⇒ 人材・人脈・マネジメント

2017年10月19日

シリコンバレー式 最強の育て方

本日は世古詞一 氏の
シリコンバレー式 最強の育て方
です。
シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―

本書は1on1(上司と部下の一対一による対話)による
組織改革を行う、マネジメントのプロフェッショナルによる
1on1のやり方を説いた本です。

1on1はGoogle、ヤフーで導入されたりしていますので、
その言葉は知っている、
もしくは実際に自社で導入されている
という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、1on1は、上司と部下が一対一で行いますので、
上司側のベストプラクティスが共有されにくく、
どうやってやればいいかわからない、
という場合も多いのではないでしょうか。

本書では1on1の第一人者が
1on1の思想から、話題の作り方、会議室の環境まで
細かく説いてくれています。

一番重要なことは、1on1は通常の業務報告ではありません。
部下のコンディションや長期的な展望を話す場なのです。
ここだけは外さないようにしましょう。


個人的には、本文中で紹介されている、
著者のクライアントが1on1につけている
ネーミングが心に残りました。

これを読むだけでも、
何を話すべき場なのか見えてくるような気がします。


特に、1on1を導入している企業のマネージャには
お勧めの一冊です。
成果を出すために1on1をどのように活かせばよいか
見えてくることでしょう。


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engineer_takafumi at 21:54|PermalinkComments(0)

2017年08月07日

『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方

本日は山内 康裕 氏の
『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方
です。
『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


本書は『One Piece』のキャラクター達を題材に、
人の本質はどのようなものか、
チームはどのようにあるべきか、
ということについて語ったビジネス書です。

人の性格を、ヤンキーとオタクに分け、
その対立軸でチームを分析します。

「ヤンキー」は仲間との繋がりを大切にし、
集団への帰属意識が高いといった特徴を持ち、
「オタク」なら自分の興味が最大の関心事で、
情より理屈を重視、多様性を大事にする
といった具合です。

当然、2つというのは粗すぎるわけですが、
なかなか本質を突いていることが多いと思います。

その性質を『One Piece』のキャラクターを
通じて議論します。

私は『One Piece』を読んだことはないのですが、
十分楽しむことができました。
やはり、ヒット漫画のキャラ立ちはすごいと
感心させられました。

個人的には、
今は「オタクバブル」が起きていて、
そのバブルが東京オリンピック頃にはじけるだろう
という部分が印象的でした。


『One Piece』が好きで、これからの組織、
マネジメントについて学びたい人にお勧めです。
『One Piece』のキャラを通じて、
人の本質を学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 02:45|PermalinkComments(0)

2017年06月19日

会社でやる気を出してはいけない

本日はスーザン・ファウラー氏の
会社でやる気を出してはいけない
です。
会社でやる気を出してはいけない


本書は出版社の方よりご献本いただきました。
マルコ出版さま、ありがとうございました。

「会社でやる気を出してはいけない」
という刺激的なタイトルの本ですが、
要は、頑張ってしぼり出さなければいけない
「やる気」ではなく、本来人が持っている
気持ちを生かすようにしなさい、という事です。

人は仕事をする以上
みんなモチベーションを持っています。

問題はそのモチベーションが高いか低いでなく、
何にモチベーションを感じているかなのです。


私もエンジニアを長く続けているので、
なんとなく雰囲気の良い職場、悪い職場など
色々な部署を経験してきました。

今まで、それは本当になんとなくだったのですが、
本書でその感覚が言語化できるようになりました。

問題は「やる気」の質にあったのです。


個人的には、前向きのモチベーションは、
決して後向きのモチベーションには敵わない
という箇所が心に残りました。


部下を持つマネジャーにとって
とても得るところの多い一冊だと思います。
精神論でなく、科学的なモチベーション論を
身につけられることでしょう。
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engineer_takafumi at 05:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年05月27日

