⇒ 理系の人・理系社会
2008年12月03日
理系の人々
本日はよしたにさんの
「理系の人々」です。
この本はメルマガ「エンジニアがビジネス書を斬る」の
編集後記で紹介されていて、面白そうなので
買いました。
著者は「オタリーマン」の作者でもあります。
SEもしているらしく、正真正銘の理系のようです。
ネタがかなりツボにはまっていて、
「これ、あるある」と笑えます。
どっちかっていうと、文系の人が読むというより
理系人間が読んだほうが面白い本でしょうね。
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「理系の人々」です。
この本はメルマガ「エンジニアがビジネス書を斬る」の
編集後記で紹介されていて、面白そうなので
買いました。
著者は「オタリーマン」の作者でもあります。
SEもしているらしく、正真正銘の理系のようです。
ネタがかなりツボにはまっていて、
「これ、あるある」と笑えます。
どっちかっていうと、文系の人が読むというより
理系人間が読んだほうが面白い本でしょうね。
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engineer_takafumi at 23:16|Permalink│Comments(0)│
2008年11月10日
理系クン
今回は高瀬えり子さんの「理系クン」です。
この本は、典型的な理系男と付き合うことになった
ごく普通の女性(著者なのですが)から見た
ちょっと世間とずれた理系男の日常を描いています。
マンガなので、ちょっとオーバーかなと思う部分も
ありますが、女性店員が苦手とか、携帯メールは無駄だ
とか、自分にも思い当たることが多く、一人突っ込み
をしながら読みました。
私のような理系男にとっては、ちょっとズレた
彼氏に対して、暖かい目を向けている主人公(著者)が
とてもほほえましく思えました。
こんな、女の子がたくさんいればいいのにな〜と。
でも、この本の帯にかいてあるのですが、
「結論→理系クンは夫にするのに理想的」
という言葉にあるように、実は理系男性と付き合いたい
女性というのも少なからず、存在してると思います。
この本は、そんな女性が理系男の生活を知る一助に
なるのかな、と思います。
次は、実際の出会いの場ですね。。。
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この本は、典型的な理系男と付き合うことになった
ごく普通の女性(著者なのですが)から見た
ちょっと世間とずれた理系男の日常を描いています。
マンガなので、ちょっとオーバーかなと思う部分も
ありますが、女性店員が苦手とか、携帯メールは無駄だ
とか、自分にも思い当たることが多く、一人突っ込み
をしながら読みました。
私のような理系男にとっては、ちょっとズレた
彼氏に対して、暖かい目を向けている主人公(著者)が
とてもほほえましく思えました。
こんな、女の子がたくさんいればいいのにな〜と。
でも、この本の帯にかいてあるのですが、
「結論→理系クンは夫にするのに理想的」
という言葉にあるように、実は理系男性と付き合いたい
女性というのも少なからず、存在してると思います。
この本は、そんな女性が理系男の生活を知る一助に
なるのかな、と思います。
次は、実際の出会いの場ですね。。。
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engineer_takafumi at 23:27|Permalink│Comments(0)│
2008年09月08日
理系のための恋愛論 理系脳 v.s. 女子脳
本日は酒井冬雪さんによる
理系のための恋愛論 理系脳 v.s. 女子脳
です。
本書は酒井さんのコラムをずっと読んでいたので、
単行本化されたと聞いて購入してみました。
内容はほぼ連載コラムそのものでしたが、
やっぱり彼女の視点は面白いと思いました。
言っていることは、かなり男に対して厳しいもので、
どれだけ、男に求めるのだ、と思うこともありますが、
このくらいの意識で動かないと人は変わらないですね。
特に彼女が訴えること、
・やっぱり、外見も中身と同じように大事
・まずは身近な女性、母親や兄弟などにやさしくしてみる
・恋愛にもリサーチをしてみましょう
などは、特に参考になるでしょう。
理系のための恋愛論と掲げていますが、
特に理系に特化したところはほとんどないと思います。
理系・文系、そして男性・女性問わずに
読める本だと思いますね。
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理系のための恋愛論 理系脳 v.s. 女子脳
です。
本書は酒井さんのコラムをずっと読んでいたので、
単行本化されたと聞いて購入してみました。
内容はほぼ連載コラムそのものでしたが、
やっぱり彼女の視点は面白いと思いました。
言っていることは、かなり男に対して厳しいもので、
どれだけ、男に求めるのだ、と思うこともありますが、
このくらいの意識で動かないと人は変わらないですね。
特に彼女が訴えること、
・やっぱり、外見も中身と同じように大事
・まずは身近な女性、母親や兄弟などにやさしくしてみる
・恋愛にもリサーチをしてみましょう
などは、特に参考になるでしょう。
理系のための恋愛論と掲げていますが、
特に理系に特化したところはほとんどないと思います。
理系・文系、そして男性・女性問わずに
読める本だと思いますね。
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engineer_takafumi at 23:23|Permalink│Comments(0)│
2008年08月30日
ものづくり道
今日は西堀榮三郎氏の
ものづくり道
です。
