★一般書の書評

2017年02月18日

『ゼロ秒思考』の仕事術

本日は赤羽 雄二氏の
『ゼロ秒思考』の仕事術
です。
速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術

本書は著者のセミナーの課題図書として読みました。

著者は重機のコマツから、マッキンゼーへ入社、
マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、
LGグループの世界的躍進を支えます。
その後、ブレークスルーパートナー社にて、
大企業の経営改革、人材育成、新事業創出などに
取り組んでおられます。


本書は、そんな著者が自身のスピード仕事術について、
書いたものです。

拙速という言葉がありますが、
実際には速い仕事の方が質が悪いということは決してなく、
特に現在のように世の中がどんどん変化する中では、
スピードを重視した方が、PDCAをたくさん回せて、
仕事の質が高まる場合が多いのです。

内容は大きく2つにわかれています。

1つ目は心構えに関するもので、
例えば「丁寧な仕事の方が良い」という価値観に
縛られることは良くない、といった事柄です。
特に、日本人は仕事への考えが古い場合が多く、
それを書き換えていかなくてはいけません。

2つ目は、実際のテクニックです。
メールの読み方、情報収集の方法、会議の進め方など、
スピードを速めるための、実践的なテクニックが満載です。
テクニックに関しては、人の好みもありますが、
それらを試してみて、1つでも残るものがあれば、
1500円程度の本の数倍の価値があると断言できます。


仕事を始めて5年くらいの中堅社員にお勧めの一冊です。
慣れてきた仕事をスピードアップさせて、
次のステップに進む手引きとなってくれることでしょう。


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engineer_takafumi at 13:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年02月15日

ベスト・パートナーになるために

本日はジョン グレイ氏の
ベスト・パートナーになるために
です。
ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)

本書は男女の差を理解するのに良い本と聞き、
興味を持って購入しました。


男女はどうもすれ違ってしまうものです。

女性は聞いてほしいもの、男は分析してしまうもの、
このようなことが一般的に言われていますが、
これは間違いではありませんが、正確でもありません。

本書では人間関係論の分野で活躍している
心理学者が男女の思考方法の違いを説きます。

「男は火星から、女は金星からやってきた」
というように、男女は元々あたまの作りが違う、
ということを前提に付き合っていったほうがいいのです。

会話やシチュエーションの例が10,20とたくさん出ており、
具体的に何が違うのか理解することができます。


訳書のため、日本では少し状況が違うのではないか、
と思うところもありますが、それだからこそ、
腑に落ちることは男女差の本質なのでしょう。


「昔は仲良かったのに、最近パートナーとうまくいかない」
という人にお薦めの一冊です。
相手の考えていることを正確に理解し、
どのように反応すべきか、理解できるでしょう。


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2017年02月12日

書く力 私たちはこうして文章を磨いた

本日は池上彰氏、竹内政明氏の
書く力 私たちはこうして文章を磨いた
です。
書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)

本書は池上彰さんと読売新聞「編集手帳」の竹内政明さんの
文章についての対談と聞いて、興味を持って購入しました。


竹内さんは10年以上読売新聞の「編集手帳」を
担当されてきた、文章のプロです。

しかし、私のように実用の文書を書くものにとっては、
新聞のコラムは文学的というか、
正しく、シンプルに物事を伝えるということからは、
何か方向性の違うものに思えていました。

本書からも、独創的なブリッジのかけ方など、
文学的な部分も多少はあるのですが、
池上さんとの対談との形式になっているからか、
「伝える」ことの本質を考えるような内容になっていて、
興味深く読むことができました。

例えば「手垢のついた言葉は使わない」
ということは良く言われることですが、
なぜ、それが読者に伝わらないのか、
その理由が的確に説明されています。

また、お二人とも公共の場で意見を出す方なので、
その読者への気遣いは特に参考になりました。
「炎上」や「失言」という現象は、その文章を読む読者を
十分想像できていない時に起こるものなのです。


文章を磨きたいと考える人にとっては
必読の一冊だと思います。
文章の美しさと実用性について、
深く教えてくれることでしょう。

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2017年02月10日

路上シンガー宮崎奈穂子 武道館公演への軌跡

本日は宮崎奈穂子さんの
路上シンガー宮崎奈穂子 武道館公演への軌跡
です。
路上シンガー宮崎奈穂子 武道館公演への軌跡 ~Birthday Eve~

本書はあるセミナーで強く推薦されていて
興味を持って購入しました。


著者の宮崎奈穂子さんは、
路上ライブでCDを手売りしながら、
「武道館サポーターズファミリー1万5000人挑戦」
という、プロジェクトを立ち上げて、
最終的に応援者を1万5000人集め、
武道館で単独ライブを行うことに成功したのです。

