★一般書の書評

2018年05月20日

ハーバード発、成功を導く「5つの質問」

本日はジェイムズ E ライアン氏の
ハーバード発、成功を導く「5つの質問」
です。
Wait, What?(ウェイト、ホワット?) ハーバード発、成功を導く「5つの質問」 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

本書は出版関係社の方よりご献本いただきました。
フロンティア・エンタープライズ様
ありがとうございました。

本書はハーバード大学教育大学院長の著者が、
2016年に同校の卒業式で行った
スピーチをもとにまとめられた一冊です。

このスピーチの動画は世界中に拡散され、
視聴回数は1000万回を超えたと言われています。


内容はきわめてシンプルで簡単なものです。
5つの質問とは下のようなものでした。

Wait, What? (待って、何それ?)
I Wonder...? (どうして〜なんだろう)
Couldn't We at Least...? (少なくとも〜はできるんじゃないか?)
How Can I Help You?(何かできることはある?)
What Truly Matters? (何が本当に大事?)

とてもシンプルですが、力のある問いです。
この5つの質問により、正しく理解し、
好奇心をもち、行動するエネルギーを得て、
大切な人と良い関係を築き、
そして、自分の根源を見つめ直すのです。

本書ではなぜこれらの質問に力があるのか、
著者の個人的なエピソードも交えて、
丁寧に説明してくれます。

訳書は読みにくいものもありますが、
本書は平易で自然な日本語で書かれており、
また、ボリュームも少な目なので、
一気に読むことができました。

普段、本を読みなれていない人でも
簡単に通読できることでしょう。


個人的には著者の息子である
サムさんが生まれる時のエピソードが
大変印象的でした。

出産という大事態でさえ、
人は重要なことを最優先に
できないものなのですね。


会社や学校の幹部など、
大勢の前で話をする人にお勧めです。
シンプルでわかりやすいので、
良いスピーチネタになってくれるでしょう。

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engineer_takafumi at 00:01|PermalinkComments(0)

2018年05月19日

「誰かのためも大切だけど、そろそろ自分のために生きてもいいんじゃない?」

本日は旺季志ずか 氏の
「誰かのためも大切だけど、そろそろ自分のために生きてもいいんじゃない?」
です。
「誰かのためも大切だけど、そろそろ自分のために生きてもいいんじゃない?」


本書は「屋根裏の恋人」「ストロベリーナイト」
「佐賀のがばいばあちゃん」「女帝」など、
数々のヒットドラマを手掛けてきた脚本家による
初のエッセイ集です。

著者の手掛けたドラマの名セリフを紹介して、
それに対するという形をとっています。

驚かされるのが、そのセリフの鋭さです。
感情をグッと動かされます。

例えば、
「男女としての仲が終わったくらいで、
憎しみ合うような関係をパパとはつくってきてないの」
とか
「親だって壊れるわ。親だから、壊れる」など、
心の芯に触れるようなセリフが並びます。

この人達はなんでこんな言葉を作れるのでしょう、
その頭の中をのぞいてみたい気がしました。

一つわかることは、著者も色々な経験をしてきました。
辛いことも多かったと思いますが、
その経験をうまく取り入れたからこそ、
こんなセリフがかけるのでしょう。


個人的には、
人は、目を醒ますために、
あえてショッキングな現実をつくることがある、
という箇所がとても印象に残りました。


周りばかり気にして、自分の人生を生きれていない、
と感じている人にお勧めの一冊です。
自分の人生をとり戻すヒントがここにあるでしょう。

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engineer_takafumi at 13:34|PermalinkComments(0)

2018年05月12日

分断した世界

本日は高城 剛 氏の
分断した世界
です。
分断した世界 逆転するグローバリズムの行方

本書は世界を飛び回りながら、
書く仕事を中心に活躍されている
高城 剛 氏のよる「世界の分断」を
テーマにした本です。


トランプ氏の大統領当選やBrexitなど、
従来の考え方では予想できないことが
起きています。

これは、世界の分断が原因です。
インターネットや交通機関の発達で、
各都市の情報的、物理的な距離が縮まっています。
しかしその反面、世界中で都市の知識層と
地方の中産階級の分断が起きているのです。