サーバント・リーダーシップ入門

本日は金井 壽宏氏、池田 守男氏の
サーバント・リーダーシップ入門
です。
サーバント・リーダーシップ入門


本書はあるセミナーでサーバント・リーダーシップ
という言葉が話題になり、興味を持って購入しました。


サーバント(Servant)とは、一般的には、
召使や使用人などを指す言葉です。

だから、これにリーダーシップをつけると
何やらおかしな感覚になってきます。

実際に、著者がサーバント・リーダーシップという
言葉を掲げた時、
「召使いのように社員に尽くすのですか」
という、妙な解釈をされたこともあったようです。

しかし、実際のところ、
下からリーダーシップを発揮することは、
上から発揮する以上に明確なビジョンと使命を
必要とするものなのです。


本書はクリスチャンで秘書から社長になった
資生堂の池田氏と経済学の専門家の金井氏による本です。

金井氏が池田氏と共著の形にした理由は、
池田氏がサーバント・リーダーシップを語る上で、
これ以上ない、お手本と感じられたからということです。

サーバントリーダーシップの定義とは、
まず、人に奉仕するということが先に来て、
その後に人を導くという役割が後に来る、
奉仕が先行するリーダーシップの型です。


実際のところ、リーダーシップというものは、
色々な型があると思います。
上から引っ張る人もいれば、下から支える人もいます。

それは人それぞれで良いのですが、
世間的には上から引っ張る型だけが
注目を受けやすい、という傾向があります。

だから、下からささえるリーダーに着目した
本書の意味が出てくるのだと思います。


リーダーを目指す人にお勧めの一冊です。
下から支えるリーダーの型を学ぶことにより、
自分の発揮するリーダーシップに深みが増すでしょう。


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2017年02月02日

「タレント」の時代

本日は酒井 崇男氏の
「タレント」の時代
です。
「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論 (講談社現代新書)

本書は著者の講演を聞き、興味を持って購入しました。

本書の著者は大手通信会社で研究者として働き、
その後独立し、人事関係のコンサルティングを行っています。

著者はまず、現在は価値の源泉の大半は設計情報にあり、
これで劣っていると製造工程で取り返せるものでは
ないと指摘します。

そして、その設計情報を優れたものにするためには、
どうするべきか、という話に移るのです。

ここで重要なのは、「タレント」つまり、
抜群の学習能力を持ち、仮説検証を繰り返しながら、
目的を達成する能力がある人、ということです。

もちろん、こんな素質のある人は多くはありません。
しかし、こんなタレントをどのように扱うかで、
その企業の設計情報の質が決定されるのです。

何となく気づいていることではありますが、
それが的確に言語化されていて、
興味深く読むことができました。

個人的には、
米国人が優れているのは、実は「調査能力」である。
という部分が印象に残りました。


組織の上に立つ人、大企業で
人事の仕事をする方に、お薦めの一冊です。
現在において、人事のあるべき仕事が
見えてくることでしょう。


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2016年09月01日

図解でわかるアジャイル・プロジェクトマネジメント

本日は鈴木 安而 氏の
図解でわかるアジャイル・プロジェクトマネジメント
です。
図解でわかるアジャイル・プロジェクトマネジメント (SCC Books 389)

本書は出版社よりご献本いただきました。
SCC様ありがとうございました。


本書は「アジャイル」と呼ばれる、
ソフトウェア開発のマネジメントについて解説したものです。

計画ありきで、変更を悪とする旧態の
プロジェクトマネジメント方法に対して、
「アジャイル」は変更を前提としています。

実際のところ、ソフトウェア開発の現場では
仕様変更が多発することが多いので、
より実態に即した開発方法といえるでしょう。


知識先行の本ですので、これを読んですぐに
実践で使えるというわけではありませんが、
新しいものを学ぶ時に、知識から入る人にとっては
良い教科書となってくれると思います。