本書は西堀榮三郎さんという偉大な先輩の存在を知り、
氏の思想に触れたくて、手に取りました。
西堀氏は東芝で真空管や半導体の基礎を築いた方です。
また、日本に初めて統計的品質管理を導入し、
「品質の日本」の土台を作られて、
デミング賞を受賞されました。
その技術者としての活動以外にも、
登山家や探検家としても知られ、
ヒマラヤ登頂や南極探検などで、
隊長としても活躍されています。
西堀氏が活躍されたのは、
欧米に追いつけ追いつけの時代で、
単に海外のものを取り入れれば良いという風潮に対し、
苦労されたようでした。
手法自体は、今となってみれば当たり前ですが、
新しいことを始めるということは大変なことだと
改めて痛感しました。
さらに、南極やヒマラヤなど極限を体験した著者の
自然観、技術観は深みがあり、
非常に興味深いものでした。
特に技士道という考え方には心を打たれました。
技術者であるならば、
ぜひ一読しておくべき本だと思います。
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ものづくり道
です。
本書は西堀榮三郎さんという偉大な先輩の存在を知り、
氏の思想に触れたくて、手に取りました。
西堀氏は東芝で真空管や半導体の基礎を築いた方です。
また、日本に初めて統計的品質管理を導入し、
「品質の日本」の土台を作られて、
デミング賞を受賞されました。
その技術者としての活動以外にも、
登山家や探検家としても知られ、
ヒマラヤ登頂や南極探検などで、
隊長としても活躍されています。
西堀氏が活躍されたのは、
欧米に追いつけ追いつけの時代で、
単に海外のものを取り入れれば良いという風潮に対し、
苦労されたようでした。
手法自体は、今となってみれば当たり前ですが、
新しいことを始めるということは大変なことだと
改めて痛感しました。
さらに、南極やヒマラヤなど極限を体験した著者の
自然観、技術観は深みがあり、
非常に興味深いものでした。
特に技士道という考え方には心を打たれました。
技術者であるならば、
ぜひ一読しておくべき本だと思います。
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engineer_takafumi at 23:26|Permalink│Comments(0)│
2008年04月07日
若き数学者のアメリカ
本日は数学者の藤原正彦さんの
「若き数学者のアメリカ」です。
本書は、1970年代に著者が研究者
として数年アメリカにいた時の
エピソードをまとめたものです。
1970年代というと、海外旅行も
一般的でなく、渡航が珍しいもの
であったと思います。
その中、単身アメリカに乗り込み
格闘する著者の姿は、異文化や
それ以上に日本人自身の
identityを考えされられます。
私は残念ながら留学等の渡航経験
はないのですが、それを疑似体験
できたような気がする一冊でした。
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「若き数学者のアメリカ」です。
本書は、1970年代に著者が研究者
として数年アメリカにいた時の
エピソードをまとめたものです。
1970年代というと、海外旅行も
一般的でなく、渡航が珍しいもの
であったと思います。
その中、単身アメリカに乗り込み
格闘する著者の姿は、異文化や
それ以上に日本人自身の
identityを考えされられます。
私は残念ながら留学等の渡航経験
はないのですが、それを疑似体験
できたような気がする一冊でした。
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engineer_takafumi at 01:35|Permalink│Comments(0)│
2008年02月06日
「理系」という生き方 理系白書2
今回紹介する本は、毎日新聞に連載されている
「理系白書」を作成している毎日新聞科学環境部
による「理系という生き方」です。
この人たちの主張は、理系と文系の壁をなくそう、
ということなのですが、「理系白書」という以上
基本が「理系」と「文系」対比になっていて
(一部にはこじつけと思われる部分もある)
かえって溝を浮き彫りにするような書き方に
なっています。
また、この人達は、理系というと「博士」という
すりこみがあるらしく、やたら博士号を持つ人
が登場し、学部卒でエンジニアをやっている
私としてはちょっと複雑な感情が湧き上がります。
少し辛口のコメントになってしまいましたが
幅広い取材が行われており、キャリアの実例に
富んだ本に仕上がっています。
進学や就職を控えた人、特に理系の大学生(院生)
には一読の価値があると思います。
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「理系白書」を作成している毎日新聞科学環境部
による「理系という生き方」です。
この人たちの主張は、理系と文系の壁をなくそう、
ということなのですが、「理系白書」という以上
基本が「理系」と「文系」対比になっていて
(一部にはこじつけと思われる部分もある)
かえって溝を浮き彫りにするような書き方に
なっています。
また、この人達は、理系というと「博士」という
すりこみがあるらしく、やたら博士号を持つ人
が登場し、学部卒でエンジニアをやっている
私としてはちょっと複雑な感情が湧き上がります。
少し辛口のコメントになってしまいましたが
幅広い取材が行われており、キャリアの実例に
富んだ本に仕上がっています。
進学や就職を控えた人、特に理系の大学生(院生)
には一読の価値があると思います。
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engineer_takafumi at 02:08|Permalink│Comments(0)│
