2013年10月28日
2045年問題 コンピュータが人類を超える日
本日は松田 卓也氏の
2045年問題 コンピュータが人類を超える日
です。


本書はコンピュータが人類を越えうるのか
という話題に興味を持ち購入しました。
本書にはインターフェイスなどの現実的な話から、
人工知能が自我を持って人間を支配するなどという
空想(SF)に近い話まで、混在している印象です。
もちろん、飛行機など、昔はただの空想であったものが
実現された例というものはたくさんあります。
ただ、今の段階では、この本はSF半分という
扱いをした方が良さそうな気がします。
特に、コンピュータの発展がどこまでも続くことや
コンピュータが自我をもつということなど、
肝心なところの科学的根拠については
ボカされていることに注意が必要です。
一方、SFを科学的に扱った本として見た時、
読み物としては面白かったです。
特に、コンピュータが世界を支配する時、
人類は創造神となる、という話は興味深かったです。
SFが好きな理系人の方にはお勧めです。
こんな見方もあるのか、と感心することでしょう。
ただ、この本に書いてあることを
100%信じるのは極めて危険です。
2045年問題 コンピュータが人類を超える日
です。

本書はコンピュータが人類を越えうるのか
という話題に興味を持ち購入しました。
本書にはインターフェイスなどの現実的な話から、
人工知能が自我を持って人間を支配するなどという
空想(SF)に近い話まで、混在している印象です。
もちろん、飛行機など、昔はただの空想であったものが
実現された例というものはたくさんあります。
ただ、今の段階では、この本はSF半分という
扱いをした方が良さそうな気がします。
特に、コンピュータの発展がどこまでも続くことや
コンピュータが自我をもつということなど、
肝心なところの科学的根拠については
ボカされていることに注意が必要です。
一方、SFを科学的に扱った本として見た時、
読み物としては面白かったです。
特に、コンピュータが世界を支配する時、
人類は創造神となる、という話は興味深かったです。
SFが好きな理系人の方にはお勧めです。
こんな見方もあるのか、と感心することでしょう。
ただ、この本に書いてあることを
100%信じるのは極めて危険です。
未来のある時点でコンピュータ技術が爆発的に発展し、
それより先はコンピュータの行く末を人間が予測できなくなるという仮説が、
欧米を中心に真剣に議論されています。
この時点のことを「技術的特異点」といいます。
人間の知能に従来からある長所のひとつに、
パターン認識なる恐るべき能力がある。
肉体をもつ自分にとって、コンピュータ上の自分は果たして自分なのでしょうか。
それとも他者になるのでしょうか。これは哲学的な問題です。
全宇宙がコンピュータ化した未来では、コンピュータが世界そのものなのですから、
そのコンピュータをつくった人類は創造神とみなされるというわけです。
ゴッド・ライク・マシンをつくるには金がいるので、
未来の人間社会にその余裕があるかという問題です。