★一般書の書評

2017年09月11日

本当は中国で勝っている日本企業

本日は谷崎 光 氏の
本当は中国で勝っている日本企業
です。
本当は中国で勝っている日本企業 なぜこの会社は成功できたのか?

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


日本企業は中国で苦戦している、
という印象があるかもしれませんが、
地味に勝利している会社もあります。

それらの会社を紹介するのがこの一冊です。

また、著者は20年近く中国に居住しているライターで、
女性のため、特に日用品の質や値段などが
リアリティがあって、現地の肌感覚を伝えてくれます。

文章から、取材を十分に行っていることがうかがえ、
中国のビジネスの感覚が疑似体験できます。


FA(工場用のロボットなど)の三菱電機から
キューピーのマヨネーズ、ユニチャームの生理用品など
さまざまな分野の例が取り上げられています。

分野は違えど、成功者に共通していることは、
現地のことは現地で、中国人にどれだけ任せられるか、
どれだけ信頼関係を築けるか、ということです。

やはり、ビジネスは人ということなのでしょう。
とはいえ、中国はその傾向が非常に強い気がします。

最後に書いていた、
「中国で成功していることを隠す日本企業も多い」
という部分が印象的でした。

したたかな中国人に騙される日本人、
というシナリオがステレオタイプに
植えつけられていますが、
実は結構、日本人も頑張っているのかもしれません。


中国のビジネスを勉強する人には
お勧めの一冊です。
中国の「肌感覚」をつかめることでしょう。

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engineer_takafumi at 01:52|PermalinkComments(0)

2017年09月10日

アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々

本日はジョーン・C・ウィリアムズ氏の
アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々
です。
アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々 世界に吹き荒れるポピュリズムを支える

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


本書は大統領選でトランプ氏を支持したという
ホワイト・ワーキング・クラスについての本です。

トランプ氏が当選した時に、
自分の周りの米国人はみんなヒラリー支持なのに
感覚と違う、と感じた日本人も多かったでしょう。

しかし、それも当たり前、日本人と交流している時点で
彼らはこの本でいう「エリート層」なのです。

トランプ氏に投票したのは、
アメリカ内陸部に住み、地元を深く愛する
ホワイト・ワーキング・クラスだったのです。

本書では彼らの生活や思考について解説して、
エリート層との対立軸を明らかにします。

この本から感じたことは、
ホワイト・ワーキング・クラスの人々も
それなりの収入で良識もあるのですが、
マイノリティの保護が過ぎることに
怒りを感じている、ということでした。

また、エリートとホワイト・ワーキング・クラスを
分けるのは、収入というより、
価値観であるということが良くわかりました。

日本では人種問題が少ないため
目立っていませんが、
都市と地方など、これからこのような対立軸が
生まれてくるかもしれないと感じました。


アメリカを相手に仕事をしている人にお勧めの一冊です。
アメリカ人についての理解が深まるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:51|PermalinkComments(0)

2017年09月09日

「選ばれる人」はなぜ口が堅いのか

本日は大谷恵 氏の
「選ばれる人」はなぜ口が堅いのか
です。
「選ばれる人」はなぜ口が堅いのか―言葉を選ぶ技術、言い換えるテクニック


本書の著者は広報のスペシャリストです。

企業の広報なんて、専門的で特殊な仕事で、
普通の人が学ぶものではない、
と思われるかもしれません。

でも、それは間違いです。

この本はSNS時代の危機管理を教えてくれる本なのです。


例えば、フェイスブックで写真をシェアしたり、
世間を騒がせている問題について
自分のコメントを投稿したりすることがあるでしょう。

しかし、そのほんの「ささいな」ことが、炎上して、
大問題に発展してしまうことがあります。

そこまで行かなくても、知らず知らずの内に、
悪印象を与えてしまっていることもあるでしょう。

本書は、個人が情報発信をする時に、
どんなことに気をつければ良いか、
を説いた一冊です。

具体的なテクニックは本書にたくさんありますが、
根本となる思想は「他人の立場に立つ」
ということだと感じます。

いかに他人の気持ちを想像するか、
(時には、自分が全く理解できないものであっても)
がこれからの時代に求められているのでしょう。

個人的には、
「発信しすぎ」や「知りすぎ」は無駄な雑念を増やすので、
情報収集や発信の量をコントロールした方が良い、
という部分が印象的でした。


SNSをアピールに使おうと考える人に
ぜひ一読して頂きたい一冊です。
まさに、「転ばぬ先の杖」になってくれるでしょう。



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engineer_takafumi at 13:27|PermalinkComments(0)