本書はその分断について書かれた本です。

アメリカの事情はある程度メディア等を
通して理解できていましたが、
イタリアやスペインの状況などは、
特に気づきが多かったです。


個人的には、スペインのカタルーニャの
独立問題の部分が特に面白かったです。

日本人的な感覚だと、民族も違って、
当人が独立したいのであれば、
独立させてあげればいいと思うのですが、
EU各国にとっても、それを承認できない
事情があるのです。


海外と仕事をすることが多い方に
お勧めの一冊です。
現在必要な最低限の国際教養を
身につけることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:09|PermalinkComments(0)

2018年05月02日

アマゾンのすごいルール

本日は佐藤 将之 氏の
アマゾンのすごいルール
です。
アマゾンのすごいルール

著者はアマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして
2000年7月からアマゾンに入社。
サプライチェーン、書籍仕入れ、オペレーションの
業務を担当し、2016年までディレクターとして
国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与した
という経歴をもたれています。

立ち上げ時から関わっていて、
社内の色々な部門を担当しているというわけで、
アマゾンの発展を最も近いところから見ていました。

そんな著者がアマゾンのルールや仕組みについて、
ベゾスのメソッドを公開します。

読んでみたところ、言っていることや、
目指しているところはそんなに目新しいことはありません。

たとえば、「常に顧客視点で行動する」
「オーナーシップ(主体性)を発揮する」など、
言葉だけみれば、どこにでもありそうなものです。

しかし、それを本当に徹底できているのか、
その上から下まで意思が統一できていること、
そして、行動できるシステムが整っていることに
アマゾンの強さがあるのでしょう。


企業の経営に携わっている人には
一読の価値がある一冊だと思います。
最強企業となったアマゾンの仕事の進め方を
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:16|PermalinkComments(0)

2018年04月29日

頭のいい説明は型で決まる

本日は犬塚 壮志 氏の
頭のいい説明は型で決まる
です。
東大院生が開発!  頭のいい説明は型で決まる

本書は長年駿台予備校で
化学のカリスマ講師として活躍した後、
経営者やビジネスパーソン向けの教育事業に
携わられている著者による一冊です。


理系の人間というものは、
どうしても伝えることを軽視しがち
ではないかと思っています。

難しいほど価値がある、という文化が
根にあるような気がします。

しかし、それではこれからの時代、
人の支持(お金)を集めることはできません。
伝わることを価値にしなくてはいけません。

本書では、予備校講師という、
難しいことを伝えることのプロフェッショナルが
どのように教えてきたか、
そのフレームワークを語ってくれます。

IKPOLET法というテンプレートがあって、
特に筋道や論理を重視する理系の人間にとって
とてもわかりやすくできてます。

エンジニアの私としては、
例えば、フレミングの法則や電池の実験など、
事例に理系ネタが多いことも興味深かったです。

この手のビジネス書では、普通
理系ネタが使われることはほとんどありませんから。


個人的には、著者が受験生を教えていた時に、
科目で学習する内容を俯瞰させるために、
目次を読んでから勉強を始めるように教えていた、
ということが印象的でした。


伝え方を勉強したい理系の人にお勧めです。
理系の例が多いため、腑に落ちやすく、
すぐに応用することができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:58|PermalinkComments(0)

2018年04月28日

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

本日は三戸 政和 氏の
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい
です。
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)


本書はベンチャーキャピタルを運営する著者が、
個人M&Aについて書いたものです。


恐らく、個人M&Aという言葉を聞くと、
サラリーマンに経営なんてできるわけがない、とか
売られる会社なんてダメな企業ばかりだろう、とか
高すぎて個人で資金調達できないだろうなどと
考えることだと思います。

しかし、意外に可能性は開けているものなのです。
本書ではその理由をデータを示しながら、
著者が筋道を立てて説明してくれます。

起業を考えている(だけ)の人は多いでしょうが、
この個人M&Aならある程度現実的な
選択肢となりえるかもしれません。


なお、著者本人が認めているように、
本書は主として個人M&Aのメリットについて述べ、
サラリーマンの可能性を増やすことが目的です。
ですから、個人M&Aを持ち上げた形で書いています。

もちろん会社を経営することは簡単ではありません。
しかし、それでも個人M&Aという選択肢は
非常に魅力的だと思います。


個人的には、
飲食業の厳しさについて述べた部分が
非常に印象的でした。

参入が比較的簡単なので、
続けることは非常に難しいのですね。


サラリーマンで起業を考えている人には
一読を勧めたい一冊です。
個人M&Aという可能性を増やすことができます。

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engineer_takafumi at 20:28|PermalinkComments(0)

