⇒ 書き方・話し方・言語

2023年08月06日

さみしい夜にはペンを持て

本日は古賀史健 氏の
さみしい夜にはペンを持て
です。


本書は『嫌われる勇気』の古賀 史健さんによる、
日記の書き方を伝える物語です。

書くことの大事さを伝える本は多いですが、
ここまで解像度が高いものはないと思います。

つまり、文章の書き方を
低いステップでだんだん上に登れるように
詳しく書いてくれているのです。

特に、主人公の書いた日記が
そのまま書かれているので、
日記ってこんな風に書くんだ
と理解を深めることができるでしょう。

また、本文中では「日記」の書き方が
メインになっていますが、
これは日記以外の文章でも
普遍的に通じる内容です。

ブログやSNSの投稿に悩む人にも
役立つ内容になっています。


また本書は中学生くらいをターゲットに
しているように思えますが、
大人にこそ読んでもらいたい一冊です。

小説の出来としては「??」な部分もありますが、
会話文の中にある本質的な言葉に
はっとさせられた本でした。

個人的には
ほんとうの気持ちは、もっともっと細かいところまで
スローモーションにすることができる、
という部分が特に印象的でした。

この感覚を「スローモーション」と
表現するのはとても上手ですね。


書くことを子どもに教える人(親、教師)に
特におすすめの一冊です。
子どもに書くことの本質を
伝えることができるようになるでしょう。


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engineer_takafumi at 12:48|PermalinkComments(0)

2023年06月05日

聞く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な会話力

本日はいしかわゆき 氏の
聞く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な会話力
です。


本書の著書は、大学を卒業後、
Webメディアの「新R25」の編集部を経て、
現在はライターとして独立されています。

ライターとして仕事をしているので、
人から取材(インタビュー)をして
原稿を書く機会も多いわけです。

でも、著者は人との会話に
全く興味がないそうです。

学生の時も、友達との会話も盛り上がらず、
ほとんど一人で過ごしていたようです。

そんな著者を変えてくれたのは
インタビューという仕事でした。

実はコミュニケーションは
「話す」より、「聞く」が大事なのです。


本書ではそんな著者が、
人の話の「聞き方」を語ります。

「話す」ことが苦手でも、
いや「話す」ことが苦手だからこそ、
人から良い話を引き出せるのかもしれません。

そして、相手も良い気持ちになるのだから
「聞く」ことは本当にコミュニケーションに
重要なのですね。


個人的には
「雑な質問」には「雑な返答」がセット
という言葉が特に印象的でした。

質問はざっくりとしたものでなく、
相手が答えやすいように
配慮しないといけませんね。


人に興味がないけど、仕事の都合などで、
話をしないといけない方におすすめです。
興味がない話でも、盛り上げる方法を
学ぶことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 14:17|PermalinkComments(0)

2022年09月18日

オンラインでは目を見て話すな

本日は 竹本 アイラ 氏の
オンラインでは目を見て話すな
です。


本書の著者の竹本アイラさんは、
北海道で25年間ラジオのメインパーソナリティーや
テレビのコメンテーターとして活躍されました。

その後、コミュニケーションコンサルタントとして
企業のコミュニケーション改善や、
接客トークの研修などで活動されています。


本書ではそんな著者がオンラインでの
ビジネスについて語ります。

カメラ映りや話し方といった、
オンラインでのコミュニケーションの話、
そして、オンラインでのセールス方法を
解説してくれます。

例えばZoomの設定などのテクニックから、
目線の置き方など基本的なことまで
幅広く網羅されているので、
これを一冊読めば、オンラインミーティングで
粗相を無くして、他の人に差をつけられるでしょう。


個人的には、
Zoom飲み会で「焚き火」を使う
という部分が面白かったです。

確かに焚き火なら、話を遮ることなく、
リラックスさせる効果が期待できそうです。


オンラインで集客をしたいという
40代以降の方に特におすすめです。
中高年に配慮した内容になっているので、
すんなり頭に入ってくるでしょう。


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engineer_takafumi at 13:05|PermalinkComments(0)

