2010年07月22日

中学受験理科の王道

本日は鎌田 浩毅氏、岸本 利久氏の
中学受験理科の王道
です。


当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。

本書は中学の入試問題を通じて身近な科学に触れよう
というコンセプトの本です。

例えば、なぜ燃えるのか?なぜ錆びるのか?なぜ溶けるのか?
といった、身近な科学的現象についてわかりやすく解説してくれます。

また、「中学受験の理科」を主題にしているので、
問題に対するアプローチの方法や出題者の意図を汲み取る方法
などにも言及されており、興味深かったです。


中学の受験生を持つ親にとって
特に文系であれば、算数や国語はまだ何とかなるのに、
理科はからっきしだめ、という人も少なくないでしょう。

そんな方には特におすすめの一冊です。




燃えているときに風がふくと、炎がゆらゆらと揺れますね。
これは気体が燃えているため、炎が風で揺れるのです。


小学生には元素記号など無理と思われるかもしれませんが、
実際に知っておく必要があるのは、たった四つの元素です。
それは、水素、炭素、窒素、酸素です。


物質が水の粒と粒の間に入り込んで、水の粒と混じり合って透明になり、
物質の粒が最終的に見えなくなることを「溶ける」と呼ぶのです。


物質が水に溶けている時は、物質の粒と水の粒が同じ割合で
混じり合うため、どこをとっても濃さは同じになります。


入試問題で、答えを「食塩」とすべきところを「塩」と書くと
×になることもあるので、ちょっと注意が必要です。





engineer_takafumi at 06:43│Comments(0) ★理系本の書評 | ⇒ 一般・その他の科学

コメントする

名前
 
  絵文字