2019年03月31日
ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題
本日は前川 喜平 氏、 谷口 真由美 氏の
ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題
です。


本書は出版関係者の方よりご献本いただきました。
上田さま、ありがとうございました。
本書は元・文部科学事務次官である前川氏と
大阪国際大学の准教授でTVなどのコメンテーターと
しても活躍されている谷口氏による
対談形式にまとめられた一冊です。
前川氏は奈良、谷口氏は大阪の出身で、
お二人とも関西出身になります。
その関西風の歯に衣着せない議論は
勢いがあって面白いです。
政治的な内容の一冊ですので、
個々には同意、不同意などあるでしょうが、
勢いを楽しんでもらいたい本です。
個人的には、
教育における体育会系的な雰囲気を
叩いているのが面白かったです。
前川氏、谷口氏のいずれかがお好きな方に
お勧めしたい一冊でしょう。
テンポよく、時には過激になる議論に
爽快感を感じられるでしょう。
ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題
です。
本書は出版関係者の方よりご献本いただきました。
上田さま、ありがとうございました。
本書は元・文部科学事務次官である前川氏と
大阪国際大学の准教授でTVなどのコメンテーターと
しても活躍されている谷口氏による
対談形式にまとめられた一冊です。
前川氏は奈良、谷口氏は大阪の出身で、
お二人とも関西出身になります。
その関西風の歯に衣着せない議論は
勢いがあって面白いです。
政治的な内容の一冊ですので、
個々には同意、不同意などあるでしょうが、
勢いを楽しんでもらいたい本です。
個人的には、
教育における体育会系的な雰囲気を
叩いているのが面白かったです。
前川氏、谷口氏のいずれかがお好きな方に
お勧めしたい一冊でしょう。
テンポよく、時には過激になる議論に
爽快感を感じられるでしょう。
結局、みんなに余裕がないところは、
すべてにおいていろんな意味で貧困化していくんですよね。
ルールをつくると、ルールすれすれは
許されるでしょって話になりますよね。
十分危険なのに、首から上じゃないからいいと
すれすれを狙ってタックルしたり。
「全隊進め」や「全隊止まれ」の「たい」という漢字は
「体」でなく兵隊の「隊」ですからね。
つまり、もともと体育というのは
軍隊式にできているんです。
憲法第26条で「ひとしく教育を受ける権利を有する」
と言っている「ひとしく」は「経済的地位にかかわらずひとしく」
という意味を含んでいる。
一方、憲法第14条の法の下の平等は、
逆に経済的地位による差別はしょうがないと考えている。
「星野君の二塁打」はまさにその典型です。
(中略)
試合終了後監督は、監督の指示は絶対に守るという
選手との約束を持ち出し、
いくら結果が良くても決まりを破ったことに変わりはない、
と星野君を叱責。
星野君は大会出場を禁止される、という
本当にひどい話なんです。
今までなかった社会システムをつくってんねんから、
72年なんてまだよちよち歩き。
今ようやく歩みだしたところで、
俺らの生活何もかわらへんやんけって言うけど、
そんなもん1年、2年ですぐ変わるわけがありません。
世の中に残っている歴史、特に正しい歴史、
正史と呼ばれるものは勝者の歴史で、
勝者にすごくいいように書くじゃないですか。
負けた側の歴史は出てこない。
よく「敗者と女の歴史は出てこない」
という話をするんです。
男で勝った人の歴史しか習っていないから、
どうしても為政者目線になる。
どんな虐殺をしていようが勝てば官軍、
勝った人間はスーパーヒーローですよ。
だから、グッドよりバッドでしょう。
失敗した事例、良くなかった事例から
何を学んでいくかが大事です。