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2018年10月31日

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

本日は山 圭一 氏の
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
です。



本書はYoutubeで有名になっている
世界史の高校教師が書いた、
今までとは違う世界史の教科書です。

何が違うかというと、2点あります。
一つ目は地域ごとに数珠繋ぎであることです。
今までの教科書は地域や主語があっちこっちに
飛びすぎていて、読み手の理解を妨げていたのです。
二つ目は年号を使っていない、ということです。
年号を使うとノイズになって、
流れが頭に入りにくくなるのです。

半信半疑に思って読み進めてみると、
これが本当にわかりやすいです。
国が興った背景や抱えている問題、周辺国との関係などが
整理されて頭に入ってきます。

特に中東や中世ヨーロッパなど、
ただ単にカタカナを唱えていた勉強方法に比べて
世界史が「わかる」という感覚が強くなりました。

著者のYoutubeも見てみたいと思わせる一冊でした。


高校生、大学生、社会人と
世界史を学ぶ全ての人にお勧めしたい一冊です。
世界史を効率良く、学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:42|PermalinkComments(0)

2018年10月28日

場を支配する「悪の論理」技法

本日はとつげき東北 氏の
場を支配する「悪の論理」技法
です。


本書は出版社よりご献本いただきました。
フォレスト出版様ありがとうございました。


ある人と議論をして、押し切られてしまったけど、
全く納得できないし、無駄な疲労感だけ残る、
ということがないでしょうか?

自分に理があると確信しているのに、
なぜか議論になると負けてしまう。

これは、多くの場合、議論相手が
「悪の理論」を使っているからだと思われます。
悪の論理とは「間違っているが、一見正しい論理」です。

物事の善悪を議論するときに「じゃあお前が○○すれば」とか、
学生に対して「そんなの社会に出たら通用しない」とか、
子どもに対して「誰に食わしてもらってるんだ」とか、
理屈で負けたときに、ちゃぶ台をひっくり返すような言葉が
存在するのですね。

また、自分は安全地帯にいてひたすら荒探しをするなど、
負けようがない展開というものもあるのです。

ただ、本書では「悪の理論」と読んでいますが、
個人的には「バカの理論」の方がしっくりきますね。

本書ではこんな「悪の論理」を真正面から議論します。
議論に負けて残るモヤモヤを言語化してくれる
という意味で面白い一冊でした。


個人的には、
「迷惑」というのは、そうだと感じる主体がいて
はじめて成立する言葉であり、
「一般に」とか「客観的に」といったように
誤魔化してすむものではない

という部分が特に印象的でした。

「みんなの迷惑だろ」と良く言われますが、
その「迷惑」は自分の主観でしかなく、
結局は「オレは気に入らん」と
言っているのと同じなのです。


議論をすると、いつも変に負けてしまい
とても疲れてしまうという人にお勧めです。
相手の技法を言語化することができ
少しはモヤモヤが晴れることでしょう。


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engineer_takafumi at 21:18|PermalinkComments(0)

2018年09月22日

3日でわかるローマ帝国

本日は阪本 浩 氏の
3日でわかるローマ帝国
です。


本書はローマ帝国について少し詳しく知りたい
と思って購入しました。

世界史の教科書が詳しくなったものを
想像していたのですが、
予想以上に庶民や兵士など、民衆の生活に
触れられていて興味深かったです。

実際、ローマが強かった理由、
そして滅んだ理由は農民だったのかもしれません。

カエサルとかオクタウィアヌス、
五賢帝やアウレリアヌスなどの皇帝だけではなく、
歴史は庶民が動かしているということを
感じることができました。


また、ローマの歴史を通じて、
隣接地域の歴史も自然に頭に入ってきました。

ある国や国家を詳しく学ぶことは
想像以上に得るところが多かったです。


世界史に興味がある人は
一度目を通して損はない一冊です。
世界史上で重要なローマ帝国を
コンパクトながら詳しく学べるでしょう。

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engineer_takafumi at 18:21|PermalinkComments(0)

2018年07月23日

女子の心は、なぜ、しんどい?

本日は清水あやこ 氏の
女子の心は、なぜ、しんどい?
です。
女子の心は、なぜ、しんどい?


