⇒ 仕事術、思考法・ツール

2017年05月09日

「週刊文春」編集長の仕事術

本日は新谷 学氏の
「週刊文春」編集長の仕事術
です。
「週刊文春」編集長の仕事術

本書はスクープ記事に週刊文春の名前を聞くことが多く、
その編集長の仕事術として興味を持って購入しました。


週刊誌の仕事とは、情報そのものになります。
しかも、その情報はITなどの無機質なものでなく、
人間が興味をもつ、人間が作った情報なのです。

つまり、仕事の本質はいかに人を動かすか、
ということになります。

たくさん人がいる中でキーマンを見つける力、
そのキーマンと信頼関係を築く力、
そして、週刊誌の仕事では秘密を暴くこともあるので、
上手な人との戦い方、というものも重要です。
しばしば、週刊誌の記者は相手にとって、
招かざる客なのです。

また、企画の作り方や
週刊誌編集の組織についても語ります。

読者が知りたいことをどうやって見つけるか?
そして、記者たちのモチベーションを高めていく
ためには何をしたらいいか?
そんな戦略が書かれています。

個人的には、
多くの人を代表して聞くのだから、
やはり聞くべきことはきちんと聞かなければいけない。
その場で相手を気持ちよくさせて、
迎合することが仕事ではない
という部分が特に心に残りました。


マスコミに就職や転職をしたい人に
お薦めの一冊です。
外からは分かりにくい、定期刊行紙の
仕事内容が明らかになるでしょう。

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2017年02月19日

ゼロ秒思考

本日は赤羽雄二氏の
ゼロ秒思考
です。
ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

本書は著者のセミナーの課題図書として読みました。

本書はマッキンゼーにてLGの世界的躍進を支えた
経営コンサルタントである著者の、
A4一枚の「メモ書き」を使ったメソッドを
紹介する一冊です。

メソッド自体は本当にシンプルです。
A4横書きの紙に、1分間程度の時間で、
思うことを書きなぐる、だけです。

しかし、そのシンプルな方法に
頭脳を目覚めさせる本質があるのです。

まず、思いのまま書くということは、
自分の考えを客観視できる効果があります。
それにより、感情をコントロールしたり、
本質的な問題点を発見したりできるようになるのです。

また、1分という時間もポイントです。
時間をかけてしまうと、悩んでいるばかりで、
思考を先にすすめることができません。
1分という短い制限時間を設定することにより、
思ったことをそのまま、書き出すことが
できるようになるのです。

このメソッドを実行に移して、
継続することができれば、
かなりの成果を出せるだろうと思います。

早速、私も始めてみました。


頭の中のモヤモヤが整理できない、
という人にお勧めの一冊です。
本書の「メモ書き」メソッドにより、
頭の中をすっきりさせることができるでしょう。

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2017年02月18日

『ゼロ秒思考』の仕事術

本日は赤羽 雄二氏の
『ゼロ秒思考』の仕事術
です。
速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術

本書は著者のセミナーの課題図書として読みました。

著者は重機のコマツから、マッキンゼーへ入社、
マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、
LGグループの世界的躍進を支えます。
その後、ブレークスルーパートナー社にて、
大企業の経営改革、人材育成、新事業創出などに
取り組んでおられます。


本書は、そんな著者が自身のスピード仕事術について、
書いたものです。

拙速という言葉がありますが、
実際には速い仕事の方が質が悪いということは決してなく、
特に現在のように世の中がどんどん変化する中では、
スピードを重視した方が、PDCAをたくさん回せて、
仕事の質が高まる場合が多いのです。

内容は大きく2つにわかれています。

1つ目は心構えに関するもので、
例えば「丁寧な仕事の方が良い」という価値観に
縛られることは良くない、といった事柄です。
特に、日本人は仕事への考えが古い場合が多く、
それを書き換えていかなくてはいけません。

2つ目は、実際のテクニックです。
メールの読み方、情報収集の方法、会議の進め方など、
スピードを速めるための、実践的なテクニックが満載です。
テクニックに関しては、人の好みもありますが、
それらを試してみて、1つでも残るものがあれば、
1500円程度の本の数倍の価値があると断言できます。


