★一般書の書評

2017年12月10日

小さくても勝てます

本日はさかはらあつし氏の
小さくても勝てます
です。
小さくても勝てます

本書は出版関係者の方より献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は西新宿の小さな理容室「ザンギリ」が
行列ができる店に変わっていった、
実話を元にしたストーリーです。

このお話の特徴は、理論的な話と精神的な話が
うまい具合に混在していることだと思います。

例えば、ピーナッツを夢が叶うまで1粒ずつ食べる、
といった話があると思えば、
需要曲線やサルベージバリューなど、
経済学的な話も登場します。

少し難しい話も、あまり専門的にならず、
小さなお店の経営に無理なく応用できるところまで
落とし込まれていることが特徴です。

ストーリはベタではありますが、定番で楽しめます。
投げ出すことなく、すらすら読み進められるでしょう。


個人的には、
新しいことをはじめると
笑われる→無視される→嫌がらせをされる
そして最後には、自分を騙そうとする人が現れる
という部分が心に残りました。

小さなお店を経営されている方に
お勧めの一冊です。
臨場感があり、面白いお話の中に、
自分のビジネスへのヒントが見つかるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 16:31|PermalinkComments(0)

2017年12月09日

メンタルヘルス・マネジメントの教科書

本日は清水隆司 氏の
メンタルヘルス・マネジメントの教科書
です。
人事担当者・管理職のためのメンタルヘルス・マネジメントの教科書

本書は出版関係者の方よりご献本いただきました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は産業医として長年キャリアを積まれ、
現在は産業保険コンサルタントとしても
活躍される著者による一冊です。

労働力の減少もあって、
メンタルヘルスへの認識が広まっています。

しかしながら、仕事のOA化、正規・非正規社員の混在、
コミュニケーションの希薄化など、
メンタル不調の社員の発見が困難になっています。

この中で、どのように社員のメンタルを保つか、
休職や職場復帰をどのように行うか、
というテーマについて書かれたのが本書です。


本書では「精神科主治医」と「産業医」の
違いについて強調されています。

精神科主治医は患者の病気に集中すれば良いですが、
企業に雇われる産業医は、職場環境や職場の負担も考慮し、
最適解を判断するのです。

企業経営者や管理職に必要なのは、
当然後者の視点でしょう。

産業医としての経験に裏打ちされた知識は、
メンタルヘルス問題に直面したときに
必ず役に立つことでしょう。

個人的には、
睡眠のとり方の部分が参考になりました。
これは健常者にもあてまることでしょう。


管理職の方はもちろん、
会社勤めの人なら確実に読む価値のある一冊です。
メンタルにどう向き合えば良いのか、
予備知識を持つことができるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 20:51|PermalinkComments(0)

2017年12月04日

幸せとお金の経済学

本日はロバート・H・フランク氏の
幸せとお金の経済学
です。
幸せとお金の経済学

本書は出版社の方よりご献本頂きました。
フォレスト出版様ありがとうございました。


本書は一言で要約できます。
「地位財より非地位財にお金を使いましょう。」
ということです。

地位財とは、人との相対的な地位により、
価値が決まってしまうものです。

例えば、高級時計など、
50万円の時計でも周りが10万位の時計を
していれば、満足できます。
しかし、1000万円の時計をしている人がいれば、
500万円の時計でも満足できないのです。
これが、他人との相対的な位置で価値が決まる、地位財です。

一方、非地位財は人がどうであろうと
自分が絶対的な価値を感じるものです。

地位財と非地位財には微妙な線があって、
職場で、給料が周りが400万で自分が600万が良いかか
周りが1000万で自分が800万が良いかというと
前者を選ぶ人が結構多いのに対し、
休暇取得日数が、周りが10日で自分は15日が良いか
周りが25日で自分が20日が良いかと聞くと
後者と答える人が多いのです。

つまり、給料は地位財ですが、
休暇は非地位財ということです。


人は幸せになるために活動するのだとすれば、
地位財にお金を使うのは損な選択のはずです。

しかし、なぜそんな選択をしてしまうのか?
その原因は何なのか?広がる格差がどう影響しているのか?
などを、データを交えて鋭く議論します。

結果的に地位財にお金を使わざるを得ないとしても
そのメカニズムを知っておけば、少しずつでも
幸せにお金を使えるようになると考えます。


個人的には、
家庭の支出は、国家の軍拡競争と同じ、
という部分が印象的でした。


昔より収入が増えたのに、幸せになった気がしない、
という人にお勧めの一冊です。
どうお金を使えば幸せになれるか
そのヒントが得られるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 00:30|PermalinkComments(0)

