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2023年03月24日

100案思考

本日は橋口幸生 氏の
100案思考
です。


本書の著者はコピーライター、
クリエイティブディレクターとして活躍しており、
数々の広告賞を受賞していて、
下のような代表作で知られています。
「ガーナチョコレート」「出前館」
「スカパー!堺議員シリーズ」
「鬼平犯科帳25周年記念ポスター」

そんな著者が本書では、
アイデアの出し方を語ります。

タイトルからもわかりますが、
方法はまず「たくさん」書くこと、
これに尽きます。

そして「たくさん」書くためには、
インプットの技術が必要です。

さらに、書いたものから、
最高のものを「選ぶ」技術が必要です。

本書ではそんなスキルを解説します。

最後にハンバーガーショップの
デリバリー商品で実際に100案考える
実例がついており、
イメージがわきやすいです。

コピーライターの本ですので、
本の一言一言が重く、
心に響く言葉のシャワーを浴びた
感覚になりました。


個人的には
コピーとは「共感」と「発見」を与えるもの、
そして、コピーには視点が必要、
という部分が特に印象的でした。

選ぶのは難しいですが、
「視点」や「共感」と「発見」
という基準があると、
選びやすくなりますね。


クリエイティブな仕事を
している人におすすめの一冊です。
アイデアの質を上げることが
できるでしょう。


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engineer_takafumi at 19:45|PermalinkComments(0)

2022年12月04日

すごいタイトル㊙法則

本日は川上徹也 氏の
すごいタイトル㊙法則
です。


本書の著者は大手広告会社で
クリエイターとして数々の賞を受賞、
現在は独立してコピーライターや作家として
活躍されています。

本書のテーマは「タイトル」で、
ヒットした書籍やTV番組、映画や楽曲の
タイトルを分析して法則化します。

大ヒットのタイトルが並んでいるので、
眺めているだけでも面白いでしょう。

さらに、コピーライターである著者が
その解説や背景を語ってくれるので
興味深いし勉強になります。


個人的には、
『六本木純情派』のタイトル秘話が
印象に残りました。

「派」という言葉の意味が
興味深かったです。


ブログやSNSで情報発信をする人に
おすすめの一冊です。
タイトルを改善することにより、
アクセスアップが狙えるでしょう。

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engineer_takafumi at 15:52|PermalinkComments(0)

2022年09月25日

書く仕事がしたい

本日は佐藤 友美 氏の
書く仕事がしたい
です。


本書の著者はテレビ制作会社勤務を経て、ライターに転向。
日本発のヘアライターとして、
ベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』をはじめ、
数々の書籍を上梓します。

また、ブックライターとして、
ビジネス書、実用書、自己啓発書などを中心に
約50冊の書籍の執筆に関わってこられました。

そんな著者が本書で語るのは、
ライターとして稼ぎ続けるために
必要なことです。

普通ライターというと、文章力が大事
と思うかもしれません。

しかし、実際には文章力だけでは
プロになることはできません。

むしろ、取材力や締め切りを守ることなど、
プロとして文章力より大事な要素があるのです。

本書では、長く業界で活躍する著者が
多くの事例を交えながら、
プロのライターの実際の姿を学べます。


個人的には
プロのライターとして書き続けるためには、
「書き終わる」ことが大事
という部分が特に印象的でした。

書くことが好きな人は多いですが、
確かに「書き終わる」ことが
できない人は多い印象です。

どこかで原稿を手放すことが、
大事なのですね。

原稿の質にこだわりすぎると
プロとしては活躍できなわけです。


ライターになりたいと思っている人には
ぜひ読んでいただきたい一冊です。
プロのライターにはどうすればなれるのか、
どんな生活をしているのか、
イメージできるようになるでしょう。

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engineer_takafumi at 10:17|PermalinkComments(0)

