★一般書の書評

2017年06月19日

会社でやる気を出してはいけない

本日はスーザン・ファウラー氏の
会社でやる気を出してはいけない
です。
会社でやる気を出してはいけない


本書は出版社の方よりご献本いただきました。
マルコ出版さま、ありがとうございました。

「会社でやる気を出してはいけない」
という刺激的なタイトルの本ですが、
要は、頑張ってしぼり出さなければいけない
「やる気」ではなく、本来人が持っている
気持ちを生かすようにしなさい、という事です。

人は仕事をする以上
みんなモチベーションを持っています。

問題はそのモチベーションが高いか低いでなく、
何にモチベーションを感じているかなのです。


私もエンジニアを長く続けているので、
なんとなく雰囲気の良い職場、悪い職場など
色々な部署を経験してきました。

今まで、それは本当になんとなくだったのですが、
本書でその感覚が言語化できるようになりました。

問題は「やる気」の質にあったのです。


個人的には、前向きのモチベーションは、
決して後向きのモチベーションには敵わない
という箇所が心に残りました。


部下を持つマネジャーにとって
とても得るところの多い一冊だと思います。
精神論でなく、科学的なモチベーション論を
身につけられることでしょう。
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2017年06月11日

人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

本日は神野 元基氏の
人工知能時代を生き抜く子どもの育て方
です。
人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

本書は人工知能と子育てを掛け合わせた本として
興味を持って購入しました。


世の中では、近い将来人工知能によって、
仕事のほとんどはAIにとって代わられる
という話がされています。

例えば、自動運転技術の進展は早く、
将来はタクシーやトラックの運転業務は
なくなってしまうことは予想がつきます。

それは、ホワイトカラーでも例外ではなく、
定型的な業務は残らず、AIで行うようになるでしょう。


本書では、そのような時代が来ることが
分かっている中で、
子どもにどのような教育をするか、
ということがテーマです。

VR(Virtual Reality)やドローン宅配など、
技術が進展して、
ベーシックインカムなどの制度が整えば、
人間は外に出なくても
とても快適な生活ができます。

そんな激変の時代の中で、
子どもたちに何を教えればいいか
そのヒントをもらえることでしょう。


個人的には、AIが発達すると
新薬開発業務がすぐになくなってしまう、
という話が印象的でした。


小さな子を持つ方にお薦めの一冊です。
不安定な時代で子どもをどのように育てるか
指針を得られるでしょう。


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2017年06月01日

キャスターという仕事

本日は国谷 裕子氏の
キャスターという仕事
です。
キャスターという仕事 (岩波新書)