2017年09月03日

その企画、もっと面白くできますよ。

本日は中尾孝年 氏の
その企画、もっと面白くできますよ。
です。
その企画、もっと面白くできますよ。

本書は広告史に残る話題作となった
アイスの実「AKB江口愛美登場」を筆頭に
数々の大ヒットキャンペーンを手がけた
クリエイティブディレクターの中尾氏の一冊です。

テーマはどうやって「面白い」を作りだすか、
ということです。

「面白い」と一言でいっても、
ゲラゲラ笑う面白さから、興味深い面白さなど
色々な「面白い」が存在しています。

そんな「面白い」をどう考え、仕掛けていくか
そのノウハウが詰まった一冊です。

AKBの江口愛美のキャンペーンを筆頭に
数々のキャンペーンがどのような意図の元に
仕掛けられたのか、論理的に解説されています。

本文中にも、「面白い」は感覚で説明せずに、
論理的に説明されるべきものだ、とあります。

その論理性が「面白さ」を仕掛ける時に、
役にたつことでしょう。

個人的には、
「発見される情報を仕込んでおく」
という考え方が、印象的でした。


クリエイターでなくても、お店や会社のイベントなど
企画をする人にはお勧めしたい一冊です。
何が人をひきつけるのか、その本質に近づけるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:23|PermalinkComments(0)

2017年08月29日

生涯投資家

本日は村上 世彰氏の
生涯投資家
です。
生涯投資家

本書は東京スタイルやニッポン放送、
阪神電鉄のTOBなどで有名になった
村上世彰氏による一冊です。


ニッポン放送株の取引にて、
ライブドアの堀江氏との会話から
インサイダー取引の疑惑をかけられ
有罪が確定します。

堀江氏は出所後、活動を再開しましたが、
村上氏は、その後、メディア露出を避けていたため、
多くが語られることはありませんでした。

しかし、世間にも自分の信念が受け容れられる
土壌ができてきた、ということで、
当時の村上氏の行動や言動について、
本書でその意図の詳細を語っています。

当時、メディアが村上氏のことを、
カネの亡者のように取り上げていましたが、
それは真実ではなかったようです。

やり方や言動は極端なものの、
日本の会社の歪みを是正していきたいという
想いの表れだったのです。

社会の血液であるお金の循環を良くして、
日本を良くしていきたい、
そんな感情が強く伝わってきました。

村上氏自身は今後積極的な活動はしない、との事ですが、
ご令嬢やご子息にその志が引き継がれており、
今後の活躍に期待したいと思います。


文章や物語の展開がとてもうまく、
難しいはずの投資用語などに惑わされず、
全体の構図をつかむことができました。


資本主義の仕組みを勉強したいという人に
おすすめの一冊です。
興味深い現実のストーリーを追いながら、
上場するとはどういうことか、学べることでしょう。


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engineer_takafumi at 01:00|PermalinkComments(0)

2017年08月28日

できる人は「この法則」を知っている!

本日は水野 俊哉氏の
できる人は「この法則」を知っている!
です。
できる人は「この法則」を知っている!: 評価、お金、交渉、仕事、恋愛、人間関係……すべてが好転する「黄金ルール」 (知的生きかた文庫)

