2014年01月22日

日本語の練習問題

本日は出口 汪 氏の
日本語の練習問題
です。
日本語の練習問題

本書は「大人のための日本語の練習」というコンセプトに
興味をもって購入しました。


本書の著者は大手予備校で現代文のカリスマ講師と
呼ばれる出口氏です。

そんな著者が受験だけでなく、人生を変えるための
日本語を説いたのが本書です。

日本人は日本語で語り、日本語で考えます。
つまり、日本語は思考のOSのようなものなので、
日本語を改善すれば人生をも変えられるのです。


そんな美しい日本語を教えるのに
著者がとった方法は予備校講師らしい「練習問題」です。

ただし、それは受験が目的ではなく、
正しい日本語をマスターするための問題なのです。

今まで、感覚的なものとしか思っていなかった
詩や俳句などにも、日本語の論理性が生きている
ということがわかり、とても新鮮な思いでした。


また、この本の一番の読みどころは
実はあとがきなのかもしれません。

内容はここでは詳しく書きませんが、
これほど著者の思いが伝わる文章があるだろうか、
と感嘆するほど素晴らしいものでした。


日本語が上手くなりたい、と願う
ビジネスマンにはお勧めの一冊です。

我々の世代には慣れ親しんだ問題を通じて、
論理や感性などを磨くことができるでしょう。






日本語の構造を理解するには、たった二つのことを頭に置くだけで十分です。
それは「正しい日本語(論理語)」と「感性」の二つです。


美しい日本語をふだんから使っていると、
それだけでその日本語にふさわしい品格のある人柄になっていきます。


身分の低い方の動作に謙譲語をつけることで、
相対的に身分の高い方を持ち上げるということをします。


露骨に嫌な態度を取ることよりも、相手を敬語で高めたり、
これ以上近づかないでと、暗に示したりするほうが、
ずっと美しい意思表示の仕方ではないでしょうか。


注意したいのは、丁寧語はあくまで言葉遣いを
丁寧にする役割に止まるのであって、
相手を高める役割を持っていないということです。


童話は大人こそ読むものです。


普段見慣れたものでも、表現の仕方を変えることによって、
私たちはそれを別の角度から眺め直すことができます。








engineer_takafumi at 01:31│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字