2022年06月26日

デザインの仕事

本日は寄藤 文平 氏の
デザインの仕事
です。


本書の著者はグラフィックデザイナーで
広告やプロジェクトのディレクションと
ブックデザインを中心に活動されています。


そんな著者が本書で
しっかりと「デザイン」について語ります。

デザイナーとして駆け出しの時代から、
今まで時代がどんな風に変わってきたか。

そして、アイデアの作り方や
ブックデザインの仕事についても触れます。

デザイナーが仕事をするときに
どんなことを考えているか、
そして何を基準に判断しているか
言葉でしっかり綴られています。

一流のデザイナーの思考を垣間見れる
楽しい本でした。

個人的には、
JTのたばこのマナー広告について
語られた箇所が印象的でした。

マナーですから正しいことなのですが、
それを表現する時には
「正し過ぎてもだめ」になるのです。


デザインなどの制作物に関わる方は
ぜひ、読んで欲しい一冊です。
一流クリエイターの判断基準が
学べるでしょう。


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engineer_takafumi at 10:05|PermalinkComments(0)

2022年06月05日

絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える

本日は寄藤 文平 氏の
絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える
です。


本書の著者は広告のアートディレクションと
ブックデザインを中心に、
アートディレクター、イラストレーターとして
活躍されています。


一般的には文字は「わかりにくく」
絵やイラストは「わかりやすい」ものと
されている傾向があります。

例えば、「サルでもわかる○○」という本だと、
文字ではなく、写真やイラストが多用されている
イメージがあると思います。

このように「わかりやすく」するための
絵をテーマに著者が語ります。

この本も著者の「絵」が多く盛り込まれ
わかりやすく面白そうに見えます。

しかし、その絵を描くまでの苦悩が
文字でしっかり表現されており、
「わかりやすく」を求めることも
一筋縄ではいかない、と知るのです。

そんな難しさが言葉で表現されていて、
興味深い一冊でした。


個人的には
絵を使って「わかった」状態には
ならないけれど、
その「わかった」状態の面白さを
伝えることができる
という部分が印象的でした。

「絵=わかりやすい」という考えが
そもそも怪しいのですね。


図とかイラストなどを作る方には
お勧めしたい一冊です。
「わかりやすく」伝えることの本質を、
考えるきっかけになるでしょう。

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engineer_takafumi at 10:03|PermalinkComments(0)

2021年01月07日

ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある

本日は西野 亮廣 氏の
ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある
です。


本書は映画「えんとつ町のプペル」が
公開になるときに合わせて、
著者の西野さんが書いたエッセイです。


西野さんは日本のエンタメ業界の
最先端を走っていますが、
あまりに早すぎたために、
激しいパッシングも受けました。

その中で西野さんが考えていたこと、
感じたことをまとめています。


時代の先を行きすぎている天才の
苦悩を感じることができました。

日本人は同調圧力が強いですが、
天才を暖かく見守ってあげる
土壌ができると良いですね。


ただ、西野さんは人間離れした
行動力、情熱、才能を兼ね備えた人なので、
凡人にとっては手の届かない存在、
というところが現実です。

ただ、世界を良くしようとする天才の
力になれると良いな、と思いました。


個人的には、
ノストラダムスの大予言のお話が
特に印象に残りました。

子どもの頃にそんなことを言っていた
記憶が私にもあります。

それが許されるか許されないかが
世間の空気の違いだったのですね。


クリエイターと呼ばれる方は
ぜひ一読した方が良いと思います。
作品作りと商売の力配分を考え直す
機会になってくれるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:11|PermalinkComments(0)