2018年04月22日

週40時間の自由をつくる 超時間術

本日はメンタリストDaiGo 氏の
週40時間の自由をつくる 超時間術
です。
週40時間の自由をつくる 超時間術

本書はメンタリストDaiGoさんが、
時間術について書いたものです。
そして、そのアプローチは普通ではありません。

普通「時間術」の本の多くは、
スケジュールの改善、To Doリストの利用、
それにまつわるツールの紹介などがメインです。

しかし、この本はこんな言葉から始まります。
あなたの時間不足は「錯覚」です


つまり、時間が無いということは、
自分が思い込んでいるだけで実際は違うのです。

本当に時間が無い人もいるかもしれませんが、
それはほんの一部分の人だけで、
本署を読めば、多くの人の「時間が無い」は
錯覚であることが理解できるでしょう。

そして、「時間が無い」が錯覚であるとすれば、
心理学的にどのような手当てをしてやれば良いか、
という話になるわけです。
著者のド真ん中のトピックです。

呼吸法や背筋を伸ばすなど簡単な方法から、
心理学的に用いられている本格的な方法まで
本書では色々な方法が紹介されています。

その多くに科学的なエビデンスがつけられているのも
本書のすごいところです。

働き方改革が叫ばれている中、
「時間が無い」は錯覚である、
と視点を変えてみることは意味深いことだと思います。


個人的には、
「忙しい」という言葉がこれほどまでも
私たちに悪影響を及ぼしている
ということが驚きでした。

今後、この本に書いているテクニックを使って
「忙しい」を封印したいと思いました。


「時間がない」と思っている全ての人にとって
読む価値のある一冊だと思います。
自分の「忙しい」は実体がなく、
ただの思い込みであることに気づくでしょう。

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engineer_takafumi at 23:16|PermalinkComments(0)

2018年04月18日

おカネの教室

本日は高井浩章 氏の
おカネの教室
です。
おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)

新聞記者である著者が、
自分の子どもにお金のことを教えるために
書いた読み物が、Kindle化されて大評判を得ます。
それが、紙の本になったのが本書です。

ということで本書は金融・経済系学園ドラマという
とても読みやすいスタイルとなっています。

パチンコ屋やローン会社の経営者の娘である女子中学生、
消防士の息子のごく普通の男子中学生、
投資銀行で莫大な給料を得ながら過去に後悔する講師と、
個性の強い3人が物語を進めます。

特に女子中学生の背景がよくできていて、
物語そのものも楽しめると思います。

楽しみながらも、借金や投資、銀行の意義といった
お金の本質に関わる話を短く、わかり易い言葉で語り、
読者のお金に対する理解を深めてくれます。

本当に良い本は中学生レベルで理解できるものだ、
という格言を地で行っている本だと感じました。


個人的には、信用創造の説明の箇所が
特に参考になりました。
銀行の役割の重要性を再認識することができました。


お金の勉強をしたい人、
また子どもにお金の勉強をさせたい人に
おすすめの一冊です。
本質をこれだけ短く、読みやすく書いている本は
そうないと思われます。


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engineer_takafumi at 23:23|PermalinkComments(2)

2018年04月16日

シェアしたがる心理

本日は天野 彬 氏の
シェアしたがる心理
です。
シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~

本書は電通にて、現在のメディア環境や
オーディエンスインサイトを分析している
というメディアのプロによる一冊です。


インスタグラムなどの画像や動画を中心とした
SNSを使ったコミュニケーションが
急速に広がってきています。

その中でコミュニケーションがどのように
変化してきているのでしょう。

今までの文字を中心としたコミュニケーションが
画像や動画に置き換わっただけではありません。
それは大きな質的な変化を伴っています。

例えば、情報は「ググる」から「#タグる」へ。
つまり、膨大なWebをテキスト検索するのではなく、
SNSの中で自分と属性が近いユーザーが
発信する情報を集めるように
なってきているのです。