本当に偉業を成し遂げた宮崎さんですが、
この本の中にある写真を見るかぎり
どこにでもいるような普通の女の子です。

そして、日記のように過去を振り返っていても
やっぱり普通の女の子、、、、、、
とは、ちょっと違うんですね。

やっぱり、夢をかなえる人、
特有の考え方がそこにあると思います。

「悩んでいるヒマがあったら、少しでも出来ることをしよう」

「今日から先行で始めちゃうのはどうだろう?」

「結果はそんなに問題じゃなくて、
やってみなくて後悔することがとにかくイヤだった」


感動するだけではもったいない本ですね。
人生が好転しないと悩む人に、
自分に足りないものを示してくれる一冊となるでしょう。


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2017年02月06日

伝えることから始めよう

本日は高田 明氏の
伝えることから始めよう
です。
伝えることから始めよう

本書はジャパネットたかたの創業者の初の自著として
必読だと思って購入しました。

この本は、自身の人生の歩みや信条を語り、
その中心である「伝える」ことについて、
著者の思いをつづった一冊です。

ジャパネットの高田明さんは、
その軽快で楽しい語り口の中で、
商品の魅力を伝えつくし、
年商1700億円超の会社を一代で築きました。


言っていることを抽象化してしまうと、
「伝える熱意が大切」とか
「ターゲットを絞って、強く意識する」など
ある意味平凡なものになります。

しかし、生放送の番組の中で、モニターに映る、
販売状況のグラフを眺めながら、
毎日真剣勝負をして、勝利していった著者が
その豊富なエピソードを交えながら語ると
全く、説得力が違います。

「いつもの5倍」という目標をかかげ、
ものすごい緊張感の中で、気力を振り絞った放送で、
スタッフが目を潤ませ、実際に4倍もの売上を実現した
という話からだけで、伝えることの本質がわかります。

やはり、「伝える」ことの根底には
自分の思いと他人の思いを掛け合わせること
なのだと、思いを新たにしました。


個人的には、高田さんの奥さんが言った
「あなたは劣等感も優越感も持たない、珍しい人ね」
という言葉が心に残りました。
高田さんは生まれつきの性格なのかもしれませんが、
私は努力してこう言われるようになりたいと
強く思いました。


絶対におすすめの一冊です。
ターゲットを絞れずに申し訳ありませんが、
こればかりは、全ての人に読んでもらいたいです。
著者の持つ、伝えることの価値、意義を広めると、
世の中が変わるのではないか、と感じました。


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2017年02月04日

トヨタの強さの秘密

本日は酒井 崇男氏の
トヨタの強さの秘密
です。
トヨタの強さの秘密 日本人の知らない日本最大のグローバル企業 (講談社現代新書)

本書は著者の講演を聞き、興味を持って購入しました。

本書の著者は「タレント」の時代
人事・組織コンサルタントの酒井さんです。


本書では、日本の最強企業であるトヨタの強さの秘密に迫ります。

著者は、トヨタの強さは現場のカイゼン力ではなく、
その設計力にあると主張します。

そして、その設計力の秘密はトヨタの主査システムにあるのです。

本書では、その主査の仕組みについて語られます。
主査というスーパーマン中心に開発をまわす、
この仕組みこそ優れたプロダクトを作る原点で、
その主査をどう育てるかが(本書では十分には語られていませんが)
他社がマネのできない競争優位性、ということなのでしょう。

私は競争に完敗してしまった日本の半導体メーカに勤めていますが、
自分の会社とトヨタの何が違うかがおぼろげながらに
分かった気がしました。

個人的には、「組織文化」とは誰を偉いとするかで、
その価値観が製品に強く影響する、
という箇所が心に残りました。


前著と同じで、組織の上に立つ人、大企業で
人事の仕事をする方に、お薦めの一冊です。
優れたプロダクトを生み出すための仕組みが
見えてくることでしょう。



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engineer_takafumi at 19:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年02月02日

