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:15|PermalinkComments(0)

2018年02月04日

声と言葉のプロが教える 伝わる話し方

本日はのざき きいこ氏の
声と言葉のプロが教える 伝わる話し方
です。
声と言葉のプロが教える 伝わる話し方

本書の著者は、全日空グランドホステスより、
声優、ナレーターへと転職。
現在はナレーションの録音制作会社として、
「おふろが沸きました」の音声ガイダンスなど
カーナビ他、300社以上の声の仕事をこなしてきた
声のスペシャリストです。

本書ではそんな著者が、
声のテクニックや「伝わる」ための
コミュニケーションの方法を説きます。

「伝える」ためには、テクニックと感情の
両方が必要ですが、そのバランスが良く、
企業で接客サービスを経験されたことが
活きていると感じました。

また、著者の豊富なエピソードが興味深く、
「場数は馬鹿'S」等の印象的なネーミングなど
読者に配慮した工夫が随所に見られ、
コミュニケーションのプロらしい本でした。


個人的には、
刑務所での講演のエピソードが印象的でした。
話し方のプロでも、異質の環境に入ると、
こんな風になってしまうのですね。


会話をしていて、聞き返されることが
多い人にお勧めの一冊です。
声を改善して、コミュニケーション力を
高めることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 21:46|PermalinkComments(0)

2018年02月03日

よみがえれ、バサラの精神

本日は会田 雄次 氏の
よみがえれ、バサラの精神
です。
よみがえれ、バサラの精神―今、何が、日本人には必要なのか? (PHP文庫)

たとえば、インドの有名な観光地であり、
当時のインド文化の高さを表すタージ・マハル。
これがなぜ創られたのか知っているでしょうか?

これはムガール帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンが
自分の后が亡くなったのを悲しんで建てた霊廟、
つまりお墓のようなものです。

建立には20年以上もの月日を要し、
かかった金銭も莫大で、
ムガール帝国が傾くほどだったといいます。

つまり、この皇帝は自分の悲しみのために、
国民から搾り取った税金を湯水のように使い、
国を傾かせたということになります。

現在なら考えられないような悪政ですが、
長い目で見た時、本当に悪政と呼べるのでしょうか。

何せ、有名な観光地として外貨を稼ぎ続け、
インドの象徴として、世界中の人に知られているのです。
それは将来もずっと続くでしょう。


現在、東京オリンピックの開催にあたり、
金銭的負担が問題となっていますが、
このような視点で見ると、景色が違ってきます。

また、本書では同様に「社会の階層化」も
ある意味で必要なものだと説きます。


初版が1987年とかなり昔の本ではあるのですが、
そこに書かれた思想には新しさを感じるものさえ多く、
現在の日本にこそ、必要とされているのではないか、
とさえ感じました。


政治家や官僚を志す人に、一読をお勧めする一冊です。
今の社会で常識となっていることをひっくり返し、
本当に国のために必要なことを見直せるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:35|PermalinkComments(0)

2018年02月01日

働き女子が輝くために28歳までに身につけたいこと

本日は漆紫穂子 氏の
働き女子が輝くために28歳までに身につけたいこと
です。
働き女子が輝くために28歳までに身につけたいこと

本書は品川女子学院の理事長・校長である著者が
女性が28歳までにつけたいことを説いたものです。

なぜ、28歳かというと、女性は出産年齢があるため、
この時からワークライフバランスを真剣に
考える必要があるから、ということです。

実際、著者の学校では「28プロジェクト」として、
28歳の未来から、逆算できるような活動を行っています。


私は娘がいるため読んでみようと思ったのですが、
いざ中身を開いてみると、大半が自分にも参考になるものでした。
自己啓発書としては王道を行っている本です。

ただし、事例が著者やその教え子、友人のものなので、
女性にとって共感しやすいものだと思います。

私は男ですが、女性はこんなことを感じているのか、
ということがわかり、とても興味深かったです。


個人的には、
「幸せな人生」と「意味ある人生」の部分が
特に印象に残りました。


若い女性はもちろん、学生の娘を持つ父親にお勧めの一冊です。
子供が進路に迷ったとき、少しはためになるアドバイスが
できるようになることでしょう。


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engineer_takafumi at 22:30|PermalinkComments(0)

2018年01月31日

図で考える。シンプルになる。

本日は櫻田潤 氏の
図で考える。シンプルになる。
です。
図で考える。シンプルになる。

本書はプログラマー、システムエンジニア、
ウェブデザイナー、マーケターを経て、
現在は図解の専門化(インフォグラフィックエディター)
として活躍されている著者による一冊です。

