2015年02月07日

自分メディアはこう作る

本日はちきりんさんの
自分メディアはこう作る
です。
「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

本書は電子書籍の頃から興味はあったのですが、
面倒くさくて購入せずにいたので、
紙の本が出たのを知って迷わず購入しました。


本書は「chikirinの日記」を運営していて、
著作も何冊かあるブロガーであるちきりんさんが、
そのブログの運営の方法を書いたものです。

「アクセスを集めるブログ講座」といった類のものには
何回か出席したことがある私なので、
それと似たようなものかな、と考えていました。

しかし、「Chikirinの日記」を読めばわかることですが、
あれだけ物事を深く、戦略的に考えられる人が
自分のメディア運営方法の裏側をあかすということは、
ただアクセスを集めることだけを目的としたものとは、
レベルが違うという印象を受けました。

特にリスク管理という観点では秀逸です。

例えば、Twitterでコメントを受けた時にどう対応するか?
本書ではその対応と意図がロジカルに書かれていて、
自分や関係者の立場までも考慮した応対は
SNSが溢れる世の中では必見だと思います。

また、著者は明確に人生の優先順位をつけているので、
「これは私はやらない」という事が多い事が印象に残りました。


これから自分で、または会社や組織のブログやSNSを
運営する人には絶対に読んで損のない一冊です。
ネットではやってはいけないことを、
その背景を含めて理解することができるでしょう。

また、専門学校や大学の先生が生徒に
IT・メディアリテラシーを教える参考書としても
最適なのではないかと感じました。



"ちきりん"が自分ではない、独立したキャラクターだと認識している


ひとりの人間が「実名とペンネーム」を併せて使用し、
ふたつのキャラクターを使い分けて活動するのも、おもしろいと考えました。


ツイッターでは気軽に「結婚していますか?」などの質問を受けますが、
私はネット上で10年も活動しています。
もしもその間に「未婚→結婚→離婚」といった変化が起こっていたら、
どうなるのでしょう?


今はどんなに有名な人でも「実際に合う可能性がゼロではない」
と思えて、気軽には書けません。


書籍もブログも、最後には必ず音読し、スラスラ読めるよう
「てにをは」や語彙を整えます。


このままでは、自分の貴重な人生の時間を、
自分が手に入れたいもの以外のために使うことになる


いいところも悪いところも含め、資本主義を信じていない人には、
私のブログを楽しむことはできないでしょう。


書籍を出せば、今までアクセスできていなかった新たな想定読者にも、
認知が広がるだろうと考えたのです。


「そんじゃーね」という言葉が、「Chikirinの日記」を象徴する
アイコン(マーク)として認識されていると気づいたからです。


最もおもしろい、最も新しい文章は、常に自分のサイトで発表する、
これが原則です。


多くの場合、反応を返してくれる人たちは熱心でコアな読者であり、
強い主張を持っているので、それだけに反応していると、
どんどんと狭く深く、枝葉末節に入り込むことになります。
そしてそれらにひとつひとつ対応していたら、
大半の読者であるサイレンとマジョリティにとっては、
不可思議は(興味を持てない)方向に進んでいってしまうのです。


"ちきりん"などという謎のブロガーでも、
大学教授や有名経営者に会えるのですから、
誰にとってもその可能性は十分にあります。


資本主義の最先端を走っているような米国系企業で長年働いてきたので、
退職後まで同じことを繰り返す気になれないのです。


私が取材型・インタビューに基づく長期連載エントリが好きなのは、
自分の知らない分野について学べるからという理由に加え、
自分の思考プロセスを言語化して記録できるのが
楽しいからでもあります。


やたらとアウトプット・インプット比率が高い
(少ないインプットで、たくさんのアウトプットができる)ので、
必要なインプット量が極めて少なく、
そのためにあまり活動をする必要がない、
という状況になってきているのです。


すごいのは私じゃなくて、私を見つけた人たちだ







engineer_takafumi at 01:22│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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