仕事を始めて5年くらいの中堅社員にお勧めの一冊です。
慣れてきた仕事をスピードアップさせて、
次のステップに進む手引きとなってくれることでしょう。


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2017年01月09日

生産性

本日は伊賀 泰代氏の
生産性
です。
生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

本書はちきりんさんの自分の時間を取り戻そうと同テーマで
参考文献が同書と全く一緒だったので購入しました。

生産性という概念はこれから人口が減っていく日本では、
特に重要な考え方になります。

本書はマッキンゼーで人事育成、採用マネージャーとして
活躍した著者が、生産性の重要性とその高め方を語ります。

著者は人事が専門なので、
日本企業の人事の非効率性の指摘が鋭かったです。

特にトップパフォーマーと戦力外中年への対応が
圧倒的にダメなことが良くわかります。

また、マッキンゼーがどのような仕組みを作って、
仕事の生産性を上げているのかという実例は
とても参考になります。

人事システムなどは一社員では、
マネは難しいかもしれませんが、
資料の作り方や会議の進め方は
すぐに今の仕事に生かすことが可能だと思います。


個人的には、
同じ作業を10分でできる人と30分以上かかる人を
長く部内に併存させないこと、
という考え方が心に残りました。


仕事を速くするためのアイデアが欲しい人にお勧めです。
生産性を飛躍的に高めてくれる考え方と
具体的な方法が詰まっています。

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2017年01月08日

自分の時間を取り戻そう

本日はちきりん氏の
自分の時間を取り戻そう
です。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

本書はちきりんさんの新書が出たということで
迷わず購入しました。


今回の本のテーマは「生産性」です。
なぜなら、これからは高生産性の時代になるからです。

でも、サラリーマンの人が「生産性」という言葉を聞くと、
会社の経営者の悪だくみではないか、と
警戒してしまう人が多いのでないでしょうか?

ブラック企業が従業員を搾取しようと
しているのではないかと?

しかし、生産性とはお金だけではなく、
人が幸せに生きるために必要なものなのです。

本書ではその理由を丁寧に説き、
生産性を高めるマインドを高めてくれます。

そして、生産性を上げる方法を教えてくれます。
これは一言で表現できて、
「ありえないほど高い目標を立てる」ということです。

そうすると、今までの延長線上にないので、
仕事のやり方を根本的に見直したり、
また、無駄な仕事をしなくなるなど、
仕事に質的な変化がおこるのです。


日本では悪い意味の仲間意識や精神論などで、
なかなか受け入れられにくいかもしれません。

しかし、生産性を高める努力をしないと、
時代が一気に変化した時、
完全に取り残されてしまうでしょう。

何か、脅しのようにも見えますが、
生産性を考えることは、究極的には、
自分が何をすると一番幸せになるのか、
ということを、考えるきっかけにもなるのです。


個人的には、
生産性の低い人を排除するために
ベーシックインカムを導入する
という考え方が心に残りました。


本書は老若男女問わず、できるだけ
たくさんの人に読んでもらいたい一冊です。
本書には未来を明るくしていく力があると思います。

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2016年12月21日

超・箇条書き

本日は杉野 幹人氏の
超・箇条書き
です。
超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術

本書は書評で評判が良かったので購入しました。


著者はグローバル経営コンサルティングファームの
A・T・カーニーのマネージャーとして、
幅広い経営コンサルティングで成果を上がる一方で、
大学でストーリーライティングを教えています。

そんな著者が、今回取り上げるのは「箇条書き」です。

ただ、本としては確かに箇条書きの
テクニックについて書かれているのですが、
本質は短い言葉で的確に伝える技術を説いた本
と考えたほうが良いかもしれません。

箇条書きの項目を並べるときの構造化の方法や
ガバニングといったテクニック的なことから、
どうやって、言葉に魂を吹き込んでいくか、
というところまで、書かれています。

