2019年08月28日

『お金持ち列車』の乗り方

本日は末岡よしのり 氏の
『お金持ち列車』の乗り方
です。


本書の著者はロバート・キヨサキ氏に影響を受け
個人で1000戸以上、ホテル3施設を持つまで
不動産投資で成功します。

そして、たくさんの人にお金や不動産投資を教え
「日本のロバキヨ」とも呼ばれています。


本書は全体を通して、お金持ちを列車に例えて
お金持ちになる方法を展開します。

それも、ただお金持ちになるだけでなく、
人生を有意義に、健康に、仲間や家族と共に
生きる知恵が詰まっています。

列車に限らず、例えがとてもうまく、
読みやすくかかれています。

内容がベーシックで基本を押さえてあるのも、
ロバート氏に学んだことなのでしょう。


個人的には、
「今どんなに貧しくても、普段からお金を受け入れる
心の器を大きくしていく自覚が必要」
という部分が特に心に残りました。

これができていないと、お金持ちになったとしても
幸せになることができません。

宝くじの高額当選者の末路が悲惨と言われているのも
ここが原因なのです。


特に不動産投資に関心のある方にお勧めです。
どのような心がけで投資に臨めば成功できるか
学ぶことができるでしょう。



お金持ちとそうでない人は、何が違うのでしょうか?
私は"人生の目的地"を持っているかどうかによって、
すべて決まると思っています。


「お金持ち切符」の中でも、
もっとも手に入れやすいのが「不動産切符」
だと思っています。


お金持ちになれない人の9割は、
他の人が乗れと言った列車に乗っています。


9割の人は目的地に向かわない電車に乗っています。


お金持ち列車の乗客になるためには、
「お金持ち」は「悪」だという
常識を捨てなければいけません。


世の名に出ている「投資本」のほとんどは
著者のバックにスポンサー
(投資信託会社、FX会社、銀行、保険会社など)
がいるそうです。


相手の夢を応援すると、
今度は相手が自分の応援団になってくれます。
相手に「成功」をもたらすことで、
こちらに「成功」がもたらされるという好循環が生まれます。


高度なサービスは、もはや"文化"です。
自分で体験しなければ、その価値は決してわからないのです。


見栄のためにお金を使う人は、
どんなに収入が高くてもお金持ち列車には乗れません。


あなたが何か買い物をするとき、
「高いな」とか「もったいないな」と思って使うと、
あなたはどんどん貧乏になっていきます。


有名人と付き合う際の注意点があります。
それは「媚びないこと」です。


ゴルフをする人は「お金持ち」であり、「時間持ち」です。


お金持ちは人を大事にします。
なぜならば、お金を運んでくるのは人だからです。
お金が人を動かしているのではなく、
人がお金を動かしているのです。


お金持ち列車に乗るためには
自分で努力することも大切ですが、
すでに成功している人から
引き上げてもらうことがとても重要です。


「会って楽しい人と付き合う」
「お金が儲かる人と付き合う」
「世の中のためになる人と付き合う」


増やしたお金を、日本中の人に「お金のリテラシー」を伝え、
より多くの人を幸せにするために使おうと考えたのです。


投資をする人が増えることによって、
タンスの中にしまいっぱなしだったお金は
グルグルと世の中を回り始め、
関わる人たちを豊かにしてくれるのです。


私は、銀行からの信用を勝ち取るために、
ある方法を使っています。
その方法とは、
「融資を受けたい銀行に積立預金をすること」です。


「寄付」を新たな目的にすると、
社会をよくするためのお金はいくらでも必要ですから、
お金を稼ぐモチベーションを維持することができます。


「夢」に先行投資する「投資家」は、
他の人の人生も生きられます。
「他人の夢の実現」が「自分の夢の実現」と同じになります。


「あなたが心から意義を感じること」にお金を使うことは、
もっとも贅沢なお金の使い方でしょう。


今どんなに貧しくても、普段からお金を受け入れる
心の器を大きくしていく自覚が必要なのです。


本来、お金には商品やサービスの対価として、
「ありがとう」とか「嬉しい」という
プラスの感情が込められます。
(中略)
しかし、貸し借りに使われたお金には
「苦しさ」や「不安」のマイナスエネルギーが宿るのです。


お金持ちは普段から一流の人たちと会話し、
一流の環境で過ごし、一流のものを食べています。
そこに詐欺師が高級ブランドのスーツを着て、
一点だけ豪華なロレックスの金時計をつけて現れると、
違和感を覚えるのです。


お金持ち列車の乗客はどんなに自分の仕事や投資で稼いでも、
「儲かっている」とは言いません。
「おかげさまで何とかやっています」とか、
「今のところは順調です」と謙虚な態度を崩しません。


子どもの幸せを考えるのなら、
遺産として「お金」を残すより、
「お金の教育」をしてください。
子どもは、いずれ自分自身の手によって
人生を切り開くことになります。


「嬉しいから笑顔になる」のではなく、
「笑顔になるから嬉しいことが起きる」のです。
お金持ち列車の乗客は、全員、笑顔が素敵です。


1日24時間という限られた時間の中で
何か新しいことをするなら、
「他人の時間を借りて、自分の時間を増やす」
方法を身に付けなければならないからです。


仕事は10倍頑張るより10分の1に減らす。


お金持ち列車に乗れる人は、
「今」を生きている人だけです。


あなたが『お金持ち列車』に乗りたいならば、
シングルタスク・マルチタスクを卒業し、
ジャッジのみで価値を生み出すステージに
移行しなければなりません。


お金持ち列車に乗る人は、自分よりレベルの高い人、
自分を鼓舞してくれる人だけに
付き合いをフォーカスしているから、
お金と幸せが加速度的に増えていくのです。


お金持ち列車は馬力の有る人(=一部の動力車)に
引っ張ってもらう乗り物ではありません。
列車に乗ったすべての人が、
各自の夢をエネルギーにして進んでいくものだからです。


目的が「あなた一人の夢」ではなく「みんなの夢」になれば、
多くの人たちがお金を出して支えてくれるのです。






engineer_takafumi at 01:11│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 経済・会計・お金

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