本書はクローズアップ現代で23年間キャスターを務めた
国谷さんの本として、興味を持って購入しました。


クローズアップ現代というと、週4本、
一つのテーマに切り込んで論ずる、
従来のニュース番組とは一線を画した
NHKの看板番組です。

本書はこの番組のキャスターを
立ち上げから23年続けてこられた
著者による一冊になります。

生い立ちから始まり、
言葉に対してどのような姿勢を取っていたか、
プロの仕事に身が引き締まる思いがします。


本書で感銘を受けたのは、
なんといってもインタビューの部分でした。

この本に出ている例だけでも、
アラファト議長や高倉健氏、石原慎太郎氏、
ヒューレットパッカードのCEOを務めた
フィオリーナ氏など、そうそうたる顔ぶれです。

それらのインタビューの記述は、
緊迫感が伝わってきて、臨場感がありました。

相手がどんな人であっても、
視聴者を代表して、聞きにくいことも聞く、
という姿勢には大変感銘を受けました。

さらに、クローズアップ現代のインタビューは
生放送で行われていたようで、びっくりしました。


言葉を操る職業についている人、
特にインタビューをする人にはお薦めの一冊です。
プロの心構えを学ぶことができるでしょう。

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2017年05月27日

サーバント・リーダーシップ入門

本日は金井 壽宏氏、池田 守男氏の
サーバント・リーダーシップ入門
です。
サーバント・リーダーシップ入門


本書はあるセミナーでサーバント・リーダーシップ
という言葉が話題になり、興味を持って購入しました。


サーバント(Servant)とは、一般的には、
召使や使用人などを指す言葉です。

だから、これにリーダーシップをつけると
何やらおかしな感覚になってきます。

実際に、著者がサーバント・リーダーシップという
言葉を掲げた時、
「召使いのように社員に尽くすのですか」
という、妙な解釈をされたこともあったようです。

しかし、実際のところ、
下からリーダーシップを発揮することは、
上から発揮する以上に明確なビジョンと使命を
必要とするものなのです。


本書はクリスチャンで秘書から社長になった
資生堂の池田氏と経済学の専門家の金井氏による本です。

金井氏が池田氏と共著の形にした理由は、
池田氏がサーバント・リーダーシップを語る上で、
これ以上ない、お手本と感じられたからということです。

サーバントリーダーシップの定義とは、
まず、人に奉仕するということが先に来て、
その後に人を導くという役割が後に来る、
奉仕が先行するリーダーシップの型です。


実際のところ、リーダーシップというものは、
色々な型があると思います。
上から引っ張る人もいれば、下から支える人もいます。

それは人それぞれで良いのですが、
世間的には上から引っ張る型だけが
注目を受けやすい、という傾向があります。

だから、下からささえるリーダーに着目した
本書の意味が出てくるのだと思います。


リーダーを目指す人にお勧めの一冊です。
下から支えるリーダーの型を学ぶことにより、
自分の発揮するリーダーシップに深みが増すでしょう。


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2017年05月22日

最強ボーンブロス食事術

本日はケリアン・ペトルッチ氏の
最強ボーンブロス食事術
です。
3週間で身体と心が劇的に変わる 最強ボーンブロス食事術

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
上田さま、ありがとうございました。


本書はアメリカで大ブームになっている、
ボーンブロスと呼ばれるスープのような食品を
中心としたダイエット方法です。

アメリカ人は食生活も体型も日本人とは違うので、
直接参考にはならないかもしれませんが、
それだけに、アメリカの食生活を知る意味で
興味を持って読めました。


ボーンブロスという食べ物のイメージは、
私は鶏や魚の水炊きが好きで、
昔は良く食べていたのですが、
その残り汁のような感じでしょうか。

確かに良い出汁がでていて
おいしかったですね。
また、濃厚で腹持ちも悪くない気がします。

このボーンブロスはコラーゲンなど
滋養成分が溶け出しており、
シワが消えて若々しくなる上に、
腸にも良いそうです。

ダイエット方法を実践するかどうかは別としても、
一回、ボーンブロスを食べてみたくなりました。

本の三分の一くらいは料理のレシピなので、
実際に試してみると良いでしょう。


料理が得意な人にお勧めの一冊です。
レシピを見て、料理を作ってみて、
それを気に入れば、このダイエット方法を
検討してみてはどうでしょうか。

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2017年05月15日

ヒアリング不動産投資

本日は才津康隆 氏の
ヒアリング不動産投資
です。
ヒアリング不動産投資

本書は出版社の方よりご献本頂きました。
サンライズ出版さま、ありがとうございました。


本書は長崎の五島列島に暮らしながら、
各地に20棟、524戸の不動産を所有する
不動産賃貸会社を経営、成功されている
著者による実践的な不動産投資の方法です。


著者は不動産投資で一番重要なことは
ヒアリングだと言います。

不動産というものは、
