★一般書の書評

2018年01月18日

大量生産品のデザイン論

本日は
大量生産品のデザイン論
です。
大量生産品のデザイン論 経済と文化を分けない思考 (PHP新書)

本書は「明治おいしい牛乳」や
「ロッテ キシリトールガム」など
ロングセラーとなった商品のデザインを多数手がけた
グラフィックデザイナーによる一冊です。


デザイナーの世界では、日用品のような大量生産品の
「デザイン」をタブー視する傾向があるそうです。

つまり、特別なもののデザインが本当のデザインで、
日用品のようなデザインは格の低い仕事と見られるわけです。

しかし、大量生産品のデザインを多数手がけてきた著者は、
決してそんなことはない、と言います。

日用品には、日用品のデザインがあるのです。
本書にはその意図が説明されています。
陳列の方法なども考慮されたデザインの意図を知ると、
本当にこれだけのものに命が吹き込まれているのだ、と感じます。

さらに、デザインを特別なものと見ることは危険とも言います。
というのも、デザインが特別なものであれば、
逆に「デザインは無くても大丈夫」ということになるからです。

デザインは目的ではなく、目的を果たすためのプロセスです。
世界のあらゆるところに存在し、必要とされているのです。


個人的にには、
著者が「おいしい牛乳」のデザインを手がけたというと、
「えっ? あの牛乳の? あれのどこがデザインなんですか?」、
と返され、それがとても嬉しかった、
という話が印象に残りました。

本当に自然なデザインというものは、
それを意識させないものなのかもしれません。


食品など、日用品のメーカーに勤める方にお勧めの一冊です。
製品と社会のコミュニケーションを考え直す、
きっかけになってくれることでしょう。



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engineer_takafumi at 21:37|PermalinkComments(0)

2018年01月14日

レトリック感覚

本日は佐藤 信夫 氏の
レトリック感覚
です。
レトリック感覚 (講談社学術文庫)

本書は比喩を勉強しようと思って読んでみました。

比喩というと、直喩と暗喩が頭に思い浮かぶでしょう。
「〜ようだ」をつける直喩と比喩だと明示しない暗喩です。

しかし、直喩と暗喩に表現として、どのような違いがあるか
知っている人はほとんどいないと思います。

また、比喩表現は直喩と暗喩だけではありません。
例えば、ヒゲの生えた人を「ヒゲ」と呼ぶような表現、換喩。
そして、「食料をくれ」という意味で「米をくれ」と表現する、提喩。
実は、世の中の表現は驚くほど比喩表現に溢れているのです。


本書は比喩表現の文法書、のようなものかもしれません。
定義にページを使ったり、論理的な説明が展開されています。

でも、文章を書くことは、もっと感覚的でないか、
と感じる人もいるかもしれません。

ただし、いい文章を書くのに、文法の知識は必須だと思います。
形容詞を省いて、固有名詞を増やしなさい、
と言われても文法を学んでいないと理解できません。

それと同様に、本書で比喩の表現を論理的に学ぶことにより、
世の中の様々なレトリック(修辞法)について理解が深まり、
自分が使うときに、大いに役立つものだと思っています。


個人的には、提喩の説明が心に残りました。
「雪」を「白いもの」と表現することに
これほどの効果があるのですね。


小説を書く人は必読の一冊だと思います。
理論を知ることにより、
表現のレベルを大きく向上させられるでしょう。


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engineer_takafumi at 15:19|PermalinkComments(0)

2018年01月10日

証券市場誕生!

本日は日本取引所グループ の
証券市場誕生!
です。
日本経済の心臓 証券市場誕生!

