★一般書の書評

2020年02月09日

「続けられる人」だけが人生を変えられる

本日は大平 信孝 氏の
「続けられる人」だけが人生を変えられる
です。


本書の著者は目標達成の専門家として、
独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発、
そのアプローチにより1万2000人以上の、
セルフマネジメント、キャリア構築、部下育成に
関する悩みを解決してきた、
という実績を持っています。


そんな著者が本書で語ることは、
「1日1分で人生を変える習慣化ノート」です。

目標を達成するのと、達成できないのでは、
人生が180°変わります。

達成すると、それによって自信をつけ、
次の目標を立てて、また達成します。

逆に達成できないと、挫折感を感じてしまい、
「私は何をしてもダメなんだ」
という思考になり、転落していきます。


それでは、目標達成の上昇スパイラルを
作るためにはどうすれば良いのでしょうか?

それは、目標達成のハードルを
思いっきり下げてやることです。

最初のハードルを下げることによって、
目標達成ができます。

すると、達成→自信→次の目標達成 という
上昇スパイラルに入ることができるのです。


本書で紹介されているのは、
その「目標の下げ方」になります。

大勢のコンサルをされた経験の結晶なので、
信頼性の高い方法が紹介されています。

本書の方法を実践することができれば、
目標達成の最初の一歩を
踏み出すことができるでしょう。


個人的には、
「三日坊主」の捉え方が参考になりました。

「三日坊主」として挫折経験にすれば、
挫折スパイラルに入りますが、
三日続いた、とポジティブに捉えれば、
成功体験になり、上昇スパイラルに入ります。

そうやって、自分に成功体験を
植え付けることが大事なのですね。


今まで「何も続いた試しがない」
という人にお勧めの一冊です。
そのネガティブな流れを、
逆に回す方法を学べることでしょう。

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engineer_takafumi at 14:13|PermalinkComments(0)

2020年02月08日

世界史を変えた詐欺師たち

本日は東谷 暁 氏の
世界史を変えた詐欺師たち
です。


本書はケインズ、ロスチャイルド、グリーンスパン、
ソロス、など、経済史に登場する人物の
生涯についてまとめたものです。

テーマは「詐欺師」です。


なんとも大胆な言葉ですが、
実際本書を読んでみると、
一国の経済政策であっても、
ほとんど詐欺ではないか、
というものが多いことに驚きます。

経済犯というものは、
傷害や窃盗のような罪悪感を
持ちにくいものなので、
けっこう大胆なことをしてしまうのです。

また、法律の整備が追いついてなくて、
詐欺的な行為であっても、
それが当時は裁けなかった
ということもあります。


本書を読んでみると、
そんな詐欺的な行為が、
一国の大臣や中央銀行の総裁など、
重要な人物によって行われていて、
それが歴史を動かしたことがわかります。

国家は紙幣を発行することができ、
権力を持っているので、堂々と
詐欺的な行為を行うことも
あったようです。

特に戦時中は、非常事態なので、
滅茶苦茶なことが行われていたのです。

世界史を経済面から見る、
という意味でも、興味深い一冊でした。


個人的には、
ニュートンの話が印象的でした。

ニュートンは科学に没頭した学者
というイメージを持っていたのですが、
実際は世俗やお金にまみれていたのですね。


経済について学び始めた人に
お勧めの一冊です。
経済を裏側から見ることにより、
経済学に対する興味が高まることでしょう。

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engineer_takafumi at 18:38|PermalinkComments(0)

2020年01月25日

SELFISH(セルフィッシュ)

本日はトマス・J・レナード氏、バイロン・ローソン 氏の
SELFISH(セルフィッシュ)
です。


本書は自己啓発書の名著で、
世界的なロングセラーである名著を
完全日本語訳にしたものです。

この本は人生を豊かにする28の法則が
紹介されています。

その法則の最初が本のタイトルでもある
「Selfish」になります。

Selfishというと、自分勝手とか、わがまま
という印象があることでしょう。

しかし、著者はSelfish(自分本位)とは、
自己中心やわがままとは違うと言います。

自分を大切にしながら、
他人に与えることは両立可能なのだ、
と主張します。

それどころか、自分が満たされるからこそ、
人に与えることができるのです。

これは今までの自己啓発本に馴染んだ
多くの人にとっては、意外な話かもしれません。

その他の法則も、
無理をしない、未来に期待をしない、ゆとりを持つ、
人との約束は控え目にする、物事を大目に見ない、
弱点を肯定する、など、肩から力を抜くような
ものがたくさんあります。