本書は著者よりご献本頂きました。
水野様、ありがとうございました。


本書は経営コンサルタントとして活動しながら、
世界中の成功本やビジネス本を読破し、
ビジネス書のエッセンスについての著書も
多数ある水野俊哉氏による一冊です。

例えば「80対20の法則」や
「予言の自己成就の法則」といった
ビジネス書で紹介される法則を多数集め
分類して説明しています。

恐らく、何百冊(千冊以上?)の
ビジネス書の結晶となっているため
コストパフォーマンスがとても高いです。

この本で興味を持った事項があれば、
法則名をWebで検索して、原著を読んでみるのが、
本書の最も効率的な読み方だと思います。

また、ビジネス書が説いていることを
俯瞰してみる、という意味でも、面白い本です。


ビジネス書を効率的に読みたい人にお勧めの一冊です。
効率的にビジネス書のエッセンスを
頭に入れることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 01:30|PermalinkComments(0)

2017年08月27日

これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。

本日は金川 顕教氏の
これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。
です。
これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。: お金と時間を手に入れる6つの思考

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
水野様、ありがとうございました。


本書は30そこそこの年齢で、
1日あたり約100万円の収入があるという
著者による、お金と時間を手に入れる
思考についての本です。

既に、何冊か著作のある著者なので
ダブルっている項目もありますが、
本質的でベーシックな内容が多いので、
思考を定着させるのに役立ちます。

例えば、
やりたい事はもちろんやりたくない事を意識する、
守破離の守の段階では徹底的にまねる、
憧れる世界の人に積極的に会いに行くなど、
身に染み込ませたい成功哲学があります。

個人的には、
セルフトークを使って自分の思考を変える
という部分が印象的でした。


お金を稼ぎたいと強く願う若い人にお勧めの一冊です。
お金持ちになるための道筋が明確化されるでしょう。

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engineer_takafumi at 01:00|PermalinkComments(0)

2017年08月26日

20代の生き方で人生は9割決まる!

本日は金川顕教氏の
20代の生き方で人生は9割決まる!
です。
20代の生き方で人生は9割決まる!

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
水野様、ありがとうございました。


本書は当たり前の成功を捨てて
20代で事業を起こして成功、
そして今は、高級マンションの最上階に住み、
毎日3、4時間仕事をするだけで、
自由な時間を心ゆくまで楽しむという
著者が20代の若者に向けた一冊です。

同様のコンセプトの本は多数あるものの、
エリートサラリーマンの地位を投げ捨てて
起業で成功したということ、
また、著者は30代前半でまだ若いので、
20代の若者にとって親しみやすい
という部分が特長です。

その中で、自己啓発書としてベーシックな
原理、原則が読みやすい言葉で書かれています。

80個の教訓が読みやすく構成されていて、
文字数も比較的少ないので、
普段読書をしない人も読みやすいでしょう。


ただ、著者に1点だけ同意できないところは
「20代の生き方で人生は9割決まる」
というところです。

この本に書いてあることを実践すれば、
30代だろうが、40代だろうが、
人生は開けていくものだと信じています。


「心は20代」の人にオススメの一冊です。
熱い人生を勝ち取るための視点を得られるでしょう。

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engineer_takafumi at 16:23|PermalinkComments(0)

2017年08月20日

模倣の経営学 実践プログラム版

本日は井上達彦氏の
模倣の経営学 実践プログラム版
です。
模倣の経営学 実践プログラム版 NEW COMBINATIONS 模倣を創造に変えるイノベーションの王道


本書は競争戦略とビジネスモデルを専門とする
早稲田大学の教授である井上氏が
「模倣」をキーワードとして、
経営学についてまとめたものです。

ビジネスで「模倣」というと、
あまりポジティブなイメージは持たない人が多いでしょう。

しかし、この世の中、純粋な新しいものなど
ほとんど(いや、全く)ありません。

例えば、当時画期的といわれた
AppleのマッキントッシュやiPod、iPhone、
ソニーのウォークマンなどにも
お手本というものが存在しているのです。

ただ、それはいわゆるコピー製品の
ようなものではありません。
同業他社に限らない、複数のアイデアを抽象化させて、
「模倣」しているのです。

本書では、そのような高度な「模倣」のメカニズムと
実践方法について述べます。

本書では多くのページが事例紹介に裂かれており、
身近な製品も多く、納得しながら読み進められます。

また、経営学の教授ということで、
フレームがしっかりしており、
頭に入りやすい内容だと思います。


個人的には、
あの業界大手であるウォルマートやVISAが、
迅速な二番手としてスタートした
という部分が印象的でした。



経営者や企業の戦略室など、
経営に携わる方にお勧めの一冊です。
どのようにして模倣を創造につなげていくか
学ぶことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:41|PermalinkComments(0)