2017年12月03日

親が知っておきたい教育の疑問31

本日は石井 としろう氏の
親が知っておきたい教育の疑問31
です。
モヤモヤが一気に解決!  親が知っておきたい教育の疑問31

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は元衆議院議員で、
現在は教育を中心とした市民活動や
民間企業、大学の研究員として活躍されている
石井氏による一冊です。

著者は教育の現場を見るために、
46歳で教育実習生として母校の教壇に
立たれたそうです。

政治世界、学校の教育現場、民間企業、国会、
そして一児の父親として、
様々な立場からの経験と知識をもとに、
子どもの教育に向き合う親へのヒントを説きます。

教師という職業は、「きれいごと」が多いものです。
政治の世界からみた著者の視点は、
きれいだけではすまされない
公務員の限界を浮き彫りにします。


個人的には、
ドイツはシチズンシップ教育についての記載が
印象的でした。


中学生くらいの子どもを持つ方で、
教育方針に悩んでいる方にお勧めの一冊です。
子どものために何ができるのか
おぼろげながら見えてくるかもしれません。


続きを読む

engineer_takafumi at 15:23|PermalinkComments(0)

2017年12月02日

日本の歴史的広告クリエイティブ100選

本日は岡田芳郎氏の
日本の歴史的広告クリエイティブ100選
です。
日本の歴史的広告クリエイティブ100選

本書は日本の歴史的なクリエイティブ広告を
テーマに沿ってまとめたものです。

メインは戦前から戦後にかけての広告ですが、
紹介されている中で一番古い広告は
なんと1795年(寛政7)年までさかのぼります。

それにしても驚くのがその面白さ。
モノによっては100年以上前の広告にも関わらず
この時代に読んでも意外性や面白さを感じます。

情報が限られた時代に、
これらの広告がどれほど人の気を引いたか
想像できないほどです。

いつの時代も広告というものは、
当時の最高の人材が大衆の興味をひこうと
頭をひねって作り出したものです。
その時代の文化の結晶とも
考えられるのかもしれません。

当時の文化が現れているのが
大変興味深かったです。


昔の広告が見てみたい方はもちろん
大正から昭和初期の文化に興味がある方にお勧めです。
広告というのは当時の大衆文化を
雄弁に語ってくれると思います。

続きを読む

engineer_takafumi at 23:34|PermalinkComments(0)

2017年11月25日

もしアキバのメイドが成功法則を学んだら

本日は水谷俊雄氏の
もしアキバのメイドが成功法則を学んだら
です。
もしアキバのメイドが成功法則を学んだら

本書は出版社の方よりご献本いただきました。
サンライズパブリッシング様、ありがとうございました。

本書はビジネス書100冊のエッセンスを
マンガで勉強しよう、というコンセプトの1冊です。

例えば、「7つの習慣」や「思考を現実化する」など、
自己啓発書は読めばそれなりの効果はあります。
でも、問題は読むのが大変だということです。
特に本に慣れていない人には難しいでしょう。

そこで本書の登場です。
本書では、ビジネス書のエッセンスだけを
マンガでさらっと勉強できます。

ストーリーはベタではありますが、
物語の黄金律に従って作られており、
飽きずに楽しめました。


分厚い本を一冊読んでも、残るのはほんの数語だったりします。
もちろん、その数語に高い価値があるわけです。

そんな結晶のような言葉をマンガで浴びるように
読めるという点でバリューの高い一冊です。

もちろん、ただ流しただけでは定着度が低いので、
「これは」という言葉に出会えたら、
原書を読まれることをお勧めします。


普段本を読んでいないけれど、成功本を読みたいな、
と思った方にお勧めです。
最初の入りとして、これほどハードルの低い本はないでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 11:43|PermalinkComments(0)

2017年11月23日

アフター・ビットコイン

本日は中島 真志 氏の
アフター・ビットコイン
です。
アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