余計なところに力を入れると、
本当に力を入れるべきところがおそろかになります。

人生を豊かに生きていくために
本当に必要なものを教えてくれる一冊です。

500ページを超える大作ではありますが、
成功への道が網羅されており、
その価値は十分にあるものと思います。


成功したくて、本を読んで実践したけれど、
いまいち上手くいかない、という人にお勧めです。
大事にすることはもちろん、捨てるべきことを
教えてくれることでしょう。


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engineer_takafumi at 00:23|PermalinkComments(0)

2020年01月12日

MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実

本日はクラウディア・ハモンド 氏の
MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
です。


本書はメンタリストDaigoさんが
絶賛しているお金の心理学の本です。

著者は心理学者で、ラジオの番組の司会など
キャスターや著者としても活躍されています。


「お金」は、ビジネス書として、
もっともメジャーなテーマの一つですが、
どれも著者の主観で書いている
という感が否めません。

その点、本書は実験により確かめられた
研究成果に基づいているので、
客観性がとても高いと言えるでしょう。

宝くじなど、あぶく銭が入った人は
かえって不幸になってしまう、といった
感覚的に納得いくものから、
貧乏人は思ったより不幸せではないという
直感に反する結果まで、
色々な調査データが紹介されています。

科学的といっても、心理実験ですから、
あくまで確率が高いというだけで、
必ず正しいという結果ではありません。

しかし、人間が一般的にお金に対して
このような態度を取るということは
客観的な事実として知っておいた方が良いでしょう。


個人的には、
人が貧困者を見るとき、嫌悪の感情をもち、
その人を人間として認識しない傾向がある
という箇所が特に印象的でした。

残酷ですが、貧困者は人間として
認識されていないのです。

貧困問題を語る時には、
こんな事実も受け入れなければいけないのです。


お金について深く知りたい、
という全ての人にお勧めの一冊です。
人間がお金に対してどのように振る舞うか、
その本質を学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:29|PermalinkComments(0)

2019年12月18日

幸せになる技術

本日は上阪徹 氏の
幸せになる技術
です。


著者の上阪氏は著名人にインタビューして本を書く
「ブックライター」という仕事をされています。

そして、取材してきた著名人は
なんと3000人を超えているそうです。


本書はそんな著者が、
著名人に「どうやったら幸せになれますか」
というシンプルな質問をして、
その答えをまとめて、幸せについて考えた一冊です。

芸能人やスポーツ選手、大会社の社長など、
どの分野でも一流の人が言う言葉には
どこか共通点があるものです。

それをまとめて浮き彫りにしてくれます。

あとがきなどに、はさまれている、
著者自身の考えや生い立ちにも、
共感できて、幸せの本質がわかる一冊でした。


個人的には、
成果は急がない。急ぐべきでもない。
という部分が特に印象に残りました。

80代でピークを迎える、
そんな人生をおくりたいものです。


世の中の価値観に毒されてしまい、
自分を見失っている人に届けたい一冊です。
幸せの本質とは何なのか、
教えてくれることでしょう。


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engineer_takafumi at 13:14|PermalinkComments(0)

2019年12月14日

人生を変える 記録の力

本日はメンタリストDaiGo 氏の
人生を変える 記録の力
です。


本書はメンタリストDaiGoが
「記録」の力について書いたものです。

メモや日記を書けば人生がうまくいく、
という話はよく言われています。

確かに、「書く」ことには、
人生を変える力があると思います。

それをテーマにした書籍もたくさんありますが、
あくまで個人の体験談でしかない、
ものがほとんどでした。


本書ではメンタリストDaiGo氏が
科学的に「記録」の力について説明します。

実験で、良い影響が確認された
記録方法を紹介して、
その理由について説明してくれます。


私もメモや日記を書いていて、
その効果は強く感じていました。

そのメカニズムが説明されていて、
より「記録」に対するモチベーションが
高まった一冊でした。


個人的には、
「非機能性思考」の部分が
特に印象に残りました。

悩んでも仕方がないこと、
というものは意識していましたが、
それに「非機能性思考」という名づけを
したとたん、考察がはるかに深化します。

やはり、名づけをして、論理的に考察する、
ということには力があるのですね。

それを導いてくれる「記録」には
人生を変える力があるのです。


悩みを解決したい、ストレスを減らしたいと、
強く願う人にはお勧めの一冊です。
本書の方法を実践すれば、
人生を確実に良い方向に進められるでしょう。

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engineer_takafumi at 21:08|PermalinkComments(0)

