★一般書の書評

2018年12月09日

余計なことはやめなさい!

本日は氏家 健治 氏の
余計なことはやめなさい!
です。


本書は「ケンズカフェ東京」で
ガトーショコラを大ヒットさせた著者が
成功の秘訣は「捨てる」ことにある
ということを説いた一冊です。


著者のケンズカフェは、
何かをやめるたびに業績が伸びます。

最初は普通のレストランだったのが、
・ディナー営業を終了(宴会に特化)
・ランチ営業と喫茶を終了
・レストラン事業を終了
・ネット通販を終了
・著者のシェフ卒業
と、どんどんやめていって、
現在は店舗でのガトーショコラの販売のみです。

それも、バリエーションがあるわけでなく、
本当の単品勝負のお店になっているのです。

それで利益を伸ばせることは素晴らしいの一言です。
逆に、普通の人は「常識」というフィルターに
毒されていると感じざるを得ません。

また、本書では「値上げ」も読みどころの一つです。

値上げには抵抗のある人も多いでしょうが、
値段は経営者の決意の証なのです。

値上げを通じて何が起きたか、
詳細に書かれていてとても参考になります。


個人的には、
1度目の値上げも2度目の値上げも「え、値上げ?」
と離れていったお客様の代わりに、
それ以上の新しいファンが増えたのです。

という部分がとくに印象に残りました。


値上げできないと悩んでいる
お店の経営者にお勧めの一冊です。
結局のところ、値上げがみんなのためになると
腑に落とすことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 00:36|PermalinkComments(0)

2018年11月30日

あたえる人があたえられる

本日はボブ・バーグ 氏の
あたえる人があたえられる
です。


本書は、ノルマ達成が危うくなった
主人公ジョーが起死回生の一発として、
「伝説のコンサルタント」と呼ばれる
謎の大物ピンダーに面会を申し込むことから始まります。

そして、ジョーはピンダーによる
一週間のレッスンを受けることになります。

この本で語られる5つの法則は
とてもシンプルではありますが、
同時に力強くもあります。

また、「あたえる人はあたえられる」とは
自己啓発本では良く語られることではあります。
しかし、ただ与えるだけではダメで
いくつか気をつけるポイントがあります。

そのポイントを教えてもらえる一冊です。

訳書ではありますが、文字数も少なく
物語なので読みやすい本でした。


個人的には、収入の法則が印象的でした。

Give and give. とは良く言われることですが、
収入はどれだけ多くの人に影響を与えられるかで
決まってしまうものなのですね。

人のためになることをしていても
「より多くの人に」という方向性をもたないと
お金は集まらないわけです。


仕事で壁にぶち当たっている人に
お勧めの一冊です。
主人公に感情移入しながら、成功への未知を
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 21:50|PermalinkComments(0)

2018年11月22日

人間性の心理学

本日はA.H. マズロー の
人間性の心理学
です。


本書は「欲求の段階説」の提唱で有名な
心理学者マズローによる「現代の聖書」
とも言われる一冊です。

原著(米国)の初版が1954年となっており、
古典に近い名著になります。

訳書で古い本、そして500ページ以上のボリュームと
読みやすいとは言えませんが、それなりの価値があります。

心理学の本としてはもちろん、
「自己実現的な人間」について語っているため、
自己啓発本としても読める本です。

その中でも、「自己実現的における愛」という章が
大変興味深かったです。

自己実現的な人間が性をどのようにとらえているか、
これは普通の自己啓発本にはない、心理学者ならではの
視点で「愛」のあるべき姿が理解できました。

また、有名な「欲求の段階説」についても、
原著に触れることにより理解を深められました。


個人的には、
自己実現者は性的行為や身体的な求愛行動において、
能動的にも受動的にもなれる
という部分が一番印象的でした。

自己実現者は男性だから、女性だからという
固定観念を持っていないようなのです。

これが理想的な姿なのですね。


自己啓発のセミナーを行う人にお勧めの一冊です。
通読するのは大変ではありますが、
それだけの話題を与えてくれることでしょう。


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engineer_takafumi at 20:42|PermalinkComments(0)

