2019年05月30日

伝わる イラスト思考

本日は松田 純 氏の
伝わる イラスト思考
です。


本書の著者は大学在学中にまんが家としてデビュー。
トヨタ自動車や三菱商事などの
大手企業や教育機関との連携で、
まんが教育コンテンツの制作に従事。
『7つの習慣』のまんが講座も担当されたという
実績をもっています。
現在は「イラスト思考」をはじめとした
組織開発プログラムを提供したり、
教育活動をメインに活動されています。


人を動かすために「言葉」だけでなく、
「イメージ」を伝えられれば効果的でしょう。
しかし、イメージが湧くほど、
言葉で語ることは簡単ではありません。

一方、「イラスト」を使うことで
直接イメージを伝えることができますが、
特に絵心のない人にとっては
ハードルが高いでしょう。

本書はイラストを使って、
ビジネスのアイデアをどのように伝えるか、
ということを語った一冊です。

本文の20%ほどはマンガで構成されており、
いかにイラストで伝えることが有効か、
身をもって実感することができました。


個人的には、
「○・△・□」ですべての絵は描ける
という部分が特に印象的でした。

絵は得意ではないのですが、
チャレンジしてみたいと感じました。


絵を描くことが好きなビジネスパーソンにお勧めです。
自分の特技を仕事に活かすヒントが得られるでしょう。





「左脳」(言葉)だけでなく、「右脳」(イメージ・感情)
にも働きかけることによって、
「伝わる」ことの威力は何倍にも高めることができます。


イラストを身につける上で、「うまく描く」必要は、
まったくありません。


イラストはうまく描く必要はありません。
むしろ下手なくらいが、味があって
「共感」されるものなのです。


なんとなく「見る」ではなく、意識的に「観る」……
「観察」のスキルを身につけることが大切です。


「○・△・□」ですべての絵は描ける


絵に「感情」を込めるときのコツですが、
描くときに自分の中の「感情」を思い起こすように
意識してみてください。


先生、新入社員指導をする立場にある方や、
なかなか言葉だけだと伝わりにくい抽象度が高いサービスを
担当している方には、特にお薦めですね。


そしてこの「Before」→「After」をシンプルに
見える化することが、
「ストーリー」を描き出すことでもあります。


「イメージ」と「感情」と
「言葉」を一体化させて思考することで、
私たちは脳のもつ本来のパフォーマンスを最大限
発揮できるようになります。






engineer_takafumi at 23:24│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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