改めて感じたことは、この世界では
本当にカタカナ用語が多いということです。

例えば、進捗の速さのことをわざわざ「ベロシティ」というのは
苦笑せざるを得ません。
ただし、実際にこんな人が周りに多い環境では、
それに適応せざるを得ないのですね。

そんな時に、本書は用語集として使えると思います。


ソフトウェア開発に携わる人であれば、
一冊手元に置いておくと良い本だと思います。
なんとなく使っている専門用語の定義を、
再確認することができるでしょう。


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engineer_takafumi at 16:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年07月17日

戦力「内」通告

本日はダン・ラスト氏の
戦力「内」通告
です。
戦力「内」通告 ハーバードが教えてくれない「本当に生き残れる社員」 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

本書はPR関係者の方より献本頂きました。
長沢様、ありがとうございました。


本書は働く人々のキャリアや生産性、モチベーションを
高める方法を企業向けに指導している著者による
実践的なキャリアの作り方の本です。


会社の経営状態の悪化やプロジェクトの失敗、
不運にもリストラにあってしまったなど、
人のキャリアは順調にはいかないものです。

また、社内政治や上司との相性など、アメリカの企業といえど
職場では色々な人間関係により、
仕事のパフォーマンスが左右されます。

その中で、良いキャリアを作るのに成功する人は
どんな心がけで、どんな行動をとっているのか、
ということを教えてくれるのが本書になります。


実際の事例が多く盛り込まれているので、
物語を楽しみながら読み進めることができます。

アメリカの事例なので、日本には完全に当てはまらない
こともあるかもしれませんが、日本企業も確実に
こちらの方向に近づきつつあることは明確です。


キャリアアップのため外資系企業に転職しようと
している人にお勧めの一冊です。
自分のキャリアを考え直す良い機会になるでしょう。

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2016年07月11日

超チーム力

本日はリッチ・カールガード氏、マイケル・S・マローン氏の
超チーム力
です。
超チーム力 会社が変わる シリコンバレー式組織の科学 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

本書はPR関係者の方より献本頂きました。
長沢様、ありがとうございました。


本書やフォーブス誌の発行人とシリコンバレー
を知り尽くすジャーナリストによる
チーム力を徹底的に分析した本です。

チームや組織の類書はたくさんありますが、
本書は特に、チームの大きさと多様性について
焦点を合わせています。


著者は、チームが失敗に終わるときは、
サイズが大きすぎる場合がほとんどと言います。

それも経験的なことだけでなく、
科学的ともいうべき詳細な洞察に基づいています。

本書はそれが学べる一冊です。


個人的には、二人と三人(ペアとトリオ)に
これほど違いがあるのか、
ということが印象に残りました。


チームの作り方に興味をもつマネージャには
一読をお勧めします。
組織の基礎的な力学を学ぶことができるでしょう。

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2015年10月12日

わりきりマネジメント

本日は俣野 成敏 氏の
わりきりマネジメント
です。
わりきりマネジメント

本書はプロフェッショナルサラリーマンの俣野 成敏氏の新著として
興味を持って購入しました。

著者はシチズンで一時はリストラ候補となりながらも
社内起業制度に応募、成功して本社の史上最年少役員となった
俣野さんです。

本書はそんな著者の説くマネジメント論です。
類書と違うところは「わりきり」、つまり「やるべきこと」よりも
「やる必要のないこと」に焦点が当てられていることです。

マネージャーと言えば、実務能力も必要、チームの意見を聞く、
飲み会を開く、雰囲気を良くする、優秀なメンバーを伸ばす、
力不足のメンバーをフォローする……と、
言い出せばきりがないほどに仕事があるわけです。

それこそ、「やるべき」ことはいくらでもあるので、
結局、その中からできそうな事や得意なことだけ行い
他はやりきれない、という現状に陥っている方が大半でしょう。

そこで、本書ではマネジメントに必要ではないことを指摘します。
例えば、メンバーと飲みに行く、世間話をする、
良い人だと思われるなど、成果を上げるという意味では、
世の中で言われているほど重要でないこともあるのです。