2018年11月18日

サブスクリプション

本日はティエン・ツォ 氏の
サブスクリプション
です。


本書はサブスクリプションビジネス向けの
アプリケーションを提供するZuoraのCEOが
サブスクリプションビジネスについて語ります。

サブスクリプションの印象は、
月額課金にして、収益を安定させるくらいの
認識しかありませんでした。

しかし、その本質は、製品視点ではなく、
顧客視点へのビジネス構造の変化なのです。

本書ではサブスクリプションエコノミーの概要、
実際の例に始まり、サブスクリプションモデルの
取り入れ方まで解説します。

これからはどんなビジネスをしていても、
顧客視点のモデルに変える必要があるでしょう。

しかし、従来の製品視点の考え方は、
組織のあちこちにこびりついていて、
抜けることが難しいものです。

そんなとき意識の変容を促すコツを学ぶことができます。


個人的には、
G-mailのベータ版の話が心に残りました、
顧客本位、サブスクリプションビジネスでは、
製品は永久に改善し続けるものなのです。


経営者にお勧めの一冊です。
サブスクリプションビジネスをどう取り入れるか、
という視点から、様々なアイデアが出てくるでしょう。

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engineer_takafumi at 12:42|PermalinkComments(0)

2018年11月17日

ある広告人の告白

本日はデイヴィッド・オグルヴィの
ある広告人の告白
です。


本書は『現代広告の父』と呼ばれる
デイヴィッド・オグルヴィの代表作です。
世界14ヶ国で翻訳され、100万部を超えたと
いわれる世界的な名著になります。

本書では、最初に自らの生い立ちを語り、
広告業界の話に移ります。

純粋なクリエイティブの話でなく、
広告会社の経営者としての視点も多く、
経営者にとっても学ぶことが多い本でしょう。

広告会社という、ある意味特殊な会社を
どのように経営していくべきかという話は
純粋に好奇心が生まれます。

もちろん広告の考え方についての
話もたくさんあります。
本質的な話ですので、今でも
それほど色あせるものではないと思います。

例えば、広告で一番大切なのは『テスト』だ。
消費者はあなたの奥さんなのだ。
商品について嘘を言えば必ず見抜かれる。
などという心構えからはじまります。

そして、ヘッドラインの書き方、
売れる言葉の特徴、
イラストより写真である、
売れる写真の特長、など
今でも使えそうなテクニックも満載です。
まさに、広告の本質ではないでしょうか。


個人的には、
ヘッドラインに否定形を使ってはいけない
という部分が特に印象的でした。

今後はヘッドラインは肯定系の
強い言葉を使うようにしようと思いました。


クリエイティブに関わる人はもちろん、
広告会社のクライアントである企業の
経営者にお勧めの一冊です。
広告業界とはどんなものなのか、
広告会社とはどのように付き合うべきなのかを
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 01:36|PermalinkComments(0)

2018年11月14日

広告でいちばん大切なこと

本日はクロード・ホプキンス 氏の
広告でいちばん大切なこと
です。


本書は19世紀末から20世紀はじめにかけてのアメリカで
大活躍した広告家、ホプキンスの一冊です。
広告業界の古典とも呼べる本と言えるでしょう。


話は著者の半生をたどる形で書かれており、
一貫して商品を売ることにこだわること、
広告をテストして結果に潔く従うこと、が
著者の非凡な結果につながったのだとわかりました。

一方で、100年も昔の本ですから、
今とは事情が違う部分も出てきます。

例えば、カラーの広告は効果がない、とか
文字をつめこんで情報量を増やしたほうがよい、
などという部分です。

これは今の常識とは異なりますが、
当時の鉄則であったことは疑いないのです。
なぜ、このような差が生まれたのか、
社会情勢を考察してみるのも面白いと思います。

ここで紹介されている方法論は、
「SNSによる集客テクニック」のように
即効性のあるものではないかもしれません。
しかし、今の世の中、時代はすぐに移り変わり
今の最新はすぐに過去のものとなるでしょう。

そんな中でも、普遍的なものは何なのか。
それを探ることに本書の価値があると思いました。


個人的には、
広告の惨禍は例外なく、性急に行動したことに起因している
という部分が一番印象に残りました。

広告ではテストと効果測定が重要である。
それは、時代を超えて変わらない真実なのでしょう。


インターネットマーケティングなど
集客に携わる方にお勧めの一冊です。
歴史を加えることにより、自分の技術を
普遍化させることができるかもしれません。



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engineer_takafumi at 22:27|PermalinkComments(0)