2021年12月26日

ゴーストライターになって年1000万円稼ぐとっておきの方法

本日はやすだ あんな 氏の
ゴーストライターになって年1000万円稼ぐとっておきの方法
です。


本書の著者は大学を卒業後、
編集プロダクションにて雑誌や単行本で
芸能人やスポーツ選手など、有名人の
取材や編集、原稿執筆を手掛けます。

その後、25歳の時に初めて、
ゴーストライティングした
プロ野球選手の本が10万部を突破。

その後25年でゴーストライターとして
担当した本が約90冊で累計250万部。
インタビューの経験は12000人以上です。


そんな著者が本書では、
ゴーストライターの仕事を書きます。

どんな仕事なのか? から始まり、
この仕事の魅力、仕事の勘所、
書く力や聞く力をつける方法、
稼ぎ続けるためのコツまでを説きます。

著者は有名人が中心ですので、
事例が面白かったです。

その中でも、ゴーストライターの
仕事の魅力が伝えられている
良い本だと思いました。


私も同じ仕事をしていますが、
やっぱり有名人が相手でも
勘所は同じなのだな、と思いました。

個人的には闘病記を現在進行形で書くと、
読む方がしんどくて、具合が悪くなった、
という箇所が特に印象的でした。


ゴーストライター(ブックライター)の
仕事に興味がある人は必見の一冊です。
仕事の中身を詳しく知ることが
できるでしょう。

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engineer_takafumi at 20:56|PermalinkComments(0)

2021年12月12日

ゴーストライター論

本日は神山 典士 氏の
ゴーストライター論
です。


本書は作曲家の佐村河内守の
ゴーストライター問題を指摘した
ノンフィクションライターの著者による
著書です。

テーマはゴーストライターですが、
佐村河内氏の問題とは関係なく、
書籍のゴーストライター
(ブックライター)に関しての話題です。


作曲家や作家のゴーストライターは
大問題ではありますが、
ビジネス書や実用書のゴーストライターは
何の問題もありません。

ブックライターとして認知も
されている仕事です。

一般には知らない方もいるかもしれませんが、
本のライティングも特殊技能が必要なので
他の分野のプロフェッショナルが
その能力があるとは限らないでしょう。

本書はそのゴーストライターについて、
実例を交えて詳しく書かれています。

ブックライターの位置づけ、
仕事術から、トラブルについてまで
広く知ることができるでしょう。

矢沢永吉さんなど、有名人の本の
裏側が書かれているので
とても読み応えがあります。


ブックライターには、
自分で書いたのであれば、
引き出せないものが引き出せる
というメリットがあります。

それを言葉を変えながら何回も
繰り返しているところが、
印象的でした。


本好きの方にはお勧めできる一冊です。
本づくりの裏側を知ることで、
好奇心を満たしてくれるでしょう。

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engineer_takafumi at 20:55|PermalinkComments(0)

2021年09月20日

引き出す力

本日は上阪 徹 氏の
引き出す力
です。


本書の著者は、
書籍の著者を取材して文章を代筆する
「ブックライター」として活動を続けており、
取材人数は3000人を超えます。

また、自著を書いたり、ブックライティングを
教える講座を開講するなど、
活動の場を広げられています。


そんな著者が本書で語るのは、
「引き出す力」です。

「聞く力」ということは、
世の中で良く言われますが、
この本ではそれを一段階超えた
「引き出す力」をテーマにします。

著者は書籍を代筆する仕事をしているので、
取材によって、良い話を引き出せないと
良い書籍にすることはできないのです。

つまり、単に話してに良い気分に
なってもらうための聞き方を超えた、
一段上の技術が必要になるのです。

本書ではその質問術を52個にまとめています。

最近のオンライン取材の
対応方法にも触れられていて、
取材をする人にとっては
すぐに役立つ内容になっています。


個人的には、
ひとつの質問を投げかけると、
戻ってきた回答にその場で質問を
かぶせていくというスタイル
という部分が特に印象的でした。

一つの質問を一つの答えで終わらせず、
その後のコミュニケーションで
深く引き出すことが重要なのですね。


仕事で「取材」をする方には、
特にお勧めしたい一冊です。
人からより良い情報を引き出す
方法を学べることでしょう。



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engineer_takafumi at 02:41|PermalinkComments(0)