本書は長らく日銀で勤務し、
日銀の金融研究所で「電子現金」の研究にも
携わっていたという著者が、
仮想通貨やブロックチェーンの未来について
語ったものです。


ビットコインは現在(2017年11月)、
相場が高騰し、2017年初めに比べ
10倍近い値段がついています。

内容を見ても明らかに加熱しすぎであり、
バブルといわざるを得ないでしょう。

ですので、ビットコイン自体は、
残念な結末を迎えてしまうのかもしれません。

しかし、それでも技術は残ります。
ビットコインの根底にあるブロックチェーンは
今後、世の中を変えていくことでしょう。

本書はビットコインからわかったこと、
そして、その後にブロックチェーンがどのように
発展していくかを展望したものです。

ビットコインは類書が沢山ありますが、
本書は日銀で金融を担当した著者ということで、
決済システムの記述が詳細で参考になりました。

タイトルの通り、ビットコインが終わった後に
どんな時代が来るか予想し、
迅速に動けるように準備しておきたいですね。


個人的には、
世界の中央銀行の対応状況、
特にスウェーデンの状況についての記述が
参考になりました。


仮想通貨が中央銀行の政策をどう変えるか、
ということに興味がある方にお勧めの一冊です。
日銀OBである著者の視点が役立つことでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 23:28|PermalinkComments(0)

2017年11月21日

貯金100万円から月収50万円生活

本日は広之内友輝 氏の
貯金100万円から月収50万円生活
です。
貯金100万円から月収50万円生活‐はじめての人が地方×格安不動産でお金の自由を手に入れる5つのステップ‐

本書は起業で7000万円もの失敗を犯すも、
地方×格安の「ガラガラボロボロ」物件投資で復活、
現在、総資産10億8000万円、不動産26棟306戸を
平均利回り16.2%で運用するという著者による、
不動産投資指南の本です。

地方の不動産投資のメリットは、とにかく安いこと。
著者の場合は貯金130万円の自己資金から、
投資を始めたのです。

地方には100万円台以下の物件はたくさんあるそうです。
でも、そんなもの借り手なんてつかないでしょ、と
思うかもしれません。

でも、意外にそうでもないのです。
著者の例だと、20万円で買って、月3万で貸した、
というような物件があったりします。

もちろん何でも良いわけではなく、
物件を見るべきポイントはあります。

そのポイントを教えてくれるのが本書です。

探しかた、見かた、融資の受けかた、買いかた、
経営のしかた、そして売り方まで、
トータルでわかりやすく解説してくれました。

個人的には
意外に地方の空室率は高くない、
山形は東京より空室率が低い、
という話が印象に残りました。


地方に住んでいて(または実家が地方で)
不動産投資に興味がある方におすすめです。
少ない自己資金で始められるので、
まず試してみるにはぴったりだと思います。

続きを読む

engineer_takafumi at 23:14|PermalinkComments(0)

2017年11月19日

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

本日は大塚 雄介 氏の
いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
です。
いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

本書は日本最大規模の仮想通貨交換取引所
Coincheckの共同創業者の著者による
ビットコイン・ブロックチェーン入門です。

技術的な事項を必要最低限に抑えながら、
ビットコインのしくみやメリット、
安全性や法整備にいたるまで、
必要な知識が分かりやすく解説されています。

「ビットコインは電子マネーとどう違うの」とか
「ビットコインは盗まれる心配はないの」など、
質問形式の目次立てになっているので、
興味のあるところから読んでもいいでしょう。

マイニングの話はどうやっても難しいですが、
イメージをつかむことはできると思います。
もし、理解しずらければマイニングを飛ばしても、
ビットコインやブロックチェーンの可能性や問題点を
理解できる一冊だと思います。


個人的には、
中国でビットコインが人気が出た理由、
イーサリアムの分裂の背景の説明が
特に心に残りました。


ビットコインに投資してみたい人にはお勧めの一冊です。
最低限の知識をコンパクトに学ぶことができるでしょう。
逆に、本書程度の知識なく投資することは危険に思えます。

続きを読む

engineer_takafumi at 22:42|PermalinkComments(0)

2017年11月18日

SHOE DOG(シュードッグ)

本日はフィル・ナイト氏の
SHOE DOG(シュードッグ)
です。
SHOE DOG(シュードッグ)