本書は出版社の方よりご献本頂きました。
フォレスト出版さま、ありがとうございました。

本書は心理ケアサービスを提供する
「ヒカリラボ」を運営されており、
講演活動や著作もある著者による一冊です。


昔ながらの女性としての役割も期待されながら、
仕事で活躍をするプレッシャーもかかる。
さらに、価値観が多様化し、自己実現、
自分らしさを求められている。

本当に女性にとって生きずらい
時代になってきたと思います。

本書はそんな中で、心理ケアを専門にする著者が
カウンセリングの実践の経験を生かして、
女性の心を軽くするために書いた一冊です。

もちろん主たる読者は女性ですが、
私のような男性が読んでも
興味深く読むことができました。

女性のコミュニティーはこんな感じなんだ、
こんな風に感じる人が多いのだ、などと
多くの気づきを得ることができました。

女性の心理を扱う本ではありますが、
非常に客観的に書かれているので、
理系男の私にも読みやすかったです。


個人的には
女性が家事・育児を率先してやってしまうと、
さらに夫の家事・育児参加を阻害してしまう
という部分が印象的でした。

薄々感じてはいたのですが、
やはりこういう効果があるのですね。


女性はもちろん、パートナーや職場の女性との
距離の置き方に苦労している男性にもお勧めの一冊です。
客観的な言葉から、女性の考えていることが、
多少とも理解できるようになるでしょう。


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engineer_takafumi at 02:37|PermalinkComments(0)

2018年06月18日

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

本日は坪田信貴 氏の
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
です。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)


タイトルがストーリー語っているので、
内容の説明は不要でしょう。

問題はなぜ1年で偏差値が40も上がって
慶應大学に合格することができたのか?
ということです。

ただ、読んでいると問いが少し変わりました。
結論から言うと、聖徳太子を「せいとく たこ」と
読んでいたさやかちゃんですが、本当はできる子です。
(と、僕はそう思います)
では、なぜこれほど素直でできる子が、
偏差値30のビリにいたのでしょうか?

世の中の思い込みや押しつけが
マイナスに働いていたのではないかと思います。

それがどういうことなのかは、
本書を読んでいただくとして、
子どもに勉強を教えるときにどうするか、
考え直させてくれる一冊でした。


個人的には、さやかちゃんの母のああちゃんの
「世の親御さんは、娘が補導される、
学校に呼び出されるというのは、
恥ずかしいことだと思っているのかもしれませんが、
私はむしろ、子どもとの絆を深める
良い機会だとおもうようにしていました」
という部分が印象的でした。


受験生の子を持つ親にお勧めの一冊です。
子どもに何をしてあげるのが一番良いのか
見えてくるかもしれません。

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engineer_takafumi at 22:09|PermalinkComments(0)

2018年05月24日

「いつでもおしゃれ」を実現できる幸せなクローゼットの育て方

本日は輪湖もなみ 氏の
「いつでもおしゃれ」を実現できる幸せなクローゼットの育て方
です。
「いつでもおしゃれ」を実現できる幸せなクローゼットの育て方

著者の輪湖さんは
大手アパレル会社のワールドに16年勤務し、
専門店の販売指導や店舗管理に携わります。
その後、独立されリメイクデザイナーとして活躍。
また、ブログ「ミランダかあちゃんのスタイルレシピ」
を運営し、月間200万PVを突破という実績があります。


著者が接するファッション業界の大御所達は、
いつもの服をたんたんと着こなしているだけなのに
個性的なオーラを放っています。
そして、彼女らのクローゼットは
セレクトショップのように美しいといいます。

本書はそんな著者が説く、クローゼットの整理法です。

私は男なので直接は役立てられませんが、
クローゼットを作っていく、という切り口が
とても興味深く感じました。

語り口がとても優しいのも良かったです。


個人的には、
「何を着るか」とおなじくらい「何を着ないか」も重要、
という部分が心に残りました。


服はたくさんあるけれども、
着られるものがない、という女性にお勧めです。
少なくてもワクワクできる、自分にふさわしい服を
選ぶことができるようになるでしょう。

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engineer_takafumi at 12:09|PermalinkComments(0)

