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2017年12月10日

小さくても勝てます

本日はさかはらあつし氏の
小さくても勝てます
です。
小さくても勝てます

本書は出版関係者の方より献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は西新宿の小さな理容室「ザンギリ」が
行列ができる店に変わっていった、
実話を元にしたストーリーです。

このお話の特徴は、理論的な話と精神的な話が
うまい具合に混在していることだと思います。

例えば、ピーナッツを夢が叶うまで1粒ずつ食べる、
といった話があると思えば、
需要曲線やサルベージバリューなど、
経済学的な話も登場します。

少し難しい話も、あまり専門的にならず、
小さなお店の経営に無理なく応用できるところまで
落とし込まれていることが特徴です。

ストーリはベタではありますが、定番で楽しめます。
投げ出すことなく、すらすら読み進められるでしょう。


個人的には、
新しいことをはじめると
笑われる→無視される→嫌がらせをされる
そして最後には、自分を騙そうとする人が現れる
という部分が心に残りました。

小さなお店を経営されている方に
お勧めの一冊です。
臨場感があり、面白いお話の中に、
自分のビジネスへのヒントが見つかるでしょう。

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engineer_takafumi at 16:31|PermalinkComments(0)

2017年11月12日

ジョブ理論

本日はクレイトン M クリステンセン 氏の
ジョブ理論
です。
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
フロンティア・エンタープライズ様ありがとうございました。

本書は『イノベーションのジレンマ』で有名な
クレイトン M クリステンセン氏らによる一冊です。


ドリルを売るなら「穴」を売れ。
顧客が欲しいのは「穴」なのだ。
これは良く聞く話かもしれません。

本書は顧客が本当に欲しいものは何なのか、
それをジョブと呼び、ジョブを中心としていく経営を
どう実行していくかが書かれたものです。

一見簡単そうに見えますが全くそうではありません。
そもそも顧客が本当に欲しいものは、
アンケートで直接顧客に聞いてもわかりません。
(それどころかミスリードされることが多いです)

さらに、首尾よくジョブを見つけたとしても、
企業が成長していく中で、
ジョブから遠ざかってしまうワナもあります。

その中で、どう舵取りをしていくべきか
その方向性を示してくれます。

具体的事例が豊富ですので、
イメージを膨らませやすい一冊だと思いました。

個人的には、
明確に定まった「片づけるべきジョブ」は、
動詞と名詞で表現できる。
副詞や形容詞で表現するジョブは有効でない。
という部分が印象的でした。

とくに中規模以上の企業の経営に携っている、
携わる予定の人には、必読の一冊だと思います。
組織として、顧客のジョブに集中する方法が
わかることでしょう。

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engineer_takafumi at 02:57|PermalinkComments(0)

2017年10月08日

カテゴリーキング

本日はアル・ラマダン氏らによる
カテゴリーキング
です。
カテゴリーキング Airbnb、Google、Uberはなぜ世界のトップに立てたのか

本書は関係者の方からご献本いただきました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


Facebook、Airbnb、Google、Uber、Pixer
これらの会社の共通点は何でしょうか!

一方、ズーンやウインドウズ・モバイル、ビング、
マイクロソフト・ストアで多額の資金を失った
マイクロソフトが何度も繰り返したミスとは?


これらの問題に答えるのに必要な要素が
本書のテーマであるカテゴリーです。

製品やサービスの新しいカテゴリーを創造し、
発展させ、支配する方法を考察したのが本書です。

カテゴリーの作り方はもちろん、
その発展の仕方、そしてキングであり続けるために
必要な方法まで考察してくれます。

最後は個人、人生のカテゴリーデザインまで
言及しています。
優れた経営書は、人生の教訓にも通じると思うので、
私はこのアプローチがとても好きです。


良いのか悪いのか、現代のビジネスは
カテゴリーの創造、支配に成功した会社が
そのカテゴリーの利益を吸い尽くす構造です。

そんな世界で生き抜いていくために必要な知識を
与えてくれる本といえるでしょう。


個人的には、
「先行者利益」は古くさい考え方である、
という部分が印象に残りました。


起業を志すかたには一読をお勧めする一冊です。
これからのビジネスで勝ち残るヒントを
得られるでしょう。


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engineer_takafumi at 14:05|PermalinkComments(0)

