2019年08月20日

ブチ抜く力

本日は与沢翼 氏の
ブチ抜く力
です。


著者の与沢氏は2013年に「秒速1億円の男」と
注目を浴びるものの、翌年法人税の滞納で、
経営していた会社を清算。

しかし、その後に投資家として成功し、
株や仮想通貨などの金融資産の他、
世界各地に40戸以上の高級不動産を保有、
純資産70億を無借金で形成されています。


一時は失敗し世間から石を投げられるものの、
そこから見事に復帰した著者の実力は本物でしょう。

その実力のカギとなるのが「ブチ抜く力」
つまり、一つの結果のために魂を売って努力をして、
やりきっていく、という著者のスタイルです。

著者は投資家として成功しただけでなく、
91.2kgから69kgまで
2か月で22kgのダイエットに成功したことなど、
一つのことに集中して、今の生活を実現しています。

本書はそのスタイルを学ぶための一冊です。

一点集中するのですから、そのゴールは
センターピンである必要があります。
だから、センターピンを見抜く目が必要です。

著者が成功した仮想通貨や株式投資、ダイエットなどの
具体的な例を通して、どのようにセンターピンを設定したか、
また、一点集中で成功するための心構えを説いてくれます

著者は好き嫌いが分かれるキャラだと思いますが、
ノウハウには納得性があります。
あまり好きでない人も読む価値のある一冊だと思います。


成功したいと情報収集をしているけれども、
実行に移せず、時間だけが過ぎていく……、
という方に特におすすめの一冊です。
問題をシンプルにして、一点突破するという、
行動に移しやすいスタイルを学べるでしょう。







会社員の方は、この本を読んだ全員が副業をすべきです。
会社で出世を目指すのは、リスクだけが残ります。
隠れてでもいい。いや、隠れてこそやるべき。


センターピンは、把握することよりも
実行することが難しいものです。
仮にセンターピンが間違っていたとしたら、
それは修正すればいいだけで、エジソンも言うように
「上手くいかない方法が一つ見つかっただけ」です。


何かに依存している人の特徴は、
「将来に恐怖や危機感を持たない」という点です。


「いつ切られても大丈夫」くらいの
自信と余裕がある人がリスクを取り、
思い切ってやった仕事の方が面白いものになりますし、
突き抜けた結果を残す事ができます。


ポジティブな「職権乱用」「公私混同」もすべき


与えられたルールと常識はもちろん一旦は守るものの、
本質とルールが反すると思えば新しい解釈すら持ってきて、
時に相手が上司であれ顧客であれ市場であれ政府であれ、
説得する覚悟です。


一発逆転はごく一時的なものでしかなく、
長期的に見ると失敗するケースも多いものです。
時と場合によっては、「一発逆転」は
害悪にすらなり得ます。


「投資したものがない」と不平不満を口にするのではなく、
自分の心がワクワクドキドキするようなものを
探す事が大切です。


群衆は常に追随しているし、
群衆は常に行き過ぎるという事を覚えておいて下さい。


五輪が終わった後、大勢の見方は日本不安視ですが、
私としては逆で、おそらく訪日観光客はさらに増えるだろうし、
日本経済はさらに良くなるのではと思っています。


ダイエットや減量、ボディメイクよりも、今、
目の前にやらなければならない事があり、
そちらを優先しているのであれば、
デブの状態でいるのは全く問題ありません。


頭の良い人ほどセンターピン「らしきもの」を
簡単に見つけてしまいます。
しかしそれが正解となる「本質」とは限りません。


私を見て下さい。
どれだけ人に嫌われようと、どれだけ批判を受けようとも、
全く躊躇せず思った通りに発言し、
好き勝手にやってきています。





engineer_takafumi at 23:12│Comments(0) ★一般書の書評 

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