2018年03月28日

論理的な人の27の思考回路

本日は北村良子 氏の
論理的な人の27の思考回路
です。
論理的な人の27の思考回路

本書は出版社より、ご献本頂きました。
フォレスト出版様、ありがとうございました。


本書は数学パズルや漢字パズルなど、
いわゆるパズルの本です。

ただのパズルの本であれば、500円も出せば、
大量の問題を買うことができます。

しかし、この本がすごいのは、
その解法を詳細まで徹底的に解説することです。

おそらく、この手のパズルには
苦手意識のある人も多い気がしますが、
この本があれば必ず理解できることでしょう。

また、内容はパズルにとどまりません、
数学パズルは論理な思考力を鍛えてくれる、
とても良いトレーニングになるのです。

その思考力とはどのようなものか、
そしてそれをどうやったら鍛えられるかまで
本書で解説されています。

筋トレは効いている筋肉を意識しながら
行うと効果が飛躍的に高くなるといいます。

同様に、この本を読んで、パズルを解くと、
論理的な思考力が効果的に鍛えられることでしょう。


個人的には、
「比較するスキル」が足りないと、
どんどん選択を後回しにするようになり、
楽な選択を繰り返し、人間をダメにする
という部分が特に印象的でした。


数学が苦手だけど、論理思考を身につけたい、
と考えている人にお勧めの一冊です。
パズルを楽しみながら、頭の体操を行い、
思考力を高めることができるでしょう。



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engineer_takafumi at 22:14|PermalinkComments(0)

2018年03月03日

日本人として知っておきたい皇室の祈り

本日は
日本人として知っておきたい皇室の祈り
です。
日本人として知っておきたい皇室の祈り


今上陛下から皇太子殿下へのご譲位が
平成31年4月30日と決まりました。

殿下は初代神武天皇から数えて、
126代目の天皇となられます。

世界にはこれほど長く続いた皇室はありません。

なぜ、日本の皇室がこれほど長く続いたのか?
著者は、日本人が皇室を「お守りして」きたから、
と言います。

そして、お守りしてきた理由は、
皇室の祈りを尊いものと感ずる人々の力なのです。

日本の皇室は「利他」の精神を貫き、
毎日、日本国民や世界の人類の幸福を
ひたすら祈っています。
その尊さが、皇室を存続させてきました。

本書では今上陛下、皇后陛下の活動から、
光格天皇、考明天皇、明治天皇、大正天皇、
昭和天皇のご生涯について、
そして陛下が毎日行っている祈りの中身について
解説してくれます。

私は今まで皇室について改めて勉強したことは
ありませんでしたので、
本書は皇室の素晴らしさを知るための
良い材料となりました。

皇室についての意見は別れるかもしれませんが、
まずは日本人として、皇室を尊ぶスタンスは
触れておいたほうが良いと思います。


個人的には、
清子内親王殿下が語る両陛下のお姿が
特に印象的でした。


これから海外に行く人にお勧めの一冊です。
日本人のよりどころとして、
皇室を語るための知識が身につくでしょう。


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engineer_takafumi at 22:21|PermalinkComments(0)

2018年02月24日

哲学用語図鑑

本日は田中正人 氏の
哲学用語図鑑
です。
哲学用語図鑑

本書は哲学の用語を解説したものですが、
イラストが多用されていて、
本当にわかりやすくできています。

もしかしたら厳密性に
やや難があるのかもしれませんが、
普通の人が教養として哲学を学ぶ分には
これで十分なのではないでしょうか。

例えば形而上学、イデア、イデオロギー、ニヒリズムなど
普通の本でも哲学的な用語が用いられることがあります。

そんな時に、この本をもっておけば、
さっと意味を調べることができます。

ネットで調べても、難しい解説ばかりで、
どんどん深みにはまることが多いですから、
この本はイラストで理解できて便利に使えるでしょう。

個人的には
シミュレーションの語源を知れたことが
大きな収穫でした。


ある程度、社会科学の本を読む人であれば、
とりあえず手元において損のない一冊です。
一回、軽く通読して、その後辞書のように
参照すると、効果を発揮してくれることでしょう。

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engineer_takafumi at 01:26|PermalinkComments(0)