2017年08月20日

模倣の経営学 実践プログラム版

本日は井上達彦氏の
模倣の経営学 実践プログラム版
です。
模倣の経営学 実践プログラム版 NEW COMBINATIONS 模倣を創造に変えるイノベーションの王道


本書は競争戦略とビジネスモデルを専門とする
早稲田大学の教授である井上氏が
「模倣」をキーワードとして、
経営学についてまとめたものです。

ビジネスで「模倣」というと、
あまりポジティブなイメージは持たない人が多いでしょう。

しかし、この世の中、純粋な新しいものなど
ほとんど(いや、全く)ありません。

例えば、当時画期的といわれた
AppleのマッキントッシュやiPod、iPhone、
ソニーのウォークマンなどにも
お手本というものが存在しているのです。

ただ、それはいわゆるコピー製品の
ようなものではありません。
同業他社に限らない、複数のアイデアを抽象化させて、
「模倣」しているのです。

本書では、そのような高度な「模倣」のメカニズムと
実践方法について述べます。

本書では多くのページが事例紹介に裂かれており、
身近な製品も多く、納得しながら読み進められます。

また、経営学の教授ということで、
フレームがしっかりしており、
頭に入りやすい内容だと思います。


個人的には、
あの業界大手であるウォルマートやVISAが、
迅速な二番手としてスタートした
という部分が印象的でした。



経営者や企業の戦略室など、
経営に携わる方にお勧めの一冊です。
どのようにして模倣を創造につなげていくか
学ぶことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:41|PermalinkComments(0)

2017年06月07日

東芝解体 電機メーカーが消える日

本日は大西 康之 氏の
東芝解体 電機メーカーが消える日
です。
東芝解体 電機メーカーが消える日 (講談社現代新書)

私は日本の半導体業界に勤めているので、
よくわかっていることなのですが、
日本の電気業界は酷い状況になっています。

日本の半導体の最後の砦であった、
東芝のフラッシュが原子力のあおりを受けて
売却されそうな状況に陥っており、
事実上、半導体の先端技術は
日本から消え去ることになりそうです。

また、シャープや東芝の危機に比べると、
日立、ソニー、パナソニックなどは
まともに見えますが、テレビなどの失敗から
抜け切れておらず、病み上がりの状態です。

さらにNEC、富士通といった旧電電ファミリーも
グローバルではZTEやファーウェイなどに
全く歯が立たない状況です。


惨状を嘆いていてもはじまらないので、
何が悪かったのか、何が失敗したか
総括しなくては次につながりません。

本書は日本の敗戦を記した名著「失敗の本質」の
総合電機版と言われています。

著者の主張では根本の間違いは、
国に保護されすぎていて依存体質になっていた、
総合電機なので一つ一つの事業に対する
本気度が低かった、ということです。

業界にいる私からみると、
細部に事実誤認なども見られますが、
失敗の構図自体は変わらないと思います。

失敗から謙虚に学んでこそ、
次の未来が開けてくるのです。


日本企業の経営者には一読して頂きたい一冊です。
同じ失敗は繰り返してはいけません。



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engineer_takafumi at 22:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年05月18日

再起動 リブート

本日は斉藤 徹氏の
再起動 リブート
です。
再起動 リブート―――波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語

この本は4回再起動を果たしたという
起業家の物語です。

若くして起業して、最初はうまくいくものの
様々な困難が著者を襲います。

社員による資材の横流し、有能だが金のかかるコンサル、
自宅の競売、取引先との裁判、銀行の冷たい対応、
そして、資金繰りの苦しさ。

日記のようなスタイルで、
起業家の困難を赤裸々に語ってくれます。

もちろん、すべて実話ですので、
臨場感が高く、どんどん話に引き込まれていきました。


実は著者の斉藤さんのセミナーに参加したことがあり、
そこで、この本を読んでそれでも起業したいのであれば、
起業しなさい、と仰っていました。
まさに、本書はそういう読み方ができるでしょう。