2021年06月13日

取材・執筆・推敲 書く人の教科書

本日は古賀 史健 氏の
取材・執筆・推敲 書く人の教科書
です。



本書は大ベストセラーの「嫌われる勇気」を
始めとする100万部レベルの書籍を
複数手がけられた一流ライターの
「書く人の教科書」です。


取材・執筆・推敲 という、
そのままのタイトルからわかるように、
それぞれの本質を直撃します。

ポイントが的確にまとめられており、
ライターだったら価格の数十倍の
価値があることでしょう。


文章本という、ある意味
退屈なジャンルでありながら、
ワクワクしながら読み進められる
こともポイントです。

さすが、超一流のライターだと思いました。


書いているレベルは非常に高いものの、
私もライターとして活動する人間の一人として、
このような高い理想を掲げなければ、と
想いを新たにさせてくれた本でした。


個人的には、
「読み手の自分」と「書き手の自分」
を区別する、
という部分が特に印象的でした。

また、「編集者はプロの読者」
という記述もあって、
役割の違いについて理解できました。

少々厳しい指摘があっても
不必要に自己評価を下げる必要は
ありません。


ライターとして、本を書きたい人には、
文字通り「必読」の一冊です。
本を書くための基本的な「型」は
すべてここにあると思います。

100年後にも残る「文章本の決定版」は
おおげさな表現ではありません。


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engineer_takafumi at 16:41|PermalinkComments(0)

2021年04月11日

文章の問題地図

本日は上阪 徹 氏の
文章の問題地図
です。


本書の著者は本を書くライター
ブックライターとして活躍しています。

取材人数は3000人以上、
携わった書籍の累計部数は200万部を超えます。

そんな一流のライターが本書では、
普通のビジネスパーソン向けに
文章の書き方を語ります。

本書で一貫して著者が主張するのが
素材、目的、読者です。

どう書くか以前に、何を書くか
つまり素材が大事です。
素材なしに良い文章はあり得ません。

そして、書く文章の目的です。
実用の文書では目的を満たしていないと、
価値はありません。

最後に、読者です。
読者を想定して、素材や文章を書くことが
文章の目的を達成する一番の近道なのです。


本書はその3つを核として、
ビジネスパーソンが文章を書くときに
感じやすい問題を解決します。

文章が読みやすいのはもちろんですが、
イラストが効果的に使われていて、
「わかりやすい」一冊でした。


個人的には、
形容詞を使ってはいけないことを、
例をあげながら説明している箇所が
特に印象に残りました。

「形容詞は使うな」は、
よく言われることですが、
本書で本当に納得できました。


文章に苦手意識が強いけど、
書かなくてはいけない、
という方におすすめの一冊です。
どうやって書けば楽に速く書けるのか、
ヒントを得ることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 17:26|PermalinkComments(0)

2020年04月28日

言語化力

本日は三浦 崇宏 氏
言語化力
です。



本書は博報堂・TVWA\HAKUHODOにて、
マーケティング、PR、クリエイティブを担当。

2017年に独立して、
The Breakthrough Company Goの代表として
活躍されている著者による一冊です。


クリエイティブの方が書く本は
言葉の重みが強くて好きです。
この本もその期待に見事に応えてくれる
一冊でした。


少年のころ、家庭の都合で、
突然、貧乏な暮らしになり、
それを跳ね返したという
個人的なストーリーにはじまり、
言葉を作り、人を動かし、未来を指し示す
方法を説いてくれます。

「感情」や「直観」など言葉に
なりにくいことを言語化する、
教科書的な存在だと感じました。


個人的には、
「直観は言葉にできる。
そう信じることから始めよう。」
という部分が特に印象的でした。

信じなければ始まりません。

うまく言葉を使える人と
そうでない人の違いは
信じているかどうかにあるのかも、
と思いました。


ライターなど言葉を仕事にする人はもちろん、
人生を変えたい、と思う人にお勧めの一冊です。
言葉を使って人生を変える方法を、
学ぶことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 22:07|PermalinkComments(0)