2019年12月08日

デザイン力の基本

本日はウジ トモコ 氏の
デザイン力の基本
です。


本書は広告代理店および制作会社にて
三菱電機、日清食品、服部セイコーなど
大手企業のクリエイティブを担当。
現在は独立して、活動されています。

デザインを経営戦略としてとらえ、
採用、販促、ブランディング等で
飛躍的な効果を上げる
「視覚マーケティング」の
提唱者でもあります。


そんな著者が本書で説くのは、
「デザインの基本」です。

このテーマの本はたくさんありますが、
色やデザインの理論に偏っているもの、
逆に、感覚的な説明で終わっているもの、
が多い印象があります。

この本は感覚的なアプローチをしながらも、
要所では理論・論理の説明も加えられており、
理系の私でも納得しながら読み進められました。

例えば「これは違う」をまず決める、
欲張らない、空気を作るといった感覚的な事項、
色、フォント、写真の光源など、
理論的な事項をバランスよく学べました。


例が多く、ペラペラめくるだけでも
楽しめる一冊です。


個人的には、
地色、文字色、ポイント色で構成される
「王道の3色選び」
の箇所が特に参考になりました。

パワーポイントでスライドを作ることは多いので
早速取り入れてみたいと思いました。


今までデザインは勉強してこなかったけれど、
仕事で急に知識が必要になった、
という人が最初に読む一冊としておすすめです。
知識を学びながら、デザインを手掛ける心構えを
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 11:23|PermalinkComments(0)

2019年12月01日

僕たちは、地味な起業で食っていく。

本日は田中祐一 氏の
僕たちは、地味な起業で食っていく。
です。


本書の著者の田中氏は、
大学卒業後に、大手IT企業に就職。

しかし起業を決意し、会社を退社します。

当初はうまくいかず、企業資金800万円を
借金100万にしてしまい、自信喪失します。

そんな著者を変えたのが
「地味な起業」でした。

それからはクライアントの売上を10倍にしたり、
開講したビジネススクールでは累計179名の
受講生が売上30億円を超えるなどの
成功を収めるのです。


本書はその「地味な起業」
について書いた一冊です。

一般的に起業というと、大きなアイデアを元に
社会を変えるような製品を開発する、
といった「派手な起業」を想像しがちです。

しかし、会社員出身の著者が成功した分野は、
セミナーのサポートをしたり、Webページを作ったり、
会社で仕事をすれば自然に身につくようなスキルを
使ったものだったのです。

「派手な起業家」は意外に
会社員にとっては当たり前のスキルがなく、
困っている人が多いのですね。

そういう人をサポートする仕事は
かなり需要があるわけです。

本書では「地味な起業」の始め方について
詳しく説かれています。

私もエンジニアとして仕事をしているので、
とても興味深い一冊でした。


個人的には、
クライアントとなる起業家さんは
プロへの依頼の仕方がわからない人が多い
という部分が特に心に残りました。

クラウドソーシングが使えれば、
可能性が広がるかもしれません。


副業を始めたいサラリーマンにお勧めの一冊です。
リスクがなく、小さく始められるので、
メリットが多く魅力的な働き方だと思います。

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engineer_takafumi at 16:26|PermalinkComments(0)

2019年11月30日

秘密を上手に使いこなす方法

本日はトルステン・ハーフェナー 氏の
秘密を上手に使いこなす方法
です。


本書は欧州最強のメンタリストと言われる
ドイツ人の著者が「秘密」について
語った一冊です。

「秘密」というものは、後ろめたい一方、
実に魅力的な言葉でもあります。

秘密がありそうな人に魅力を感じたり、
子どもの成長の過程で秘密を持ち出したり、
することは感覚的には納得できるでしょう。


本書では基本的に「秘密」を
ポジティブに考えています。

その観点で、秘密を持つことの効用、
秘密を人間関係に活かす方法、
秘密で人を楽しませる方法、
そして秘密を守り、暴くコツについて説きます。


おそらく、秘密の良い影響については、
みんな感じていることがあるかと思います。

それをメンタリストという人間心理のプロが
具体的な事例を交え、
論理的に言語化してくれているので、
秘密の本質が理解できる本といえるでしょう。


個人的には、
人は誰しも、他人にはけっして見せたくない
「内々の」秘めごとがある。
だが、もしそれを誰かに打ち明けるとすれば、
考えられる相手は「100パーセント信頼できる人物」か
――あるいは「赤の他人」なのだ。
という箇所が一番印象的でした。

占い師やコンサルタントになら秘密を話せる心理は
こんなところからきているのでしょうね。


家族など、身近な人間関係で悩む人に
お勧めの一冊です。
「秘密」の使い方やメリットが書かれており、
うまく人間関係を築くヒントを得られるでしょう。


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engineer_takafumi at 18:58|PermalinkComments(0)

2019年11月23日

英語は「インド式」で学べ!

