2006年12月17日

御力

本日は葉室 頼昭氏の
御力 です。


本書は神道のこころがとても良い本でしたので
著者の他の作品を読んでみようと思い購入しました。


日本人は、無宗教とか言ったりしますが、
この本を読んでみると、いかに日本人の生活の中に
神道が自然に入りこんでいるかがわかります。

人間というものは、基本的に弱いものだと思います。
その中で、充実した人生を生きていくには、
何か大きなもの(神)に活かされている
という感覚をもつことが大事なのかな、と感じました。

ある意味、説教の本なのですが、
少し斜めに世の中を見ている私にとっても、
言葉が心の中に自然に入ってくる一冊でした。



「恋する」というのは、「愛」とは違った
日本人独特の深い思いがこもった表現ではないかと思うのです。


お風呂に入っても西洋人は浴槽の中で石鹸を使って体を洗いますが、
日本人は絶対にそういうことはしない。
浴槽から外に出て体を洗います。
これは水は清めるものだという意識が根底にあるからだと思います。


「桃太郎」のお話でも、
「むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがありました」
といいますが、
「お父さんとお母さん」とはいってはいません。
それはなぜかというと、いのちというものは
おじいさん、おばあさんから伝わってくることを知っていたわけです。


イエスでもない、ノーでもない、白と黒の中間、そこに真実がある。


五千万も精子があれば、一個くらい受精して妊娠するだろうと
理屈では考えますが、実際にはそうなっていない。
無数の中から1つの命が生まれる、そういうことになっているのです。


今地球には56億人の人間がいるといわれています。
まさしく無数の人がいる。
だから一人くらいいてもいなくても
変わらないだろうと思うかもしれませんが、
そのたった一人が存在しないと、
人類のいのちのいうのは続いていかない仕組みになっていると思うのです。





engineer_takafumi at 23:26│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ その他の本

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