2019年12月08日

デザイン力の基本

本日はウジ トモコ 氏の
デザイン力の基本
です。


本書は広告代理店および制作会社にて
三菱電機、日清食品、服部セイコーなど
大手企業のクリエイティブを担当。
現在は独立して、活動されています。

デザインを経営戦略としてとらえ、
採用、販促、ブランディング等で
飛躍的な効果を上げる
「視覚マーケティング」の
提唱者でもあります。


そんな著者が本書で説くのは、
「デザインの基本」です。

このテーマの本はたくさんありますが、
色やデザインの理論に偏っているもの、
逆に、感覚的な説明で終わっているもの、
が多い印象があります。

この本は感覚的なアプローチをしながらも、
要所では理論・論理の説明も加えられており、
理系の私でも納得しながら読み進められました。

例えば「これは違う」をまず決める、
欲張らない、空気を作るといった感覚的な事項、
色、フォント、写真の光源など、
理論的な事項をバランスよく学べました。


例が多く、ペラペラめくるだけでも
楽しめる一冊です。


個人的には、
地色、文字色、ポイント色で構成される
「王道の3色選び」
の箇所が特に参考になりました。

パワーポイントでスライドを作ることは多いので
早速取り入れてみたいと思いました。


今までデザインは勉強してこなかったけれど、
仕事で急に知識が必要になった、
という人が最初に読む一冊としておすすめです。
知識を学びながら、デザインを手掛ける心構えを
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 11:23|PermalinkComments(0)

2019年10月14日

スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本

本日は高津和彦 氏の
スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本
です。


話をするときに「えー」とか「あのー」とかを
連発している人がいます。
これをフィラーワードといいます。

少しだったらいいですが、
一文の間に2回も3回も使う人がいて
話の中身に集中できなくなりますよね。

本書はスピーチトレーナーである著者が、
フィラーワードが出るメカニズムや
その抑え方を説いた本です。

フィラーワードは基本的になくすべきものですが、
落語家が使う「え〜〜」など、
逆に心地よいものもあると感じていました。

本書では、フィラーワードの良い部分についても
書かれていて、疑問が解消できました。


個人的には、
「心(感情・性格)」と「思考」を一致させる
という考え方が特に心に残りました。

自分が言うべきことが決まるまでは、
口を開かないべきなのですね。
そんな習慣を身に着けたいと思いました。


会社などでよくスピーチをする人にお勧めです。
自分の話を「フィラーワード」という切り口で
チェックすることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 16:02|PermalinkComments(0)

2019年08月17日

20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす

本日はリップシャッツ信元夏代 氏の
20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす
です。


本書の著者は早稲田大学卒業後すぐに渡米、
伊藤忠の現地法人やマッキンゼーなどを経て、
現在は独立して、グローバルに活動する日本人向けに
プレゼンやスピーチの指導をされています。

著者本人もスピーカーとして活動しており、
トーストマスターズの国際スピーチコンテストで
日本人初の地区大会4連覇やTEDに登壇されたりと
多数の輝かしい実績をもたれています。


そんな著者が本書で語ることは、
どのようにメッセージを伝えるかということです。
そして、結論として長すぎるメッセージは
人に理解されないので、
要点を20字のワンメッセージにまとめなさい
ということになります。

特に日本人がスピーチをする時には、
長くしゃべったり、その割には言いたいことが
分からないということがあります。

それはそれで日本人のスタイルとも言えますが、
少なくとも、グローバルではそれでは通用しません。

著者はアメリカで本格的なスピーチを学び
教えているので、グローバルという視点でも
通用するスピーチスキルを説いてくれています。

有効な構成なども紹介されているので、
スピーチをする人にとって、
すぐにでも役立てられる1冊です。


個人的には、
「So What?」と「Why So?」の使い方が
特に印象的でした。

私もスピーチを作るときには、
こうやって論旨をチェックしようと思いました。


外国人相手にスピーチをする機会がある人には
特にお勧めの一冊です。
本書に書かれていることを2、3実践するだけで
聴衆の反応が変わってくることでしょう。


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engineer_takafumi at 20:17|PermalinkComments(0)

2019年06月08日

ビジネス英語は1行だけで書ける! 話せる! 8割通じる!