1つ1つが個性のある生き物のような資産です。

そして、その性質をしっかり知ることが、
不動産投資の成功のカギとなるのです。

本書では、ヒアリングの意義や方法に始まり、
著者の経験に基づいた事例が説明されており、
ヒアリングの実際を知ることができます。

不動産の場合、ヒアリングといっても、
聞いたことを真に受けられないところがあります。

数箇所からヒアリングを行って、
実際の姿を推測するという考え方など、
不動産投資をする方にとっては、
すぐにでも参考になる部分が多いでしょう。


私は不動産投資には興味はありませんが、
ヒアリングの方法や考え方は、
一般的に役立つものです。

言葉の端々から著者のビジネスセンスが見て取れ、
大変勉強になりました。


不動産投資をしている人、考えている人は
必見の一冊だと思います。
高々1500円と数時間の投資が、
大きな価値に化ける可能性が高いでしょう。

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2017年05月09日

「週刊文春」編集長の仕事術

本日は新谷 学氏の
「週刊文春」編集長の仕事術
です。
「週刊文春」編集長の仕事術

本書はスクープ記事に週刊文春の名前を聞くことが多く、
その編集長の仕事術として興味を持って購入しました。


週刊誌の仕事とは、情報そのものになります。
しかも、その情報はITなどの無機質なものでなく、
人間が興味をもつ、人間が作った情報なのです。

つまり、仕事の本質はいかに人を動かすか、
ということになります。

たくさん人がいる中でキーマンを見つける力、
そのキーマンと信頼関係を築く力、
そして、週刊誌の仕事では秘密を暴くこともあるので、
上手な人との戦い方、というものも重要です。
しばしば、週刊誌の記者は相手にとって、
招かざる客なのです。

また、企画の作り方や
週刊誌編集の組織についても語ります。

読者が知りたいことをどうやって見つけるか?
そして、記者たちのモチベーションを高めていく
ためには何をしたらいいか?
そんな戦略が書かれています。

個人的には、
多くの人を代表して聞くのだから、
やはり聞くべきことはきちんと聞かなければいけない。
その場で相手を気持ちよくさせて、
迎合することが仕事ではない
という部分が特に心に残りました。


マスコミに就職や転職をしたい人に
お薦めの一冊です。
外からは分かりにくい、定期刊行紙の
仕事内容が明らかになるでしょう。

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2017年05月04日

レイアウト、基本の「き」

本日は佐藤直樹氏の
レイアウト、基本の「き」
です。
レイアウト、基本の「き」

本書はレイアウトを勉強したくて、
購入しました。

著者は、翔泳社にてアートディレクター、
クリエイティブディレクターを勤め、
現在は独立してデザイン・ディレクターを
されています。


少し昔は、デザインはプロフェッショナルな領域で、
素人は手を出すことさえ出来ませんでした。

しかし、近年、ソフトウェアなどの環境が充実し、
専門的な教育を受けていない人でも、
デザインやレイアウトらしき仕事をしている、
という人が増えています。

本章はそんな方々をターゲットに、
デザイン・レイアウトの基礎を説く一冊です。


例えば、Webデザインの本はたくさんありますが、
ツールの使い方や小手先のテクニックばかりで、
意外に、教科書的な知識を教えてくれる
本というものは無かったのではないでしょうか。

僕は、この分野では全くの素人ですが、
問題なく読み進められ、
デザイナーはこんなことを考えていたのかと、
雑誌の表紙やポスターなどを見る目を
変えてくれる一冊でした。

また、レイアウトの本なので、
本自体がレイアウトや色に配慮されており、
読んでいて心地良かったです。


Webなど、少しデザインを勉強してみたい、
と思う人にお勧めの一冊です。
それほど労力を使うことなく、
基礎を勉強することができるでしょう。

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2017年05月01日

言葉を使いこなして人生を変える

本日は はあちゅうさんの
言葉を使いこなして人生を変える
です。
言葉を使いこなして人生を変える

言葉と人について興味があったので、
本書のタイトルにひかれ、購入しました。


最近、言葉が人を作るという思想にはまっています。
というのも、人は言葉によって考えるので、
その言葉こそがその人の思想、そのものということです。

となると、語彙力はものごとを多角的に見る力につながるし、
独創的な言葉を使う人は、発想も独創的ということです。

このように、言葉は他人を見る時の重要な
バロメータとなるわけです。

ここまでは、普通に納得できることでしょう。

しかし、重要なのはこれからで、
言葉は対他人のコミュニケーションだけではなく、
対自分のコミュニケーションを取るためにも必要なのです。

自分のことは自分が一番わかっている、
と思いたいかもしれませんが、
実は自分のことは驚くほどわかっていません。

そこで、自分のことを理解するのに、
他人の意見を求めることが一つの手段ですが、
デリケートすぎて他人に頼ることができない場合、
自分で自分を知るには、自分が頭の中で回している
言葉を知る(書き留める)ことが重要になるのです。