2017年08月12日

もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか

本日は金沢 優氏の
もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか
です。
もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか

本書は著者よりご献本頂きました。
金沢様ありがとうございました。

英語教師なのに英語を話せない主人公が、
ある英会話学校の個性的な講師に囲まれて
『話せる』英語を勉強するお話です。

話自体はベタではありますが、
引き込まれて一気に読み終わってしまいました。

著者は英語講師でありながら、
脚本家もされているので、
魅力的なキャラクターとセリフの中で
日本人が英語を話せない本質が
見えてくるようになっています。

本書で繰り返し言われていることですが、
英語はイメージが大事です。

問題の大半は日本語を介して
英語を理解しようとすることにあります。
だから、直接、英語と対象を結びつける、
つまりイメージすることが大事になるのです。

ということは、学習方法もイメージする
ことが、重要なのではないでしょうか。

そうすると、小説というスタイルは
英語の学習本として、とても優れている
といえるでしょう。
理屈でなく、感覚でわかることが大事なのです。


個人的には、
日本人はよく主語を言い間違える、
男性なのに『she』、女性なのに『he』
と言ってしまう、という部分が印象的でした。
これは私だけでないのですね。


英語を話せるようになりたい人は
とりあえず、読んでみるとよいでしょう。
楽しみながら、英語の『勘所』を
感じることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 10:34|PermalinkComments(0)

2017年08月11日

レバレッジ不動産投資

本日は本間けい氏の
レバレッジ不動産投資
です。
レバレッジ不動産投資

本書は医師で激務をこなしながら、
不動産投資を行い、成功した著者による、
不動産投資の本です。

医師は確かに高給ではありますが、
非常に激務で、責任も非常に重い、
ストレスのかかる仕事です。

ですから、お金を稼いでもストレスで
バッと使ってしまったり、
お金の知識はあまり無い人も多いので、
税金対策などもせず、とても重い税金を
ただ払っている、という人も多いようです。

著者はそんな現実に疑問を抱き、
現役医師として活躍しながら、
投資で成功し、大きな副収入を得ています。

医師の方からみれば、
複雑な思いの方もいるかもしれません。
しかし、個人的には、医者は
タコツボに陥りやすい職業ですので、
このような個性的な人が出てくることは
悪くはないと考えています。

肝心の内容ですが、自身の知識を生かして、
特に医者のような高属性の人が、
注意するポイントにページが割かれている
のが印象的でした。

また、著者が理系の医師の方ということから、
論理的で私には読みやすかったです。

医者は社会的信用が高いがゆえに、
ある人からみればカモにされやすいことに
注意しましょう。


お医者さんにオススメの一冊です。
不動産投資をするかどうか別にしても、
こんな人もいるのだと、刺激を得られるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:46|PermalinkComments(0)

2017年08月07日

『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方

本日は山内 康裕 氏の
『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方
です。
『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


本書は『One Piece』のキャラクター達を題材に、
人の本質はどのようなものか、
チームはどのようにあるべきか、
ということについて語ったビジネス書です。

人の性格を、ヤンキーとオタクに分け、
その対立軸でチームを分析します。

「ヤンキー」は仲間との繋がりを大切にし、
集団への帰属意識が高いといった特徴を持ち、
「オタク」なら自分の興味が最大の関心事で、
情より理屈を重視、多様性を大事にする
といった具合です。

当然、2つというのは粗すぎるわけですが、
なかなか本質を突いていることが多いと思います。

その性質を『One Piece』のキャラクターを
通じて議論します。

私は『One Piece』を読んだことはないのですが、
十分楽しむことができました。
やはり、ヒット漫画のキャラ立ちはすごいと
感心させられました。

個人的には、
今は「オタクバブル」が起きていて、
そのバブルが東京オリンピック頃にはじけるだろう
という部分が印象的でした。


『One Piece』が好きで、これからの組織、
マネジメントについて学びたい人にお勧めです。
『One Piece』のキャラを通じて、
人の本質を学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 02:45|PermalinkComments(0)