本日は和田 徹 氏の
ビジネス英語は1行だけで書ける! 話せる! 8割通じる!
です。


本書の著者は大手情報通信メーカーにて、
海外マーケティング、海外営業、海外拠点ビジネス支援など、
世界のグローバル起業とのビジネスを推進。
現在は営業マンとして国内外の顧客を担当する一方で、
ヴォイスメディア「Voicy」において、
ビジネスで使う英語表現やビジネス用語を、
身近なニュースを題材に分かりやすく解説する
バイリンガル・パーソナリティとしても活躍されています。

本書はそんな著者が書く、
ビジネス英語の最短での身に付け方です。

長い文書を組み立てるのは大変と思うでしょうが、
基本となるのは短い一文です。

中学レベルの短い一文を接続詞でつなげながら
ビジネスレベルの文章を構成できます。

ビジネス英語のステップを具体的に示してくれる
一冊だと思いました。


最後に英語のやり取りメールの例がありますが、
現役でビジネスをされている著者らしく
設定や内容のリアリティが高いことが印象的でした。


仕事で英語を使わざるを得なくなった
という人にお勧めの一冊です。
現在の位置から、英語を使えるまでの道筋が
見えてくることでしょう。

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engineer_takafumi at 15:28|PermalinkComments(0)

2018年11月02日

20歳の自分に受けさせたい文章講義

本日は古賀 史健 氏の
20歳の自分に受けさせたい文章講義
です。



本書は大ベストセラー『嫌われる勇気』の著者による
文章の書き方についての本です。

本書ではまず、「文章とは何か」ということを語り、
その後に、文章のリズム、構成、読者視点をもつ重要性、
推敲の方法、について書かれています。

さすが、文章が論理的でリズムが良く、
読み手に努力を強いることなく、
自然に著者の考えが頭に入ってきます。
本書の文章自体がお手本になっています。


今の時代、文章を書くことの重要性は
いうまでもないでしょう。
しかし、国語の作文のようなものではなく、
本当に人の心をつかむ文章の書き方というものは、
実はほとんど教えられていません。

また、精神論に近く感じるかもしれませんが、
文章は最終的に読者にどれだけ寄り添えるかで決まります。

その寄り添い方を教えてくれる、良書だと感じました。


個人的には、
大きなウソは許されるが、小さなウソは許されない
という部分が特に印象的でした。

細部に宿る魂の正体がわかりました。


ブログなど、不特定多数人に向けた文章を
書く人にお勧めの一冊です。
文章を書くときの勘所を学べるでしょう。


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engineer_takafumi at 21:39|PermalinkComments(0)

2018年07月07日

同時通訳者のカバンの中

本日は関谷英里子 氏の
同時通訳者のカバンの中
です。
同時通訳者のカバンの中 ツールを使いこなせば英語力3割アップ!

本書の著者は同時通訳者で、
アル・ゴア元米副大統領、
フェイスブックCEOのマーク・ザッカバーグ氏、
ダライ・ラマ14世など、
一流講演家の通訳を勤めてきました。
また、NHKラジオ講座の「入門ビジネス英語」の
講師もされたこともあり、著書も多数あります。

本書は、そんな著者が「カバンの中」という観点で、
学生時代、会社員時代、同時通訳を始めた頃、
NHKラジオ講師を務めていた頃と、
英語に対する取り組みを振り返りながら、
英語の学習方法を説いたものです。


著者はビジネススクールの留学経験もあり、
ビジネスや教育に英語を「使う」ことを前提とした
英語学習法が紹介されていることが特長です。

後半にはオンライン英会話の上手な活用方法や
おすすめのポッドキャストの紹介などもあり、
最新ツールの利用方法にも触れられています。


個人的には、
ポッドキャストの紹介が良かったです、
とりあえず3つとも購読してみました。


英語の学習方法に悩む会社員に
おすすめの一冊です。
これならできるという勉強方法が
きっと見つかることでしょう。

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engineer_takafumi at 16:47|PermalinkComments(0)