2018年08月07日

マンガでわかる統計学

本日は高橋信 氏の
マンガでわかる統計学
です。



本書は敷居が高い統計学を
マンガでやさしく勉強しましょう
という趣旨の一冊です。

長年売れ続けているベストセラーです。


データの種類から、平均と標準偏差、
確率分布、相関係数、独立性の検定と進みます。

マンガだから読みやすいのはもちろん、
例が具体的なので、統計の難解な概念も
比較的頭に入ってきます。

ただ、網羅的に解説しているわけではないので、
しっかり統計学を勉強したければ、
この後、教科書を変えて勉強する必要があります。

それでも、その教科書を学ぶ時に、
この本で得た知識、感覚は役立つことでしょう。


統計学を始めて学ぶ学生や社会人にお勧めの一冊です。
統計学の最初のとっかかりができることでしょう。




標準正規分布のグラフと横軸とで囲まれた面積は、
割合および確率と同一視できます。


図では2変数に明確な関連が見受けられます。
しかし"曲線的"なため、単相関係数の値が
ほとんど0になってしまっています。


相関比の取り得る値は、0から1までです。
2変数が強く関連しているほど1に近づき、
そうでないほど0に近づきます。


クラメールの連関係数の取り得る値は、
0から1までです。
2変数が強く関連しているほど1に近づき、
そうではないほど0に近づきます。


独立性の検定は「カイジジョウケンテイ」とも
呼ばれているんですよ


どの「検定」であれ、母集団をしっかり定義しておかないと、
「あれっ、私は何を推測しようとしたんだっけ?」
という状況に陥ります。


検定統計量とは、標本のデータを
1つの値に変換する公式のことです。
おこなう「検定」の種類により
検定統計量は異なります。






engineer_takafumi at 21:56│Comments(0) ★理系本の書評 |  ⇒ 数学

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