当然、このような志向の変化は
若年層を中心に起こっていきます。
つまり、これから消費者の中心となる
今の若者世代の動向を示していると言えます。

本書は表面的な話だけでなく、
抽象度を高めた深い考察があります。
多少難解ですが、社会学的な文献としても、
十分耐えうるものだと感じました。


個人的には、「本当の自分の欲望」とそうではない
「偽者の欲望」という分割線自体を問い直してみよう、
という部分が非常に印象的でした。

例えば、SNSにあげる写真をとるために、
ナイトプールに行く、といった行動を
愚かと見る向きもあります。

しかし、そこで馬鹿にして思考停止、ではなく
彼女らが正しいという前提で、
その中にどんな世界観があるのか、ということを
問い直してみることが大事なのでしょう。


SNS関連のPRを担当している方には
必読の一冊だと思います。
SNSによって形作られたマーケットを
読み解くヒントがつまっています。

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engineer_takafumi at 01:00|PermalinkComments(0)

2018年04月14日

キャラクター小説の作り方

本日は大塚英志 氏の
キャラクター小説の作り方
です。
キャラクター小説の作り方 (星海社新書)

本書は漫画原作者(編集者)、民俗学者、小説家など
多彩な分野で活躍されている著者による
小説のキャラクターの作り方についての本です。

「なぜ、スニーカー小説にアニメ絵が使われるのか?」
という問いかけから始まり、
キャラクター作りのポイントを説きます。

少し文学的、哲学的な話になって
ついていけない部分もありましたが、
キャラクター作りが小説作りそのものであること、
キャラクターを軸とした物語の展開方法などが
わかりやすく書かれています。

特に世界観の作り方とキャラクターとの関係、
「面白さ」の作り方の部分は、とても興味深い内容でした。


個人的には、「世界観」の細部に、
「テーマ」という神を宿らせなくてはなりません、
という部分が印象的でした。

細部に神が宿るなどといわれますが、
その意味の一片が見えた気がしました。


小説に限らず、マンガ、動画などの制作に携わっている、
ストーリーを作る全ての人にお勧めの一冊です。
キャラクターを中心に物語をどのように作るか、
という問題の答えが見えてくるかもしれません。



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engineer_takafumi at 16:25|PermalinkComments(0)

2018年04月08日

エンタテインメントの作り方

本日は貴志祐介 氏の
エンタテインメントの作り方
です。
エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く (角川新書)

本書は「黒い家」や「悪の教典」など
ホラーやミステリー小説で数々のヒットを飛ばす、
貴志さんによる小説の書き方です。

アイデアの出し方、プロットの書き方、
キャラクターの作り方、文章の書き方、
推敲の方法、描写技法など、
小説の要点がカバーされています。

また、それを論理的に言語で説明されているのが、
素晴らしいところです。

例えば「読者が感情移入できない」ということでも、
実例を挙げて、何がまずいのかということを
具体的に教えてくれます。

私は小説を書くことはできませんが、
小説の裏にある作者の思想を学べて
とても興味深かったです。


個人的には、
読者がページをめくる推進力の作り方
の部分が大変参考になりました。


小説を書いてみたいと思う人は
まず読むべき一冊だと思います。
少なくとも、明らかな失敗を犯す可能性を
大幅に下げることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 00:29|PermalinkComments(1)

2018年04月02日

新しい買い物 理想の社会を買い物でつくる。

本日は勝部健太郎氏と無印良品コミュニティデザインチームの
新しい買い物 理想の社会を買い物でつくる。
です。
新しい買い物 理想の社会を買い物でつくる。

本書は金融、クルマ、小売などの各業界で
ビジネス構築やマーケティングの実務経験があり、
一方、国内外の広告賞も多数受賞されている
著者による一冊です。

著者が2013年より無印良品と「MUJI passport」という
スマホアプリ開発の仕事を始めたことをきっかけに、
本書は無印良品の会長と社員を交えた、
対談という形で進められます。


無印良品はシンプルながらどんどん拡大を続け、
食品や文具中心であった旗あげ時から、
衣料品や家具、化粧品など生活全体をカバーする
品揃えになっています。

あまり派手さはないものの、
無印良品が消費者の心を
つかみ続けているのはなぜでしょうか?

そこには時代にマッチした、
「売り手」と「買い手」の理想像が存在していて、
それに従った展開をしているからなのです。

人はその理想像に共感するからこそ、
無印良品のファンになるといいます。

無印良品にあるのは、
「共感性」と「体験性」と「共創性」です。


ひと昔前とは消費者の「本当に買いたいもの」の
定義が変わってきています。

そんな時代の流れを教えてくれる一冊した。


個人的には、本当に大事なのは
「買う人」のパーソナライズではなく
「買ってもらう側」のパーソナライズだ、
という部分が特に印象的でした。


小売や商品企画に携わる人は
一読をお勧めする一冊です。
現代の消費者の心をつかむにはどうすればいいか、
ヒントが得られることでしょう。


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engineer_takafumi at 22:53|PermalinkComments(0)

2018年04月01日

人工知能時代に生き残る会社は、ここが違う!