個人的には、金融機関の言動が印象的でした。
銀行は晴れの時に傘を差し出し、雨が降ると取り上げる
とよく言われますが、その意味が良くわかりました。


起業家を志す人は必読の一冊だと思います。
起業には覚悟が必要です。
その覚悟を試してくれる一冊になるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:21|PermalinkComments(0)

2017年04月21日

経営の教科書

本日は新 将命 氏の
経営の教科書
です。
経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目

本書は目次を見て、内容が気になり購入しました。

本書の著者はシェル石油、日本コカ・コーラ、
ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなど
グローバルエクセレントカンパニー6社で
40数年にわたり社長職を3社、副社長職を1社
経験したという、日本人の経営のプロフェッショナルです。

そんな著者が書いた、「経営の教科書」が本書です。

教科書というとおり、基本的で正しいことだけ、
奇をてらったテクニックなどはありません。

・厳しい環境だからこそ、語れる夢があるか
・その夢は、社会にとって役立つものか
・夢を語れるだけでなく、目標にして示せているか
・目標を実行に移せているか
・目標に向かってともに進める社員がいるか
・心の通うコミュニケーションはとれいているか
・バトンを受け継ぐものを育てているか

全て真正面の課題でありますが、
それに実績のある著者が真正面から
答えている力強い本でした。


経営を学びたい上級マネージャにお勧めの一冊です。
時代が変わっても変わることのない、
経営の原理原則を学べるでしょう。


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2017年04月12日

魂の経営

本日は古森 重隆氏の
魂の経営
です。
魂の経営

本書は、「会社を思う気持ちが強い人は伸びる」
という章が気になって、購入しました。

本書は富士フィルムのCEOによる著書です。

デジタルカメラの登場により、
フィルム業界はものすごい縮小を強いられました。

ピーク時は年々、20〜30%の市場が消えていった
と言われています。

その荒波にもまれて、老舗のコダックは
倒産してしまいました。

しかし、その中でも業態の変革に成功して、
今も発展を続けている会社があります。
それが、富士フィルムなのです。

フィルムが絶好調の時期から、
将来を見据えて、新事業へ投資する。
新規事業の立上げでは、スピード感を重視して、
M&Aを積極的に利用する。
研究開発費、人材の教育費は惜しまない。

書いてみると非常にシンプルですが、
実行することは非常に難しいことがわかるでしょう。

そして、それを実行できた理由は、
著者の信念と判断基準にあるのです。

そんな信念や判断基準が学べる一冊でした。

個人的には、
人や会社のために仕事をすることは大きな負荷となる。
そして、その負荷が人を育ててくれる。
という部分が一番印象的でした。

経営をされている方、経営者になりたい方に
特にお勧めの一冊です。
社長に求められるべき素養が明確になるでしょう。


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2017年04月03日

GE 世界基準の仕事術

本日は安渕 聖司氏の
GE 世界基準の仕事術
です。
GE 世界基準の仕事術

本書はグローバル企業の人事システムを
知りたくて購入しました。

本のタイトルは「GEの仕事術」となっていますが、
半分以上はリーダーシップや評価、人材育成など、
人事システムに関連する話題になっています。

というのも、GEはワールドワイド企業で
150年近い歴史があるのにも関わらず、
歴代CEOはたった9人。
そして、それが可能になった理由は、
GEのシステマティックな人材育成方法にある、
と聞けば、そこに興味を持たずにはいられません。

本書はGEの日本法人の社長となった著者が
GEの凄さについて語ります。
とはいえ、この著者は50歳を過ぎて、
GEに中途入社しているのです。

それにも関わらず、たくさんのトレーニングを受けて、
ここまでポジションを上げることができたこと自体が、
GEの人材活用術の素晴らしさ、可能性を示しています。

やや、GEの宣伝的になっているのが気になりましたが、
それを差し引いても、GEの人事システムを学べる価値は、
高いと思います。


大企業の人事担当者にお勧めの一冊です。
世界で勝ち続けるエクセレントカンパニーの
リーダー育成、人材登用術を理解できるでしょう。

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2017年02月26日

7日で作る 事業計画書

本日は赤羽雄二氏の
7日で作る 事業計画書
です。
7日で作る 事業計画書 CD-ROM付 (アスカビジネス)

