2019年10月19日

ザ・クイック二ング~人生をコントロールする見えない力

本日はスチュワート・ワイルド 氏の
ザ・クイック二ング~人生をコントロールする見えない力
です。


本書は自己啓発や人間の潜在能力開発の
ビッグネームである著者の本です。

一方、著者は日本においては
その知名度や人気がいまひとつです。

訳者である石井裕之氏は、その理由は
内容がマニアックになりすぎて、
特に日本人には理解しにくい内容に
なってしまっている、と言います。

そこで、直訳でなく抄訳という形で、
理解しやすく訳した本を出版されたそうです。


私はあまりスピリチュアルの本は読みません。
というのも、理論が飛躍したり、
前提条件が不明瞭な議論が多いからです。

この本もその傾向はありますが、
結論には納得できることが驚きです。

恐らくは、文面にない論理のようなものがあって、
私とは異なる思想回路で繋がっているのでしょう。

そんな世界があるということが
知れたことが、本書からの一番の収穫でした。


個人的には、
犯罪者の価値観は、
「捕まりたくない」という後ろ向きなもの、
「戦う賢者」の価値観は、
「かかわりたくない」という前向きなもの、
という部分が特に印象的でした。

「かかわりたくない」という感情を
マイナスに捉えていたのですが、
前向きに考えられるようになりそうです。


自己啓発本をよく読む方であれば、
一度は読んでみると良いと思います。
スピリチュアルのアプローチで
問題をどのように捉えるかを
学ぶことができるでしょう。




ほんとうに自信がある人は、
むしろまったく逆ではないでしょうか。
謙虚で、穏やかで、包みこむような温かさがある。
それでいて、カリスマ性やオーラがある。


大多数の人たちは、知らず知らずのうちに、
「集合的運命」に流されてしまっています。


スピリチュアル的な成長というのは、
何かを得ることではない。
むしろ、何かを捨てることなのです。


「神」というのは、
「自分よりもさらに大きな存在がある」
ということを表現する言葉にすぎないのかもしれません。


ものごとを変えようとしない。
そう決心すると、自由になれます。
(中略)
それによって、あなたはいわば透明人間になれます。


物理的な目は、たしかにあなたのほうを
向いているかもしれません。
ですが、エネルギーを内面に集中させ、
思考や感情をしっかりと心の中でまとめていれば、
肉体・思考・感情からなる複合体としてのあなたは、
通行人たちの意識には認識されないのです。


密輸品を運ぶのは難しいのは、
感情がつい表に出てしまうからです。
感情が出てしまうというのは、
密輸ということに対してあなたが何らかの「意見」を
もっているからに他なりません。
それを、税関検査官は察知するのです。


一方的に庶民に押しつけられる法律にも、
ひとつだけいい面があります。
それは、法律の目をかいくぐる方法を模索することで、
「創造力」を鍛えることができる、という面です。


あれこれ他人を裁かず、
自分のモラルを他人に押しつけたりしない。
それによって、感情を解き放つことが
できるのだということ。


犯罪者の価値観が、「捕まりたくない」
という後ろ向きなものであるのに対し、
「戦う賢者」の価値観は、
「かかわりたくない」という前向きなもの
だという点だけです。


「戦う賢者」が沈黙を守るのは、
自分のパワーを隠すためです。


クイックニングをマスターしたあなたのパワーは、
人々を怖がらせてしまうことがあるのです。
みんな、あなたにどれほど心を
見透かされているのだろうかと、
怖がってしまうのです。
だからこそ、相手の心が見えれば見えるほど、
あなたは沈黙を守らなくてはならないのです。


しゃべってしまうと、
パワーを曝してしまうことになります。
パワーを浪費してしまうことにもなります
また、他人からあれこれ言われることによって、
自分のパワーがほんものかどうかについても
自信がもてなくなってしまうこともあります。


沈黙と言っても、隠しごとをする
という意味ではありません。
ただ黙っているというだけのことです。
嘘をつくことと、質問や問いかけに対して
具体的に答えないということは、
まったく別のことです。


考えていることを内に秘めて、
表に出さないでいると、
目標を実現するのが容易になります。
なぜなら、あなたが謎めいた存在である限り、
周囲の人はあなたの邪魔をすることができないのです。
干渉したくとも、あなたという存在が
ミステリアスなので、彼らには理解できないのです。


眠りに落ちずに、どの程度までのトランス状態に
入れるか、やってみるのです。
瞑想によって、波を4ヘルツないし5ヘルツまで落とし、
脳波が作り出す電磁波を小さくしていくのです。


愚者は、どうしても知りたがります。
その「どうしても」という姿勢自体が、
自分の弱さのアファメーションになってしまいます。


「先のことなど知る必要がない」
という信念をもつことによって、
エネルギーは活性化し、強化されます。


目標を設定したり、アクションプランを考えること
自体には、何の問題もありません。
しかし、感情的になるのがよくないのだと、
私は言っているのです。


自分はスピリチュアルな人間だと
ひけらかすような人は、
神のエネルギーとは程遠いを言わざるを得ません。


金持ちになるには、
「いまこの瞬間に、自分はすでに金持ちなのだ」
と感じられなくてはなりません。


問題は、負債そのものではないのです。
自分のもので「ない」ものを
使おうとするメンタリティが問題なのであって、
そのメンタリティは、彼の人生のあらゆる側面にまで
浸透してしまっているのです。


ローンを組むということは、
「宇宙法則は、必要なものを、必要なときに、必要なだけ私に与えてくれる」
ということを信じていないことになるからです。
信じられていないから、明日手に入るものを
今日借りようとするのです。


スピリチュアルな力が育ってくると、
善を創造する能力も向上します。
しかし、同時に、自己破壊的な
衝動の種をも担うことになるのです。


ひとつの方向にだけ成長することはできません。
ある面を伸ばせば、バランスとして、
その反対の面も必然的に強くなります。
高く昇れば、墜落する危険性も大きくなるのです。






engineer_takafumi at 15:47│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ その他の本

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