2018年02月14日

東大理系教授が考える 道徳のメカニズム

本日は鄭 雄一 氏の
東大理系教授が考える 道徳のメカニズム
です。
東大理系教授が考える 道徳のメカニズム (ベスト新書)

義務教育で「道徳」が教科になるそうです。
今まで課外活動の一つのような扱いだった道徳が
きちんとカリキュラム化されるということです。

この背景には「いじめ問題」など学校が抱える
様々な問題があるようです。

でも、あらためて「道徳」について考えてみると、
理論化することが難しいのですね。

例えば、人を殺してはいけない、
これは当たり前の話ですが、
いざ「戦争」に直面してしまえば、
大きく道徳が変わってしまうことは明らかでしょう。

また、平常時であっても「死刑」は
どのように扱うべきでしょうか?

このように「道徳」は感覚的なもので、
論理化できていないものであることがわかります。


本書では東大の理系教授が
ロジカルに道徳の構造を解析します。

結果として、「殺してはならない」は
「仲間を殺してはならない」ということになり、
この「仲間」がポイントになることがわかります。

世の中の道徳の構造、矛盾や問題点も明らかになり、
モヤモヤをスッキリさせてもらえる一冊でした。

個人的には、
裁判の量刑の際に「反省」を重視するのは、
自分たちを仲間と思っているかどうかを判断するためだ、
という部分が特に印象的でした。


「道徳」にうさんくささを感じている人にお勧めです。
道徳の構造が明確になり、頭がスッキリするでしょう。


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engineer_takafumi at 00:06|PermalinkComments(0)

2018年02月03日

よみがえれ、バサラの精神

本日は会田 雄次 氏の
よみがえれ、バサラの精神
です。
よみがえれ、バサラの精神―今、何が、日本人には必要なのか? (PHP文庫)

たとえば、インドの有名な観光地であり、
当時のインド文化の高さを表すタージ・マハル。
これがなぜ創られたのか知っているでしょうか?

これはムガール帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンが
自分の后が亡くなったのを悲しんで建てた霊廟、
つまりお墓のようなものです。

建立には20年以上もの月日を要し、
かかった金銭も莫大で、
ムガール帝国が傾くほどだったといいます。

つまり、この皇帝は自分の悲しみのために、
国民から搾り取った税金を湯水のように使い、
国を傾かせたということになります。

現在なら考えられないような悪政ですが、
長い目で見た時、本当に悪政と呼べるのでしょうか。

何せ、有名な観光地として外貨を稼ぎ続け、
インドの象徴として、世界中の人に知られているのです。
それは将来もずっと続くでしょう。


現在、東京オリンピックの開催にあたり、
金銭的負担が問題となっていますが、
このような視点で見ると、景色が違ってきます。

また、本書では同様に「社会の階層化」も
ある意味で必要なものだと説きます。


初版が1987年とかなり昔の本ではあるのですが、
そこに書かれた思想には新しさを感じるものさえ多く、
現在の日本にこそ、必要とされているのではないか、
とさえ感じました。


政治家や官僚を志す人に、一読をお勧めする一冊です。
今の社会で常識となっていることをひっくり返し、
本当に国のために必要なことを見直せるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:35|PermalinkComments(0)

2018年01月03日

スタンフォード式 最高の睡眠

本日は西野精治 氏の
スタンフォード式 最高の睡眠
です。
スタンフォード式 最高の睡眠

本書はスタンフォード大学の医学部教授である
日本人医師による睡眠の本です。

睡眠というテーマは皆が関心のあるテーマで
たくさんの本がありますが、
この本の特徴は医学的なエビデンスがある、
ということです。

眠りは主観的な本も多いのですが、
本書は医学の研究者が書いた本ということで、
データに裏づけされたことしか書かれていません。

一方で、不眠には「プラセボ(偽薬)効果」が高い、
という話もあるので、本人が信じるのであれば、
それはそれなりに効果のあることかもしれません。

ただし、医学的エビデンスにこだわる人にとっては、
睡眠の質を上げるために最高の一冊となってくれるでしょう。


個人的には、睡眠と体温の関係のところが
大変参考になりました。
眠くなると手が暖かくなると感じていましたが、
それには確かな理由が存在していたのですね。


忙しいビジネスマンにお勧めの一冊です。
ロジカルな人に受け入れられ易い本ですので、
ビジネスマンの睡眠の質を高めてくれると思います。


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engineer_takafumi at 18:44|PermalinkComments(0)