本日は安田 正 氏の
英語は「インド式」で学べ!
です。


本書はビジネスコミュニケーションの分野で、
会社を経営されており、またご自身も
コンサルタントとして活躍されている
教育ビジネスの専門家による一冊です。


日本人は英語が苦手といわれています。

根本的な原因は、日本語があまりに
英語と違っていることです。

そして、「発音が上手でないとダメ」とか
「単語をたくさん覚えないとダメ」など、
間違えた思い込みが多いからなのです。


一方、インド人は
英語を話せる人が多いですが、
必ずしも発音がきれいだったり
多くの単語を知っているわけではありません。

本書は間違えた思い込みを捨てて、
「英語で意思疎通できる」ための
最短経路を示してくれる一冊です。


一番のハイライトは、
「sounds、find、give」の3つの動詞で
全ての英文を組み立ててみる、
という部分です。

この訓練は素晴らしいと思います。

日本人が英語が苦手な理由は、
英語と日本語の順序が違う
という点が大きいですが、
この練習をすると、英語の順序に
スムーズに慣れることができます。


個人的には、
途中で区切るときには
主語+動詞まで言い切ってからにする
という箇所が特に印象的でした。

英語は動詞が大事だ、とはよく言いますが、
具体的に動詞までは話すようにする
というトレーニングをすると
動詞を重要視する英語の考え方に
なじむことができるでしょう。


テストの点はどうでもいいから、
とにかく英語を話したい、
話す必要がある、という人にお勧めの一冊です。
英語で意思疎通を行うための
最短経路を示してくれることでしょう。

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engineer_takafumi at 22:15|PermalinkComments(0)

2019年11月10日

わたしたちは、いつだって好きなことをして生きていける。

本日は直島美佳 氏の
わたしたちは、いつだって好きなことをして生きていける。
です。


本書は2歳のころからおけいこを始め、
現在までに365教室に通った経験を活かして、
自宅教室で稼ぐ方法を指導。

また、45歳で出産し、6歳児の三つ子を
育てているという著者による一冊です。


本書のテーマは
「好きなことをして生きていくヒント」です。

45歳から三つ子の子育てをすることは、
決して簡単なことではありません。

本書中でも、ストレスがたまったり、
お金の心配をしてしまったりと、
著者の直島さん自身も、苦労されています。

それでも「こだわりを手放す」と「計算する」
というポイントをおさえるようにしてからは、
子育てをしながら、好きな事も
楽しめるようになったそうです。

そんな考え方のコツを説いた一冊です。


私は男ではありますが、
確かにそう考えると心が軽くなるな、
というお話がたくさんありました。


個人的には、
自分の嫌いをはっきりさせることは、
自分の気持ちを大切にすること
という部分が特に印象的でした。

「嫌い」という感情は汚く見えて、
封印してしまいたくなるものですが、
それを生かすこともできるのですね。


子育てに悩む女性にお勧めの一冊です。
心を軽くするヒントが得られることでしょう。

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engineer_takafumi at 21:01|PermalinkComments(0)

2019年10月27日

お金と心を動かす会話術

本日は浅川智仁 氏の
お金と心を動かす会話術
です。


本書の著者は、世界最大級の能力開発企業で
営業として活躍。
そして、未経験ながら
入社2年で年間トップセールスを記録されます。

自身だけではなく、支店責任者としても、
着任初月に対前月比230%の売上を実現するなど、
トップセールスの育成でも活躍されます。

その後、営業コンサルタントとして独立、
業種を問わす多くのセールスパーソンや経営者の
飛躍的な売り上げアップに貢献されています。


そんな著者が、本書で語るのは「会話術」です。

つまり、売るための「会話」になります。


具体例が多くわかりやすいことはもちろん、
適度な抽象化もされており、
話を聞いているようにスラスラと
頭に入ってきます。

実際、自分が営業をされる時のことを考えると、
「こう言われると、買ってしまうよな。」
という表現がいっぱいで感心します。

著者が売れる理由が分かった気がしました。

読者がこれを使いこなすためには、
ある程度時間と訓練が必要でしょう。
しかし、時間を費やすのに値する方法だと感じました。


個人的には、
テストクロージングとファイナルクロージングの
部分が特に印象に残りました。

細かく、テストクロージングをすることで、
ファイナルクロージングの確率を高められるのです。

私もファイナルクロージングを
意識したいと思いました。


営業職の方はもちろん、独立を考えている全ての人に
お勧めの一冊です。
どうやってセールスを進めればうまくいくか、
その肝心な部分を理解できるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:18|PermalinkComments(0)