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


本書は東京証券取引所と大阪証券取引所を
運営する持株会社である日本取引所グループ(JPX)が
日本の証券市場の歴史を書いたものです。

日本の取引所の歴史は、17世紀に大坂の堂島に作られた
堂島米会所にさかのぼります。

そして、これはなんと世界初の公設の
証券先物取引所となったのです。

そして、明治の動乱期に渋沢栄一や今村清之介、田中糸平らに
よって日本に近代的な証券取引所が設立されるのです。

それから、戦後から現在までの、
証券市場の変化の歴史も記されています。

読むだけで知的好奇心が満たされて面白い上に、
写真や資料なども多く、資料としての価値もある一冊です。


個人的には、戦前・戦中の証券取引の様子が印象的でした。
東京大空襲の時でさえも1週間ほどしか取引停止しておらず、
終戦の5日前まで取引が行われていたのです。

証券取引をする人は一読して損のない一冊でしょう。
証券の歴史を知り、深く理解することは
取引にもプラスの影響を及ぼすのではないでしょうか。

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engineer_takafumi at 01:13|PermalinkComments(0)

2018年01月07日

人工知能

本日はDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部の
人工知能
です。
人工知能―――機械といかに向き合うか (Harvard Business Review)

本書はハーバードビジネスレビューで大好評であり、
現在は品切れで入手できないという
人工知能特集号の論文をまとめて書籍化したものです。

人工知能の本は多数存在していますが、
AIの権威達による論文がこれだけまとめて読める
という機会はそれほど多くはないでしょう。

それも、テクノロジーのエキスパートから、
ビジネスのエキスパートまで多彩な専門家達ですので、
様々な視点でAIを考察することができます。

あたらめて感じたことが、
人工知能は人間の知能と対となるべきことなので、
人工知能が何の役に立つかという問いに答えるためには、
人間の知能がどのようなものか、何ができるのかを
深く理解しておかなければならないのです。

本書を読めば、人工知能は人間と比較して何が優位なのか、
そして、人間に追いつけないのはどのような分野なのか
ということが見えてくると思います。
それは単純に、感情やクリエイティビティといった言葉で
一言で表現できるものではありません。


個人的には、
「グーグルは組織をデータで変える」
という章が大変興味深かったです。


特に人工知能と人間の関係について、
考察したい人にお勧めの一冊です。
人工知能の可能性が浮き彫りになることでしょう。

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engineer_takafumi at 17:41|PermalinkComments(0)

2018年01月03日

スタンフォード式 最高の睡眠

本日は西野精治 氏の
スタンフォード式 最高の睡眠
です。
スタンフォード式 最高の睡眠

本書はスタンフォード大学の医学部教授である
日本人医師による睡眠の本です。

睡眠というテーマは皆が関心のあるテーマで
たくさんの本がありますが、
この本の特徴は医学的なエビデンスがある、
ということです。

眠りは主観的な本も多いのですが、
本書は医学の研究者が書いた本ということで、
データに裏づけされたことしか書かれていません。

一方で、不眠には「プラセボ(偽薬)効果」が高い、
という話もあるので、本人が信じるのであれば、
それはそれなりに効果のあることかもしれません。

ただし、医学的エビデンスにこだわる人にとっては、
睡眠の質を上げるために最高の一冊となってくれるでしょう。


個人的には、睡眠と体温の関係のところが
大変参考になりました。
眠くなると手が暖かくなると感じていましたが、
それには確かな理由が存在していたのですね。


忙しいビジネスマンにお勧めの一冊です。
ロジカルな人に受け入れられ易い本ですので、
ビジネスマンの睡眠の質を高めてくれると思います。


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engineer_takafumi at 18:44|PermalinkComments(0)

2018年01月01日

神話の力

本日はジョーゼフ キャンベル氏、ビル モイヤーズ氏の
神話の力
です。
神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


神話は物語の中でも根元的な位置にあります。

というのも、民族や人種を超えて、
あらゆる人間が持っているものだからです。

もちろん、文化が違うので、
それぞれの神話は一見異なります。

しかし、その中にも共通する部分が
かなり見えてくるのです。

神話を研究し、その共通部分を分析し、
説明してくれるのが本書になります。

男とは、女とは?
宗教的な儀式が人に与える意味は?
生とは、死とは?
など、人種や民族を超えて、
我々のDNAに何が刻まれているのか理解できます。


難解な話も多いですが、会話形式を取っていて
読みやすくなるように配慮されています。

また、神話の物語の公式はあちこちで使われていますので、
「あれはそういうことだったのか」という
気づきをたくさん得られることでしょう。


個人的には、
犠牲(いけにえ)の意味について書いた部分が
非常に印象に残りました。


物語を作る人には必読の一冊だと思います。
人が本質的に惹かれるストーリーとは何なのか、
そのヒントが得られるでしょう。


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engineer_takafumi at 00:00|PermalinkComments(0)

