2018年09月29日

お金に困らない人、困る人

本日は松尾昭仁 氏の
お金に困らない人、困る人
です。


本書は出版関係者の方よりご献本いただきました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。

本書は出版プロデューサ、コンサルタント、など
多彩に活躍される松尾氏による一冊です。


今、働いている会社が右肩下がりだ……。
AI(人工知能)に仕事を奪われるのではないか……。
起業したいが、失敗したらどうしよう……。

あまりにも動きの速い世の中で、
このような不安を持つ人は多いことでしょう。

しかし、大多数がこんな不安を持つ中で、
将来の成功を確信しており、お金に困らない人
も意外にたくさんいるのです。

セミナーや講演会などを通じて
1万2000人を超えるビジネスマンと
交流してきた著者は、
「お金に困らない人」には
共通点があると主張します。

そんな特徴をまとめたのがこの一冊です。

ビジネス書として、
ベーシックな内容ではありますが、
著者の主催するセミナーでの出来事を
例として示す著者の主張には、
説得力があると感じます。

成功するための基本的な事柄を
確認させてくれる一冊でした。


個人的には、
「すべてお任せします」という言葉は、
相手の忖度を引き出す効果があるのです
という部分が特に印象に残りました。


未来への漠然とした不安を
取り除きたい、という人にお勧めの一冊です。
稼ぐために必要な思考方法を
学ぶことができるでしょう。




同じレベルの人と付き合っていると、
「このくらいでいいや」という慢心が生まれ、
それ以上成長できません。


お金に困らない人はいつもマイノリティー(少数派)。
ビジネスでも投資でもライバルが少ないほうが
成功しやすいと理解しているのです。


お金に困らない人は、万人に好かれようとはしません。
自分の仕事や価値観を分かってくれる人に絞って、
商品・サービスを提供します。
そのほうが結果的に熱心なファンがつき、
何度もリピートしてくれたり、
いい客を連れてきたりしてくれます。


お金で困らない人は、
最初と最後に神経をつかっています。
第一印象に二度目はありません。
そして、別れ際の印象というのも、
相手の記憶に残るものです。


物怖じせず頼みごとができる人は、
結果的に得をします。
真摯な態度でお願いすれば
受け入れてもらえることも多いのです。


お金に困らない人は、礼儀正しさと
図々しさのバランス感覚がすぐれています。
お金に困る人は、
たいてい押しが足りていないケースが多いので、
まずは自分のコミュニケーションの仕方を
点検してみてください。


セミナー会場で10冊の本をまとめ買いしても
2万円くらいの出費です。
それで顔の広い松尾さんに
名前と顔を覚えてもらえるのなら
投資としては悪くないと思いました。
100冊新刊を買ったのは
さらにインパクトが強いと考えたからです。


「金持ちケンカせず」という言葉があるように、
お金に困らない人は同じ土俵で戦うことを好みません。


お金に困らない人は、
相手を褒めることに対しても躊躇がありません。


食えない人は、地元の友達が多い
食える人は、大学以降の友達が多い


ビジネスで成功しお金に困っていない人ほど
名刺はシンプルです。


まわりから忖度されるくらいの人にならなければ、
お金に困らない人生を手に入れることはできません。


「すべてお任せします」という言葉は、
相手の忖度を引き出す効果があるのです。


これから仕事を一緒にしたいという相手であれば、
夜の飲み屋よりも、昼間のランチのほうが
生産的な会話ができます。


お金を稼いでいる人は、今でもメルマガを
重要なメディアとして位置付けています。
「メルマガは古い」というイメージを持つ人が
多いかもしれませんが、
こちらから見込み客に商品やサービスをプッシュしたいとき、
メルマガほど効果的なツールはありません。


昔から女子高や女子大では
「若くて独身の男性教師」というだけで
アイドル扱いされる、と聞きます。


お金に困らない人は、「過去→現在→未来」という
時系列に沿ってストーリーを語り、
商品・サービスの魅力を伝えます。







engineer_takafumi at 17:17│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 経済・会計・お金

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