2018年11月11日

自分を最高値で売る方法

本日は
自分を最高値で売る方法
です。


本書の著者は25才で独立するも、
最初は全く稼げず、時給900円のバイトを経験。
しかし、家族の病気をきっかけに奮起し、
一ヶ月後に毎月210万円の報酬を
得るようになったという経験をされています。

心構えから稼ぐノウハウまで、
幅広く書かれていますが、
本書の読みどころは時給からの脱却
だと思っています。

サラリーマンは知らず知らずのうちに
お金とは時給でしか生み出せない
という固定観念に縛られています。

この本では著者自身が時給900円の
仕事をした体験を踏まえ、
どうやれば時給思考から抜け出せるかを
丹念に説いているのが印象的でした。


個人的には、
稼ぐ人はバラ売りをしない
という部分が特に印象的でした。

仕事を機能ごとに分けるという発想は
時給の思考、つまり安売り思考なのです。


副業を考えているサラリーマンにお勧めです。
今の勤め人としての常識を書き換えてくれる
一冊になることでしょう。

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engineer_takafumi at 16:03|PermalinkComments(0)

2018年11月06日

法人顧客からの受注を10倍にする FAXDM×WEBの集客術

本日は伊之上 隼 氏の
法人顧客からの受注を10倍にする FAXDM×WEBの集客術
です。


本書はFAXDMのノウハウを中心に
集客コンサルを行っている
コンサルティング会社代表による一冊です。


ネットマーケティング全盛の時代なので、
FAXDMと聞くと古い感じがあるかもしれません。

しかし、ある年齢層以上の経営者にとって
FAXはとても日常的なツールであり、
着眼率(中身を見る確率)がとても高いなど
今でも十分効果的なツールなのです。

「お客様目線で書くこと」など他のメディアでも
共通する項目から、FAXメディアならではの
注意項目まで広範囲にわたって解説されています。

また、実際のFAXDMの事例が豊富なので、
売れるDMの感覚をつかむことができます。

特に、中小企業の顧客を持つ方にとっては
即使える内容が満載だと思います。


個人的には、
FAXを最初に受け取る事務員の心理をついたDM
という考え方が印象的でした。

FAXDMのキーマンは社長ではなく、
その前にいるのですね。


特に、中小企業を顧客とする商売を
されている方にお勧めの一冊です。
新規顧客開拓のヒントが得られることでしょう。


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engineer_takafumi at 23:49|PermalinkComments(0)

2018年11月02日

20歳の自分に受けさせたい文章講義

本日は古賀 史健 氏の
20歳の自分に受けさせたい文章講義
です。



本書は大ベストセラー『嫌われる勇気』の著者による
文章の書き方についての本です。

本書ではまず、「文章とは何か」ということを語り、
その後に、文章のリズム、構成、読者視点をもつ重要性、
推敲の方法、について書かれています。

さすが、文章が論理的でリズムが良く、
読み手に努力を強いることなく、
自然に著者の考えが頭に入ってきます。
本書の文章自体がお手本になっています。


今の時代、文章を書くことの重要性は
いうまでもないでしょう。
しかし、国語の作文のようなものではなく、
本当に人の心をつかむ文章の書き方というものは、
実はほとんど教えられていません。

また、精神論に近く感じるかもしれませんが、
文章は最終的に読者にどれだけ寄り添えるかで決まります。

その寄り添い方を教えてくれる、良書だと感じました。


個人的には、
大きなウソは許されるが、小さなウソは許されない
という部分が特に印象的でした。

細部に宿る魂の正体がわかりました。


ブログなど、不特定多数人に向けた文章を
書く人にお勧めの一冊です。
文章を書くときの勘所を学べるでしょう。


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engineer_takafumi at 21:39|PermalinkComments(0)