2017年12月29日

マクニール世界史講義

本日はウィリアム・H. マクニール氏の
マクニール世界史講義
です。
マクニール世界史講義 (ちくま学芸文庫)

高校時代、世界史を勉強している時に、
固有名詞ばかり並べずに、
もっと抽象化して、時代の流れを教えて欲しい、
と思ったものです。

本書は、そんな願いにピッタリの一冊で、
名著 世界史 の著者が、歴史の構造、
時間軸を学ぶために書いた本です。

個別の事象よりも、
そこにどんな力学が働いていたか、
ということに焦点が当てられています。

テーマとしては、
旧世界(西ヨーロッパ)とフロンティア(新大陸)、
歴史のミクロとマクロ(人個人の生活から歴史を演繹)、
国やシステムの統制と破綻のメカニズム、
について語られています。

読む前は、高校の時にこんな本があれば、
と思ったのですが、読んでわかったことは、
個別の知識が十分ないと抽象化されても
十分には理解できないということでした。

やはり、高校時代にはあの勉強方法しか
なかったのかな、と感じました。


個人的には、世界史において、
戦争や経済よりも病原菌が決定的に重要、
という部分が印象的でした。

改めて歴史における病原菌の影響の大きさに
気づかされました。


高校でしっかり世界史を勉強して、
大学でも世界史を学ぼう、という人に
お勧めの一冊です。
知識の織物に、今までなかった糸を
通してくれることでしょう。

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engineer_takafumi at 17:18|PermalinkComments(0)

2017年12月20日

サバイブ(SURVIVE)

本日は麻生 羽呂氏、篠原 かをり氏の
サバイブ(SURVIVE)
です。
サバイブ(SURVIVE)――強くなければ、生き残れない

本書は異色のビジネス書です。
自然界の生物がどうやって優位性を作って、
生き残っているかを学び、
競争優位性の本質に迫ります。

例えば、シャチのように賢くて、強い、
というのはとてもわかりやすい優位性です。

しかし、そうでない優位性もあるのです。
例えば、そもそも争わない(仲良くする)、
他の生物が生息できない環境に適合する、
捕食されないために、自分をとにかく不味くする、
といった切り口があります。

生物の目的は遺伝子を残すこと、
すなわち生き残ることです。

これは人間を含め、生物には共通しますが、
その手段があまりに多彩なことに驚きます。

特に、一見弱いものには、
学ぶことが多いのではないでしょうか。


個人的には
得体の知れないものには、不思議な魅力がある、
という箇所が心に残りました。


経営戦略を考える方にお勧めです。
「異なる業界から学べ」はよく言われることですが、
まさにそのヒントが詰まっている一冊でしょう。


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engineer_takafumi at 23:32|PermalinkComments(0)

2017年12月18日

新DMの教科書

本日は日本ダイレクトメール協会 の
新DMの教科書
です。
新DMの教科書 (「DMマーケティングエキスパート」認定資格公式テキスト)

広告はデジタル媒体が全盛となっていますが、
ターゲットや商品においては、
まだまだDMのほうが効果的なこともあります。

むしろ、あえてアナログ的な手段を使うことにより、
顧客の注意を引くことができるかもしれません。

本書は経営コンサルタントや
ダイレクトマーケティングの専門家、
コピーライターとしてDMに携わっている人など、
この道に専門家によるDMの教科書です。

私はこの業界は詳しくないのですが、
基本的な用語の説明もしっかりしていて、
事例なども取り入れられているので、
最後までスムーズに読み進めることができました。

DMは歴史が長いので、こうしたほうが反応が良い
というセオリーがたくさんあります。

それを学ぶことができて、有意義な一冊でした。


また本書は「DMマーケティングエキスパート」という
DMに関わる認定試験の教科書となっています。

広告の実務に携わる方であれば、
挑戦してみると良いのではないでしょうか。

個人的には、ベネフィットを提示するとき、
金券やクーポンなどを入れておくと
反応が良くなる、という部分が印象に残りました。


DMを作る人であれば、
まず読んでおきたい一冊だと思います。
おさえるべき基本を素早く学べるでしょう。

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engineer_takafumi at 01:24|PermalinkComments(0)