「タレント」の時代

本日は酒井 崇男氏の
「タレント」の時代
です。
「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論 (講談社現代新書)

本書は著者の講演を聞き、興味を持って購入しました。

本書の著者は大手通信会社で研究者として働き、
その後独立し、人事関係のコンサルティングを行っています。

著者はまず、現在は価値の源泉の大半は設計情報にあり、
これで劣っていると製造工程で取り返せるものでは
ないと指摘します。

そして、その設計情報を優れたものにするためには、
どうするべきか、という話に移るのです。

ここで重要なのは、「タレント」つまり、
抜群の学習能力を持ち、仮説検証を繰り返しながら、
目的を達成する能力がある人、ということです。

もちろん、こんな素質のある人は多くはありません。
しかし、こんなタレントをどのように扱うかで、
その企業の設計情報の質が決定されるのです。

何となく気づいていることではありますが、
それが的確に言語化されていて、
興味深く読むことができました。

個人的には、
米国人が優れているのは、実は「調査能力」である。
という部分が印象に残りました。


組織の上に立つ人、大企業で
人事の仕事をする方に、お薦めの一冊です。
現在において、人事のあるべき仕事が
見えてくることでしょう。


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2017年01月29日

本気で英語を話したいあなたのための英語筋トレーニング

本日は阿部大地郎氏の
本気で英語を話したいあなたのための英語筋トレーニング
です。
本気で英語を話したいあなたのための英語筋トレーニング

本書は出版社の方より献本いただきました。
サンライズパブリッシング様、ありがとうございました。

本書の著者はコミット型英会話ジムを運営し、
2300人以上の修了生を送り出してきたという方です。

しかし、英語ジムの運営を始めたときは
著者自身も英語を話すことができなかったそうです。

だから、当初は英語ができる人に
プログラムの作成を任せることにしましたが、
それがほとんど効果の無いものでした。

そこで著者が、自身の英語ができない体験を取り入れて、
練ることにより実績の出るプログラムとなったのです。


本書では、なぜ日本人が英語が話せるようにならないのか
その理由を説明し、次に著者のメソッドを公開してくれます。

日本人の英語学習方法にはたくさんのバグがあります。
それを取り除いてくれるのが、快感に感じました。

その中で一番重要なポイントは、聞き流すだけでは、
絶対に英語ができるようにならないということです。
英語教材の広告で何と言っていようが、これだけは確かです。


また、個人的に心に残ったのは、
リスニングを鍛えるにはスピーキングを先に鍛える
という部分でした。

試験のため、日本人はリスニングを頑張る傾向がありますが、
そのためにはスピーキングを勉強するべきなのですね。
確かに、日本人の英語学習にはスピーキングが決定的に
欠けているような気がします。

そして、それが日本人がいくら勉強しても英語が身に着かない
本質的な理由の1つなのでしょう。


英語をいくら勉強しても、話せるようにならない、
と悩んでいる人にお勧めの一冊です。
英語を話すために必要な練習を
理解することができるでしょう。



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2017年01月26日

「僕はビール」と英語で注文できますか?

本日は小池直己氏、佐藤誠司氏の
「僕はビール」と英語で注文できますか?
です。
身近で気になる大人のフレーズ 「僕はビール」と英語で注文できますか?

本書は「英語の身近な疑問を解く」というコンセプトが
気になって購入しました。


英語は語学なので、基本的に理屈より体で覚えろと言われます。

だから、可算名詞と不可算名詞、冠詞やアクセントなど、
学生の時に丸覚えした人が多いと思いますが、
そこにはある思想があり、それを知ると理解が容易になるのです。

また、日本の教科書で習う英語の中には、
学習のための学習となっていて、実際の会話で使うと
違和感があるような表現も多く含まれています。

さらに、AとBの表現はどちらでも同じ、とされる場合も多いですが、
本当に同じであれば、二つも要らないわけで、
微妙ながらも、ニュアンスの違いは必ずあるのです。

例えば、時を表す副詞節(when〜)は、
主文の頭においても後ろにおいても同じ意味だ、とされますが、
基本的に副詞節は後ろにくるはずで、
前に来る場合は強調や対比のニュアンスが付加されるのです。

本書では、そのような英語のポイントを200項目紹介されており、
英語のかゆいところに手が届く内容となっています。


高校レベルの英文法をさっと習得した学生におすすめの一冊です。
微妙なニュアンスを知ることにより、
教科書で習った知識をさらに強固にすることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 12:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年01月23日