ここに書きとめられている言葉は、
著者のはあちゅうさんの頭で流れている言葉です。

そんなの自分には関係ない、と思うかもしれませんが、
作家という、言葉に敏感な人が、自分を表現した
結果はとても面白いし、参考になります。

私から見ると、
「私は私ともっと仲良くなりたい」という
心から同意できる言葉もあれば、
「かわつらい」という言葉のように、
全く理解できないものもあります。

作家はパンツまで脱ぐ職業と言われますが、
まさに著者の一糸まとわぬ感情が
溢れている一冊でした。


日記を書いている人にお勧めの一冊です。
ただの出来事だけでなく、
本書をお手本に感情の変化を記していけば、
感情が安定し、個性が確立することでしょう。


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2017年04月28日

お店の解剖図鑑

本日は高橋 哲史氏の
お店の解剖図鑑
です。
お店の解剖図鑑

本書は書店で見かけて、気になって購入しました。


本書は店舗デザイナーの著者が、
カフェから、ラーメン屋、ガールズバー、コンビニまで
さまざまなお店のデザインについて書いた一冊です。

たくさん絵が入っているので、
イメージができて楽しいです。

その中にも、店舗開発に関する著者の考えが
盛り込まれていて、素人の僕には勉強になりました。

1業態につき、1種類なので、
「これ1冊で大丈夫」というわけではありませんが、
お店を開こうとしている人には、
いい刺激になってくれるでしょう。


個人的には、
おいしそうと可愛いは同じ照明で
という部分が印象的でした。


お店を開きたい人(業種は問いません)
にはおすすめの一冊です。
頭が刺激されて、アイデアが出やすくなるでしょう。

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2017年04月24日

「だから女は」と言わせない最強の仕事術

本日は朝倉 千恵子氏の
「だから女は」と言わせない最強の仕事術
です。
「だから女は」と言わせない最強の仕事術

本書は著者の方よりご献本いただきました。
朝倉様、ありがとうございました。

著者は、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、
中途採用、営業経験ゼロからのスタートを切ります。
そこで猛烈な努力をして成功され、独立されます。

現在は社員教育コンサルタントとして
全国を飛び回りながら、
女性の自立支援、社会的地位の向上を目指した
女性のための仕事塾を運営されています。

本書はそんな著者が書いた、
女性のための仕事術です。

男性の上司や部下から、
自分(女性)がどう見られているか、
どのような行動をとるべきなのか、
的確に解説してくれています。

意外なのが、女性上司というものが
結構くせもので、手の内が分かっている分、
厳しくあたってしまいがちになるのですね。


女性はもちろんですが、女性を部下に持つ
男性の上司にもおすすめの一冊です。
女性を育てるためには、どのように接すれば良いか
ヒントを得ることができるでしょう。


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2017年04月21日

経営の教科書

本日は新 将命 氏の
経営の教科書
です。
経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目

本書は目次を見て、内容が気になり購入しました。

本書の著者はシェル石油、日本コカ・コーラ、
ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなど
グローバルエクセレントカンパニー6社で
40数年にわたり社長職を3社、副社長職を1社
経験したという、日本人の経営のプロフェッショナルです。

そんな著者が書いた、「経営の教科書」が本書です。

教科書というとおり、基本的で正しいことだけ、
奇をてらったテクニックなどはありません。

・厳しい環境だからこそ、語れる夢があるか
・その夢は、社会にとって役立つものか
・夢を語れるだけでなく、目標にして示せているか
・目標を実行に移せているか
・目標に向かってともに進める社員がいるか
・心の通うコミュニケーションはとれいているか
・バトンを受け継ぐものを育てているか