2017年12月17日

たった一言で人を動かす 最高の話し方

本日は矢野香 氏の
たった一言で人を動かす 最高の話し方
です。
たった一言で人を動かす 最高の話し方

本書は元NHKキャスターで、
今は政治家や経営者などエグゼクティブに
スピーチを教えるコンサルタントとして
活躍されている著者による一冊です。

本書のテーマは『間』です。
つまり沈黙ですね。

話をしていると沈黙が気まずくて、
間は埋めなければいけないもの、
と感じることもあります。

しかし、間は特に聞き手にとって大切で、
話し手の表現の1つと考える必要があるのです。

例えば3秒の間と言いますが、
話し手と聞き手の間に大きなギャップがあります。

つまり、話し手は間を長く感じますが、
聞き手は短く感じてしまいます。
話し手にとって3秒の間は恐ろしいです。

でも、それを乗り越えて、使いこなしてこそ、
最高の話し方に近づくことができるのです。


スピーチをすることが多い人にお勧めの一冊です。
『間』の効用を意識することで、
短期間でスピーチの質が高まることでしょう。


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engineer_takafumi at 10:45|PermalinkComments(0)

2017年12月16日

問題解決大全

本日は読書猿 氏の
問題解決大全
です。
問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール

本書は出版社の方よりご献本頂きました。
フォレスト出版様ありがとうございました。

例えば、ロジカルツリーやフェルミ推定、KJ法など
問題解決のためのツールはたくさんあります。

そんな問題解決ツールを「これでもか」と37個
マシンガンのように紹介するのが本書になります。

ただ、この本の意義は、それらを身につける
ということではないような気がしています。

これだけの方法が提唱されているのも、
万能な方法が存在しないことの証左であるのです。

ということは、問題を解決する方法を学ぶ理由
それは「問題解決方法を作り出す方法」
にあるといえるでしょう。

これだけ多数の方法に一度に触れることにより、
問題解決の定石のようなものを感じられれば、
本書の本当の効果が得られた、ということになります。


個人的には、
テスト前に掃除をしてしまうような行動、
これを逆手にとって物事を進める、
という考え方が印象に残りました。


問題解決のツールを使っている方に
お勧めの一冊です。
多数の方法を学ぶことにより、
自分の方法を俯瞰的に見ることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:32|PermalinkComments(0)

2017年12月14日

コミュニケーションをデザインするための本

本日は岸 勇希氏の
コミュニケーションをデザインするための本
です。
コミュニケーションをデザインするための本

本書は電通でコミュニケーションデザイナーとして
活躍されていた著者による、
コミュニケーションデザイン論です。

電通というと一般的なイメージは広告会社ですから、
どのような広告を作るのか、どんなメディアを選ぶのか、
といった話だと思われるでしょう。

確かに、それも一部分ではあるのですが、
本書ではある刺激を通じて、ターゲットがどう感じるか、
そしてどう行動するかを計算して、
コミュニケーションを設計する方法を説きます。

あえてターゲットを狭く設定してみたり、
あえて理不尽なほど難易度を高くしてみたり、
あえて商品名を一切出さなかったりと、
少し常識とは異なる事例が、紹介されています。

しかし、それも明確な意図の元に設計されているのです。

何気ない場所にも意図が隠されていることに感心しました。
また、それ以上に、広告慣れした現代の消費者の
興味をひき、商品を購入してもらうことは、
ここまで難しいのだとも、思い知りました。


個人的には、
当初全く商品名を出さなかった
「漢検DS」の事例が印象的でした。

広報はもちろん、営業の方にもお勧めの一冊です。
顧客の気を引くためにはどのレベルの行動が必要か、
理解することができることでしょう。

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engineer_takafumi at 23:51|PermalinkComments(0)