本書は著者のセミナーの課題図書として読みました。

本書はマッキンゼーにてLGの世界的躍進を支えた後
ブレークスルーパートナー社にて、
大企業の経営改革、人材育成、新事業創出などに
取り組んでおられる著者の起業本です。

いわゆるリーンスタートアップ、すなわち、
仮説を立て、MVP(Minimum Viable Product)を作り、
仮説と検証を超高速で回していく、
という立上げ方法を行う上で、
最初のキーとなる事業計画書を7日で作ろう
というコンセプトです。

7日間というと、短すぎると思うでしょう。
しかし、熱があるうちにさっと書き上げ、
実証のプロセスに移ることが一番大事なのです。

ここで悩んでいると、数ヶ月などすぐです。
それよりも、完成度は低くても、
すぐ実証に移る方が時間の面で有利でしょう。

どれだけ綿密に計画を立てていても、
すぐに想定外の出来事が起こってしまうのです。

本書では、14年間新規事業の立上げをサポート
してきた著者が、第一版の事業計画書として、
押さえるべきポイントを解説してくれます。

まずはこれに沿って計画書を作成していけば、
自分の計画の見落としや弱点にすぐ気づくでしょう。

それから、弱点を潰していけば良いのです。


起業や新規事業の立上げを考えている人には
必読の一冊です。
立上げのスピードを大幅に高めることができるでしょう。


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2017年02月04日

トヨタの強さの秘密

本日は酒井 崇男氏の
トヨタの強さの秘密
です。
トヨタの強さの秘密 日本人の知らない日本最大のグローバル企業 (講談社現代新書)

本書は著者の講演を聞き、興味を持って購入しました。

本書の著者は「タレント」の時代
人事・組織コンサルタントの酒井さんです。


本書では、日本の最強企業であるトヨタの強さの秘密に迫ります。

著者は、トヨタの強さは現場のカイゼン力ではなく、
その設計力にあると主張します。

そして、その設計力の秘密はトヨタの主査システムにあるのです。

本書では、その主査の仕組みについて語られます。
主査というスーパーマン中心に開発をまわす、
この仕組みこそ優れたプロダクトを作る原点で、
その主査をどう育てるかが(本書では十分には語られていませんが)
他社がマネのできない競争優位性、ということなのでしょう。

私は競争に完敗してしまった日本の半導体メーカに勤めていますが、
自分の会社とトヨタの何が違うかがおぼろげながらに
分かった気がしました。

個人的には、「組織文化」とは誰を偉いとするかで、
その価値観が製品に強く影響する、
という箇所が心に残りました。


前著と同じで、組織の上に立つ人、大企業で
人事の仕事をする方に、お薦めの一冊です。
優れたプロダクトを生み出すための仕組みが
見えてくることでしょう。



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2016年03月13日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

本日は岩崎 夏海氏の
もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら
です。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

本書は話題になることは確実と思って購入しました。


本書は「もしドラ」の続編で、今回のテーマは、
ドラッガーの「イノベーションと企業家精神」です。


前作同様、女子マネージャを中心とした高校の野球部にて
どのようにイノベーションを起こすかが描かれます。
ストーリも面白く、キャラが魅力的なので、
どんどん物語に引き込まれていきます。

その中でもイノベーションが学べるわけですから、
一冊で二度美味しいといえるでしょう。


そして今回のテーマは『居場所』になっています。

つまり、企業がマネジメントに成功すると、
不必要な仕事がどんどんなくなっています。

ということは、仕事(=居場所)を失う人たちが
たくさん出て来るわけです。

この観点からは、ドラッガーのマネジメントの教えは
必ずしもみんなを幸せにするわけではない
ということになります。

そこで、ドラッガーはイノベーションが必要と説くのです。
イノベーションにより、新しい役割が作られて、
人々に新しい『居場所』を与えることになるのです。


本書では、物語の中盤で居場所を失ってしまう人物がいます。
その居場所を取り戻すということが、物語の主軸です。

最近企業はリストラばかりしているイメージですので、
イノベーションにより、従業員の新しい居場所を
作って欲しいものだと思います。


「もしドラ」を読んで面白いと思った人には、
ぜひ読んで欲しい一冊だと思います。
前作と同じくらいの驚きと感動が得られるでしょう。

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engineer_takafumi at 14:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年02月19日

