2012年02月17日

マイル

本日は松尾知枝さんの
マイル
です。
マイル 極貧からCAへ芸能界へ、階段をのぼる私

本書は出版プロデューサーの方よりご献本いただきました。
水野俊哉さま、ありがとうございました。


極貧の生まれから、高校までを児童養護施設で過ごした著者が、
超難関のJALのCAに合格し、さらに芸能界へ挑戦する
著者の半生が描かれた本です。

フィクションではありがちな話ではありますが、
これは著者の体験を描いた本ということで、
言葉の重みが違うような気がします。

経歴をみると、華やかな世界を生きているようですが、
水面下では色々な苦悩や格闘があるのですね。


個人的には、CAをやめて芸能界に飛び込むところが
あっさりすまされているのが、少し不満でした。
著者にどんな心境の変化があったのでしょうか。


やはり、生まれは変える事ができなくても、
その後の人生は自分で変えることができるのです。

そんな元気が欲しい人にはお勧めの一冊です。




あなただからこそ、与えられている試練があるのよ。
試練を乗り越えるか乗り越えないかは、どちらでも選べるのよ。


大きい試練を与えられたということは、
神様はよっぽどあなたのことを信頼してくださっているのよ。


私がこの6年で身に付けたもの。
それは、手に入らないものを悔やんで立ち止まるより、
親への愛着を捨て、他のことに目を向けて心の平静を保つことであった。


私が文句を言うのはいいけど、人にお父さんをバカにされると、ムッとする。


貧乏のせいで小さいころはバイキン呼ばわりされて、
みじめな思いをたくさん味わってきたけれど、
就職人気ランキング上位の有名企業に入れるようになったよ。


よくぞまぁそんな細かいところまで…と感心したくなるほど、
教官は一人一人の仕草や目線、髪型などを、鋭く指摘していく。






engineer_takafumi at 00:57│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ その他の本

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