2015年10月12日
わりきりマネジメント
本日は俣野 成敏 氏の
わりきりマネジメント
です。
本書はプロフェッショナルサラリーマンの俣野 成敏氏の新著として
興味を持って購入しました。
著者はシチズンで一時はリストラ候補となりながらも
社内起業制度に応募、成功して本社の史上最年少役員となった
俣野さんです。
本書はそんな著者の説くマネジメント論です。
類書と違うところは「わりきり」、つまり「やるべきこと」よりも
「やる必要のないこと」に焦点が当てられていることです。
マネージャーと言えば、実務能力も必要、チームの意見を聞く、
飲み会を開く、雰囲気を良くする、優秀なメンバーを伸ばす、
力不足のメンバーをフォローする……と、
言い出せばきりがないほどに仕事があるわけです。
それこそ、「やるべき」ことはいくらでもあるので、
結局、その中からできそうな事や得意なことだけ行い
他はやりきれない、という現状に陥っている方が大半でしょう。
そこで、本書ではマネジメントに必要ではないことを指摘します。
例えば、メンバーと飲みに行く、世間話をする、
良い人だと思われるなど、成果を上げるという意味では、
世の中で言われているほど重要でないこともあるのです。
これらをわりきって、本当に重要な仕事に集中すれば、
チームの成果が極大化されることでしょう。
個人的には上位のメンバーと下位のメンバーでは、
露骨にマネジメントスタイルを変える、ということや
「額でなく、背中で汗をかく」というところが
特に印象的でした。
やるべきことが多すぎて優先順位をつけられない
というマネジャーにお勧めの一冊です。
力を抜いて良い部分が明らかになり、
重要な仕事に、より時間を使えるようになるでしょう。
わりきりマネジメント
です。
本書はプロフェッショナルサラリーマンの俣野 成敏氏の新著として
興味を持って購入しました。
著者はシチズンで一時はリストラ候補となりながらも
社内起業制度に応募、成功して本社の史上最年少役員となった
俣野さんです。
本書はそんな著者の説くマネジメント論です。
類書と違うところは「わりきり」、つまり「やるべきこと」よりも
「やる必要のないこと」に焦点が当てられていることです。
マネージャーと言えば、実務能力も必要、チームの意見を聞く、
飲み会を開く、雰囲気を良くする、優秀なメンバーを伸ばす、
力不足のメンバーをフォローする……と、
言い出せばきりがないほどに仕事があるわけです。
それこそ、「やるべき」ことはいくらでもあるので、
結局、その中からできそうな事や得意なことだけ行い
他はやりきれない、という現状に陥っている方が大半でしょう。
そこで、本書ではマネジメントに必要ではないことを指摘します。
例えば、メンバーと飲みに行く、世間話をする、
良い人だと思われるなど、成果を上げるという意味では、
世の中で言われているほど重要でないこともあるのです。
これらをわりきって、本当に重要な仕事に集中すれば、
チームの成果が極大化されることでしょう。
個人的には上位のメンバーと下位のメンバーでは、
露骨にマネジメントスタイルを変える、ということや
「額でなく、背中で汗をかく」というところが
特に印象的でした。
やるべきことが多すぎて優先順位をつけられない
というマネジャーにお勧めの一冊です。
力を抜いて良い部分が明らかになり、
重要な仕事に、より時間を使えるようになるでしょう。
思い切った采配を振るのが、わりきりマネジメントです。
「みんな平等」「弱みを克服」は絶対やらない。
リーダーの仕事は「夢を語ること」、
マネージャーの仕事は「現実を見ること」
最上級は、「弱みを忘れさせる」マネージャーです。
最高のリーダーは「存在感」だけで、
部下をまとめ上げるリーダー。
中間管理職が社長を持ち上げてアイコン化しておけば、
部下は社長を尊敬し、訓示もスムーズに現場に浸透します。
「人生のピークは、いつがいいか?」
(中略)
未来志向の考えによって立つならば、
人生のピークは「人生の最後」がベストではないか?
大きな成果を上げれば、サラリーマンの立場でありながら、
「やりたい・やりたくない」ことを自由に選択できる権限を持てるのです。
強みを十分に発揮し、部下に「さすが!」と思わせてから、弱みを見せる。
これで初めて、弱みが愛嬌になります。
人生において、追求するべき信念や願望が、きっとあるはず。
他人のちょっとした言動に一喜一憂するのは、
そういった自分の「芯」が固まっていないからに他なりません。
組織横断型の仕事をするコツは、誰もやったことのない仕事をすること。
上位2割は、他のメンバーと比較すると、
ずいぶん恵まれた待遇に置かれることになります。
でも、それでいいのです。
不平等があるからこそ、総合得点は最大化するからです。
才能というものは、しかるべき場が与えられないと開花しない。
裏を返せば、場さえ与えれば力を発揮する若手が現れるのです。
上位2割は「退屈させない」、下位2割は「飽きさせる」
ギリギリの勝負をくぐり抜けた人は一皮むけます。
修羅場を経験するほどに、自信がつく。
そいいう人は少し話をすればわかります。
会話の節々から「何が起きてもなんとかする」人に
特有の、オーラのようなものが感じられるのです。
背中で汗をかいていない人は、すぐにバレてしまいます。
それは、挑戦していない人であり、ドキドキしていない人。
仕事は一生懸命しているのかもしれませんが、
額に汗をかいているだけです。