魂を吹き込むといっても、
ただ、ぼんやりとしたものではなく、
MECE崩しや固有名詞の使い方など、
すぐ使えるコツも教えてくれます。

本書は伝えるプロの書いた本なので、
言葉の重みや展開など、本文自体からも
学ぶことの多かった一冊でした。


個人的には、
「隠れ重文」という言葉が心に残りました。


大事なプレゼンの資料を作る前に、
一読をお勧めしたい一冊です。
この本を読んだ後に資料作成すれば、
確かに資料の質が上がると思います。

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2016年10月09日

7つのゼロ思考

本日は中村一也氏の
7つのゼロ思考
です。
7つのゼロ思考 外資系コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」

本書はオトバンクの会長である上田様よりご献本頂きました。
上田様、ありがとうございました。


本書の著者である中村さんは、
多忙な金融機関の中でも最も忙しい部署で
異動や同僚の入院により、
3人分の仕事をこなさなくてはいけなくなります。

ただでさえ多い仕事が3倍ですから、
これは今までの仕事のやり方の延長では
どうにもなりません。

全てを根本的に見直さないといけないのです。


本書には、そんな状況を乗り切った著者のノウハウが
余すことなく、詰め込まれています。

著名な経営者の本と違い、目線を普通のサラリーマンまで
落としてくれているので、読みやすく、共感できます。

仕事は量より質と言いますが、経験的には、
遅いけれども良い仕事というものはあまりありません。

速い仕事こそ、良い仕事への出発点なのですね。


個人的には、「仕事は受ける瞬間が勝負」という話と
仕事を他人に振る時の考え方が特に参考になりました。


入社して数年達って、仕事に慣れてきた若手サラリーマン、
また、若手を指導している中堅サラリーマンにお勧めの一冊です。
仕事のスピードを飛躍的に高めるヒントを得られるでしょう。

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2016年07月03日

「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方

本日は宇都出 雅巳氏の
「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方
です。
「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方

本書は知人の宇都出さんの新刊が出版されたと聞き、
興味を持って購入しました。


記憶術など記憶にまつわる本はたくさんあります。
その中で本書は、「ほら、あの人だよ、あの人」とか
「何しにこの部屋に来たんだっけ?」とか
「しまった、傘を置いてきた」など、
ど忘れと呼ばれる記憶に焦点を当てたものです。

年を取ってくると仕方がない、と諦めるのは間違いです。
ど忘れにはど忘れなりのメカニズムがあるのです。

年をとってくると、生活がパターン化されてきて、
どうしても、感動や発見が少なくなります。

逆に言えば、小さなことに感動できるようになれば、
記憶の能力は強化されます。

記憶の能力自体は年をとっても、
それほど衰えるものではないのです。


個人的には、
位置や場所など空間に関する記憶は強固である
という箇所が特に記憶に残りました。


年を取ったと言って、新しいことを勉強することを
諦めている人にお勧めの一冊です。
もの忘れのメカニズムを正しく知ることにより
新しいことにチャレンジする勇気が出るでしょう。


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2016年06月12日

リストマニアになろう

本日はポーラ・リッツォ氏の
リストマニアになろう
です。
リストマニアになろう!  理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣

本書は出版社の担当編集社の方よりご献本頂きました。
江川様、ありがとうございました。

本書はFOXニュースでシニアプロデューサを務める、
テレビのアカデミー賞とも称されるエミー賞を受賞した著者による、
リスト作りの本です。

著者は自らをリストマニアと呼びます。
というのも、彼女は何でもリストに書き下し、
それにより人生を切り開いてきたのです。


本書はそんな彼女が教えてくれる、
リストの作り方、使い方です。

リストというものは、程度の差はあるでしょうが、
ほとんどの人が生活の中で役立てていることでしょう。

本書にはたくさんのテクニックが紹介されていますが、
その中の一つでも実行に移せるものがあれば、
元がとれてしまうことでしょう。


また、単に目先の仕事の効率を上げることだけでなく、
長期的な目標や願望を書き出しておくことで、
夢を明確化できて、実現に大きく近づきます。

リストはとても単純ながら、
人生の質を高めてくれる、協力なツールとなりえるのです。


特に、現在リストを使っている人にお勧めの一冊です。
ちょっとしたテクニックや適用領域の拡大により、
生活や人生の質を大きく高めてくれることでしょう。

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2016年04月18日

感性仕事術

本日は島村 美由紀氏の
感性仕事術
です。
感性仕事術

本書は「感性」というキーワードが気になって購入しました。


著書の島村さんは商業コンサルタントとして、
羽田空港の旅客ターミナルやラゾーナ川崎プラザを始め
日本中の商業施設をプロデュースされてきました。

この仕事は、時代の変化やトレンドをいち早く察知し、
形として、施設に取り入れていく必要があります。

そこで登場するのが「感性」です。

「感性」というと、特別な人だけが持つ能力と思いがちですが、
著者は男女問わず誰でも持っている能力と言います。

違うのは、普段からそれを引き出すような、
インプットやアウトプットをしているか、ということです。

本書は「感性」を磨き、使っていくための、
方法について説いてくれます。


感覚的な言葉が多く使われていて、
論理的な普通のビジネス書ばかり読んでいる人には
ひっかかる部分も多いかもしれませんが、
時代は明らかにこちらの方向に動いているのです。


個人的には、
人は新しい経験を繰り返すことにより、感性体質になる、
という部分が心に残りました。


企画の仕事に携わる人はもちろん、
エンジニアにもお勧めの一冊だと思います。
普段の仕事とは違うものを取り入れることにより、
自分の頭を活性化させることができるでしょう。

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2015年12月23日

そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?

本日は深沢 真太郎氏の
そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?
です。
そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?

本書は知人のビジネス数学の専門家である深沢さんの
新書が発売されたと聞き、迷わず購入しました。


よく、数学は論理的思考に役立つ、と言われます。

しかし、教科書で見る数学は思考とは関係なさそうな
数式や図形だけで、思考に役立つといわれても
ピンとこない人が大半ではないでしょうか?

その、思考と数学をつなげてくれるのが、この一冊です。


広告会社に勤める、自称「直感タイプ」のサオリさんが、
数学専攻の大学院生から、数学をベースとした
論理的思考の方法を学びます。

非常に読みやすいように工夫されていますので、
数学と聞いて身構えてしまう人でも、
楽しみながら読み進めることができるでしょう。


数学というものは、この世で一番、厳密なものです。
その数学と比べると現実の世界は隙だらけです。

ですので、数学を現実に適用するためには多少のコツが要ります。
そのコツを無理なく教えてくれる一冊だと思います。


画期的なアイデアを出す方法、という
一見、論理思考とは関係ない話題に触れられているのも
興味深かったです。


ロジカルシンキングを学びたい人が、
最初に読む本としてお勧めの一冊です。
読みやすく、楽しみながらも、ロジカルシンキングの
要点をつかむことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 17:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年11月18日

地頭を鍛えるフェルミ推定

本日は東大ケーススタディ研究会 の
地頭を鍛えるフェルミ推定
です。
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!

本書はフェルミ推定の問題集というコンセプトに
興味を持って購入しました。


本書で言うフェルミ推定とは、
「日本全国の牛の数」「胃腸薬の市場規模」など、
直観では検討のつかない問題に対し、
知っている限られた情報とロジックにより、
大体の数字を推定することです。

大体の数の検討をつける、といっても、
全くイメージが湧かない人もいるかもしれません。

本書では、丁寧に思考のプロセスを説明しているので、
一読して、実際に問題にチャレンジしてみれば、
そのプロセスを理解することができるでしょう。


もちろん、学校の問題ではないので、
正確な解法というものは存在しません。

実際、本書中に模範解答として示しているものでも、
統計値と比較すると、3倍、4倍のズレがある
というものも存在します。

しかし、ここでは正確さを競うのではなく、
問題を解いてみて、答えを検証するという過程により、
数学的、論理的な思考を磨くことが重要なのです。


個人的には飲食店の売上を計算する問題が
役に立つのではないかと思いました。
このような目で店を見ていると、
商売感覚が身に着くことでしょう。


数学的な見積もり方法を身につけたい
という人にお勧めの一冊です。
ざっくりと見積もるとはどのようなことか、
豊富な実例で学ぶことができるでしょう。


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2015年10月25日

数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

本日は細野 真宏氏の
数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
です。
細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

