2018年12月06日

やりたいことを全部やる! 時間術

本日は臼井 由妃 氏の
やりたいことを全部やる! 時間術
です。


本書は33歳で結婚後、病身の夫に代わり経営者となり、
ヒット商品を次々に開発し、通販業界で成功、
「マネーの虎」の出演でも知られる、
臼井 由妃 氏による一冊です。

2006年に出版された、1週間は金曜日から始めなさいを、
ベースに加筆修正された本です。

一読して、今風の本だな、と感じました。
著者は経営者、コンサルタント、著述家、講演家……と、
さまざまな肩書きを持って活躍されています。
今の時代は、一つでなく、色々なことをやろう、
という時代ですから、著者の生き方から学ぶことは多いでしょう。

その中でも、一番興味があるのが時間術です。
たくさんのことをこなすためには時間をどう考えれば良いか、
著者の考えや具体的なテクニックを紹介してくれます。


個人的には、
人が何かをやりたいとき、時間がそれを拒絶することはない
という一文が心に残りました。

本書を読んだ後には、やりたいことができないことを、
時間のせいにすることはできなくなるでしょう。


仕事や時間に追われて、余裕がない、
という人にお勧めの一冊です。
まず心に、続いて仕事や時間に余裕を持つことが
できることでしょう。

本を読む時間だけはなんとか取ってください。。。





人が何かをやりたいとき、
時間がそれを拒絶することはない


「あれか、これか」ではなく「あれも、これも」でうまくいく。


時間を効率よく使うことを必死で考えて実践すると、
自分の中に時間活用のノウハウが蓄積されます。
そして、少し大げさにいえば
「やることが増えたからこそ、他の業務の取り組みがより効率化される」
ことになります。
これが「仕事密度が高まる」「時間密度が高まる」ということです。


私は、時間の無駄をなくすことばかりに気をとられません。
ある時間の中に、2つも3つもの行為を詰め込むことが、
「時間密度を高める」ということにはならないのです。


ある行為に、2つも3つもの意味を持たせる


1つの行為を、いくつかの目的のために利用する


1粒で2度とはいわず、
3度も4度もおいしい状況をつくり出そう。


忙しいときに勉強をすると、心のゆとりが生まれます。


勉強をする時間というのは、
自分のために費やす時間です。
そして「自分のために時間を使っている」という事実は、
「私は時間の奴隷にはなっていない。私が時間を支配している」
という気持ちを生み、忙しさの中で失いかけている
心の余裕を取り戻すことができるのです。


どんなに時間に追われていようとも、
自分が本当にやりたいことをやることが、
精神的なゆとりを生むことにつながるのです。


時間に使われるとゆとりがなくなり、
時間を使うとゆとりが出てくる。


人に会う時間を減らして、
時間リッチになることはできない


見返りを求める相手はあなたの時間を奪うだけ


「あなたの都合でいいよ」
これが相手への気配りだと思っていたら、
それは大間違いです。
単に「時間に甘い人」と相手になめられ、
どんどん相手の都合を押しつけられてしまうでしょう。


熱心に、詳しく話すほど、相手には伝わらない。
ポイントだけに絞って話すと、相手に伝わる。


人を使えない人は、いずれ時間を使えない人になる


「よい仕事をしているね」と一言かける。
それだけで「いつも私を気にしてくれているのだ」
と思い、イキイキと働いてくれます。


私は人に対して「頑張って」とはいいません。
「頑張って」は、頑張っていない人にいう言葉であり、
自分なりに行動している人にいってはいけない言葉だからです。


あなたのメールを楽しみにしてもらえる簡単な方法があります。
それがメールの最後にP.S=追伸を一行添える方法です。


自分のことをよく知ると、もっとパフォーマンスがよくなる。


「私は時給1万円!」と理解できれば、
おのずと時間の使い方が変わってきます。


常日頃から「どうすれば、もっと楽になるのか」と問い続け、
考え続けることは、決して後ろめたいことではありません。
そして、楽をすればするほど、他の仕事や新しいことに
チャレンジすることができるようになるのです。


仕事が速い人に共通するのが、
とにかく動くという腰の軽さです。


睡眠時間を削ることは、いってみれば、
高利貸しから高い金利でお金を借りるようなもの。


頭と時間を大事なところで使うために、
他のところはパターン化しよう。


ものを増やすことは、片づけ時間を増やし、
自由な時間をなくす元凶になる。
ものの多さと心の豊かさは、比例しない。


整理とは、不用品を処分すること。
整頓とは、使いやすいように自分が決めた
ルールに沿って整えること。


自宅やオフィスのごみ箱は大きめを選ぶのがおすすめです。
「器が大きければ人はそれを埋めようとする」
心理を利用するのです。







engineer_takafumi at 23:53│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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