2011年10月30日

「苦しい」が「楽しい」に変わる本

本日は 樺沢 紫苑氏の
「苦しい」が「楽しい」に変わる本
です。


本書は担当編集者の方より、ご献本いただきました。
あさ出版の吉田様、ありがとうございました。


さて、現在の日本では自殺者が年間3万人を超えるなど、
人生を悩み苦しんでいる人で満ちています。

本書はそんな「苦しい」を「楽しい」に
変えるための本です。


そんなことはできるわけない、苦しいものは苦しいのだ、
と反論したくなる方もいるでしょう。

でも、思いつめる前にこんな本をぜひ一冊
読んでみて欲しいと思うのです。


著者の樺沢氏は精神科の医師をされていますが、
ネットを中心に著作活動をされています。

うつ病や自殺などを専門に研究されていますので
なんといっても、説得力が違います。

精神論だけでない、科学的で十分な経験に基づいた
著者の言葉は信頼できます。


個人的にはガンと闘う人より、戦わない人のほうが
長生きしていたという話が心に残りました。


生きることが苦しいと感じている人には
ぜひ一回読んでみて欲しい本です。



「苦しい」状況にある人は、「100%苦しい」と語りますが、
生活のすべてが「苦しい」で埋め尽くされている人は、まずいません。


ドーパミンは目標を立てただけでも分泌されるのです。


「苦しい」をよく口にする人の特徴は、他人と自分を比較することです。


「変えられないもの」を変えようとする努力は、
残酷な表現ですが、「無駄な努力」なのです。


自分が持つ欠点や弱点と同じものを相手が持っていると、
それを攻撃したり、腹立たしく感じることがあるのです。


深刻な悩みを抱えている人ほど、「どうせ相談しても解決しない」と、
人に相談しないのです。


苦しくても笑顔をつくれば「苦しい」は緩和されます。
逆に、苦しいときに苦しい表情をすれば、
さらに気分は落ち込んでくるのです。


意外なことに「ガンと闘った患者さん」よりも、
「ガンと闘わない患者さん」のほうが長生きしていたのです。


敵意の強い人、よく他人を攻撃する人。
そういう人は、人に「苦しい」をぶつけているようで、
実は自分自身を、より「苦しい」状況へと追い込んでいるのです。







engineer_takafumi at 23:49│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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