「図」というと、ビジネス書でよくあるテーマですが、
それは外資系コンサルによる図解など、
説得力や見映えを重視したものが多いです

しかし、本書のコンセプトはそれらとは違います。
それは「図は、プレゼンツールである前に、思考ツールである」
ということです。

つまり、人に見せるためでなく、
自分で考えを整理するための図についての本です。

紹介されている図は7種類で、どれも非常にシンプルです。
ですが、シンプルだからこそ効果的です。

本書では7つの図の説明の後に、
活用例として、人生戦略の立て方について取り上げています。

複雑なことであっても、単純な図に分けることにより、
本質が明らかになることがわかり、興味深かったです。


個人的には、それぞれの図のまとめページが、
非常によくまとまっていたことが印象的でした。

簡単な図と短文がいくつかあるだけで、
これほどの情報が伝えられるものなのですね。

著者の図のメソッドの威力を見た気がしました。


頭がモヤモヤしてアイデアがまとまらない
という人におすすめの一冊です。
図でアウトプットすることにより、
頭の中が整理されていくことでしょう。


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engineer_takafumi at 22:39|PermalinkComments(0)

2018年01月28日

社員幸福度 Employee Happiness

本日は桑野隆司 氏の
社員幸福度 Employee Happiness
です。
社員幸福度 Employee Happiness 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました

本書は関係者の方より、ご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


競争が熾烈な通信業界において、
社員満足度・幸福度(ES/EH)の向上に注力することで、
10年連続黒字を実現、
そして、その組織作りと柔軟性、
イノベーションを評価され、
ベンチャー企業初となる日本経営品質賞を受賞した
という企業の著者による一冊です。

著者の起業の物語に始まり、
社員幸福度(EH)の重要性、EHの向上への取り組み、
EHマネジメントによる経営モデルまでを説きます。

本書を読むと、きれいごとに感じる方もいるでしょう。
おそらく、著者の会社でも利益とEHを両立させるために、
泥臭い取り組みもされているのだと思います。

しかし、ゴールを思い浮かべないと、
そこに向かって進むこともできません。
そんな理想像を意識に植えつけるために、
とても有効な本だと感じました。


個人的には、
「時代は属人化を求めています」
という部分が印象的でした。

AIが発達し、機械的な作業が
コンピュータに置き換えられると、
人間に残るのは情緒的、属人的な仕事になるのでしょう。
急に変化はしないかもしれませんが、
時代は確実にそちらの方向に向かっています。


起業を目指す人にお勧めの一冊です。
起業後すぐにEH重視の経営ができなくても、
理想があるのとないのでは、長い目で見ると、
会社が違ってくるのではないかと思います。

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engineer_takafumi at 11:17|PermalinkComments(0)

2018年01月27日

「欲しい」の本質

本日は大松孝弘 氏、波田浩之 氏の
「欲しい」の本質
です。
「欲しい」の本質〜人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方〜


「欲しい」の本質はインサイトです。
インサイトとは、「人を動かす隠れた真理」、

現代のような「だいたい、良いんじゃないですか?」
商品が氾濫している時代には、マーケティングは
インサイトを適切につかむことが要求されるのです。

本書の著者はインサイトマーケティング会社で
長年リサーチやマーケティング、プロモーションの
仕事をしてきました。

その著者らがインサイトの定義や見つけ方、
アイデアの出し方、業務プロセスの改善までを
説いた一冊です。

ちょっとカタカナ用語が多すぎで読みにくい、
と思うところもありましたが、
「欲しい」の本質を突いた良書だと思います。


個人的には、
人に買わない理由を聞くことには意味がない、
という部分が心に残りました。


特に消費財の製品開発、マーケティングを
担当している人にはお勧めの一冊です。
人の真の欲求を知るための、ヒントが得られるでしょう。

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engineer_takafumi at 17:23|PermalinkComments(0)

2018年01月23日

「ラクして速い」が一番すごい

本日は松本利明 氏の
「ラクして速い」が一番すごい
です。
「ラクして速い」が一番すごい

本書はPwC、マーサージャパン、アクセンチュアなど
外資系大手コンサルティング会社で勤務し、
5万人以上のリストラを行い、
6000人以上の次世代リーダーを選抜・育成した
という人事コンサルタントによる一冊です。