2017年12月12日

電車をデザインする仕事

本日は水戸岡 鋭治氏の
電車をデザインする仕事
です。
電車をデザインする仕事: ななつ星、九州新幹線はこうして生まれた! (新潮文庫)

本書はななつ星や九州新幹線をデザインした
水戸岡さんによる一冊です。

水戸岡さんは電車をはじめとする、
公共デザインの仕事をされています。

公共のものですから、一部の人をターゲットとしたもの、
ましてやデザイナー個人の趣味ではいけません。

大勢の人間の望んでいることを翻訳し、
受け入れられるものを作らなければならないのです。

著者のデザインした電車は、
たしかに今までのものと大きく異なります。

でも、それは奇をてらったものではなく、
利用者が真に望んでいることを、
くみ出した結果なのです。

著者の公共デザインに対する哲学が学べ、
世界を広げてくれる一冊でした。

公共デザインという観点から見ると、
日本はヨーロッパに大きく遅れていますが、
水戸岡さんに続く方がたくさん出てきて、
状況を変えてくれると良いな、と思いました。


建築や都市計画など、公共デザインに関わる
仕事に就いている方にお勧めの一冊です。
自分の仕事の意義が再認識できるでしょう。



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engineer_takafumi at 22:49|PermalinkComments(0)

2017年12月10日

小さくても勝てます

本日はさかはらあつし氏の
小さくても勝てます
です。
小さくても勝てます

本書は出版関係者の方より献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は西新宿の小さな理容室「ザンギリ」が
行列ができる店に変わっていった、
実話を元にしたストーリーです。

このお話の特徴は、理論的な話と精神的な話が
うまい具合に混在していることだと思います。

例えば、ピーナッツを夢が叶うまで1粒ずつ食べる、
といった話があると思えば、
需要曲線やサルベージバリューなど、
経済学的な話も登場します。

少し難しい話も、あまり専門的にならず、
小さなお店の経営に無理なく応用できるところまで
落とし込まれていることが特徴です。

ストーリはベタではありますが、定番で楽しめます。
投げ出すことなく、すらすら読み進められるでしょう。


個人的には、
新しいことをはじめると
笑われる→無視される→嫌がらせをされる
そして最後には、自分を騙そうとする人が現れる
という部分が心に残りました。

小さなお店を経営されている方に
お勧めの一冊です。
臨場感があり、面白いお話の中に、
自分のビジネスへのヒントが見つかるでしょう。

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engineer_takafumi at 16:31|PermalinkComments(0)

2017年12月09日

メンタルヘルス・マネジメントの教科書

本日は清水隆司 氏の
メンタルヘルス・マネジメントの教科書
です。
人事担当者・管理職のためのメンタルヘルス・マネジメントの教科書

本書は出版関係者の方よりご献本いただきました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は産業医として長年キャリアを積まれ、
現在は産業保険コンサルタントとしても
活躍される著者による一冊です。

労働力の減少もあって、
メンタルヘルスへの認識が広まっています。

しかしながら、仕事のOA化、正規・非正規社員の混在、
コミュニケーションの希薄化など、
メンタル不調の社員の発見が困難になっています。

この中で、どのように社員のメンタルを保つか、
休職や職場復帰をどのように行うか、
というテーマについて書かれたのが本書です。


本書では「精神科主治医」と「産業医」の
違いについて強調されています。

精神科主治医は患者の病気に集中すれば良いですが、
企業に雇われる産業医は、職場環境や職場の負担も考慮し、
最適解を判断するのです。

企業経営者や管理職に必要なのは、
当然後者の視点でしょう。

産業医としての経験に裏打ちされた知識は、
メンタルヘルス問題に直面したときに
必ず役に立つことでしょう。

個人的には、
睡眠のとり方の部分が参考になりました。
これは健常者にもあてまることでしょう。


管理職の方はもちろん、
会社勤めの人なら確実に読む価値のある一冊です。
メンタルにどう向き合えば良いのか、
予備知識を持つことができるでしょう。


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