これらをわりきって、本当に重要な仕事に集中すれば、
チームの成果が極大化されることでしょう。


個人的には上位のメンバーと下位のメンバーでは、
露骨にマネジメントスタイルを変える、ということや
「額でなく、背中で汗をかく」というところが
特に印象的でした。


やるべきことが多すぎて優先順位をつけられない
というマネジャーにお勧めの一冊です。
力を抜いて良い部分が明らかになり、
重要な仕事に、より時間を使えるようになるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年03月01日

日本成長戦略 40歳定年制

本日は柳川範之氏の
日本成長戦略 40歳定年制
です。
日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日

本書は働き方についてヒントを得たくて購入しました。


40歳定年制と聞くと、企業がリストラをしやすくするという
社員にとっては敵のような考え方に感じるのですが、
実際はそうではありません。

日本企業は硬直化された年功序列の賃金制度、
経営の意思決定の弱さなどが弱点として挙げられますが、
見落とされがちなポイントがあります。

それは、従業員へのスキルアップの投資が
少ないということです。

新入社員の研修などはそれなりに行われても、
特に中間層以上の研修の機会というものは
極端に少なくなっています。

また、自分で勉強するにしても、
例えば、仕事を休んで大学院で学び直すといったことが、
制度的にも意識的にも海外と比べて、
やりにくい環境になってしまっています。

実際に日本企業から外資系の企業に移った人によると
トレーニング(研修)の数は外資系の方が圧倒的に
多いそうです。


そこで登場するのが、本書の40歳定年制です。
これは40歳で一度区切りをつけて
新しい職業訓練を受ける機会をつけましょう
ということです。

今の若者は70歳くらいまで働くことが求められるでしょう。
一方、時代の移り変わりは加速度的に早くなっています。

つまり、大学で学んだ知識で一生食べていくことなど
もはや望むべくもないことで、
職業人生の中で、スキルを時代に合わせなおすことが
必須になっているのですね。

実行のための施策は必ずしも40歳定年だけではないと思いますが、
これからの社会は間違いなく著者のいう方向に進むでしょう。


転職を考えているなどキャリアに悩んでいる人にお勧めの一冊です。
少し違う視点からキャリアを見つめ直す機会になることでしょう。

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engineer_takafumi at 23:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年02月10日

採用基準

本日は伊賀 泰代氏の
採用基準
です。
採用基準

本書はちきりんさんが推薦しているのを見て
興味をもって購入しました。


著者は国内大手金融機関→米国MBAを経て、
マッキンゼーに入社、コンサルタントとして数年働いた後に
日本法人の採用マネージャーを勤められています。

まさに、マッキンゼーの採用を取り仕切る方なのです。


マッキンゼーの採用なんて、黙っていても優秀な人材が集まるので、
素人目では良いポジションではないかと思うのですが、
実際は採りたい人物像と応募者のギャップは小さくないようです。

その中で、著者が特に主張するのは、
日本人の「リーダーシップ」が圧倒的に足りないということです。
そして、本書の大半は「リーダーシップ」について割かれています。

リーダーシップといっても、どこまでがリーダーシップなのかという、
言葉の定義の問題もあるのですが、
著者がいうリーダーシップが日本人、日本企業に欠如しており、
グローバルの企業では必須の能力である、
ということが良く理解できました。

日本企業に長年勤めていると、それが普通と思ってしまいますが、
少なくとも、グローバルではそれは異常な環境である、
ということは理解しておかねばならないと感じました。


個人的には、思考体力という考え方、
マッキンゼーに入社することが目的となっている人達への指摘が
強く印象に残りました。


日本企業に勤めるビジネスマンにはお勧めの一冊です
日本企業では問題意識さえ持てない、グローバルで仕事をするのに、
必要な能力を理解できることでしょう。



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engineer_takafumi at 01:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年08月22日

モチベーション3.0

本日はダニエル・ピンク氏の
モチベーション3.0
です。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

本書はタイトルに引かれて購入しました。

期待して購入したのですが、
正直内容には特に新しい部分はなかったと思います。

報酬は必ずしも最適な解ではない。
特にクリエイティブな仕事では、従業員の自発性が高い生産性を生み出す。
課題、時間、手法、チームについての自律性が必要だ。
社会の利益に貢献する永続的な目的を求める。

たいていの人にとって、このような本書の論旨は、
既にどこかで触れたことのあるものではないのでしょうか?