本書はナイキ(Nike)の創業者である。
フィル・ナイト氏が会社の黎明期である
1962年から1980年までを回想したものです。

偉大な経営者の回想記というものはよくありますが、
本書の特長はそれが非常に詳細であることです。

今から40年以上前のことの会話、心の動きなどが
1ヶ月前のことのように詳細に記されていて、
小説のようにも読める一冊です。

ビジネスのことだけではなく、
私生活のことにも多く触れられています。

今となっては大成功を収めたわけですが、
彼の言う、家族と過ごす時間が足りなかった、
後悔には多くの人が学ぶべきではないかと感じました。


また、フィル・ナイト氏は日本と繋がりが深く、
本書にも日本人や日本の会社がたくさん登場します。
会社の黎明期はオニツカ・タイガー(現アシックス)の
米国販売代理店として活動していました。

戦後間もない時期に、米国にも認められる製品を
作っていた企業が日本にあったということを、
嬉しく思いました。


経営者になりたい人には、おすすめの一冊です。
偉大な企業の黎明期を詳細に知ることで、
経営者の心の動きを疑似体験できるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 19:05|PermalinkComments(0)

2017年11月15日

ビットコインは「金貨」になる

本日は石角完爾 氏の
ビットコインは「金貨」になる
です。
ビットコインは「金貨」になる 円崩壊に備える資産防衛策

本書は国際弁護士として、欧米を中心に、
金融のサポートなどで多数の実績を持つ著者が
ビットコインの先進性について書いた一冊です。

本は歴史的に通貨がどのようなものであったか、
いかに不安定であったか、というところから始まり、
それと対比させて、ビットコインの可能性を説きます。

著者が主張するように、歴史を振り返ると、
民衆は国家が発行する貨幣に振り回されてきました。

ビットコインは、経済を民衆の手に取り戻す、
チャンスなのかもしれません。

誇張と思えるような部分もありますが、
技術的には無味乾燥なビットコインについて、
読者が興味を持てるような切り口で語っていて、
最後まで一気に読み通せました。


個人的には、
「サトシ・ナカモト」の正体を探る
という箇所が面白かったです。
(真偽は棚に上げておきますが……)


技術的は苦手だけど、ビットコインを知りたい
という人にお勧めの一冊です。
歴史にからめて説明がされているので、
文系の方にもビットコインのインパクトが
スムーズに理解できるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 22:11|PermalinkComments(0)

2017年11月13日

残酷すぎる成功法則

本日はエリック・バーカー氏の
残酷すぎる成功法則
です。
残酷すぎる成功法則

いわゆる成功本というものには
いくつかの定番の格言があります。

人には先に与えることだ、
何事も肯定的に考えるべきだ、
成功するまであきらめなければ失敗はない、
仕事だけでなく家庭に目をむけるべきだ、
などがこれにあたるでしょう。

成功者がこれほどまで口を揃えることなので、
真理なのは確かなのでしょう。

しかし、最近の自己啓発本には、
これ以外の流行があったり、
定番をあえて否定するものがあったりします。

例えば、ハードワーカーを勧めるものもあり、
逆にワークライフバランスを勧めるもののあり、
結局のところ、どちらなのでしょう。

それらの本を読んでみると、
両方筋は通っているので、余計やっかいです。


本当のところ、どうすれば成功できるのでしょうか?
本書は世の中にある成功法則を、
科学的なエビデンスから検証します。

相反する主張は、多くの場合、条件の問題で、
こんな時はこちら、あんなときはあちら、
というのが真実であることが多いです。

しかし、自己啓発書は一般的に
ひとつのポジションで書かれることが多いので、
その条件に関して、詳しく書いていないことも多いのです。

もしかしたら、自分がやっていることが間違いと気づき、
唖然とすることもあるかもしれません。
でも、いま気づけば、まだ挽回可能です。


「ありがとうと伝える」が科学的に必要な理由、
燃え尽き症候群の知られざる原因、
結局のところ、いつ諦めていつ続ければいい、
など、面白そうなトピックスが満載です。

個人的には、
WOOP(Wish, Outcome, Obstacle,Plan)という
枠組みが一番印象的でした。
この方法を使えば、ある課題に対して自分が取り組むべきか、
諦めてしまった方が良いのかが分かるのです。


