2018年08月10日
革命のファンファーレ
本日は西野亮廣 氏の
革命のファンファーレ
です。
本書は「キングコング」で、芸人として活躍しながら、
絵本の執筆や舞台の脚本、社会活動なども行う
西野氏による一冊です。
クラウドソーシングで資金調達をしたり、
周りの猛反対を押し切って、絵本を無料公開したり、
数々の今時の仕掛けを行って、
手掛けた商品をヒットさせています。
本書はそんな著者のマーケティング論です。
ネットの時代になって何がどのように変わったでしょう。
お金は? 信用は? 広告は? 営業は?
という問いに答えてくれます。
少し先進的すぎる部分もあるかもしれません。
しかし、世の中は確実にこの方向に向かっており、
その流れに逆らってはいけないと感じます。
著者は売れているので、世の流れをつかんでいるのは確かです。
自分の感覚と世の中の感覚のズレを
確かめることができるでしょう。
個人的には、
自分のアンチをうまく巻き込んで宣伝する
という部分が心に残りました。
批判を受けやすい著者のキャラ自体が
計算されたものなのです。
起業家やマーケティングに携わる方に
お勧めの一冊です。
新しい売り方のヒントが得られるでしょう。
革命のファンファーレ
です。
本書は「キングコング」で、芸人として活躍しながら、
絵本の執筆や舞台の脚本、社会活動なども行う
西野氏による一冊です。
クラウドソーシングで資金調達をしたり、
周りの猛反対を押し切って、絵本を無料公開したり、
数々の今時の仕掛けを行って、
手掛けた商品をヒットさせています。
本書はそんな著者のマーケティング論です。
ネットの時代になって何がどのように変わったでしょう。
お金は? 信用は? 広告は? 営業は?
という問いに答えてくれます。
少し先進的すぎる部分もあるかもしれません。
しかし、世の中は確実にこの方向に向かっており、
その流れに逆らってはいけないと感じます。
著者は売れているので、世の流れをつかんでいるのは確かです。
自分の感覚と世の中の感覚のズレを
確かめることができるでしょう。
個人的には、
自分のアンチをうまく巻き込んで宣伝する
という部分が心に残りました。
批判を受けやすい著者のキャラ自体が
計算されたものなのです。
起業家やマーケティングに携わる方に
お勧めの一冊です。
新しい売り方のヒントが得られるでしょう。
多くの大人は「職業は永遠に続く」
という前提で話を進めてくる。
だから、すぐに、「お前は何屋さんなんだ!?」と
肩書きを付けたがる。
やりたいことを掛け持つことや、
やりたいことに迷うことは、
これからの時代を生き抜く術だ。
今の時代に「○○になる!」と
肩書きを一つに決め込む方が、よっぽど危険だ。
全ての職業の中で、
経済から一番遠い場所で活動しているのが、
社会を経験せずに職についた「学校の先生」だ。
「お金」とは信用を数値化したものだ。
スマホ登場前後で時代は明らかに変わったのに、
以前の方法論のままテレビに出続けるということは、
嘘を重ねなければならない場面に
でくわしてしまうということ。
お金は信用を数値化したものであり、
クラウドファンディングは信用を
お金化する為の装置だ。
嘘は「感情」でつくのではない。
我々は「環境」によって嘘をつかされる。
帰らないんじゃなくて、帰れないんじゃないの?
そもそも、帰るという選択肢を持っていないのに、
『私なら残ります』とか言ってんじゃないよ
自分の意思を明確に表明する為には、
意思を明確に表明できる環境を作っておく必要がある。
感情は環境に支配される。
僕らの意思決定の舵は、僕らの「脳」ではなく、
「環境」が握っている。
考え方を変えたいなら、環境を変えた方が、てっとり早い。
肩書きなんて、
これくらいカジュアルに変更しても良いんだよ
僕があなたよりも勇気があるわけではなくて、
僕があなたよりも意見しやすい環境にあるという話。
入り口でお金を取るな。
マネタイズのタイミングを後ろにズラして、
可能性を増やせ。
まだ、嘘を重ねている
(嘘を重ねなければならない環境にいる)人は、
とっとと鞍替えしたほうがいい。
どのように数字を配置すれば、
自分の数字を更に増やすことができるのか?
今あるマネタイズのポイントは、
自分の目的に対して最適化されているか?