ザ・殺し文句

本日は川上 徹也氏の
ザ・殺し文句
です。
ザ・殺し文句 (新潮新書)

本書は殺し文句(名言)の作り方を勉強したくて購入しました。


本書はコピーライターである著者が、
各界の「殺し文句」を徹底的に解説します。

例えば、スティーブ・ジョブズがジョンスカリーに言った
「このまま一生砂糖水を売り続けるつもりか?
それとも世界を変えてみようと思わないか?」や
ホンダの藤沢武夫氏が本田宗一郎氏に言った
「社長としてホンダに残るか、技術者としてホンダに残るか、
どちらかを選ぶべき時ではないですか」
と言ったような殺し文句が詰まっています。

これらの殺し文句はそれだけでも力がありますが、
その使われた背景を知ることで、
より素晴らしさがわかるのです。


後半では、このような殺し文句の理論について
著者が解説します。

日常の生活やビジネスシーンでは
「殺し文句」はおおげさとしても、
決めセリフのような力強い言葉が必要と
なることがあります。

そんな時、どのような言葉を使えば良いか
その法則と例を学ぶことができました。


個人的には野村克也監督の
言葉が印象に残りました。
普段から言葉を集める努力を相当されているようで
人を導く人は、言葉を磨くことが重要なのだと
再確認できました。


力のある言葉を使いたいという人に
お勧めの一冊です。
どのような言葉に人が動かされるのか
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 00:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年01月18日

一言力

本日は川上 徹也氏の
一言力
です。
一言力 (幻冬舎新書)

本書は「一言力」というタイトルに惹かれて購入しました。

著者はコピーライターとして独立して活動をされていて、
既に著作も何冊かある川上さんです。


ネット全盛の世の中になり、言葉の役割が減るどころか
さらに増大しているように感じます。

世の中に影響を与える言葉の条件があって、
それはずばり「短い」ことです。
短くないと言葉が流通しにくくなるのですね。

例えば「婚活」や「イクメン」という言葉は、
それぞれの活動に対するイメージを改め、
前向きなものにしてくれたことは疑いないでしょう。


本書はそんなキーとなる一言をどうやって作り出すか?
ということにフォーカスした一冊です。

一言にまとめるための要素を
「要約力」、「断言力」、「発問力」、「短答力」
「命名力」、「比喩力」、「旗印力」
の7つに分類し、それぞれについて説いてくれます。

魅力的な一言を作り出すとなると、
センスのある人しかできない感覚的なこと、
と思われるかもしれませんが、
それにはきちんとしたロジックがあるのです。


職場などで、スローガンやキャッチコピーを
作りたいと思った方にお薦めの一冊です。
本書を一読することにより、言葉の質が大きく高まるでしょう。



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engineer_takafumi at 16:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年01月16日

輝ける場所を探して 裸でも生きる3

本日は山口絵理子氏の
輝ける場所を探して 裸でも生きる3
です。
輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ

本書は注目している山口さんの新書なので
迷わず購入しました。


著者の山口さんは
「途上国から世界に通用するブランドを作る」
という理念の元に、マザーハウスという会社を
経営されています。


今回はジョグジャ(インドネシア)やコロンボ(スリランカ)で、
アクセサリ、ジュエリーの商品開発をするお話です。

マザーハウスは順調に発展して
最初の本に比べると、安心して読んでいられます。
(最初の本は本当にハラハラします)

でも、そうなっても、山口さんの仕事、
商品開発は本当に体当たりなんですね。


インターネットで気になるものを見つけたら、
とりあえず発注してみて、良さそうだったら「突撃」です。

相手はビジネスパーソンではないので、
資本主義的な考え方は通用しません。

裏切られることもあれば、事件が起きることもあります。
しかし、山口さんは職人さんを尊重しながら、
同時に自分のお店で待っているお客さんのために、
新しい商品を作っていくのです。

本書にはその過程が詳しく書かれていて、
臨場感を持って、仮想体験することができます。


Webのサイトで読んだのですが、新しい国に行くときに、
山口さんは飛行機の中で現地の言葉を勉強し、
現地に着いた時には、もう話せるようになっているといいます。

やはり、山口さんの情熱がそれを可能にするのでしょう。
そして、その情熱に職人さん達の心が打たれるのだと思います。


海外で仕事をしたいと思っている学生にお勧めの一冊です。
飛び出す勇気をもらえることでしょう。
ただ、前作を読んでいない人がいれば、1から読んでください。
裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける

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2017年01月13日

「成功している男」の服飾戦略

本日はしぎはら ひろ子氏の
「成功している男」の服飾戦略
です。
「成功している男」の服飾戦略: ほんの少し「意識」するだけでいい (単行本)

本書は服飾を学びたくなって購入しました。


著者はファッション・プロデューサーで、服飾戦略を専門とした、
有名起業でのブランド構築、戦略の策定、プロデュース、
人材教育などに関わっておられます。

その中で、何人ものビジネスマン(本書は男性向けです)の
服飾コンサルティングをされてきており、
それらを結晶化したのが本書になります。

男性は「男は中身だ!」となってしまいがちなのですが、
逆にそんな人ほど、服装での伸びしろが大きいと言えます。

逆に自分が初対面の他人と会うときを考えると、
その服装が果たす役割が大きいことがわかるでしょう。

本書では、装いを変えることにより、
仕事がうまくいくようになった方の実例が紹介されており、
あらためて服装の持つ力を思い知らされます。

そして、本書はスーツ選びの教科書として
使えるようにできており、
特にスーツを新調する際には、非常に役立つことでしょう。


また、もちろん高価なスーツを着ると、
それなりの効果があるのですが、
ジャストフィットの服を着る、着こなしのちょっとしたコツなど
同じ価格の服でも見映えが違ってくるテクニックが
色々とあります。

それを学ぶだけでも、価値のある一冊だと感じました。

個人的には、スーツのボタンの止め方、
フラップの扱い方が参考になりました。


「勝負服」が欲しいビジネスパーソンにお薦めの一冊です。
スーツを選ぶポイントが的確にわかることでしょう。

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engineer_takafumi at 16:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年01月10日

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

本日は
ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。
です。
ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

本書は書店で表紙を見て、気になって購入しました。

本書は恋愛や家族関係に悩む
女子高生児島アリサの元に、
ニーチェ、キルケゴール、ショーペンハウアーなど
実存主義哲学の巨人達が現代人の姿になって
現れるというストーリーです。

哲学の巨人達が、個性的な現代人に転生して、
軽いノリで哲学の本質を語っていきます。

ストーリーが会話中心で進められて、
比喩も現代風にアレンジされているので、
とても読みやすかったです。

また、京都という設定も良いですね。
著者が京都出身なので、リアリティのある
風景描写も楽しむことができました。


学問としての哲学は非常に難解ですが、
本来哲学とは、難しい学問でなく、
人が生きる指針となってくれるもののはずです。

そういった意味で、現代人に『哲学する』方法を
教えてくれる本といえるでしょう。

個人的には、サルトルによる、
『嘔吐』の解説がわかりやすく印象的でした。


気軽に哲学を学びたいという人に
おすすめの一冊です。
小説を楽しみながら、どうやって哲学の考え方を
日常に取り入れていくかが、わかることでしょう。


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engineer_takafumi at 01:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年01月09日

生産性

本日は伊賀 泰代氏の
生産性
です。
生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

本書はちきりんさんの自分の時間を取り戻そうと同テーマで
参考文献が同書と全く一緒だったので購入しました。

生産性という概念はこれから人口が減っていく日本では、
特に重要な考え方になります。

本書はマッキンゼーで人事育成、採用マネージャーとして
活躍した著者が、生産性の重要性とその高め方を語ります。

著者は人事が専門なので、
日本企業の人事の非効率性の指摘が鋭かったです。

特にトップパフォーマーと戦力外中年への対応が
圧倒的にダメなことが良くわかります。

また、マッキンゼーがどのような仕組みを作って、
仕事の生産性を上げているのかという実例は
とても参考になります。

人事システムなどは一社員では、
マネは難しいかもしれませんが、
資料の作り方や会議の進め方は
すぐに今の仕事に生かすことが可能だと思います。


個人的には、
同じ作業を10分でできる人と30分以上かかる人を
長く部内に併存させないこと、
という考え方が心に残りました。


仕事を速くするためのアイデアが欲しい人にお勧めです。
生産性を飛躍的に高めてくれる考え方と
具体的な方法が詰まっています。

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engineer_takafumi at 01:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)