2018年10月31日

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

本日は山 圭一 氏の
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
です。



本書はYoutubeで有名になっている
世界史の高校教師が書いた、
今までとは違う世界史の教科書です。

何が違うかというと、2点あります。
一つ目は地域ごとに数珠繋ぎであることです。
今までの教科書は地域や主語があっちこっちに
飛びすぎていて、読み手の理解を妨げていたのです。
二つ目は年号を使っていない、ということです。
年号を使うとノイズになって、
流れが頭に入りにくくなるのです。

半信半疑に思って読み進めてみると、
これが本当にわかりやすいです。
国が興った背景や抱えている問題、周辺国との関係などが
整理されて頭に入ってきます。

特に中東や中世ヨーロッパなど、
ただ単にカタカナを唱えていた勉強方法に比べて
世界史が「わかる」という感覚が強くなりました。

著者のYoutubeも見てみたいと思わせる一冊でした。


高校生、大学生、社会人と
世界史を学ぶ全ての人にお勧めしたい一冊です。
世界史を効率良く、学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:42|PermalinkComments(0)

2018年10月28日

場を支配する「悪の論理」技法

本日はとつげき東北 氏の
場を支配する「悪の論理」技法
です。


本書は出版社よりご献本いただきました。
フォレスト出版様ありがとうございました。


ある人と議論をして、押し切られてしまったけど、
全く納得できないし、無駄な疲労感だけ残る、
ということがないでしょうか?

自分に理があると確信しているのに、
なぜか議論になると負けてしまう。

これは、多くの場合、議論相手が
「悪の理論」を使っているからだと思われます。
悪の論理とは「間違っているが、一見正しい論理」です。

物事の善悪を議論するときに「じゃあお前が○○すれば」とか、
学生に対して「そんなの社会に出たら通用しない」とか、
子どもに対して「誰に食わしてもらってるんだ」とか、
理屈で負けたときに、ちゃぶ台をひっくり返すような言葉が
存在するのですね。

また、自分は安全地帯にいてひたすら荒探しをするなど、
負けようがない展開というものもあるのです。

ただ、本書では「悪の理論」と読んでいますが、
個人的には「バカの理論」の方がしっくりきますね。

本書ではこんな「悪の論理」を真正面から議論します。
議論に負けて残るモヤモヤを言語化してくれる
という意味で面白い一冊でした。


個人的には、
「迷惑」というのは、そうだと感じる主体がいて
はじめて成立する言葉であり、
「一般に」とか「客観的に」といったように
誤魔化してすむものではない

という部分が特に印象的でした。

「みんなの迷惑だろ」と良く言われますが、
その「迷惑」は自分の主観でしかなく、
結局は「オレは気に入らん」と
言っているのと同じなのです。


議論をすると、いつも変に負けてしまい
とても疲れてしまうという人にお勧めです。
相手の技法を言語化することができ
少しはモヤモヤが晴れることでしょう。


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engineer_takafumi at 21:18|PermalinkComments(0)

2018年10月24日

デイヴィッド・オグルヴィ 広告を変えた男

本日はケネス・ローマン 氏の
デイヴィッド・オグルヴィ 広告を変えた男
です。


本書は『現代広告の父』と呼ばれるオグルヴィを
近くから見ていたオグルヴィ・アンド・メイザーの
元CEOのケネス・ローマンによる
オグルヴィの一生を描いた本です。

膨大な文献調査とインタビューの結果生まれた本書で
出生から、この世を去るまで、
詳細にオグルヴィの人生を辿ることができます。

貧しいが高貴な生まれ、料理人、セールスマン、
調査員、スパイ(第二次世界大戦中)など
さまざまな職を渡り歩き、広告で非凡な成果を出す
ドラマのような人生が500ページ弱に詰められています。

あくまで『売る』ことにこだわる姿勢、
強い好奇心をもち、リサーチを重視したこと、など
読み進めると彼の成功のカギが見えてきます。

また、飛行機が怖くて、丸三日かけて汽車で移動したなど、
パーソナリティが感じられるところも興味深かったです。


最後の部分になりますが、個人的には、
アルバイトを奨励する。
とくにコピーライター諸君には。
という箇所が一番印象的でした。

オグルヴィ自身が様々な職業を経験してきたことが、
彼の成功に繋がったのだと思います。
ですから、広告人に色々な職業体験をすすめるのでしょう。


広告業界に携わる人には必読の一冊ではないでしょうか。
彼の人生を学ぶことは業界で必須の教養であると
思わせられた本でした。

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engineer_takafumi at 23:56|PermalinkComments(0)