2020年09月24日

面白いって何なんすか!?問題

本日は井村光明 氏の
面白いって何なんすか!?問題
です。



本書は博報堂のクリエイティブディレクター、
CMディレクターで
「ファンタ」や「さけるグミ」を
ディレクションしてきた著者による、
「面白い」の作り方です。

この本の冒頭は、
コピーライター養成講座の
講師をしている著者が、
教え子に「面白いってなんですか!?」と
逆ギレされることから始まります。

しかし、著者はこの問いに
すぐにこたえることはできません。

そこから、「面白いって何だろう」と
著者が思索を始めることから始まります。

この手の本は、抽象的な話から
始まることも多いですが、
本書はとにかく具体的に語ります。

講座の生徒の話、
グループインタビューの話、
広告賞の選考の話、
自主プレ(持ち込み企画のようなもの)の話、
とにかく具体的な例が並びます。

その中で答えのようなもの、
「面白いことは似ていないこと」
「正直になること」
「散らす事」
などが浮かび上がっています。

普通のビジネス書に比べると、
構造的でなくボンヤリとしていますが、
それこそがクリエイティブの本質だという
著者からのメッセージなのだと感じました。


個人的には、
まとめることは楽。
みんなが出したアイデアを、
誰にでも書ける抽象的な言葉へ
グレードダウンしたに過ぎないことが多い
という部分が特に印象的でした。

抽象的なことを話すと、
頭が良さそうに感じますが、
それは「面白い」の対局にあること
であることが良く理解できました。


文章や動画、イラストなどの
クリエイターの方は一読してほしい一冊です。
「面白い」の本質を感じることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 00:26|PermalinkComments(0)

2020年09月20日

パン屋ではおにぎりを売れ

本日は柿内尚文 氏の
パン屋ではおにぎりを売れ
です。


本書の著者の柿内さんは、
これまで企画した本の累計発行部数が1000万部以上、
10万部を超えるベストセラーも50冊以上という
超敏腕の編集者です。

そんな著者が本書で語るのは
「考える技術」です。

新しい価値を世に出すためにはどうすればいいか、
その具体的なテクニックを教えてくれます。

「考える」ということは何か?
という本質的な話から、具体的な思考方法まで、
筆者の考え方を紹介してくれます。

読んでいると、アイデアや企画というものは、
天才の発想力のように考えていましたが、
意外に定石が存在しているのだな、
と感じました。


個人的には、
ヒットの重要な2大要素は
「新しさ」と「共感」です
という部分が特に印象的でした。

当たり前のように思えますが、
本当に「新しい」ものは共感できません。

共感できる程度の「新しさ」が必要なのですね。


アイデアを出す仕事をする人は
ぜひ読んでもらいたい一冊です。
今までより効率的にアイデアを出すことが
できるようになるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:35|PermalinkComments(0)

2020年05月24日

恐怖の構造

本日は平山 夢明 氏の
恐怖の構造
です。


本書は怪談実話やホラー小説の執筆、
最近では「ホラーではないけど怖い」
作品を書いている著者が、
「怖い」や「恐怖」とは何か?
ということを説いた一冊です。


「喜び」とか「幸せ」、「笑い」
というものはよく語られますが、
「恐怖」について深く考えることは
少ないようです。

単純に「怖い」からかもしれませんが。


そこで本書では
「恐怖とは何か」について徹底的に考えます。

ホラーが好きな人とそうでない人の違い、
なぜ、人形やピエロが怖いのか?
恐怖の性差とは?
恐怖より不安が怖い、
など怖さの本質に迫るトピックがいっぱいです。

ホラー映画や小説を見る目を
変えてくれる本といえるでしょう。


個人的には、
笑いと恐怖が紙一重だ
という話が印象的でした。

子供のころ、お笑いの番組に恐怖を
感じたことを思い出しました。

恐怖にはこんな構造があるのですね。


メディアを問わず、ストーリーを作る人には
お勧めの一冊です。
恐怖の構造を知ることにより、
物語に深みを持たせることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 02:12|PermalinkComments(0)

2020年03月11日

突破するデザイン

本日はロベルト・ベルガンティ 氏の
突破するデザイン
です。


本書はイタリアのミラノ大学の教授で、
リーダーシップやイノベーションが専門です。

大学でマネジメントとデザインのコースを
担当する一方で、経営者に対して
デザインとマネジメント教育を行っています。


最近の社会では、モノ自体は飽和して、
そこに何の意味づけができるか
ということが重要になっています。

たとえば、iPhoneが発売された時、
その技術自体は大したものでは
ありませんでした。

しかし、その卓越したデザインと
タッチというユーザーインターフェイス、
そして、ネット接続環境を持ち歩く
という意味づけが、社会に受け入れられて
大ヒットにつながったのです。


