2007年02月11日

人生の目的が見つかる魔法の杖

本日は西田文郎氏の
人生の目的が見つかる魔法の杖
です。


本書は渡したい本がある君のために。で紹介されており、
興味をもって購入しました。


自己啓発書では有名な西田さんですが、
さすがに成功の本質をついた素晴らしい本だと思います。

この本は「人生の目的が見つかる」がテーマですが、
「夢が持てない」とか、「やりたいことが見つからない」と、
悩んでいる人には特におすすめです。

そのまま答えが書かれている本ではないですが、
答えを探すための最初の一歩として
やるべきことが明確になってくるでしょう。



ツキのない人が宝くじに当たれば、かえってその人の一生を狂わせてしまう。


本当のツキは、脳の状態である。


人は借金苦や倒産、リストラでは絶対に死なない。
そういう具体的な困難はきっかけに過ぎず、
人間は困難と戦うだけの意義を人生に感じられなくなったときに自殺する。


淋しい人は、淋しい目的を持っている。


自殺する人間でさえ、苦しいから死ぬのでなく、
幸せを求めるから死を選ぶのだ。


自分のために努力するより、他人のために努力するほうが、
人とのつながりが強く感じられ、分離不安が発生しないからだ。


がむしゃらには、ストレスという、
本来は人間にとって不快であるはずのものを、
快に変えてしまう不思議な作用がある。


どん底に落ちたことのない人間は
「困難な状況も自分の力で変えられるだろう」と錯覚しているが、
じつは困難な状況は絶対に変えられない。
自分には変えられないからこそ、それは困難なものとして、
私たちの前に立ちふさがってくる。


変えられるのは状況でなく、自分だけだ。
自分を変えることで状況も変わってくるというのが、
困難というものの性質である。


私たちの脳はいかに感謝というものを忘れがちであるかということだ。
人間というのはそれほど自己中心的であり、
「自分の力だけで生きている」と錯覚しやすい。


目的も目標もない人が「俺は怠け者だ」というのは、
日本語として正しい使い方ではない。
怠けるという言葉は、目標を持った人間が、
そのために成すべきことを怠ったときに使うのが正しい。
淋しいことだが、目標のない人間には怠ける喜びがない。


好きというエネルギーには限界があるということだ。






engineer_takafumi at 23:13│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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