2018年10月20日

大富豪サラリーマンの教え

本日は大家MASA 氏の
大富豪サラリーマンの教え
です。


本書は出版社より献本いただきました。
サンライズ出版様ありがとうございました。

著者の大家MASA 氏はサラリーマン業の傍ら、
不動産投資、インターネットビジネス、太陽光発電、
投資サポート業など法人を活用した
事業収入の複線化に成功します。
つまり、「ひとりコンツェルン」状態です。

本の内容は不動産投資が中心となっています。
そして、税金関係の記述が多いのも特徴です。

著者がある程度成功して大金を手にしたとき、
あまりの税負担の大きさに漠然としたそうです。

ただ、それは著者が節税対策を何もしていなかった
ということも原因で、その後深く反省したそうです。

その経験に基づいて、不動産や法人化による
節税の初歩について解説してくれます。

私はこのような情報にあまり触れたことがなかったので
新鮮に感じました。
お金持ちはこのような視点で世界を見ているのですね。


個人的には、不動産の減価償却による節税に
ついての部分がとても参考になりました。


外資系企業のトレーダーなど、
高収入のサラリーマンにお勧めの一冊です。
税金対策の基本を学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:42|PermalinkComments(0)

2018年10月18日

ドキュメント 戦争広告代理店

本日は高木徹 氏の
ドキュメント 戦争広告代理店
です。


本書は1990年代最悪の紛争、
ボスニア紛争における「PR戦争」の内幕です。

ボスニア紛争の舞台であるバルカン半島は
非常に複雑な民族事情を抱え、
根の深い争いが発生しました。

しかし、国際世論はそのうちのセルビア人を悪とする、
単純な構図で紛争をとらえてしまい、
経済制裁や最終的には空爆を行うことになるのです。

このセルビア人の印象づけには、
民間のPR会社が大きな役割を果たしていました。

本書はルーダー・フィン社と呼ばれるPR会社が
ボスニア紛争で行った活動のドキュメンタリーです。

世論形成という情報戦が行われていることは
何となくは気づいていましたが、
ここまで国家に深く関わっているということに
衝撃をうけました。

読み始めると、小説のように引き込まれて、
400ページほどを一気に通読してしまいました。


個人的には、
ロンドンでの会議の舞台裏が印象的でした。
国際会議というものは、話し合いではなく
PRの場なのですね。
おそらく、今開催されている会議など、
よりパフォーマンスの要素が強いのでしょう。


国際情勢に関心のある人にお勧めの一冊です。
舞台裏でどのようなことが行われているか
ある程度、推測できるようになるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:43|PermalinkComments(0)

2018年10月15日

世界のトップスクールだけで教えられている 最強の人脈術

本日は平野 敦士 カール 氏の
世界のトップスクールだけで教えられている 最強の人脈術
です。


本書は経営コンサルタントとして活躍しながら、
ビジネススクールの講師、多数の著作もある
平野 敦士 カール 氏による人脈術です。

ただし、人との付き合い方とは少し違って、
人脈をネットワークと捉えたとき、
どのように見えるのか?
やや学問的な視点から人脈を語ります。


今の時代にネットワークを語るためには、
もちろんSNSなどネットは欠かせません。

逆に、FacebookやGoogle、アリババなど、
プラットフォーム大手の戦略から学んで、
個人の戦略に生かせないか、
という思想の本だと感じました。


個人的には、プラットフォームの三条件
1,フリクションをなくす存在になっているか
2,「場」の自動増殖機能が活発か
3,クオリティコントロールがなされているか
の部分が非常に参考になりました。

特にフリクションを無くすという考えかたは
自分が今まで言語化できていなかったので
非常に印象深かったです。

プラットフォームを作るときには、
まず「何のフリクションを無くすか?」
を考えないといけません。


戦略的に人脈を広げていきたい人に
おすすめの一冊です。
これからの時代にとるべき戦略が
明確化されることでしょう。


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engineer_takafumi at 01:14|PermalinkComments(0)