本書ではこのような、
意味づけのイノベーションの原則やプロセスに
ついて研究した成果をまとめたものです。

事例やアイデアの作り方はもちろん、
それを生み出す組織にまで触れられています。

この手のイノベーションを起こすことは
決して簡単ではありませんが、
本書からその方法を知ることができます。


また、本の最後に本書で説く、
意味のイノベーションの事例があります。

著者がイタリアの方ですので、
あまり馴染みのないものも含んでおり、
事例としてとても興味深かったです。


世の中を変える製品を作りたい、
と考えている人にはお勧めの一冊です。
ヒット商品を作るための事例とプロセスを
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:01|PermalinkComments(0)

2019年06月01日

文章は型が9割

本日は高橋フミアキ 氏の
文章は型が9割
です。


本書の著者は大手広告代理店を経て、
ビジネス、グルメ、文芸など幅広いジャンルで
フリーライターとして活躍、
現在は文書スクールや研修の講師もしている
著者による一冊です。

高橋氏の著者は多数ありますが、
その中で本書のテーマは「型」です。
心をつかむ、論理的な文章、感動させる、笑わせるなど
目的別の文章の型を並べてくれています。

文章を書こうとするときに、
使えそうな型を探すという使い方ももちろんですが、
よくある文章がどのような型に基づいているのか、
という視点で読んでも楽しめる一冊でした。


個人的には、
アイデンティティに褒め言葉を加える
というテクニックが印象的でした。

非論理的であっても、
自分のアイデンティティを褒められると、
嬉しく感じてしまうものなのですね。


ブログやメルマガなどを書いている人には
特にお勧めの一冊です。
一つの型でも身につけることができれば、
書くことがどんどん楽になっていくでしょう。

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engineer_takafumi at 23:29|PermalinkComments(0)

2018年11月17日

ある広告人の告白

本日はデイヴィッド・オグルヴィの
ある広告人の告白
です。


本書は『現代広告の父』と呼ばれる
デイヴィッド・オグルヴィの代表作です。
世界14ヶ国で翻訳され、100万部を超えたと
いわれる世界的な名著になります。

本書では、最初に自らの生い立ちを語り、
広告業界の話に移ります。

純粋なクリエイティブの話でなく、
広告会社の経営者としての視点も多く、
経営者にとっても学ぶことが多い本でしょう。

広告会社という、ある意味特殊な会社を
どのように経営していくべきかという話は
純粋に好奇心が生まれます。

もちろん広告の考え方についての
話もたくさんあります。
本質的な話ですので、今でも
それほど色あせるものではないと思います。

例えば、広告で一番大切なのは『テスト』だ。
消費者はあなたの奥さんなのだ。
商品について嘘を言えば必ず見抜かれる。
などという心構えからはじまります。

そして、ヘッドラインの書き方、
売れる言葉の特徴、
イラストより写真である、
売れる写真の特長、など
今でも使えそうなテクニックも満載です。
まさに、広告の本質ではないでしょうか。


個人的には、
ヘッドラインに否定形を使ってはいけない
という部分が特に印象的でした。

今後はヘッドラインは肯定系の
強い言葉を使うようにしようと思いました。


クリエイティブに関わる人はもちろん、
広告会社のクライアントである企業の
経営者にお勧めの一冊です。
広告業界とはどんなものなのか、
広告会社とはどのように付き合うべきなのかを
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 01:36|PermalinkComments(0)

2018年11月14日

広告でいちばん大切なこと

本日はクロード・ホプキンス 氏の
広告でいちばん大切なこと
です。


本書は19世紀末から20世紀はじめにかけてのアメリカで
大活躍した広告家、ホプキンスの一冊です。
広告業界の古典とも呼べる本と言えるでしょう。


話は著者の半生をたどる形で書かれており、
一貫して商品を売ることにこだわること、
広告をテストして結果に潔く従うこと、が
著者の非凡な結果につながったのだとわかりました。