2017年08月06日

3年で年収1億円を稼ぐ 「再生」不動産投資

本日は天野真吾氏の
3年で年収1億円を稼ぐ 「再生」不動産投資
です。
3年で年収1億円を稼ぐ 「再生」不動産投資

本書は著者の関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は「湘南再生大家」の相性で親しまれ、
不動産投資のかたわら、情報サイトを運営したり、
コンサルティングをおこなっている、
不動産投資のカリスマです。

「不動産投資は投資でなく、事業だ。」
というスタンスを貫いており、
いかに入居者に喜んで頂くか、
ということを優先しています。

入居者がいないと始まらないビジネスですから、
最終的にサービス精神がものをいうのです。

よく考えると当たり前ですが、
特に不動産投資という観点では
つい忘れてしまいそうに感じます。


さらに、投資テクニックだけでなく、
三方良しの精神を持つ事、
関係者や家族との付き合い方などにも
触れられており、著者の姿勢には共感します。

私は不動産投資をしていませんので、
会社にかかってくる営業電話を通してしか、
この業界に触れていませんでした。

当然、うさん臭さを感じていましたが、
著者のような方が多くなって、
業界を変えていってくれれば、と思いました。

不動産投資を始める方が
最初に読んで欲しい一冊です。
テクニックだけでなく、
不動産投資の心構えを学べるでしょう。

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engineer_takafumi at 20:27|PermalinkComments(0)

2017年07月29日

アートディレクションの「型」。

本日は
アートディレクションの「型」。
です。
アートディレクションの「型」。: デザインを伝わるものにする30のルール

本書はアートディレクターによって語られた、
デザインによって伝える方法です。

コピーライターの本はたくさんありますが、
アートディレクターの本は多くありません。

それは、基本的に言葉でかたるコピーライターに対し、
デザインやアートで語るアートディレクターの思考は
言語化しにくいということがあるでしょう。

しかし、本書はそれを乗り越え、
(恐らく、ほんのさわりだけだとは思いますが)
普通の人にもわかるように言語化されています。

例えば「視点を設計する」「ノイズを入れる」という
考え方はとても納得できるものでした。

もちろん、素人が簡単に
デザインやアートの本質を理解する、
というわけにはいきませんが、
その道筋のようなものが見えた一冊でした。

個人的には、
ほんの少しだけ見る人に考えさせ(「?」が浮かぶ)
そのあとで小さな発見が訪れる(「!」が浮かぶ)
という部分が特に印象に残りました。


Webなどでデザインやアートに
軽く携わる人にお勧めの一冊です。
アートディレクションの方向性が
おぼろげながら見えてくることでしょう。


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engineer_takafumi at 23:18|PermalinkComments(0)

2017年07月27日

コンビニ人間

本日は村田 沙耶香氏の
コンビニ人間
です。
コンビニ人間

本書は村田 沙耶香さんが
芥川賞を受賞した作品です。

ふとしたところで、一部分を読むことがあり、
それが面白かったので、買って読むことにしました。


世間と全く異なる価値観を持つ主人公が、
コンビニ店員として生きる日常を描いた一冊です。

就職も結婚もせず、
36歳までコンビニでバイトを続ける主人公に
普通を押し付ける社会をこっけいに描きます。

ギャク漫画を読んでいるような面白さと、
強烈な皮肉への爽快感を味わいました。

周りがいくら騒いでも、
主人公だけは何も影響を受けず淡々としているのです。


世の中には、主人公のような人間もいるかもしれませんが、
それならそもそも、周りに合わせようとも考えません。

そのあたりが、リアルな日常を描く中で、違和感となり、
小説に強烈なインパクトを与えています。


個人的には、
白羽さんのダメっぷりが印象的でした。
全く救いがなく、いままで小説で
これだけダメな人間を見たことがありません。
そのダメさを描ける著者の描写力に驚かされます。


『常識』が嫌いな人にオススメの一冊です。
これでもか、と『常識』の不自然さが強調されるので、
快感を感じることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:39|PermalinkComments(0)