自己啓発書をある程度読んでいる人には
必読の一冊だと思います。
成功法則を科学的に検証することにより、
結局、何をすれば良いのか見えてくることでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 01:16|PermalinkComments(0)

2017年11月12日

ジョブ理論

本日はクレイトン M クリステンセン 氏の
ジョブ理論
です。
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
フロンティア・エンタープライズ様ありがとうございました。

本書は『イノベーションのジレンマ』で有名な
クレイトン M クリステンセン氏らによる一冊です。


ドリルを売るなら「穴」を売れ。
顧客が欲しいのは「穴」なのだ。
これは良く聞く話かもしれません。

本書は顧客が本当に欲しいものは何なのか、
それをジョブと呼び、ジョブを中心としていく経営を
どう実行していくかが書かれたものです。

一見簡単そうに見えますが全くそうではありません。
そもそも顧客が本当に欲しいものは、
アンケートで直接顧客に聞いてもわかりません。
(それどころかミスリードされることが多いです)

さらに、首尾よくジョブを見つけたとしても、
企業が成長していく中で、
ジョブから遠ざかってしまうワナもあります。

その中で、どう舵取りをしていくべきか
その方向性を示してくれます。

具体的事例が豊富ですので、
イメージを膨らませやすい一冊だと思いました。

個人的には、
明確に定まった「片づけるべきジョブ」は、
動詞と名詞で表現できる。
副詞や形容詞で表現するジョブは有効でない。
という部分が印象的でした。

とくに中規模以上の企業の経営に携っている、
携わる予定の人には、必読の一冊だと思います。
組織として、顧客のジョブに集中する方法が
わかることでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 02:57|PermalinkComments(0)

2017年11月10日

コレクションと資本主義

本日は水野 和夫氏、山本 豊津 氏の
コレクションと資本主義
です。
コレクションと資本主義 「美術と蒐集」を知れば経済の核心がわかる (角川新書)

本書は経済学の教授である水野氏と
東京画廊の社長をされている山本氏との対談形式の本です。


美術と経済というと、
最初は関連性が良くわからなかったのですが、
読み進めていくうちに関連性が見えてきます。

アートはただ飾っておくだけのもので、
車や家電のような「利用」価値はありません。

それなのに、何十億円という価値がつくのは
なぜなのでしょうか?
それはズバリ「虚構」だといいます。


でも考えてみれば、一万円札だって、
原価は20円ほどのただの紙です。

モノとしての利用価値は、
新聞紙やティッシュにも劣るでしょう。

なのに、なぜ一万円もの価値をもってしまうか?
それもやはり「虚構」なのです。

そういう意味でアートとお金は
近いモノである、とも言えるのです。

アートを通じて経済を見ることにより、
ものの見方が広がることが、楽しい一冊でした。

個人的には、
秀吉と千利休の茶器の話が
大変興味深かったです。


経済を勉強している人にお勧めの一冊です。
アートを通して経済を眺めることで、
理解を深くすることができるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 22:09|PermalinkComments(0)

2017年11月08日

デザイン入門教室

本日は坂本 伸二氏の
デザイン入門教室
です。
デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~ (Design&IDEA)

昔はデザインというと、一部の専門家の仕事でした。

しかし、Webが身近になり、
パソコンで簡単にデザインができる世の中になると、
仕事の中で何となく「デザインっぽい」仕事を
担当している人も多いと思います。

そんな場合、誰も教えてくれる人がいないので、
何となく自分のセンスでデザインしていくしか
ないのですね。

そんな時に本書が役立ちます。

例えば、レイアウトの原則、写真の扱いかた、
配色の基本、フォントの使い方など、
デザインの基本、原理原則を教えてくれます。

原理原則を知ることにより、デザインの上達が早くなり、
製作物がより多くの人に受け入れられるでしょう。


個人的には、
安易に利用しやすい中央揃えが
意外にレイアウト的には扱いが難しい、
という箇所が印象的でした。


会社の中で、片手間でチラシの製作などを
担当している人にお勧めの一冊です。
簡単な基本を押さえるだけでも、
製作物の仕上がりが飛躍的に良くなると思います。


続きを読む

engineer_takafumi at 23:12|PermalinkComments(0)