2016年11月06日

CF不動産投資

本日は才津康隆氏の
CF不動産投資
です。


本書は出版社よりご献本頂きました。
サンライズ出版さま、ありがとうございました。

本書は本州最西端の離島に在住しながら、
不動産投資で20億もの投資を成功させている
著者による、不動産投資の指南本です。

不動産投資のコツは、
CF(キャッシュフロー)を正しく理解することです。
それは、ただCFがプラスになっていれば良い
ということではありません。

CFがプラスになっていても、
実際は債務超過ということも起こりえるのです。

本書では経験豊かな著者が、
そういった基礎をやさしく教えてくれます。

僕自身、この分野はほとんど知見はないのですが、
物件を選ぶ基準がおぼろげながらわかりました。

不動産投資は、善意にしろ悪意にしろ、
間違った情報が流れることが多いので、
正しい指針を持つことが重要です。


不動産投資に真剣に取り組みたい人にお勧めの一冊です。
片手間ではなく、将来本業としてもやっていけるための
基礎を学ぶことができるでしょう。




築30年超の鉄骨物件に資産価値はほとんどありません。


本当に回収すべき資金は「諸経費」だと考えています。


本来、キャッシュフローは経費、管理修繕費、固定資産税など
経費(管理修繕費、固定資産税など)の正確な数字を
把握しないと算出できません。
それを知らずに不動産投資を始めてしまうと、
思いのほか利益が伸びない、あるいは赤字になってしまう
といった問題が生じるのです。


スルガ銀行などは法定耐用年数を超過した
融資をすることで知られています。


問題は「キャッシュフローがプラスであっても
実は失敗している状態」が存在することです。
それが、いわゆる「債務超過」の状態です。


債務超過におちいりやすいのが
「法定耐用年数超過の融資」なのです。


普通の事業であれば銀行融資はハードルが高いですが、
不動産投資はいわば「銀行のお金」を使って
事業を行うことができます。


返済期間が短くなることでキャッシュフローが出ない
物件であれば、購入しても問題ありません。


キャッシュフローが出なくても、返済が進んでいるのであれば、
その分を「貯金している」と考えることも可能です。


持続的に投資規模の拡大をめざすためには、
複数の金融機関との取り引きば必須です。
あるひとつの銀行の目線だけではなく、あらゆる金融機関の
目線を持った投資判断が求められます。


再生物件を探すときは、自分が「強い」エリアに
絞り込むのもひとつの方法だと思います。
エリア内に物件を所有している、
あるいは賃貸需要を把握できているのであれば、
経験則を活かして再生計画を立てましょう。







engineer_takafumi at 14:20│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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