本書のテーマは「ラクして速い」です。
しかし日本人の多くは「ラク」というところに
引っかかりを感じるのではないでしょうか。

苦労している人、頑張っている人ほど、
すごいのだという価値観が日本人にはあります。

でも、よく考えてみれば、成果そのものと
「頑張っていること」が結びつくわけではありません。

それどころか、何万人も人を見てきた著者は
ラクをしている人ほど、成果を出す、とさえ言うのです。
ラクをすることは、仕事を軽くすること、
すなわち生産性を高めることです。

常に生産性を高める努力をしていれば、
結果がでるようになるのは当たり前なのかもしれません。

本書には、ラクをして成果を出すための
心構えや具体的なテクニックが多数紹介されています。

特に人事・組織コンサルタントらしく、
組織のページが特に興味深かったです。


個人的には
仕事は「巻き込み」より、「共通の敵探し」でうまくいく
という部分が特に印象に残りました。


仕事の生産性を上げたい、と考えている
サラリーマンにお勧めの一冊です。
2つや3つくらいは実践できるアイデアが
見つかることでしょう。

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engineer_takafumi at 10:12|PermalinkComments(0)

2018年01月21日

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと

本日はクリス・ベイリー氏の
世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと
です。
世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

本書の著者は大学を卒業後、就職せずに、
AYOPと名づけた生産性向上のプロジェクトを開始。
さまざまなメディアからも注目を浴びました。

その集大成として著した「A Life of Productivity」は
FORTUNE誌のベスト・オブ・ザ・イヤーを獲得。
その邦訳が本書になります。

「生産性を高める仕事術」といったテーマの
類書は多数存在しています。
その中でこの本のすごいところは、
単にテクニック論で終わっておらず、
生産性にまつわる思想にまで踏み込むことです。

例えば、著者は何のために生産性を上げるか、
その明確な目標がないと、
そもそも生産性など上がらないと主張します。

当たり前のようですが、
生産性なんて高いほど良いのは当たり前なので、
意外に見落としがちなポイントです。

働き方改革などと言われていますが、
個人にとっては、何のために働き方改革をするのか、
そこから考えていくべきだと思わされた一冊でした。


個人的には、
生産性の高い時とはじっくり考えながら
仕事をしている時である
という部分が印象的でした。

機械的な仕事をテキパキとこなしている時、
人は生産的になったように感じるものです。

しかし、俯瞰してみた時、それは目標達成に
寄与していないことが多いです。
つまり生産性がそれほど高くないわけです。

いくら速く走っても、方向が定まっていなければ、
生産性が高いとはいえません。
このことは十分注意しなくてはいけません。


労働時間を減らしたいと強く願う人にお勧めの一冊です。
ここには生産性を高めるアイデアが満載です。
一つでも成功すれば、簡単に元が取れることでしょう。

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engineer_takafumi at 22:13|PermalinkComments(0)

2018年01月18日

大量生産品のデザイン論

本日は
大量生産品のデザイン論
です。
大量生産品のデザイン論 経済と文化を分けない思考 (PHP新書)

本書は「明治おいしい牛乳」や
「ロッテ キシリトールガム」など
ロングセラーとなった商品のデザインを多数手がけた
グラフィックデザイナーによる一冊です。


デザイナーの世界では、日用品のような大量生産品の
「デザイン」をタブー視する傾向があるそうです。

つまり、特別なもののデザインが本当のデザインで、
日用品のようなデザインは格の低い仕事と見られるわけです。

しかし、大量生産品のデザインを多数手がけてきた著者は、
決してそんなことはない、と言います。

日用品には、日用品のデザインがあるのです。
本書にはその意図が説明されています。
陳列の方法なども考慮されたデザインの意図を知ると、
本当にこれだけのものに命が吹き込まれているのだ、と感じます。

さらに、デザインを特別なものと見ることは危険とも言います。
というのも、デザインが特別なものであれば、
逆に「デザインは無くても大丈夫」ということになるからです。

デザインは目的ではなく、目的を果たすためのプロセスです。
世界のあらゆるところに存在し、必要とされているのです。


個人的にには、
著者が「おいしい牛乳」のデザインを手がけたというと、
「えっ? あの牛乳の? あれのどこがデザインなんですか?」、
と返され、それがとても嬉しかった、
という話が印象に残りました。

本当に自然なデザインというものは、
それを意識させないものなのかもしれません。


食品など、日用品のメーカーに勤める方にお勧めの一冊です。
製品と社会のコミュニケーションを考え直す、
きっかけになってくれることでしょう。



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engineer_takafumi at 21:37|PermalinkComments(0)