一方で、100年も昔の本ですから、
今とは事情が違う部分も出てきます。

例えば、カラーの広告は効果がない、とか
文字をつめこんで情報量を増やしたほうがよい、
などという部分です。

これは今の常識とは異なりますが、
当時の鉄則であったことは疑いないのです。
なぜ、このような差が生まれたのか、
社会情勢を考察してみるのも面白いと思います。

ここで紹介されている方法論は、
「SNSによる集客テクニック」のように
即効性のあるものではないかもしれません。
しかし、今の世の中、時代はすぐに移り変わり
今の最新はすぐに過去のものとなるでしょう。

そんな中でも、普遍的なものは何なのか。
それを探ることに本書の価値があると思いました。


個人的には、
広告の惨禍は例外なく、性急に行動したことに起因している
という部分が一番印象に残りました。

広告ではテストと効果測定が重要である。
それは、時代を超えて変わらない真実なのでしょう。


インターネットマーケティングなど
集客に携わる方にお勧めの一冊です。
歴史を加えることにより、自分の技術を
普遍化させることができるかもしれません。



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engineer_takafumi at 22:27|PermalinkComments(0)

2018年10月24日

デイヴィッド・オグルヴィ 広告を変えた男

本日はケネス・ローマン 氏の
デイヴィッド・オグルヴィ 広告を変えた男
です。


本書は『現代広告の父』と呼ばれるオグルヴィを
近くから見ていたオグルヴィ・アンド・メイザーの
元CEOのケネス・ローマンによる
オグルヴィの一生を描いた本です。

膨大な文献調査とインタビューの結果生まれた本書で
出生から、この世を去るまで、
詳細にオグルヴィの人生を辿ることができます。

貧しいが高貴な生まれ、料理人、セールスマン、
調査員、スパイ(第二次世界大戦中)など
さまざまな職を渡り歩き、広告で非凡な成果を出す
ドラマのような人生が500ページ弱に詰められています。

あくまで『売る』ことにこだわる姿勢、
強い好奇心をもち、リサーチを重視したこと、など
読み進めると彼の成功のカギが見えてきます。

また、飛行機が怖くて、丸三日かけて汽車で移動したなど、
パーソナリティが感じられるところも興味深かったです。


最後の部分になりますが、個人的には、
アルバイトを奨励する。
とくにコピーライター諸君には。
という箇所が一番印象的でした。

オグルヴィ自身が様々な職業を経験してきたことが、
彼の成功に繋がったのだと思います。
ですから、広告人に色々な職業体験をすすめるのでしょう。


広告業界に携わる人には必読の一冊ではないでしょうか。
彼の人生を学ぶことは業界で必須の教養であると
思わせられた本でした。

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engineer_takafumi at 23:56|PermalinkComments(0)

2018年06月30日

売れるボディコピー

本日は向田 裕 氏の
売れるボディコピー
です。
売れるボディコピー~編集者の視点で磨く説得術~ (宣伝会議 実践と応用シリーズ)


本書の著者は総合通販会社カタログハウスにて、
同社の発行する『通販生活』の
商品ページの企画・商品コピーを担当。
その後、テレビコマーシャルの制作、
ネット編集も手がけられます。

その後は独立され、現在は制作だけでなく、
コンサルティングや教育にも携わっている
著者によるボディコピーの書き方を説いた一冊です。

ボディコピーを書くときの
基本的な考え方を説明した後に、
著者が講師を務める「ボディコピー特訓コース」の
受講生の課題が紹介されています。

この講評がとても参考になりました。

広告コピーというと、詩的な表現だと、
思っている人もいるようですが、
ボディコピーはイメージコピーではありません。

具体的な要素をできるだけ詰め込み、
自分の言葉で、読者に話すように、
語りかけることが大事なのですね。


個人的には、
話し言葉で書くと、
どうしてスルスル読める(理解できる)のか?
という部分が印象的でした。


DMを書くことのある方には
特にお勧めの一冊です。
基本的なことを勉強しながら、
すぐに使える文章も見つかることでしょう。

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engineer_takafumi at 20:25|PermalinkComments(0)