2018年01月01日

神話の力

本日はジョーゼフ キャンベル氏、ビル モイヤーズ氏の
神話の力
です。
神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


神話は物語の中でも根元的な位置にあります。

というのも、民族や人種を超えて、
あらゆる人間が持っているものだからです。

もちろん、文化が違うので、
それぞれの神話は一見異なります。

しかし、その中にも共通する部分が
かなり見えてくるのです。

神話を研究し、その共通部分を分析し、
説明してくれるのが本書になります。

男とは、女とは?
宗教的な儀式が人に与える意味は?
生とは、死とは?
など、人種や民族を超えて、
我々のDNAに何が刻まれているのか理解できます。


難解な話も多いですが、会話形式を取っていて
読みやすくなるように配慮されています。

また、神話の物語の公式はあちこちで使われていますので、
「あれはそういうことだったのか」という
気づきをたくさん得られることでしょう。


個人的には、
犠牲(いけにえ)の意味について書いた部分が
非常に印象に残りました。


物語を作る人には必読の一冊だと思います。
人が本質的に惹かれるストーリーとは何なのか、
そのヒントが得られるでしょう。


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engineer_takafumi at 00:00|PermalinkComments(0)

2017年12月29日

マクニール世界史講義

本日はウィリアム・H. マクニール氏の
マクニール世界史講義
です。
マクニール世界史講義 (ちくま学芸文庫)

高校時代、世界史を勉強している時に、
固有名詞ばかり並べずに、
もっと抽象化して、時代の流れを教えて欲しい、
と思ったものです。

本書は、そんな願いにピッタリの一冊で、
名著 世界史 の著者が、歴史の構造、
時間軸を学ぶために書いた本です。

個別の事象よりも、
そこにどんな力学が働いていたか、
ということに焦点が当てられています。

テーマとしては、
旧世界(西ヨーロッパ)とフロンティア(新大陸)、
歴史のミクロとマクロ(人個人の生活から歴史を演繹)、
国やシステムの統制と破綻のメカニズム、
について語られています。

読む前は、高校の時にこんな本があれば、
と思ったのですが、読んでわかったことは、
個別の知識が十分ないと抽象化されても
十分には理解できないということでした。

やはり、高校時代にはあの勉強方法しか
なかったのかな、と感じました。


個人的には、世界史において、
戦争や経済よりも病原菌が決定的に重要、
という部分が印象的でした。

改めて歴史における病原菌の影響の大きさに
気づかされました。


高校でしっかり世界史を勉強して、
大学でも世界史を学ぼう、という人に
お勧めの一冊です。
知識の織物に、今までなかった糸を
通してくれることでしょう。

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engineer_takafumi at 17:18|PermalinkComments(0)

2017年12月20日

サバイブ(SURVIVE)

本日は麻生 羽呂氏、篠原 かをり氏の
サバイブ(SURVIVE)
です。
サバイブ(SURVIVE)――強くなければ、生き残れない

本書は異色のビジネス書です。
自然界の生物がどうやって優位性を作って、
生き残っているかを学び、
競争優位性の本質に迫ります。

例えば、シャチのように賢くて、強い、
というのはとてもわかりやすい優位性です。

しかし、そうでない優位性もあるのです。
例えば、そもそも争わない(仲良くする)、
他の生物が生息できない環境に適合する、
捕食されないために、自分をとにかく不味くする、
といった切り口があります。

生物の目的は遺伝子を残すこと、
すなわち生き残ることです。

これは人間を含め、生物には共通しますが、
その手段があまりに多彩なことに驚きます。

特に、一見弱いものには、
学ぶことが多いのではないでしょうか。


個人的には
得体の知れないものには、不思議な魅力がある、
という箇所が心に残りました。


経営戦略を考える方にお勧めです。
「異なる業界から学べ」はよく言われることですが、
まさにそのヒントが詰まっている一冊でしょう。


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engineer_takafumi at 23:32|PermalinkComments(0)