そういった批判コメントは、
片っ端からリツイート&シェア。
批判する人達に、「同じ声を上げている仲間がいますよ!」
とお知らせして批判派で徒党を組ませ、勢いに乗らせる。
議論ほどコストパフォーマンスの良い宣伝は無いし、
こちらはオセロで言うところの角を押さえているので、
たくさん取らせるだけ取らせておいて、
最後に一つだけ角に石を置けばいい。
後ろめたいことを1ミリもしていなければ、
反対派のエネルギーほど使えるものはない。
アンチを手放してはいけない。
お客さんの手に届くまでの導線作りも、作品制作の一つだ。
導線作りができていない作品は
「未完成品」という認識を持った方がいい。
「無料許すまじ!」の声を上げられたこれらの方々は、
ツイッター社には1円も払っていない。
絵本の場合、Web上で受けとることができる
「データとしての絵本」の価値と、
本屋で売られている「物質としての絵本」の価値は、
別の場所にある。
絵本とフリーミアム戦略は、
とても相性が良いと僕は考える。
というか、現段階では、この方法でしか、
この絵本業界に何十年も続いている
ループを突破できないと考えている。
無料公開の出し場所を散らしてしまえば、
情報を回収するコストよりも、本を買うコストの方が安いから、
ビジネス書ですら無料公開した方が売り上げが上がる。
無料公開することで実力が可視化されて売り上げが上がる人間と、
無料公開することで実力不足が露呈して
売り上げが落ちてしまう人間の2種類が存在する。
当然、他人を妬み、他人に時間を使えば使うほど、
これまで以上に出遅れる。
「いやいや、1億人相手であろうと、使用料はいただきますよ。全員が払わなかったとしても、100万人がお金を払ってくれたら、私は十分生活できなすので!」
という選択肢もあるが、
「無料で提供しても、1億人に使ってもらえたら後でいくらでもマネタイズができる」
という選択肢もある。
ワイドショーでは、あのスタジオに行った方がいいのか?
それとも僕が他のことをしている間に
ワイドショーの出演者さんに
僕のことを話してもらった方がいいのか?
答えは明白だ。
あとは、「2435万1138円」の領収書を写真に撮って
インスタグラムにアップするだけ。
これほどフォトジェニックな紙ペラはなかなかない。
クラウドファンディングは、資金調達のツールではなく、
共犯者作りのツールである。
「おみやげ」が売れるのなら、自分の作品を
「おみやげ化」してしまえばいい。
僕はある時から、自分の絵本の個展を
積極的に開催するようにした。
そしてその出口で絵本を売ったら、
これが飛ぶように売れた。
個展に合わせて、本体である絵本の販売時期をズラすほど、
僕は「おみやげ」に重きを置いている。
商品は、体験に紐付ければ確実に売れる。
「キンコン西野の絵が盗まれる」というニュースが出れば、
確実に盗まれた絵の画像が出る。
芸人がテレビで「僕達、本当にお金を貰ってないんすよ〜」
という自虐を繰り返し続けた結果、
芸人志望者が極端に減った。
これからの時代は、このセカンドクリエイター心を
いかに揺さぶるか。
いかに「作ってみたいな」と思わせるか。
現代の宣伝力は、つまり信用力だ。
信用が担保されない広告に、広告効果などない。
サンタクロースが赤い服を着ている理由は、
コカ・コーラ社の都合だ。
本の中に撮影スポットを作ったんです(笑)
これらの仕掛けは全て、
自分の時間を使った宣伝ではなく、
他人の時間を使った宣伝だ。
大切なのはニュースを出すことではなくて、
ニュースになることだ。
前説の「声出し練習」は
「大丈夫! ほら、他の皆も、これぐらい大きなリアクションをとりますよ!」
と伝える場であり、そこで、
「変に目立ってしまうかもしれない」という
《後悔の可能性》を取り除いているわけだ。
その辺に落ちているゴミが100円で売れない理由は、
ゴミを100円で買ったから後悔するからに他ならない。
その後悔さえ取り除いてやれば、ゴミでも売れる。
お金を信用に両替することはできないが、
信用をお金に両替することはできる
自分の個性というのは編集結果だ。
一歩踏み出すために必要なのは、
ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。
決定権は偉い人(出世をした人)だけが持つ
特権だと思われているが、違う。
「決定権」は、覚悟だ。