2019年10月19日

ザ・クイック二ング~人生をコントロールする見えない力

本日はスチュワート・ワイルド 氏の
ザ・クイック二ング~人生をコントロールする見えない力
です。


本書は自己啓発や人間の潜在能力開発の
ビッグネームである著者の本です。

一方、著者は日本においては
その知名度や人気がいまひとつです。

訳者である石井裕之氏は、その理由は
内容がマニアックになりすぎて、
特に日本人には理解しにくい内容に
なってしまっている、と言います。

そこで、直訳でなく抄訳という形で、
理解しやすく訳した本を出版されたそうです。


私はあまりスピリチュアルの本は読みません。
というのも、理論が飛躍したり、
前提条件が不明瞭な議論が多いからです。

この本もその傾向はありますが、
結論には納得できることが驚きです。

恐らくは、文面にない論理のようなものがあって、
私とは異なる思想回路で繋がっているのでしょう。

そんな世界があるということが
知れたことが、本書からの一番の収穫でした。


個人的には、
犯罪者の価値観は、
「捕まりたくない」という後ろ向きなもの、
「戦う賢者」の価値観は、
「かかわりたくない」という前向きなもの、
という部分が特に印象的でした。

「かかわりたくない」という感情を
マイナスに捉えていたのですが、
前向きに考えられるようになりそうです。


自己啓発本をよく読む方であれば、
一度は読んでみると良いと思います。
スピリチュアルのアプローチで
問題をどのように捉えるかを
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 15:47|PermalinkComments(0)

2019年10月14日

スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本

本日は高津和彦 氏の
スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本
です。


話をするときに「えー」とか「あのー」とかを
連発している人がいます。
これをフィラーワードといいます。

少しだったらいいですが、
一文の間に2回も3回も使う人がいて
話の中身に集中できなくなりますよね。

本書はスピーチトレーナーである著者が、
フィラーワードが出るメカニズムや
その抑え方を説いた本です。

フィラーワードは基本的になくすべきものですが、
落語家が使う「え〜〜」など、
逆に心地よいものもあると感じていました。

本書では、フィラーワードの良い部分についても
書かれていて、疑問が解消できました。


個人的には、
「心(感情・性格)」と「思考」を一致させる
という考え方が特に心に残りました。

自分が言うべきことが決まるまでは、
口を開かないべきなのですね。
そんな習慣を身に着けたいと思いました。


会社などでよくスピーチをする人にお勧めです。
自分の話を「フィラーワード」という切り口で
チェックすることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 16:02|PermalinkComments(0)

2019年10月05日

ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?

本日はダニエル・カーネマン氏の
ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?
です。


本書はノーベル経済賞を受賞した行動経済学の創始者が、
人間の行動の本質をまとめた本です。

上下巻合わせてかなりのボリュームになります。

この本を読むと、人間の判断というものが、
いかに環境に左右されているか、
いかに非合理なバイアスがかかっているか
ということがわかります。

例えば、裁判官の判断が疲れて空腹になると、
被告人に厳しくなったりとか、
人間の目の絵によって、寄付額が上がったり、
道徳的な行動をとるようになるそうです。

率直に言えば人間というものは、
いかに「バカ」なものなのかわかります。

それも、一般的に教養的に見られている人でさえ
そうなのです。

ただ、我々は人間である以上、
これらの結果を自覚して、
少しでも合理的な判断をしなくてはいけないと思います。

まず、そのバイアスを「知る」という意味で
本書は大きな意味がある本と言えるでしょう。

後世に残すべき名著だと感じました。


個人的には、
人間はランダムなものにさえ、
因果関係を創出しやすい、
という箇所が特に印象的でした。

合理的に判断するためには、
もっとランダム性を重視して、
統計情報を活用するように
しなくてはいけないようです。


教育者、法曹者、政治家など、
人や社会に関わる人にお勧めの一冊です。
大書なので読むのは労力が必要ですが、
その価値は十分得られるれるでしょう。
人の行動の本質を学べます。

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engineer_takafumi at 02:16|PermalinkComments(0)