取締役会の仕事

本日はラム・チャラン氏の
取締役会の仕事
です。
取締役会の仕事

本書は書評メルマガで紹介されており、
興味を持って購入しました。


経営書といえば、通常CEOに焦点が当たるものですが、
本書は「取締役会」に光を当てています。

業務執行の最高責任者はCEOですので、
取締役会はあくまでCEOを支え、チェックする立場です。

ただ、その仕事の線引きは難しく、
取締役会が会社の意思決定にどこまで介入すべきか、
ということは、難しい問題です。

本書では、多数の大企業を見てきた著名経営コンサルタントが
取締役会のあるべき姿を定義します。


IBM、P&G、アップル、フォードと米国の企業を中心に
取締役会が経営に重要な影響を与えた例が
本書の中に多数紹介されており、
そこから抽象化された概念には説得力があります。


個人的にはCEOやその後継者選びに関する
取締役会の役割についての記述が印象的でした。


日本では社長(CEO)と取締役会の役割が
明確に分離されていない会社がほとんどでしょうが、
本書にでてくる海外の例のように、
分離されていく方法に向かうのでしょう。


経営を学びたいという人にはお勧めの一冊です。
取締役会という視点から会社を見ることにより
違うことが見えてくると思います。

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engineer_takafumi at 01:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年02月04日

ビジネスモデル・ジェネレーション

本日はアレックス・オスターワルダー 氏の
ビジネスモデル・ジェネレーション
です。
ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

本書はセミナーの課題図書になっていたので購入しました。


本書は名前どおりビジネスモデルの本ですが、
伝統的なビジネスモデルの本とは大きく変わっています。

手にとってもらうとすぐにわかりますが、普通のビジネス書のように
チャートや何回な専門用語がならんでおらず。
その代わりに絵や写真が多用されているのです。

そのため、一見すると、ビジネスモデルの本というより
アートやデザインの本にさえ見えます。

ただ、本来ビジネスというものはそうあるべきなのでしょう。
商売をするのに、商品がどんなものであれ、
お客の心をワクワクさせることは一番大事なはずです。


ビジネスマンたちは、ただデザイナーのことを
理解すればよいのではない。
自らデザイナーになる必要があるのです。


この本を読んで一番心に残った一文です。

これからは理論は当然のこととして、
いかに感性を磨くかが、ビジネスのポイントに
なるのかもしれません。

そういう意味で、この本はビジネスモデルの出版において
イノベーションを起こしているといえるのでしょう。


今までのビジネス書が硬すぎて嫌だったという方にお勧めです。
左脳でなく右脳で読めるビジネス本です。



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engineer_takafumi at 23:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年01月15日

イノベーションの収益化

本日は榊原 清則氏の
イノベーションの収益化
です。
イノベーションの収益化―技術経営の課題と分析

本書はセミナーの課題図書になっていたので購入しました。


本書は日本企業が技術はありながら儲けられないという
現実にあるといわれている中、
経営学の教授である著者が、技術開発をどのように
収益に結びつけるか分析した本です。

事例としてキヤノンのプリンターやインテルのMPUが
かなり詳細に取り上げられており、詳しく分析しています。

イノベーションの成功事例として有名な2社ですが、
つまりのところ何が成功だったのかということは、
表面的にしか知られていません。

この本はインテルやキヤノンの成功の本質を突いています。

学術的で少し難しい部分もありますが、
具体的事例が多いので、なんとか読み進められました。


個人的には「統合型企業のジレンマ」という考え方が、
面白いと感じました。


将来、技術経営の担い手を目指す人にはお勧めの一冊です。
技術で収益を出すために何が必要なのか、
おぼろげながらにでも、つかむことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 21:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)