本書は「論理的思考」における名著と呼ばれているのですが、
恥ずかしながらまだ読んでいなかったので購入しました。


本書の著者は予備校で数学を教えていて、
学生から絶大な支持を集めるカリスマ講師でした。
その後、そのわかりやすく伝える技術を経済にも使って、
細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編という
ミリオンヒットを飛ばしています。

本書はそんな著者が「数学的思考力」について書いた本です。

特徴はとにかく分かりやすいことです。
この手の本は、とにかく話が抽象的になりがちですが、
身の回りのニュースのような具体的で親しみやすい話題から、
論理思考の本質を教えてくれます。

さらに、やさしいだけで中身が薄っぺらい本も多い中、
この本は骨太で確かに論理思考の本質を突いています。

特に、世の中でよく言われる通説を疑う話が多く
本書を読むと、自分たちがいかにマスコミなどの情報に
毒されているかがわかることでしょう。


個人的には、学校の数学がわかりにくい理由、
勉強は上から見渡すことによって始めて全体像が見える、
という話にとても共感しました。


「論理的思考力」を鍛えたいと考えている全ての人にお勧めです。
とっつきやすい中にも深みがあり、一読するだけでなく、
手元において何度も再読する価値がある一冊だと思います。



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engineer_takafumi at 14:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年10月09日

社内プレゼンの資料作成術

本日は前田 鎌利氏の
社内プレゼンの資料作成術
です。
社内プレゼンの資料作成術

本書は会社の中でのプレゼンがうまくなりたくて購入しました。


本書の著者はソフトバンクの中でプレゼンのプロフェッショナルとして
孫さんを含む幹部への説明や経営陣が対外的に使う資料の作成を
担当してきた著者による社内プレゼン論です。

よいプレゼンというと、スティーブジョブズやTEDなど、
見栄えがして感情に訴えるプレゼンを思い浮かべますが、
社内の意思決定におけるプレゼンはそうではありません。

論理を着実に組み立てて、判断の背景と効果をきちんと
示すことが最重要なのです。

著者は「社内プレゼンの成否は9割資料で決まる」と言います。
その9割を決める資料の作り方を教えてくれるのが本書です。


テーマやストーリーの作り方から、グラフの色の使い方まで
社内プレゼン資料の作り方の全てが学べるようにできています。
また、その理論の全てに、背景が言語化されて説明されているのが
すばらしいと感じました。
初心者から上級者まで、レベルに応じた学びがあるでしょう。


個人的には、「グラフ=左」「キーメッセージ=右」、という原則が
とても心に残りました。


大事なプレゼンを控えたサラリーマンにお勧めの一冊です。
一読するだけで、プレゼンのレベルが1段上がることでしょう。

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engineer_takafumi at 23:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年10月01日

米陸軍諜報指導官に質問されたら あなたは何も隠せない

本日はジェームズ・O・パイル 氏の
米陸軍諜報指導官に質問されたら あなたは何も隠せない
です。
米陸軍諜報指導官に質問されたら あなたは何も隠せない

本書はうまい質問の仕方を身につけたくて購入しました。


本書の著者は防衛言語研究所、米国陸軍情報センターなどで
諜報部員の質問技術の指導に携わった、戦略報告聴取の名手です。

そんな著者が、必要な情報を得るために、
どんな質問をすれば良いのか、ということを説きます。

とはいえ、何か魔法のようなテクニックがあるわけではなく、
その理論や方法はとてもベーシックです。

しかし、自分がその基本を守れているか振り返ってみると、
あまりにかけ離れていることに気づかされました。

イラクのフセイン元大統領の居場所がこの技術で判明したと、
印象的なキャッチコピーがつけられていますが、
それは地道でシンプルな質問の組み合わせでしかないのです。

シンプルに問うことの難しさを感じた一冊でした。

訳書なので独特の読みにくさがあるのは残念ですが、
しっかり読み通せば、それなりのものを得られるでしょう。


個人的には「他には?」という質問の重要性が
一番こころに残りました。


質問をしても思うような答えが出てこないと感じている人に
お勧めの一冊です。
恐らく、それは自分の質問のしかたに原因があり、
この本にはそれを改善するヒントが詰まっているでしょう。




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engineer_takafumi at 23:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)