2007年12月02日
理系思考
本日は元村有希子さんによる
理系思考
です。
本書は朝日新聞の「理系白書」を担当されている記者の
連載していたコラムの記事をつづったものです。
当時の政権や社会的風潮を科学の目で
直球で語ります。
ただし、新聞社の性格か本人の性格か、
正義感が強く、あくまで正論を貫く姿勢は
技術開発の実務に携わる人間として、
とても耳の痛いものもありました。
書いてあることを100%支持はできないのですが、
著者のような記者が人気を集めて、
科学技術に興味を持つ人が増えれば良いな
と思います。
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理系思考
です。
本書は朝日新聞の「理系白書」を担当されている記者の
連載していたコラムの記事をつづったものです。
当時の政権や社会的風潮を科学の目で
直球で語ります。
ただし、新聞社の性格か本人の性格か、
正義感が強く、あくまで正論を貫く姿勢は
技術開発の実務に携わる人間として、
とても耳の痛いものもありました。
書いてあることを100%支持はできないのですが、
著者のような記者が人気を集めて、
科学技術に興味を持つ人が増えれば良いな
と思います。
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engineer_takafumi at 23:26|Permalink│Comments(0)│
2005年11月05日
理系思考(エンジニアだからできること)
今回、紹介する本は
「理系思考 エンジニアだからできること」です。
本書の著者である大滝氏は、カリフォルニア大学の電子工学科を
卒業後帰国し、東芝に入社しました。
そこで、エンジニアとして研究開発業務に従事するものの、
環境に疑問を感じ、経営コンサルトに転身されました。
結果、エンジニアを卒業して、文系の世界に身を置いた訳ですが
その立場から、理系人間の優位点、問題点を説き、元気がない
と言われるエンジニアにエールを送ります。
エンジニアがキャリアを見直す際、将来に不安を感じた際には、
ぜひ参考として欲しい一冊です。
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「理系思考 エンジニアだからできること」です。
本書の著者である大滝氏は、カリフォルニア大学の電子工学科を
卒業後帰国し、東芝に入社しました。
そこで、エンジニアとして研究開発業務に従事するものの、
環境に疑問を感じ、経営コンサルトに転身されました。
結果、エンジニアを卒業して、文系の世界に身を置いた訳ですが
その立場から、理系人間の優位点、問題点を説き、元気がない
と言われるエンジニアにエールを送ります。
エンジニアがキャリアを見直す際、将来に不安を感じた際には、
ぜひ参考として欲しい一冊です。
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engineer_takafumi at 14:25|Permalink│Comments(0)│
2005年06月27日
理系白書
理系白書は毎日新聞の科学面の連載企画を単行本化したものです。
戦後の日本の驚異的な経済成長も、科学技術と密接に絡んでいます。そして、科学技術を支えてきた人こそ、理系の科学者や技術者たちです。
しかし、その貢献に見合う評価と報酬を受けてきたか、というと、答えはノー。実際は科学技術の作り出した富の多くは、不動産や金融などに流れていきました。
日本社会は、理系人材を生かしきれていないのではないか?、それが現在の日本社会の閉塞感につながっているのではないか?、との仮定の下、現状に一石を投じます。
一方、理系独自の閉鎖的な文化にも触れています。タコツボ社会、極端に少ない女性、社会的責任に無関心、辛口の提言もあります。
本書では、以上のように理系というキーワードの元、現代社会を分析します。
理系の人はもちろん、専門家しすぎた科学技術に疑問を感じている人たちには是非一読して欲しい1冊です。
内容
第1章 文系の王国
第2章 権利に目覚めた技術者たち
第3章 博士ってなに?
第4章 教育の現場から
第5章 理系カルチャー
第6章 女性研究家
第7章 失敗に学ぶ
第8章 変革を迫られる研究機関
第9章 研究とカネ
第10章 独創の方程式
第11章 文理融合
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戦後の日本の驚異的な経済成長も、科学技術と密接に絡んでいます。そして、科学技術を支えてきた人こそ、理系の科学者や技術者たちです。
しかし、その貢献に見合う評価と報酬を受けてきたか、というと、答えはノー。実際は科学技術の作り出した富の多くは、不動産や金融などに流れていきました。
日本社会は、理系人材を生かしきれていないのではないか?、それが現在の日本社会の閉塞感につながっているのではないか?、との仮定の下、現状に一石を投じます。
一方、理系独自の閉鎖的な文化にも触れています。タコツボ社会、極端に少ない女性、社会的責任に無関心、辛口の提言もあります。
本書では、以上のように理系というキーワードの元、現代社会を分析します。
理系の人はもちろん、専門家しすぎた科学技術に疑問を感じている人たちには是非一読して欲しい1冊です。
内容
第1章 文系の王国
第2章 権利に目覚めた技術者たち
第3章 博士ってなに?
第4章 教育の現場から
第5章 理系カルチャー
第6章 女性研究家
第7章 失敗に学ぶ
第8章 変革を迫られる研究機関
第9章 研究とカネ
第10章 独創の方程式
第11章 文理融合
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