ただし、議論されている割には、実社会でこんな制度が
取り入れられていないような気がします。

そして、そこにこの本の存在意義があると思うのです。

私も気を引かれた、モチベーション3.0というネーミング。
新しいOSをインストールするという素晴らしい例え。

そんな問題の捉え方とネーミングには、
著者の個性とセンスが光っていると思います。


この本で生まれた言葉がムーブメントとなって、
ホワイトカラーの生産性が向上する助けになれば、良いですね。


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2010年05月05日

「社長のヘッドハンター」が教える成功法則

本日は井上和幸氏の
「社長のヘッドハンター」が教える成功法則
です。
「社長のヘッドハンター」が教える成功法則

本書はエグゼクティブのヘッドハンターという
著者のプロフィールにひかれて、購入しました。

「まずは、出世競争を降りなさい」
この本は、リーダーを目指す人にとっては、
逆説的なコピーで始まります。

その理由は本書で詳しく語られているのですが、
数多くのエグゼクティブを知っている著者の言葉には
とても重みがあります。


ヘッドハンティングされるためには、
能力があることはもちろんなのですが、
その能力を内外に知らしめる力も欠かせません。

この部分の記述は、ヘッドハンターとしての著者の経験が
特に生きており、参考になりました。


アピールする力をつけたいと考えているサラリーマンに
特におすすめの一冊です。


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engineer_takafumi at 10:43|PermalinkComments(0)TrackBack(1)

2010年02月08日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

本日は岩崎夏海氏の
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
です。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

本書はネット上での評判が良いので購入してみました。

とても、ビジネス書とは思えない表紙ではありますが、
読んでみると、なるほど、と思わせるものがあります。

顧客とは何か?マーケティングの方法、
イノベーションの本質、組織の規模の限界。
高校野球にここまで盛り込むことが可能なんですね。

日本でのドラッカーの第一人者である上田惇生氏の
推薦を受けているのも納得です。


とはいえ、なんといっても良かったのは、
ストーリーの面白さ。

ビジネス小説でありながら、
普通の小説に勝るとも劣らない面白さで、
一気に読んでしまいました。

それだけで価値があるので、
ビジネス的要素はオマケとして考えても
十分元が取れる一冊です。

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engineer_takafumi at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年01月29日

ピーターの法則

本日はローレンス・J・ピーター氏の
ピーターの法則
です。
ピーターの法則

本書は日本「半導体」敗戦でとりあげられており
興味をもって購入しました。


この本は「昇進」に関するジレンマを
取り上げたものです。


主張の内容はシンプルで、次のようなものです。

ある職位にいる従業員は、有能であれば出世して、
そうでなければ今の職にとどまります。

出世すると、期待される役割も異なりますから、
有能である人が無能になることもある。

つまり、会社組織では、
従業員は「無能になるまで」出世して、
結果、全ての職位は無能な人間で
占められてしまうということです。


この主張は説得力があります。

ただし、それに対する解が「創造的無能」
すなわち、「出世を回避しなさい」
というものになっています。

確かに、理屈では理解できなくもないのですが、
だからといって、「出世しない」という道を
選べる人がどれだけいるのか疑問です。


このように解決策はいまいちなのですが、
なぜ組織が正常に機能しないのか?
という疑問の一つの答えではあると思います。

サラリーマンにとっては気休めのために
一読するのも良いのではないでしょうか?

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engineer_takafumi at 03:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)