全て真正面の課題でありますが、
それに実績のある著者が真正面から
答えている力強い本でした。


経営を学びたい上級マネージャにお勧めの一冊です。
時代が変わっても変わることのない、
経営の原理原則を学べるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年04月17日

財布はいますぐ捨てなさい

本日は金川顕教 氏の
財布はいますぐ捨てなさい
です。
財布はいますぐ捨てなさい

本書は出版社より献本いただきました。
サンライズ出版様ありがとうございました。

本書は事務所なし従業員なしの会社で、
3年で2億6000万円も売り上げたという、
事業家の金川氏の3冊目の著書になります。


本書のテーマは「捨てる」ことです。

成功本というと、何をするか、何を持つか、
ということに焦点をあてがちですが、
実はそれ以上に、「捨てる」ことが大事なのです。

例えば、タイトルにもなっているように、
財布や現金は捨ててしまいなさい、
と語っています。

人それぞれ価値観が違いますので、
必ずしも、ここに書いてあることを
全部捨てる必要は無いと思います。

しかし、自分が納得することについては、
少しずつ捨てていって、その分
成功への投資に費やすことができれば、
成功はぐっと近づくものと思います。


個人的には、
現金よりもクレジットカードを使ったほうが
使途不明金を少なくできる、
という部分に共感しました。


成功するために行動を起こしているが、
時間がない、という人におすすめの一冊です。
自分の中で行動に優先順位をつけて、
重要な行動にリソースを集中させることが
できるようになるでしょう。

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2017年04月12日

魂の経営

本日は古森 重隆氏の
魂の経営
です。
魂の経営

本書は、「会社を思う気持ちが強い人は伸びる」
という章が気になって、購入しました。

本書は富士フィルムのCEOによる著書です。

デジタルカメラの登場により、
フィルム業界はものすごい縮小を強いられました。

ピーク時は年々、20〜30%の市場が消えていった
と言われています。

その荒波にもまれて、老舗のコダックは
倒産してしまいました。

しかし、その中でも業態の変革に成功して、
今も発展を続けている会社があります。
それが、富士フィルムなのです。

フィルムが絶好調の時期から、
将来を見据えて、新事業へ投資する。
新規事業の立上げでは、スピード感を重視して、
M&Aを積極的に利用する。
研究開発費、人材の教育費は惜しまない。

書いてみると非常にシンプルですが、
実行することは非常に難しいことがわかるでしょう。

そして、それを実行できた理由は、
著者の信念と判断基準にあるのです。

そんな信念や判断基準が学べる一冊でした。

個人的には、
人や会社のために仕事をすることは大きな負荷となる。
そして、その負荷が人を育ててくれる。
という部分が一番印象的でした。

経営をされている方、経営者になりたい方に
特にお勧めの一冊です。
社長に求められるべき素養が明確になるでしょう。


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2017年04月07日

最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法

本日は中村禎 氏の
最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法
です。
最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法

本書はコピーライターの本が読みたいと思って購入しました。


コピーライターの本が好きで、何冊か読んできました。
その中に共通して書かれていることは、
質も大事だが、量が非常に大事、ということです。

どれだけ高い能力をもったコピーライターでも、
10本書いて、そこから選ぶ、ということは決してなく、
100本、200本と書いて、そこからNo1を選んでいくのです。

そんな話を聞いて思いました。
これだとコピーというものは、「書く」能力よりも、
「選ぶ」能力の方が本質的ではないのだろうか?

この本はまさに、そんな始まり方をします。
「いいコピーを書いているコピーライター」は
実は「いいコピーが選べるコピーライター」なのです。


実際、新人コピーライターのいいコピーはゴミ箱にある、
なんてことも言われているようです。

ということで、本書ではコピーをどうやって選ぶか、
ということに焦点が当てられています。

個人的には、
ワインの味を見極められるようになる方法、
『SKAT.』を審査員になったつもりで見てみる、
という部分が特に心に残りました。


人の心に響く言葉を書きたい、
と思っている人におすすめの一冊です。
本書を読めば、言葉を選ぶ基準が作れるでしょう。

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