2015年02月18日

未来の働き方を考えよう

本日はちきりん氏の
未来の働き方を考えよう
です。
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

本書はキャリアに悩んでいる自分にとって
参考になると思って購入しました。


グローバリゼーションや大企業のリストラなど、
今、働く人のキャリアをめぐる状況は目まぐるしく変化しています。

本書では、有名ブロガーのちきりんさんがそんな中で、
どうやってキャリアを作っていくべきなのか、を説いています。


本書の中で一番コアになるのは
40歳くらいで一度キャリアの見直しと転換をしよう、
というものです。

今までの仕組みは大学を卒業して、新卒として入社した会社で
一生勤め続けるというのが普通のキャリアパスでした。

しかし、それが崩れてしまい、年金受給の後ろ倒し化により、
職業期間が非常に長くなる中、最初から40歳くらいで
キャリアチェンジすることを前提に人生を見直すのは悪くはないのです。

それは、決してリストラや身につけた能力の陳腐化など、
ネガティブな面ばかりではありません。

40代のキャリアチェンジは、本当に自分がやりたいことに出会い
人生を素晴らしいものにするチャンスになるのです。


個人的には、人生100年の時代には、友人もフローで考えるべきだ
という主張が心に残りました。


20代や30代前半の若いビジネスマンにお勧めの一冊です。
ちきりんさんの説くような戦略的な思考を持っているかどうかで
人生の充実度が大きく変わるのではないかと思います。



どうやら「パワーをもつ層の交代」が起こることが、
革命と呼ばれる条件だと思い至りました。


どこに住み、どんな仕事をしたいか、どの程度の時間働きたいか、
どれくらいの収入がほしいなどかが、
半世紀も変わらないと仮定するのは無茶な話なのです。


人生100年の時代になれば、ストックが多いことより、
その時々になんらかの価値を生み出す続ける
「フローの力」の方が重要になります。


今後大事になるのは「頼りになる家族が(地球上のどこかに)いる」
というストック方の人的ネットワークではなく、
高齢になってからでも近隣や趣味の仲間、
もしくはネット上で知り合った人たちと新たな関係性を
作っていくというフローの人的ネットワークの形成能力です。


人生100年の時代、最後に助けあえるのは、家族でも昔の同僚でも、
若い頃の親友でもありません。「たまたま生き残った仲間」なのです。


資格の難易度は、仕事を得やすいかどうかとは無関係です。


たくさん稼いでたくさん使うと、稼ぐ方にも使う方にも税金がかかりますが、
仲間で助け合っている分には、税制は介入してこないのです。


誰も予測できない未来のために、今は黙って我慢しいろという
アドバイスは、必ずしも説得力をもたないのです。


リストラやコスト削減ばかりが行われている職場で、
仕事から人生の意義を感じ取るのは、容易ではありません。
それならばむしろ、「働くこと」と「生きる意味」を切り離し、
仕事からは生活費とスキルだけを得て、仲間や、社会からの承認、
そして生き甲斐に関しては、ボランティアや趣味のコミュニティから
得ようと考えるのも、きわめて合理的な判断です。


学生時代は、大半の人が社会のことも、働くことの実態もよくわかっていません。
でも、20年も働けば、今の仕事を本当にあと20年も続けたいのか、
稼げるお金の額が、自分の人生にとってどれほどの意味を持つのか、
みんなしっかりわかっています。


二回目の働き方について考えるのは、二度目の旅行プランを考えたり、
最初に買った家をフルリフォームするのと同じくらい、
楽しいことのはずです。


最低限の生活費ならコンビニやスーパーのパートでも稼げるだろうと
いうくらいの気持ちで、後半人生をスタートしたのです。


最近は低所得者層より、中の上に分類される家庭のほうが、
老後の収支が厳しくなるとも言われています。


自分のお金で死ぬまで(経済的に)困らない人というのは、
少々年収が高いとか、ちゃんと貯金をしていたとか、
家のローンが終わっていたなどという人でなく、寿命の短い人なんです。


「元気な限りそこそこ稼げる態勢を、一定年齢(40代)をめどに整えよう」
と考えるほうがよほど現実的であり、
それが40代で働き方を再設計するという考え方なのです。


多くの人が、今やりたいことを我慢してまで、
とめどなく長生きの経済リスクに備えようとします。
しかしどんなに頑張っても、その不安が解消されることはありません。


やりたいことを後回しにしないこと、
自分にとって本当に大事だと思えることを優先することは、
経済的な備えを少しばかり積み増すことよりも、よほど重要なのです。


本当に旅行が好きな人は「お金がないから旅行に行けない」
なんて言わないのです。


私が就職活動をしていた時、女子学生は男子学生より、
自分の人生について遥かに真剣に考えていました。
男性と異なり、よくよく考えないと就職できなかったからです。


人は、不遇な立場に置かれると、しっかりと考えるようになります。
ものごとにはいい面と悪い面があります。
幸運な立場にあったからこそ何も考えずに済み、
そのために人生の折り返し地点を過ぎてさえ、
自分がどういう人生を送りたいのか、自覚的になれない人もいるのです。


誰の人生にとっても「心からやりたいこと」が見つかるのは
僥倖と言えるほどラッキーなことです。
それは、能力があるとか、お金があるなどという条件とは
比べられないほど恵まれたことなのだ、ということを忘れないでください。


日本は、個人が工夫して市場からちょこっと稼ぐのが、
もっとも難しい国のひとつなのです。








engineer_takafumi at 23:56│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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