本日はジョシュ・サリヴァン氏、アンジェラ・ズタヴァーン氏の
人工知能時代に生き残る会社は、ここが違う!
です。
人工知能時代に生き残る会社は、ここが違う!  リーダーの発想と情熱がデータをチャンスに変える

本書は出版関係者よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書の著者は世界屈指のコンサルティング会社
ブーズ・アレン・ハミルトンにおいて
500人以上のデータサイエンティスト集団を育て、
そのリーダーとして活躍しています。

本書はそんな著者が、ビッグデータの効用や
ビッグデータを行かせる企業の条件について説きます。


全体で400ページのボリュームで事例が豊富です。
ただ、全てアメリカの企業ですので、
日本人には少し読みにくいかもしれません。

単にテクノロジーの利点を強調するだけではありません。
それを生かすために企業がどうあるべきか、
また、データサイエンティストの資質の見極め方などは、
実務にもすぐに役立つのではないでしょうか。


個人的には、人工知能時代の会社には
失敗を受け入れられる風土が
より求められるということが印象的でした。

失敗を許容できない文化の会社は
この先、厳しい状況に追い込まれるかもしれません。


これからビッグデータやAIを取り入れようとする
企業の幹部に一読をお勧めする一冊です。
データを生かすためには、
会社をどのように変えていく必要があるか
理解することができるでしょう。

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engineer_takafumi at 20:02|PermalinkComments(0)

2018年03月31日

人生を思い通りに動かす大富豪の教え

本日は水野俊哉 氏の
人生を思い通りに動かす大富豪の教え
です。
「99%の人が知らない」 人生を思い通りに動かす大富豪の教え

本書は出版社よりご献本頂きました。
サンライズパブリッシング様、ありがとうございました。

本書はさえない主人公の若手ビジネスマンが、
何かを変えようと思い切って、
新幹線のグリーン車に乗ることから始まります。

その時、偶然に隣り合わせた人が、
起業家として大成功を収めた大富豪でした。

物語はその大富豪が主人公に
宿題を出すことから始まります。

そして、その教えを次々に実践するうちに、
確実に人生のステージが上がり、
最後には成功を収めるのです。

著者が自分を投影したという
キャラクターはリアリティがあります。
本書から主人公の苦労と成功を疑似体験して、
高揚感を感じることができました。


個人的には
何もしないことにお金をかける、
という勇気を持つことだ
という部分が一番印象的でした。


小説が好きな若手ビジネスマンに
お勧めの一冊です。
主人公に感情移入して、楽しみながら、
成功に必要なエッセンスを
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:14|PermalinkComments(0)

2018年03月30日

40歳からの「転職格差」

本日は黒田 真行 氏の
40歳からの「転職格差」
です。
40歳からの「転職格差」 まだ間に合う人、もう手遅れな人 (PHPビジネス新書)

本書はリクルートでリクナビNEXTの編集長を
8年間勤めたという著者による転職論です。

昔は転職市場は35歳まで、と言われていましたが、
私の周りを見ても、それを過ぎて転職していく人、
逆に入社してくる人も多い印象があります。

また、ビジネス雑誌などを読んでも、
転職35歳上限説はもはや存在しない、
などという記事も見かけます。

しかし、実情はどのようなものなのでしょう。

本書では転職市場の前線に立っていた著者が、
40歳を超えた人材の転職市場について語ります。

結果として、確かに市場は広がってはいるものの、
成功者と失敗者の格差が多く、
決して楽観できるものではありません。

本書には事例が多数紹介されていて、
40を超えた転職の失敗パターンを学ぶことができます。

著者は、転職に関しては、
心配しすぎて杞憂に終わるくらいの方が丁度良い、
と言います。
特に、40歳を超えての転職はリスクが大きいため
石橋を叩いて渡る、くらいの感覚が良いのでしょう。


個人的には、職務経歴書の書き方が
大変具体的、実践的で役に立つと感じました。


35を超えて転職を考えている人には
必読の一冊だと思います。
転ばぬ先の杖となってくれるでしょう。



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engineer_takafumi at 21:56|PermalinkComments(0)