2013年08月08日

まずは動詞を決めなさい

本日は網野智世子氏の
まずは動詞を決めなさい
です。
まずは動詞を決めなさい。

本書は英語の色々な勉強方法を知りたくて購入しました。


日本人は英語が苦手です。

その理由として、島国で英語を実践する機会が乏しいからとか
発音が日本語と全く異なるからとか色々と言われています。

それも的はずれではないのでしょうが、
少なくとも英作文が苦手な理由は
この本のタイトルが表しています。

つまり、「動詞」です。

日本語では、動詞が相対的に重要視されていません。
ですので、動詞を最重要視する英語のような言語を
習得するときに、発想の違いが現れてしまうのです。

本書には、英語は動詞で決まるという論理や
動詞に着目する英語勉強法が書かれています。


私は"○○ is ××"という日本語的な英文の発想をやめないと
英語は本当に上達しない、という部分が心に残りました。


本書を一読すると、英文を読む際に、
まず動詞に注目する習慣がつくでしょう。
それが、英語学習の上で重要なことなのでしょう。

TOEICの試験勉強をしている人にお勧めです。
本書には勉強の成果を何倍にもできる可能性があるでしょう。




English is difficult. という訳が正しいと思っているうちは、
どんなに勉強をしてもあなたの英語力は向上しないでしょう。


例えばrealizeやidentify、ensureなどの動詞です。
(中略)
どんな国語辞典を引いても、私にはこれらを100%表す
日本語を見つけることができませんでした。


「動詞のボキャブラリが足りない」というのは、
覚えている単語の数が少ないという努力の問題である以前に、
動詞が少ないという日本語の特徴のせいでもあるのです。


日本語のような言語はごく稀で、地球上に存在する言語は
動詞の地位が高いものが圧倒的多数です。


言いたいことを表す適切な動詞が自然と出てきたという小さな成功体験は、
あなたにその動詞に対するこれまで以上の深い理解と、
どんなに時間がたっても記憶から消えない強烈なインパクトを与えます。


「英語を英語のまま理解する」とは、言い換えれば
「動詞→主語→動詞の後」の順番で文章を組み立てることなのです。


英文中すべての動詞にマーカーや色鉛筆などで色をつけるのです。







engineer_takafumi at 22:24│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

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